ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

見逃しがちな水内ダム

2019-05-31 03:03:45 | 長野(ダム/堰堤)
犀川の水は平ダムから久米路狭を経て次の水内(みのち)ダムへ向かいます。このダムも平ダムと同様、付近を深夜に通ると見過ごしてしまいがち。やや遠くからハイビームで照らしてもこの程度しか見えません。



困ったな…どうしよう。すると、ダム上のところにちょっとしたスペースがあるのを発見。そこにクルマを駐車して灯りを確保しました。



お約束の水利使用標識。



ダム本体が完成したのは1943年と古く、その後1998年にはPCアンカーなる工事が行われたようです。下の写真はその工事の際に切断されたコンクリートの塊で、説明書きのプレートを付けて置いてあります。ちなみにプレートの最上部の文字は草で一部隠れていますが、実際には「水内ダム ピアコンクリート 塊」と記されています。



国道19号沿いにあるとはいえ、十分な駐車スペースがあればなあと思います。
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余計なものはいらない

2019-05-30 03:47:32 | 脳みその日常
一昨日は打ち合わせなどの用事で上京。打ち合わせはランチをしながらの接待を受けました。なかなか上品なお味で。



都内に到着したのは昼過ぎだったので、すでに「トランプ渋滞」は解消していました。通常の景色に戻っています。



夜は演奏会。平和を願うといったテーマだったようですが、ステージのド真ん中に磔刑のキリスト像を置く趣向はどうにも感心できませんでした。西洋の作曲家の作品で、その作曲家には深い信仰心があったからという理由なのでしょう。でも平和を願っているのは何も西洋人だけではないはず。平和という意味を心の平安まで含めるなら仏像であってもいいはずです。

気に入らないのは「像」を置いたこと。これはまさに偶像崇拝じゃないですか。音楽という抽象芸術を楽しむのに特定の宗教的要素を加味するのは何にせよ気持ちが悪い。聴衆全てがクリスチャンならともかく、おそらく様々な信仰を持った人々が集まっていたでしょうし。

こういう企画は一歩間違うと怪しい宗教の勧誘や洗脳にも繋がりかねません。もっとも、企画した当事者はそこまでの深く考えてはいないと思いますが…。
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なんも見えねぇ…

2019-05-29 02:02:01 | 長野(ダム/堰堤)
安曇野市に来ました。「国営アルプスあずみの公園」を流れる烏川(からすがわ)を遡ったところにあるのが須佐渡ダムです。



これはもともと砂防ダムとして作られ、今では発電用にも使われているようですが、往々にして砂防ダムは来訪者のことを考慮していないケースがほとんど。昼間はどうか知りませんが、深夜に行ってもダムの様態は全くわからず。照明すらないんですから。水が流れる音だけはよく聞こえますけどね。かなりガッカリ。

余談ですが、看板、傾いてまっせ!

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久米路峡にまつわる話

2019-05-28 03:34:37 | ドライブ関連
前回の平ダムから国道19号を長野市方面へ向かうと、途中に久米路峡(くめじきょう)が見えてきます。





ここに掛かる橋が久米路橋と呼ばれるもの。



また、久米路峡には悲しい物語(キジも鳴かずば…)があったり、



泉小太郎伝説があります。



上の写真の説明にある通り、小太郎君が龍に跨っています。



さらに、近くには江戸時代の松代藩士である佐久間象山(さくましょうざん:1811-1864)が植えたカエデの木々があり、秋には見頃を迎えるということです。



このちょい下流に水内ダムがありますが、またの機会に。
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魅せる工夫が欲しい平ダム

2019-05-27 03:32:42 | 長野(ダム/堰堤)
犀川(さいがわ)を最初に堰き止めるダムが前にご紹介した「生坂ダム」ですが、その下流にあるのが今回の平(たいら)ダム。隣接する国道19号は何度も通っていますが、深夜だと暗いので、このダムはつい見過ごしてしまいます。クルマのハイビームを照らしてもこの程度しか見えません。



もう少し近づいてみましょう。



やっぱりこの程度。

対岸に渡れば何かあるんじゃないかと行ってみました。



かろうじて「東京電力株式会社 平発電所」のプレートが…。1957年竣工の古いダムであるのはわかりますが、もうちょっと魅せることを考えんと。朽ちそうやん。
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高瀬川上流のダム2つ

2019-05-26 09:53:06 | 長野(ダム/堰堤)
以前訪れた「大町ダム」は高瀬川の水を貯水したダムでしたが、その上流には2つのダムがあります。今回はそれらを訪ねようとチャレンジ。

まず最も上流にある高瀬ダムに行こうとしたら…



あれれ、何でしょうね。



ほぅ、そういうことですか。残念です。ちなみにその横には



こうした説明書きがあればその先に行けなくても「まぁ、いいか」となります。

では、下流の七倉(ななくら)ダムへ。



ここは直接ダム上にアクセスできません。入口はダム下になります。なので、どうしてもダム上へ行きたければご覧の階段を徒歩で上がらなければなりません。ただ、相当の段数で、かつ真っ暗だったので登りませんでしたが。



