ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

子カモシカに遭遇!…百々沢砂防ダム(堰堤)

2023-10-31 06:58:21 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県茅野市(ちのし)を流れる天竜川水系百々沢川(どうどうさわがわ)に堰堤があるようなので行ってみることにします。アクセスは岡谷茅野線の「安国寺西」信号から国道152号に入りトンネルを抜けた最初のカーブ付近。実はこのカーブのところにこんな案内板があるんです。

「百々沢砂防ダム」。百々沢川上流部は地滑り地帯なので1988年に国庫補助事業として大型砂防ダム建設に着手。そして平成6年8月に完成したとあります。ほうほう。

でも、見回したところそれらしきダムは見当たりません。地図で確認すると、どうやらこの道を登って行くとあるようです。というわけで歩いて目的地へ向かいます。


少し登って行くと…おおっ、ありました。これのようです。

左岸のダム横へ来ました。しかしご覧の通り、ダム上には行けません。

左岸の上流側からダムを眺めます。

これで終わるのも何なので、ダム下へ行ってみることに。うーん、ダムにしては低い気が…。

真下から落水部を見上げます。

そして、ダムの真下の様子。

そこから下流側を見ると、こんな感じ。

本体に嵌め込まれたプレート。高さ14.5mかぁ。やっぱりね。表記は砂防ダムとなっていますが、河川法の定義からすると15.0m未満なのでこれは砂防堰堤となります。


余談ですが、このプレートを見つけた時、突然「キューッ、キューッ!」という鳴き声が背後から聞こえました。振り返ってみると、なんと、カモシカの子供が5メートルほどの距離にいたんです。子供なので小さいんですが、姿は立派なカモシカ。おそらく迷子になったので鳴いていたのでしょう。…ということは、きっと近くに親のカモシカがいるに違いありません。可愛いのでその姿を写真に収めようと思いましたが、親カモシカが現われたら面倒なことになるのですぐに退散しました。なので写真はありません。

もうひとつ余談ですが、この記事を書いているパソコンのバッテリーが限界を迎えたようで、どうにも動きが遅くなっています。もしかするとしばらくブログをお休みするかもしれません。でも死んではいないのでご安心を!そのうち復活しますからね。
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たぶん横河本砂防堰堤?(ダム)

2023-10-30 06:58:47 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、国土地理院の地図を見ていたら長野県岡谷市を流れる天竜川水系横河川にそこそこの規模の堰堤があるのがわかりました。というわけで向かってみることに。アクセスは国道20号バイパスの「出早(いづはや)」信号を北方向へ入り、最初の交差点を左に曲がっていきます。

しばらく行くと「横川山 水源之森」と刻まれた石碑が見えてきます。

碑の裏側には「林野庁 全国水源之森百選 平成七年八月四日認定」とあります。調べてみると、これは林野庁が深林の役割を紹介し理解を深めてもらう目的で森林と人との理想的な関係が築かれていると認められた全国の代表的な森から百箇所選び1995年7月に制定したもの。横川山はNo.46として記載されています。

その上流からは水が流れ落ちる音が聞こえてきます。写真ではわかりにくいですが、その中央あたりに今回の目的地があるようです。

では左岸から堰堤に近づいてみましょう。堰堤は木々の間から見えるんですが、クリアーには見えません。

堰堤の横から見た様子。さあ、その上を歩いてみますか。

堰堤中央の落水部に近づきました。

そこから下を覗き込みます。

横河川の上流方向の景色。

一方、下流方向はこんな感じです。

堰堤中央から左岸側を見るとこんな感じ。ガードレールのあるところが細い道です。

左岸、上流側から見た堰堤の様子。


残念ながら周囲に堰堤名を示すものは見つけられませんでした。ただし横河川ではこれが最も大きい堰堤であること、そしてこの資料を見ると横河川には昭和40年(1965年)に竣工した高さ20.0mの「横河本砂防堰堤」なるものがあるのでこの築造物はそれではないかと思われます。ただし、高さが15.0m以上あるので定義上は砂防ダムとなります。
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チョコレート・タルト

