ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

放置された鳥居…唐沢砂防堰堤

2023-11-30 06:58:31 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県岡谷市川岸の天竜川の西側にある堰堤を目指します。アクセスは県道14号の「川岸駒沢」信号を入り、天竜川を渡り、下流側にある美容室「regolith(レゴリス)」方向へ。そこから山側へ進んで行くとあるようです。国土地理院の地図では堰堤の横へ至る細道がありますが、その入口には「茸山のため入山禁止」とあるので、堰堤の下へ向かいます。

堰堤の下へ通じるところに来ました。そこから堰堤がちょっと顔を出しています。早速行ってみましょう。

落水部に鋼製スリットのある透過型砂防堰堤です。あれ、この形、どこかで見たような…。そういえば以前訪れた岡谷市の小田井沢川1号砂防堰堤とよく似ています。ということは、これはダブルウォール構造の堰堤なのかな?

堰堤の下へ行き、落水部を見上げます。

そこから下流方向を見るとこんな感じ。

堰堤本体に貼られた銘板。どういう角度から撮っても枝が邪魔で全体が見えません。「唐●●●えん堤」は確認できる程度。

銘板の中に「平成18年12月」という文字が見えることからネットで調べてみると、どうやら同年の7月に発生した豪雨災害がきっかけで築造されたもののようです(参考)。つまり平成18年(2006年)12月というのはこの砂防堰堤が着工された時期であり、その下に見える「平成●年9月」というのが竣工年月となります。

では実際にはいつ竣工したのでしょうか。同じ豪雨災害で、しかも同じダブルウォール構造の小田井沢川1号砂防堰堤の竣工が平成20年1月、そして同3号砂防堰堤の竣工が平成19年12月、さらに同4号砂防堰堤の竣工が平成21年11月であることから推測すると、この唐沢砂防堰堤の竣工は平成19年9月か、平成20年9月、もしくは平成21年9月と考えられます。


堰堤を見学後、ふと見れば斜面に鳥居の形を小さなものが無造作に捨てられていました。

そして、近くには「唐沢口山神社」があり、そこにも同じ大きさの鳥居が。


ということは、無造作に捨てられてあった鳥居は年月を経て「お役御免」となったものなのでしょうが、それにしてもこの扱いはどうなんでしょうねえ。ワシは決して信心深くないですが、鳥居をこんな扱いにすると、またここで土砂災害が起きるかも…。そんなことをふと思ったり。
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背後に注意!…深沢砂防ダム

2023-11-29 06:59:00 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県上伊那郡箕輪町(かみいなぐん みのわまち)を流れる天竜川水系の深沢川に築造されているダムを目指します。アクセスは県道203号から箕輪西小学校の南側の道を進み正全寺(しょうぜんじ)の手前を右折していくとあるようです。

到着しました。藪の中を進んで、ようやく撮れた「御尊顔」がこちら。

ダムの下から落水部を見上げます。

ダムの下の副堰堤の様子。

堰堤本体に嵌め込まれた銘板。「深沢砂防ダム」。高さ=15.0m、長さ=91.5mで、昭和52年(1977年)11月竣工。

でも、上に示したアクセスだと右岸のダム横に辿り着きます。その様子がこちら。

特に立入禁止の表示がないのでダム上に行ってみます。ダム上、中央に来ました。落水部はこんな感じ。

そこから下を覗き込みます。

深沢川下流方向の景色。

ダム上、中央から右岸側を見るとこんな感じ。

右岸の上流側から見た様子。

上流方向の景色。


実は、この深沢砂防ダムの下流には「金原砂防堰堤」なるものがあります。詳細は判別できませんでした。ちなみに金原(かねはら)はここの地名で、下流の上古田(かみふるた)地区は赤そばの里として知られます。


さて、ここからは余談。深沢砂防ダムの下の藪を掻き分けていたとき、突然「ウォウォウォ!」と犬の吠える声。振り返るとシェパードがワシの目の前に!さすがに驚いて「うわっ!」と声が出ました。幸いなことに犬の少し後方にいた飼い主が制止したので噛まれずに済みました。おそらくこんな人がいない藪の中なのでリードをはずしていたんだと思います。つまりは放し飼い状態。

ところが、そこに人(=ワシ)がいた。犬からすればクマか何かの「獲物」と思ったんでしょうね。だから音も立てずワシに近づき吠えた。いや〜、シェパードの恐るべき接近力です。まさか背後からシェパードが忍び寄ってきたとは夢にも思いませんでしたしね。だから「うわっ」と声が出たんです。