ダム下にはこんなものが。



いえいえ、がっちり施錠されてて入れませんてば。

また、



以前キャンプした人がいたんでしょうか…。いたんでしょうね。
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表記を統一して欲しいダム

2019-05-25 10:30:24 | 長野(ダム/堰堤)
おっと、すっかり忘れていました。木曽から高山へ向かう国道361号沿いにはもうひとつダムがありました。これは国道19号から国道361号に分岐する場所(木曽福島町)にあり、アクセスは容易です。

下の写真だと、この橋の左側にダムがあります。



でも、この鉄骨、何だか貧相じゃないですか?アナの大きいレンコンみたいだし。実は橋のたもとにある説明書きを読んで納得。この黒川渡橋が作られたのは1953年で、当時鋼材は大変貴重なものだったそうです。そのため少ない鋼材を用い、かつ頑丈な構造を考えて設計された結果、このような形になったとか。すみません、レンコンとか言って…。



橋のすぐ横にダムがあります。



おなじみの水利使用標識



ダムの管理所は30mほど離れたところにあります。



ここで疑問なのはこのダムの名称。管理所のプレートにもダム自体にも「黒川ダム」と書かれていますね。





ところが、兵庫県にも「黒川ダム」があるんですよ。兵庫県のほうは関西電力が管理し、こちらは中部電力が管理しています。企業の名称のように管轄が違えば同じ名称でも何ら問題はないのかもしれません。だけど紛らわしいよね。

ちなみにグーグル先生の地図だと「黒川渡ダム」と表記されています。たぶん先ほどの黒川渡橋のところにあるダムだからそう表記しているのでしょう。でも管理者側が「黒川ダム」と表記している以上、勝手に「黒川渡ダム」と変更するのもどうかと思います。早急に表記を統一してもらいたいものですね。
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おおっ野麦峠

2019-05-24 08:27:47 | ドライブ関連
高山市から長野県へ戻るのに国道361号を引き返していると、前方にトレーラー。深夜なので早く帰りたい。しかしトレーラーの速度が微妙に中途半端。奴が思いっきり低速ならばサクッと追い越すのですが、そこそこスピードは出ている。こちらが我慢すればいいのですが、どうしても追い越したい衝動に駆られる。そんな時、無理は禁物。我慢するか、あるいは別の道を行くか。

で、ワシが選択したのは別の道を行くほう。方角的に行けそうな道を見つけたので即断。

ところが、これが大変な峠道でした。もともと峠道を走るのは嫌いじゃないのですが、この時ばかりは「このワインディング、いつ終わるんだ?」と思うほど。

そして、やっと頂上かなと思った瞬間、気づいたのがこの場所こそあの有名な野麦峠だったのです。真っ暗なので全く気づきませんでした。





「工女泣きし 野麦峠や いま若葉」

小説『あゝ野麦峠』(1968)を読んだことがあればこの碑の意味はわかると思います。若き女性たちが生活のためとはいえ、この峠を越えて働きに出かけるのですが、過酷な道ゆえに命を落とす者もいたそうです。詳しくは「コチラ」とか「アチラ」のサイトをお読みください。

クルマに乗り始めてから何十万キロ走ったか知りません。でも、いつも思うのは「その道を作った人たちがいたということ」です。道路を走るのは一瞬ですが、その道を作るには大変な時間と労力がかかっています。平地の道路ですらそうなんですから、ましてや山の中の道路を整備するなんてのは気が遠くなる話ですよね。過酷な道を通るたび、先人たちは凄いなと心底思います。さらにクルマのない昔の人々はこうした山道を徒歩で乗り越えていたんですから、もう想像を絶する、いや気絶しちゃいますよ。

つくづくクルマのある時代に生まれて良かったと思いますね。
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久々野ダム(2020増補)

2019-05-23 05:19:53 | 岐阜(ダム/堰堤)
朝日ダムあたりから、飛騨川は「中山七里」とも呼ばれ、文字通り28km下流まで続きます(1里=4km)。さて、川沿いを下って行くと久々野(くぐの)ダムが見えてきます。



ダム上の入口。ご覧のようにダム上に行くことはできません。



苔生してます。1962年11月竣工というだけあって何かベテランの貫禄。





お約束の水利使用標識



ヘッドライトを用いて下流側から撮影したもの。




(2020年9月10日:追記)

昼間に訪れた久々野ダムは夜見るのとは大違い。

見よ、この「ご尊顔」を!