2023-10-29 07:00:45 | 脳みその料理
どーも、ワシです。えー、チョコレートが余っていたのでチョコレート・タルトを作りました。今年は本当にタルトにハマったなあとつくづく思います。だってタルトのサクサク感がたまらんのだもん。チョコレートクリームは鍋に生クリームを入れて温めたところにチョコレートを入れて溶かし、あとは艶が出るまでかき混ぜて完成。それをタルト台に流し込み、冷やしてからタルトの縁にコーヒークリームをデコレートして終了。その完成品がこちら。

チョコレートクリームの表面がところどころ白くなっているのはかき混ぜが足りず、チョコレートの油分が分離したためと思われます。まあ、自分で食べるんだから見た目は気にしませんけどね。

で、切り分けたものがこちら。いや〜、接写すると分離した油が霜降り肉みたいになってます。


タルトはホント美味しいわぁ。
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この先に…南沢砂防ダム

2023-10-28 10:40:56 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県伊那市を走る国道361号と並行して流れる小沢川を遡って行きます。小沢川は与地という場所で北沢と南沢に枝分かれします。どちらへ向かおうかと悩みましたが、北沢へ向かう道が通行止だったため、今回は南沢方面へ。

国土地理院の地図を見ると、南沢にはいくつか堰堤があり、その上流に大きな堰堤らしきものがあることがわかりました。そこで南沢鉱泉方面へ向かい、途中から南沢に沿った道へ行こうと決意。

ところが、その道というのがこんな感じでクルマで行くことはできません。仕方なくここからは徒歩で向かいます。ちなみにここから先は11月からは冬季通行止になって行けないようです。


しばらく歩くと堰堤らしきものが見えてきました。その本体には「伊那市平沢3号床固工」の銘板が嵌め込まれています。平成26年(2014年)9月竣工。


近くには道を塞ぐように木がはみ出しています。いや〜、荒廃しているねえ。


さらに奥へ進みます。すると、今度は「伊那市平沢4号床固工」の銘板が嵌め込まれているものを発見。竣工年月はピンボケのため不明。



さらに奥へ。歩くのさえツラくなるほどです。でも、耳をすますとその先に水の落ちる音が!


どうやらこれのようです。でも、写真ではなんだかわかりませんね。

でも、その近くに「南沢砂防ダム」と刻まれた石碑が。

裏側に回ってみると、当該ダムは高さ24.0mで、昭和62年(1987年)11月に竣工したことが記されていました。


こうなると、もうダム横へ行きたくなります。見れば、この道を登って行くと到着しそう。自らを奮い立たせ進みます。


おー、ようやく見えてきました。

本体の右岸側に「南沢砂防ダム」の銘板を確認。その記述内容は下の石碑と同じです。

ところが、ダム上に行くことはできません。むむむむ。

仕方がないので、右岸の上流側から眺めます。


いや〜、ここへ来るまでなかなかの苦戦を強いられました。ちなみに下流で見た床固工の「1号」と「2号」は直接見ることができませんでしたが、地図で確認すると「3号」の下流にあるようです。ただ分かるのはこれら4つの床固工は南沢砂防ダムが完成した後に手掛けられたもののようです。

それにしても、この悪路。もうヘトヘト。ワシは一体何をしてるんだか…。
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小黒川の堰堤(4/4)…桂小場砂防堰堤(ダム)

2023-10-27 07:01:22 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、前回の続きになります。小黒上砂防堰堤(ダム)と思しき築造物からさらに上流へ向かいます。もちろん小黒川に沿った細道をクルマで進んで行くわけですが、およそ300mほど進んだところに小黒川で最大規模のダムがあります。これはグーグルマップの航空写真で見れば一目瞭然。

で、ダム横に来ました。そこから見た様子がこんな感じ。

早速ダム上を中央へ進みます。そして落水部を見下ろすと…。

そこから上流方向を眺めます。礫というか岩の川ですね。

一方、下流方向の景色。木ばかりで何も見えません。


肝心のダム名ですが、現場ではそれを示すものを見つけることはできませんでした。そこで帰宅してから調べてみると、どうやらこれは「桂小場(かつらこば)砂防堰堤」というらしい。平成12年(2000年)に竣工し、高さ25.0m、長さ104.0mの築造物です(参考)。別の資料では2001年12月竣工と記載されています。桂小場砂防堰堤の地点番号は53(参考)。

どちらの資料も砂防堰堤と記されていますが、高さが15m以上なので河川法のダムの定義からすると堰堤ではなくダムと呼んで良いと思います。

これで天竜川水系の小黒川の堰堤巡りは終わり。さて、次はどこへ行こうかな。
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小黒川の堰堤(3/4)…小黒上砂防堰堤?(ダム) 

2023-10-26 06:56:58 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、前回の記事の上農寮前砂防堰堤を見学している時、上流方向からザーッという水の音が聞こえてきました。ん?これはきっと近くに堰堤があるに違いないと確信。そのまま川沿いの薮を上流方向へ進んで行くと…。

どーん、目の前に現われたのはこんな二段砂防堰堤!