一方、飼い主の方も恐縮しきり。

「いや〜、まさかそこに人がいるとは思わなかったからね」
「ええ、まあ、そうですよね」
「ところで、こんなところで何をしてるんだい?」
「ああ、ダムを下から見ていたんですよ」
「ほぅ。でも、このあたりはクマが出るから気をつけなよ」
「ひえぇぇぇ。そうなんですか」
「うんうん」

山の中では想定外のことが起こるものです。それにしても驚きました。
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どっこい、おるで!…樽尾砂防ダム

2023-11-28 06:57:39 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県上伊那郡箕輪町を流れる天竜川水系の沢川(さわがわ)の支流である樽尾沢(たるおざわ)にあるダムを目指します。アクセスは県道19号から箕輪ダムを目指します。途中、以前訪れた大堰(おおせぎ)頭首工を横目に見ながらさらに進んでいくと樽尾沢キャンプ場の看板が出てくるのでそちらへ。そしてキャンプ場を通り過ぎて道なりに進んでいくと到着します。

おー、これのようですね。

ダム本体に嵌め込まれたプレート。なんとなく「樽尾砂防ダム」の文字は読めますが、そのほかは判読できず。後日調べてみると当該ダムは昭和50年(1975年)に竣工され、高さ=17.8m、長さ=54.0mらしい(参考)。

右岸のダム横から見た様子。でも、残念ながらダム上には行けません。

右岸、上流側から見るとこんな感じ。

樽尾沢の上流方向の景色。

一方、下流方向の景色。

ここが樽尾沢であることを示す看板。


このあたりはどうしても箕輪ダムが注目されますが、沢川支流にもこんな砂防ダムがあるんですね。
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原沢川の砂防堰堤たち(3/3)…原沢川3号砂防堰堤

2023-11-27 06:50:30 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。前回の続きになります。「原沢川2号砂防堰堤」から上流へ向かってすぐの左カーブのところにまたまた砂防堰堤を発見。それがこちら。鋼製スリットのある透過型砂防堰堤です。

副堰堤の高さのところにある表示板。「原沢川3号砂防堰堤」。高さ7.0m、長さ43.0mで、2010年1月竣工。

ここも藪に覆われていますが、なんとか堰堤の下にきました。そして本体に嵌め込まれたプレートを発見。表示内容は上の表示板と同一。

本体の落水部の様子。控えめな鋼製スリット。

下流側の景色。


地図で見ると、この堰堤も原沢川に築造されたものではなく、いわばその支流に建設されたもののようです。じゃあ、原沢川の源流はというと諏訪レイクヒルカントリークラブ内の池らしく、そこから流れ出た水が原沢川となるようです。

(まとめ)
以上、原沢川周辺の砂防堰堤を整理すると次のようになります。
(↑上流)
原沢川3号砂防堰堤(2010年1月竣工)
原沢川2号砂防堰堤(2007年12月竣工)
原沢川1号砂防堰堤(2007年10月竣工)
(↓下流)
ここからわかるのはこれら砂防堰堤は下流側から順に築造されていったこと。そして2008年から翌年にかけてさらに砂防堰堤を築造する必要に迫られたため最上流の場所に三番目となる砂防堰堤が建設されたということ。おそらくその時期にここで土砂崩れなどが発生したものと思われます。
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原沢川の砂防堰堤たち(2/3)…原沢川2号砂防堰堤

2023-11-26 06:57:24 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。前回の続きで、原沢川に沿って遡っていきます。

しばらく行ったところで右カーブになるんですが、その左にこんな堰堤があります。

この堰堤本体は一般的な砂防堰堤ですが、副堰堤の落水部には鋼製スリットが設置されていますね。本堰堤に開けられている二つの穴と、この鋼製スリットがなんだか顔のように見えてユーモラスに見えます。

堰堤本体は藪に覆われていて近づけず、本体に嵌め込まれているであろうプレートは見つけられませんでした。その代わり、手前には表示板があります。「原沢川2号砂防堰堤」。この表示を信用するなら高さは8.5m、長さは34.0mで、2007年12月に竣工したようです。


地図を見ると、実はこの堰堤も下流の「1号砂防堰堤」と同じく原沢川へ流入する沢に築造されたもののようです。

さらに上流に堰堤がありそうなので行ってみることにします。
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原沢川の砂防堰堤たち(1/3)…原沢川1号砂防堰堤