「横顔」も格好よろしい。



ダム横の様子。夜ヴァージョンと比べると対岸に管理所らしきものがあるのがわかります。



貯水側から見たダム。



飛騨川上流も昼間ならこんなに綺麗に見えます。



久々野ダムの下流側の景色です。



深夜には見えなかった久々野ダムの魅力を堪能しました!
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感謝感謝の朝日ダム

2019-05-22 08:54:10 | 岐阜(ダム/堰堤)
高根第二ダムから流れ出た水は、やがて朝日貯水池へと向かいます。そこにあるのが朝日ダムです。1953年竣工のようですが、管理所のプレートはまるで新品。近年作り直したんでしょうかね。



ダム上に行くことができないので、手前から頑張って撮影。まあこれを見ても何のこっちゃわからでしょう。でも、そこにダムはあるんです。



すぐ近くに建てられている慰霊碑もしくは記念碑です。これを読むとダムを建設するにあたり27名の方が犠牲になられたとあります。



自然の険しい中にダムは作られるのですから、たくさんの尊い命が犠牲になったのも想像がつきます。近隣の人々は彼らのおかげで水害を被らずにいられるわけです。また間接的ではありますが、ワシのような深夜の訪問者も安心してダムを訪れることができるのです。こうした碑を見るにつけ、つくづく「ありがたいなぁ」と思うのですよ。
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秋神ダム(2020増補)

2019-05-21 10:27:59 | 岐阜(ダム/堰堤)
前回の「みずぼりはし」のすぐ近くにあるのが秋神(あきがみ)ダム。国道361号沿いにあるので見つけやすいのですが、いかんせん駐車スペースがない。写真はダム上のところにある入り口。



お約束の水利使用標識。許可期限が「平成51年」…て。



竣工は1954年だそうです。



前にご紹介した高根第二ダムと同じく、訪問者のことを考慮してもらいたいなあと思います。


(2020年9月11日:追記)

昼間の秋神ダムの様子です。まずは貯水側(秋神川を堰き止めて作られた秋神貯水池)から見たダム。



秋神貯水池の景色。良いねえ、美しい!



ダム上です。



でも、ご覧の通り実際にそこへ行くことはできません。しゅん。



下流側から「ご尊顔」を見たかったのですが、木々に邪魔をされて拝むことはできず。



まあ、いいや。秋神貯水池の美しさを堪能できたので。
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いい味出してる橋

2019-05-20 09:07:44 | 橋のユニークな親柱
国道361号沿いの秋神(あきがみ)貯水池のところを走っていた時、ふとその橋が気になりました。





何の変哲もない橋です。1995年に完成した「みずぼりはし」なのですが、その親柱に注目。





雪山とスズランでしょうか。何とも味のある絵だと思いませんか?
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ここにも龍が!

2019-05-19 10:01:33 | 橋のユニークな親柱
国道361号沿いの3つ目の秋神ダムへ向かう途中、中洞大橋にさしかかりました。



ふと橋の右側の親柱を見ると、



おおっ、龍が玉を持ってうねってらっしゃる。その下には



左側の親柱にもおる…



その下は



龍の作者を確認するのを忘れましたが、橋と龍の組み合わせはあちこちに見られますね。そういえば橋龍なんていう総理大臣もいたなぁ…。関係ないですが。
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高根第二ダム(2020増補)

2019-05-18 09:40:51 | 岐阜(ダム/堰堤)
高根第一ダムから流れ出た水は次の高根第二ダムに貯水されます。このダムは国道361号沿いにありますが、訪問者向けのスペースがありません。ちょっとがっかりです。なのでフェンス越しに撮影するしかない。ここがダム上にあたります。



この黒っぽい四角のようなところにダム名が書かれているようですが、肉眼では確認できませんでした。



「第一」「第二」ともに着工は1963年ですが、竣工は第二のほうが1968年で、第一はその翌年の1969年のようです。



この第二ダムから出た水が飛騨川となって下流に進んでいきます。


(2020年9月12日:追記)

やはり、ここは昼間行っても全貌がわかりませんね。ダム上の様子も深夜とあまり変わり映えしませんし、「ご尊顔」も見ることはできません。



貯水側からダムがちょいと見えますが、見どころはそれくらい。



結論:見学には適さないダムのようです。
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高根第一ダム(2020増補)

2019-05-17 10:07:11 | 岐阜(ダム/堰堤)
木曽から岐阜県高山市へ行くにはいくつかのルートがありますが、一番わかりやすいのは国道361号をずっと進むルートだと思います。さて、その国道沿い(もしくは周辺)にダムは5つあります。木曽から見て最初に登場するのは高根第一ダム。これは高根乗鞍湖を司るダムですが、注意点があります。国道をただ漫然と進んでしまうとダムを通過してしまいます。県道39号とのT字路を過ぎたら湖側へ向かう側道に入りましょう。しばらく走ると目的のダムへ到着です。



深夜にもかかわらず照明が点いています。



ダムの管理所です。





ダム上は管理所の横から行けるようです。でも上の写真の通り閉門しているので行けませんでした。



仕方ないので遠巻きにダムを撮影。



敷地内が明るいのはいいよね〜


(2020年9月14日:追記)

前回、深夜に訪れた時には「ご尊顔」を拝めるスポットを探したのですが見つからず。今回は執念で見つけました。わはは。デカイです。



調子に乗ってズームもしちゃいました。



貯水側へ来ました。深夜と似たような場所からパチリ。





貯水池である高根乗鞍湖も見ることができました。



やはり、ダムは昼間来るに限ります。欲を言えばダム上を歩きたかったなぁ。まあ無理なんでしょうけどね。
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