深夜の人間観察

ここ数年、仕事が減少。といって、深夜のドライブはやめられない。そうなると、蓄えもどんどん減ってゆく。そこで趣味と実益を兼ねたアルバイトをしようかなと。

ご存知のように、今はネットでも求人が出ています。やるとなれば、やはり運転関係の仕事が良い。でもここでふと思いました。学生時代には結構ヘヴィな運送の仕事をしましたが、この歳になると、もう体力的にキツイ。というわけで運送関係はアウト・オブ・眼中に。

運転するだけで良い仕事となるとタクシーとか運転代行かなと思いましたが、求人を見ていくうちに興味深いものを発見。「送りドライバー」というやつ。これは風俗関係で働くホステスさんを自宅まで送る仕事です。面白そうなので応募することに。未知の世界に飛び込むのはワクワクするもの。

その仕事は先月から始めたのですが、人間観察するにはもってこい。いろんな人がいます。ただ、基本的にホステスは運転手に対して「うえから目線」であるのがほとんど。たまにカチンと来ることもあります。

ただねえ、なんだろう、このエラソーな態度は。まあ、いいんですよ、そんなのは始める前からわかっていたことだし。

だけど、問題なのは20歳そこそこの小娘どもの口の利き方。まったくもってなってないのです。運転手を見下すのは仕方ないとしても、最低限の口の利き方があるだろうに…。若くしてそれなりの給料をもらうと、人は偉くなった気になるのでしょうか。腹が立つというより、何か哀れに思えてしまいます。

相手によって態度を変えるのは珍しいことではないのかもしれません。おそらく金を払う客に対しては「いい顔」をするのでしょう。でも、たぶん彼女らは教養や社会的な常識なんて持ち合わせていないと思います。もし適度な理性があれば相手のことを気遣う言動や態度を示すはずだからです。まあ、そうは言ってもワシの給料は彼女らが稼ぎ出したものから出ているので文句を言ってはいけないのですが…。

意外なのは、送りドライバーという仕事、結構やってる人が多いことです。面接の際には全日勤務希望と伝えましたが、ほかにも勤務している人がいて週に二日ほどしかできないとのこと。そりゃ、ラクな仕事だもんね。やりたい人も多いわさ。とはいえ、ブラブラしているのもなんなので、別の店にも面接に行き、今は二つの店を「掛け持ち」している状態。

この仕事はクルマ持ち込みだし日当にはガソリン代込みなので、ほんの小遣い程度の稼ぎにしかなりません。ですが、経験することで多くのことを学ぶことができるような気がします。いろんなことを経験すると人は成長できる。器の大きさが広がるともいえます。それは年齢の上下ではないのです。

刺身をチョイと揚げてみる

先々週、実家に友人Ｍが来たので、老父とともに食事をしました。その時に作ったおかずがこちら。一見、高カロリーに見えますが、案外ヘルシー（だと思います）。



これは炒り豆腐。ネットに転がっていた和食のプロのレシピを見つけたので再現してみました。



鳥のもも肉を一口大に切り、人参は千切りにします。干し椎茸はお湯で戻しておきましょう。もも肉と人参をごま油で炒め、火が通ったところで椎茸、木綿豆腐を加えてさらに炒めます。そして、醤油、みりん、砂糖、椎茸のもどし汁を入れ、汁がなくなるまで煮ます。それから溶き卵を回し入れ、全体になじんだところで刻みネギを入れ、完成！椎茸の出汁がきいていて美味いです。



見た目は単なる肉巻きですが、芯は高野豆腐。高野豆腐を水で戻したら、絞らずに（これ、重要！）三分の一の大きさに切ります。それを薄切り肉で巻くのですが、今回は大葉とピザ用チーズを一緒に巻いてみました。巻いたものをフライパンに置きます（油は不要）。そして火をつけると高野豆腐の水分が面白いようにドバドバ出て来ます。そこへ醤油、酒、砂糖を投入。あとは煮詰めて完成。冷めても美味いです。



さて、今回のメインはマグロ。でも、そのまま刺身で出すのは面白くない。で、フライにして軽く揚げてみました。揚げ時間はほんの10秒！こうすれば表面だけ火が通り、中身はナマのまま。これにアサリ・バター・ソースを敷き、マグロの上には素揚げした細切りゴボウを乗せて完成。ちょっと豪華なメインディッシュになりました。