2023-11-25 06:53:25 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回から長野県岡谷市川岸を流れる天竜川水系の原沢川に築造された堰堤を訪ねていきます。原沢川へのアクセスは県道14号の「川岸東四丁目」信号を東方向へ入り、細い道を進みます。そして中央自動車道を潜った先が原沢川に沿う道。とにかく道幅が細いので要注意です。

さて、坂道の右奥に最初の築造物が見えてきます。それがこちら。落水部に鋼製スリットのある透過型の砂防堰堤です。

近づいてみます。本体にはプレートが嵌め込まれています。「原沢川1号砂防堰堤」と読めます。

表示板。高さ9.5m、長さ57.0mで、2007年10月に竣工。

堰堤から見た下流方向の様子。


表記では原沢川1号砂防堰堤となっていますが、正確にいうとこの堰堤は原沢川に築造されたものではありません。原沢川に流入する最も下流にある沢に築造されたもの。ま、いうなれば原沢川に関係のある砂防堰堤という感じなんでしょうね。

原沢川の上流にはまだ堰堤がありそうなのでさらに進んでいきます。
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ざくろシロップ

2023-11-24 06:55:56 | 脳みその料理
どーも、ワシです。えー、今年も我が家のざくろの木が実をつけました。例年よりは少ないものの、そこそこの収穫。



ただ、ざくろの実ってのはあまり料理には使わないんですね。ちょっとおしゃれな旅館や料亭などで出てくる料理の「飾り」に使われたりはしますけど。とにかく用途があまりありません。

その昔、亡きオフクロがざくろをホワイトリカーに漬け込んで「ざくろ酒」を作っていたことがあったので、それを思い出しながらざくろのシロップを作ることにしました。まずはざくろの実だけを取り出します。実の周囲についている皮は必ず取り除きましょう。なぜならその皮は煮詰めると苦味が出てしまうから。

今回取り出した実の総重量は1.6kg。それを深い鍋に入れ、そこに総重量の三割程度の砂糖を入れて半日放置します。すると浸透圧により実から水分が出てきて水を足さなくてもよい状態になります。


そうしたら鍋にレモン汁を適量入れて30分くらい煮詰めたのち、ザルで濾して完成。今回は900ccくらいできました。

ビンク色なのでアルコールで割るとおしゃれですね。とりあえず、冷蔵庫にあった炭酸水で割ってみました。


うまうま〜。
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医療従事者を招いての食事会(第6回)

2023-11-23 06:59:52 | 脳みその料理
どーも、ワシです。昨晩は半ば恒例となりつつある医療従事者を招いての食事会をしました。ワシが用意したアテは次の通り。
ジンギスカン、牛肉のしぐれ煮、だし巻き、鶏の唐揚げ、聖護院(しょうごいん)かぶの千枚漬け、もやしのナムル、そしておでん。

寒くなってきたので、今回のメインはおでん。四時間も煮込んで、具材に味がしみまくり。

今回初出なのはジンギスカン。初出といってもこれはスーパーで売っているものを焼いただけ。でも信州新町の有名なジンギスカンはホント美味い!

やはり初出なのは聖護院かぶの千枚漬け。これは先日ドクターMの畑で採れたもので作りました。


翌日が休日ということで参加者全員がきわめてリラックス・ムード。笑いの絶えないひとときでした。
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ブルーベリーを練り込んだレアチーズケーキ

2023-11-22 06:57:52 | 脳みその料理
どーも、ワシです。今回はブルーベリーを練り込んだレアチーズケーキを作りました。



直径18cmのホールで作ったケーキですが、使用したブルーベリーはなんと200g。写真はホールを六等分したものなので、単純計算にして1ピースあたり約34gのブルーベリーが入っていることになります。作る前はちょっとブルーベリーが多いかなと思いましたが、これくらい入れないとこの色は出ません。少量だとクリームチーズと生クリームの「白」に負けてしまうからです。

さて、次は何を作ろうか…。
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ヨーグルトとブルーベリーの邂逅(笑)

2023-11-21 06:53:49 | 脳みその料理
どーも、ワシです。今回はヨーグルトムースとブルーベリーソースを層にしたケーキを作ろうと考えました。当初のイメージでは紫と白の層が美しいものを思い描いていたのですが、現実はなかなか厳しい。なんとなく層にはなっていますが、ムースが少し固めだったことからうまく平らにならしきれず、最後は岩状態に。最初のイメージとはだいぶ違うものになってしまいました。



ただ、まあ、味は悪くないし、ある意味、芸術的にも見えるので良しとしましょう。でも、同じものは二度と作れませんけどね(笑)
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Blueberries on the no-bake cheesecake

