ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

憩いの奥に…城見屋下砂防堰堤(ダム)

2023-10-23 06:54:31 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県の伊那市と宮田村の境を流れる天竜川水系の藤沢川を遡って堰堤を探そうと思います。アクセスは国道153号と並行して走る伊那西部広域農道沿いにある伊那市デイサービスセンター 春富ふくじゅ園の北側の道を入っていきます。

中央自動車道の下を潜ってしばらく行くと堰堤らしきものが見えてきました。「西春近 いこいの森」の表示。

近くには「五十周年記念 山紫水明 西春近財産区」と刻まれた石碑が。石碑の裏には平成27年(2015年)2月26日建之と刻まれています。西春近(にちはるちか)はここの地名。



でも、この堰堤は違うな…と思いました。というのも、藤沢川には昭和43年(1968年)に竣工した高さ17mの城見屋下砂防堰堤なるものがあるという情報を予め掴んでいたからです(参考)。上の写真を見ても、高さが17mあるとは思えませんからね。ということは、この上流に目的の堰堤があるに違いない。

そこで、さらに藤沢川沿いの道を遡っていきます。

途中、いくつかの小規模な堰堤があったものの、どうやらお目当ての堰堤に到着した感じです。

本体の左岸側に何やらプレートが嵌め込まれていますが、なんとか「●見屋下砂…」と読めるものの、他の文字は読めず。まあ、これに間違いないと思われます。

これがいわゆるダム上。垂れ下がっている木を潜りつつ、中央へ向かいます。

堰堤中央から下を覗き込みます。

そこから上流側を見ますが、ご覧の通りのありさま。

下流側を眺めようと思っても、こんな感じ。ホント、山の中にあるんです。

で、なんとか正面から見えないものかと奮闘した末、撮影できたのがこれ。これ以上ダムに近づくことはできませんでした。

そこから見た下流側の景色。


名称は砂防堰堤になっていますが、河川法のダムの定義からすると15m以上の高さがあるのでダムと呼ぶことができます。なお、ダム名の「城見屋下」の由来および読み方は不明。

それにしても、なかなかの山奥でした。
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