そこから下流方向を眺めるとこんな感じ。


さて、堰堤名はなんだろう。これ以上近づけないし、堰堤の横へ行く道もないようです。堰堤名の表示もないので帰宅してから調べてみました。すると、この小黒川の上農寮前砂防堰堤のすぐ上流にある二段砂防堰堤で該当するのは「小黒上砂防堰堤」のみ。それはこの資料の二段砂防堰堤の記述と地図(地点番号46)から明らかであり、また、別の資料によると、小黒上砂防堰堤は昭和41年(1966年)に竣工した高さ19mの築造物とあるので恐らくこれに間違いないものと思われます。

小黒川に築造された堰堤、まだまだ続きます。
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小黒川の堰堤(2/4)…上農寮前砂防堰堤

2023-10-25 06:56:27 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。前回の続きになります。えー、天竜川水系の小黒川をさらに道沿いに遡って行くと次の堰堤が現われます。現われるといってもこの堰堤は道から少し離れた下にあるので注意していないと通り過ぎてしまいます。

道を下りて藪の中から撮った「ご尊顔」。

もちろん道路沿いに堰堤名を記した表示板はありません。そこで藪をかき分けて堰堤に近づき、堰堤名が記された銘板を探すと…ありました。「上農寮前砂防堰堤」。竣工は昭和43年(1968年)12月。しかしその他の諸元はありません。

せっかく堰堤の下に辿り着いたので落水部に近づいてみます。澄んだ水が流れ落ちていて気分はサイコー。


堰堤下から下流側を眺めると、こんな感じ。

次に堰堤の横によじ登ります。右岸から見た堰堤の上です。木が立ちはだかっていますが、堰堤の上を中央へ進みます。

堰堤中央から落水部を覗き込みます。

そこから上流方向を眺めるとこんな感じ。礫だらけ…。


それにしても、なぜこんな堰堤名が付いたのでしょうね。唐突過ぎて軽いめまいを覚えてしまいます。だって周囲には寮のような建物はないんですからね。

そこで試しに「上農寮前」で検索してみることに。すると長野県上伊那郡南箕輪村(かみいなぐん みなみみのわむら)にある上伊那農業高校近くのバス停がヒットしました。でもそれはここから離れた場所です。うーん、どういうことなんだろうか。

さらにそのサイト内を見ていくと同校には小黒演習林というのがあることが判明。そこから推測されるのは恐らくかつてこの堰堤近くに同校の演習林のための寮があったのではないか。だから堰堤の名称はそれに由来するのではないかという結論に。まあ、本当のところはどうなのか知りませんけどね。
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小黒川の堰堤(1/4)…小黒堰堤(再訪2023)

2023-10-24 07:03:22 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。さて、今回は長野県伊那市を流れる小黒川(おぐろがわ)にある小黒堰堤を再訪します。再訪というのは以前深夜に訪れたのですが、ほとんど見えなかったからです(参考)。初めて訪れたのはもう4年も前のこと。以来訪れる機会がなかったのですが、今回は昼間の訪問なのでその全貌を見ることができるかも…。

そんなことを思いつつ、伊那西部広域農道沿いにある「大坊(だいぼう)」と表示された脇道を降り、突き当たりを右折。県道202号(伊那駒ヶ岳線)を進んでいきます。小黒川渓谷キャンプ場、そして中部電力(株)小黒水力発電所を横目に見つつ、さらに進んで行くと…おー、ありました、ありました。これです、これです。

右岸の堰堤横から見ると、こんな感じ。これはチロル式堰堤で、堰堤のところにバー・スクリーン(櫛の歯のように鉄棒を並べること)を設置し、その隙間から落ちた水を別の水路によって流すというもの。