2023-11-20 06:56:40 | 脳みその料理
どーも、ワシです。今回は久しぶりにレアチーズケーキを作りました。もちろんブルーベリーを使用したものです。



ケーキの上にあるのがブルーベリー層。鍋にブルーベリーと少々の砂糖と牛乳を入れて煮詰めたものを網で濾してゼラチンで固めています。実はわかりにくいですが下層のクリーム層にもブルーベリーを混ぜています。

もうね、ブルーベリー三昧。でも、まだ余っているので何かを作ります。
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Perles noires dans la crème de chaussure

2023-11-19 06:58:16 | 脳みその料理
へへへ、どーも、ワシです。ドクターMからいただいたブルーベリーを今回はシュークリームに。



コンセプトはズバリ真珠貝! ま、よーするにブルーベリーを黒真珠に見立て、貝殻(シュー)の間から顔を出している感じを表現してみました…なーんて、後付け、後付け(笑)

でも、考えてみるとシュークリームの「シュー」ってキャベツの葉のことだし、そこにブルーベリーがあるというのはなんともシュールだね。

ま、いいの。自由な発想こそがクリエイティヴなのだ!

かかか。
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ブルーベリーショート?

2023-11-18 06:58:33 | 脳みその料理
どーも、ワシです。ヒマなのでショートケーキもどきを作りました。ただし、イチゴがないのでブルーベリーで代用。

カットしたもの。アクセントとしてゴールドキウイを添えてみました。


ドクターMからいただいたブルーベリーはまだまだ残っているので他のお菓子にも使おうと思います。
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うわっ!…贄川沢砂防堰堤

2023-11-17 06:52:49 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は長野県塩尻市贄川(にえかわ)を流れる信濃川水系の贄川沢にある堰堤に向かいます。アクセスは国道19号沿いの贄川駅の南にある変則的なT字路を入っていきます。

【贄川の由来】(参考
地名でもある贄川ですが、その由来を調べてみました。昔、この川には温泉が湧いていたため「熱川」と表記されていたそうな。しかしその後、川が枯れてしまったため神事として鮭やマスをいわば生贄(いけにえ)として捧げ再び川が流れるように祈念したことに由来するとのこと。ほほぅ。

さて、T字路を入り、しばらく進んでいくと道は細くなります。そして、その先に…。おー、めちゃくちゃ脚長の鋼製スリットが見えてきました。透過型の砂防堰堤ですね。

近くにある表示版。「贄川沢砂防堰堤」と記されています。高さ13.5mで、平成21年(2009年)6月に竣工とあります。

堰堤に近づいてみます。鋼製スリットのド迫力をご堪能ください!


堰堤本体に嵌め込まれたプレート。その中に見える「災関」は災害関連の略。また「激特」とは激甚対策災害特別の略。

贄川沢の下流方向の様子。

左岸の堰堤横まで登ってみました。そこから堰堤を見るとこんな感じ。残念ながら堰堤の上には行けませんでした。


この鋼製スリット、実際に見ると足長グモみたいで、思わず「うわっ」と声が出るほど驚きますよ。
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おそらく…大沢田砂防堰堤(ダム)

2023-11-16 06:58:05 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は長野県木曽郡南木曽町(なぎそまち)を流れる木曽川水系大沢田川に築造された大沢田砂防堰堤を目指します。アクセスは南木曽小学校の南側の大沢田川に沿った道を進んでいくとあるようです。

大沢田川に沿って進み、緩やかなS字カーブの上り坂になりますが、クルマで行けるのはここまで。普通の舗装路なんですが、その先のゲートは閉まっていて歩いていくしかないんです。せっかくここまで来たので意を決して歩いていきました。

フーフー言いながら登っていくと…ありました。到着です。ところが、残念ながら周囲には木が密生していて「ご尊顔」は仰げず。そこで、右岸の上流側から撮ったものをご覧にいれます。

で、堰堤の横から見るとこんな感じ。行けそうなので堰堤の中央へ行ってみます。

堰堤の中央にきました。落水部の様子。

そこから堰堤の下を覗き込みます。

そして、下流側の遠景。

一方、上流方向の様子。土砂の川という感じですね。

堰堤中央から右岸側を見るとこんな感じ。


しかしながら、ここが大沢田砂防堰堤という表示はどこにも見当たりません。ですが、地図を見る限り大沢田川で最も規模の大きい堰堤はこれなのでおそらく間違いないと思います。このデータによると、大沢田砂防堰堤は昭和42年(1967年)に竣工した高さ25.0m、長さ131.0mの築造物なので、定義上は砂防ダムになります。
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