国土地理院の地図で見ると、ここで取水された水は下流の小黒水力発電所へ送水され発電されるようです。上のリンク先を見ると同発電所の運用開始が1913年1月なので小黒堰堤の築造もその頃と思われます。いや~、110年も前に築造されたとは驚きです。

ちなみに堰堤の左岸下流側には水利使用標識がありました。


これよりも上流にまだ堰堤があるようなので向かってみることにします。次回をお楽しみに!
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憩いの奥に…城見屋下砂防堰堤(ダム)

2023-10-23 06:54:31 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県の伊那市と宮田村の境を流れる天竜川水系の藤沢川を遡って堰堤を探そうと思います。アクセスは国道153号と並行して走る伊那西部広域農道沿いにある伊那市デイサービスセンター 春富ふくじゅ園の北側の道を入っていきます。

中央自動車道の下を潜ってしばらく行くと堰堤らしきものが見えてきました。「西春近 いこいの森」の表示。

近くには「五十周年記念 山紫水明 西春近財産区」と刻まれた石碑が。石碑の裏には平成27年(2015年)2月26日建之と刻まれています。西春近(にちはるちか)はここの地名。



でも、この堰堤は違うな…と思いました。というのも、藤沢川には昭和43年(1968年)に竣工した高さ17mの城見屋下砂防堰堤なるものがあるという情報を予め掴んでいたからです(参考)。上の写真を見ても、高さが17mあるとは思えませんからね。ということは、この上流に目的の堰堤があるに違いない。

そこで、さらに藤沢川沿いの道を遡っていきます。

途中、いくつかの小規模な堰堤があったものの、どうやらお目当ての堰堤に到着した感じです。

本体の左岸側に何やらプレートが嵌め込まれていますが、なんとか「●見屋下砂…」と読めるものの、他の文字は読めず。まあ、これに間違いないと思われます。

これがいわゆるダム上。垂れ下がっている木を潜りつつ、中央へ向かいます。

堰堤中央から下を覗き込みます。

そこから上流側を見ますが、ご覧の通りのありさま。

下流側を眺めようと思っても、こんな感じ。ホント、山の中にあるんです。

で、なんとか正面から見えないものかと奮闘した末、撮影できたのがこれ。これ以上ダムに近づくことはできませんでした。

そこから見た下流側の景色。


名称は砂防堰堤になっていますが、河川法のダムの定義からすると15m以上の高さがあるのでダムと呼ぶことができます。なお、ダム名の「城見屋下」の由来および読み方は不明。

それにしても、なかなかの山奥でした。
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医療従事者を招いての食事会(第5回)

2023-10-22 06:56:47 | 脳みその料理
どーも、ワシです。ほとんど恒例となってきた食事会(飲み会)をしました。開業医のA君のクリニックの評判は日に日に増えていて何より。全く関係のないところからもそのクリニックを評価する声をワシ自身も聞きました。友人としては嬉しい限りです。

さて、今回作ったアテはこちら。

写真上左からハマチのカルパッチョ、キノコと豚ロースのバター炒め。写真下左から出汁巻き、エビフライ、鳥の唐揚げ、もやしとモロッコインゲンのナムル。

昨日の記事で書いた通り、いただいたキノコを使ったメニューを作りました。当初はキノコとレンコンの炒め物にする予定で、豚ロースは別のメニューとして角煮にするつもりでした。ところが、うっかり肉を焦げ付かせてしまい、こりゃ角煮として出すわけにはいかんなと判断。そこで急遽メニューを変更。キノコをバターで炒めてから焦げ肉をほぐして投入したものがこれです。そして飾りとしてレンコンチップを添えて提供しました。レンコンは素揚げしたものに塩コショウをまぶして完成。


いつもより提供したアテの数がひとつふたつ少なかったせいか、メンバーは早々と完食。ワシとしても、もう一品くらい作ればよかったかなと反省。でも、終始笑いの絶えない時間が続き、楽しいひと時を過ごすことができました。

年内にまたこのメンバーで集まりたいと思います。
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秋の味覚…炊き込みご飯

2023-10-21 06:55:22 | 脳みその料理
どーも、ワシです。いや〜、田舎に住んでいると近所の人から色々なものを貰います。今は秋というわけで、看護師のN君の父上からこんなプレゼントが…。



「山で採ってきたで食べてや!」

いや〜、ありがたい、ありがたい。

キノコには全く疎いので、その名前を聞いたけれど忘れました。ただ、写真左側のはシメジみたいなものなので炊き込みご飯にすると美味しいそうな。そこで早速作ってみました。

いや、まあ、ホントに美味い。秋の風味がプンプンします。

ちなみに写真右側のキノコは炒め物や煮物に入れると良いそうなので明日飲み会のアテに使おうと思います。
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流量の割に…東山田砂防ダム

2023-10-20 06:58:03 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県諏訪郡下諏訪町東山田(しもすわまち ひがしやまだ)地先にある東山田砂防ダムを目指します。同ダムは下諏訪町を流れる砥川(とがわ)の支流である福沢川に築造されたもので、アクセスは下諏訪北小学校を目指し、その裏門付近の道から入っていくと到着します。

これが「ご尊顔。なかなかの存在感。左岸側の本体上部にはプレートが嵌め込まれていますが、

かろうじて「東山田砂防ダム」の文字は読み取れるものの、それ以外は判読できず。


別の道から左岸のダム横へ。そこから見た「雄姿」。

ズームしてブレートを撮影。どうやら高さは20.0m、竣工は平成6年(1994年)3月のようです。

左岸の道沿いにある表示板。「福沢川 都市対策砂防ダム」と記されています。あれれ、東山田砂防ダムじゃないの?なぜ名称を変えたんでしょうねえ。意味不明。

左岸、上流側から見たダムの様子。

左岸から見たダム横。では、ダム上に行ってみます。

ダム上、中央から見た落水部の様子。典型的な砂防ダムですね。

そこから上流方向を眺めます。

ダム下を見下ろし、

下流側の遠景を眺めます。遠くに諏訪湖が見えています。


左岸、ダム横の道沿いには「竣工の碑」と題された石碑があります。

転記すると、以下の通り。
「福澤のこの地は往古より先住民の生活の場として木の実草の実を穫り田畑を耕して安住の地であったが暴れ川としても有名で近世に於いても記録に残るだけでも多くの土石流等の土砂災害を被ってきた私達の先人の苦労は大きなものがあった。
 昭和十年の大災害以来砂防工事により多くの堰堤が築かれてきたが、今日ではそのほとんどが堆積されており昭和五十六年佛供田(ぶくでん)尻が福澤川へ崩落したため下流住民から憂慮の声があがり長野県が国の都市対策砂防事業の補助を受け、ここに砂防ダムを建設する運びとなった。七億円余の巨費と六年余の歳月を掛けて完成することが出来たことは関係各位の御尽力によるものと衷心より感謝しこの碑を建立した。
   平成六年三月 下諏訪町 第七区」

なるほど、上の表示板に「都市対策砂防ダム」とあったのは同事業の補助を受けたことに由来するんですね。でも、ダム名がちゃんと「東山田砂防ダム」とあるんだから表記はそれに統一すればいいのに…と思うのはワシだけでしょうか。また、福沢川はさほど流量のある川ではないのに、その割にダムはデカイなあと思ったりします。ま、「大きいことはいいことだ!」とその昔そんなCMがありましたけどね。
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誕生3ヶ月!…竹の沢川砂防堰堤

2023-10-19 06:53:54 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。地図情報は随時更新されているのでしょうが、今年完成した砂防堰堤についてはまだ記載されていません。今回訪れた竹の沢川砂防堰堤もたまたまネットで見つけたものです(参考)。場所は長野県岡谷市長地鎮(おかやし おさちしずめ)2丁目地先にあり、グーグル先生の地図でいうとコウモリ塚古墳のそばになります。

てなわけで、現場に到着しました。おー、床固工(とこがためこう)がたくさんあるねえ。早速下流側から見ていきましょう。

最も下流にあるのが竹の沢川1号床固工。


その上流にあるのが竹の沢川2号床固工。


その上流には竹の沢川3号床固工。


そして、その上流にあるのが竹の沢川4号床固工。


さらに上流には竹の沢川5号床固工。


こうして、ようやく本丸である竹の沢川砂防堰堤のところにきました。おお〜。透過型の砂防堰堤です。


朱塗りの鋼製スリット。もー、目立つ、目立つ。

見上げると迫力があります。

そこから下流側を眺めると、こんな感じ。遠くには岡谷市の街並が見えます。

鋼製スリットの間をすり抜けて反対側に来ました。上流側の正面を見るとこんな感じです。

左岸、上流側から見た様子。

そこから改めて上流側を見ると土砂は右岸側からと左岸側から流れてきた形跡が見てとれます。これは右岸側から流れてきた土砂の道。

こちらは左岸側から流れてきた土砂の道。


これら複数の築造物のデータを列記すると次の通り。(上流から順に)
竹の沢川砂防堰堤 (高さ13.5m 長さ64.0m):令和5年(2023年)07月竣工
竹の沢川5号床固工(高さ 3.0m 長さ16.2m):令和5年(2023年)07月竣工
竹の沢川4号床固工(高さ 2.5m 長さ11.6m):令和5年(2023年)07月竣工
竹の沢川3号床固工(高さ 3.0m 長さ10.4m):令和3年(2021年)12月竣工
竹の沢川2号床固工(高さ 4.0m 長さ12.0m):令和3年(2021年)12月竣工
竹の沢川1号床固工(高さ 4.0m 長さ12.0m):令和3年(2021年)12月竣工

ここからわかるのは一連の工事は二期に分けて行なわれたこと。まず1号から3号までの床固工の築造が行なわれ、次に4号から砂防堰堤が築造されたようです。つまり下流側から工事が進められ、最終的に砂防堰堤の完成に至ったのでしょうね。

竹の沢川砂防堰堤の築造経緯ですが、おそらく2021年8月14日から15日にかけて降った大雨による災害が発端だと思われます(参考)。この15日午前5時頃、同じ岡谷市にある川岸駅の前で土石流が発生し、母子3人が犠牲となったのですが(参考)、実は土石流が発生する1時間ほど前、ワシは駅前を走る県道14号を走行していたのでした。

その時はそりゃあもう凄い雨で、ワイパーを最速にしても前が見えないほど。こりゃあどこかで災害が起きるだろうなと直感的に思いました。身の危険を感じたほどでしたからね。その後帰宅し、ニュースを見たら川岸駅前で土石流発生の一報。えっ、さっき通ったばかりの場所やん。驚きはしましたが、あれだけの雨が降れば災害も発生するだろうなとも思いましたね。ただ、結果的に尊い命が犠牲になったことには胸が痛みましたが…。合掌。

防災の歴史は自然との闘いの歴史なのかもしれません。
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pawpaw on the no-bake cheese tart

2023-10-18 06:57:37 | 脳みその料理
どーも、ワシです。さて、今年も友人のドクターMが畑で採れたポーポー(ポポーともいう)を届けてくれました。その独特な甘い香りはなんとも言えません。昨年はヨーグルトムースケーキと合わせたものを作りましたが(参考)、今年も何か作ってみようと思います。

思案の末、今年はタルトを土台にし、その上にレアチーズケーキの材料を敷き、トップに昨年と同じようにポーポーのピューレをゼラチンで固めたものを乗せることに決定。そうして完成したものがこちら。


ポーポーはピューレにするため少し煮詰めたのですが、口に入れた瞬間、その香りがブワッと広がります。ヨーグルトムースと違い、レアチーズはややくどく胃にもたれるものですが、ポーポーの香りが優っているせいか爽やかさが残ります。タルトは今年のワシのマイブームなので土台に採用しましたが、タルト本体は美味いものの、この組み合わせにはタルトでなくスポンジケーキのほうが個人的には合うような気がします。

なんか、今週はデザート特集みたいになってますなぁ。いえいえ、ヒマなんです。

ちなみに届いたポーポーの御姿。この段階ではまだ熟しておらず、一週間ほど放置してから使いました。
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シュークリーム(改良版)

2023-10-17 07:01:52 | 脳みその料理
どーも、ワシです。ケーキ店のシュークリームを思い出しながら改良してみました。



シューを焼く前に卵黄を表面にぬりつけてから焼くとツヤが出ます。そして完成後に粉糖をまぶすと…あーら、お店のシュークリームみたいになりました。なるほど、昨日の「試作」に欠けていたのはこれだったのか!
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