ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

レ・パラダンの宣伝

2006-10-30 15:03:01 | 音楽あれこれ
今週末から上演されるパリ・シャトレ座によるジャン=フィリップ・ラモーのオペラ《レ・パラダン》。情報によると宣伝の割にチケットの売れ行きはイマイチらしい。そのせいか知らないが、11月5日の上演の前に「鑑賞ガイダンス」が行なわれるとのこと。これを見ればストーリーなどが理解しやすいとチラシにはある。

掲載したチラシではこのガイダンスの入場料は小中高生が1,000円で、大人が2,000円だそうな。まあ、本チャンの入場料が35,000円~9,000円であることを思えばこのガイダンスを見るのは絶対にお得だろう。興味ある方はどうぞ。

ちなみにワシは先約があるので5日は行かないが、7日の本チャンには行く予定。
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正義の味方?

2006-10-27 11:41:55 | ドライブ関連
気晴らしに先週仕入れたネタを。

これは小田急線厚木駅に程近いところで見つけたモノ。ナ、ナント、こんなところに「地球防衛軍」があるではないか!

でも、その名称の割には、よくあるフェンスで囲まれただけの建物。こんなチャチな作りで地球を守れるのだろうか…。

なんていうか、こう、もっと人が近づけない要塞のような、そして入り口には最新鋭のセキュリティが完備してあるみたいなものを想像してしまうのだが。

ネタを明かせば何てことはない。これは自動車の整備工場なのである。それが証拠に右下の写真にはクラッシュしたクルマが「地球防衛軍」の看板の前に無造作に放置されている。

いや、もしかすると、これはクルマの形をしているが実は防衛軍の飛行物体なのかも。クラッシュしているのは他惑星の侵入者との戦闘で名誉の負傷を受けたものなのかもしれない…。

んなアホな!(笑)
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くじら丼

2006-10-25 12:35:05 | ドライブ関連
今週は急に寒くなったりで、みなさん、風邪などをひかぬようご注意下され。

さて、昨日は雨まじりの天気のなか、仕事をする気も起こらず、ふとドライヴしたい気分にかられる。しかも何かウマいものが食いたい衝動が起きた。というわけで、思いついたのが新潟の刺身。そうと決まればすぐ実行。夕方、関越道に飛び乗る。

走るルートは2006年7月13日のブログに書いたのと同じパターン。距離が距離なだけにノンビリと走る。目指すは北陸自動車道の米山サービスエリア。

到着したのは午後7時過ぎ。当初の目的は「北陸荒海丼」だったが、メニューに「くじら丼」があるのを発見。おおっ!これは昔懐かしいカンヅメのやつではなく、刺身ですよ、刺身!これを食わずに帰ることはできない。

早速注文。くじら独特のニオイは多少あるものの、そんなのは問題じゃない。ウマい、ウマい。みそ汁も相変わらずエビのダシがきいていて満足。あっという間に完食。

北陸道から上信越道に入り、前回と同様に横川サービスエリアに立ち寄る。ウマかったとはいえ、くじら丼の量が少なかったので腹が減ってきたのだ。でも時間的にすでに名物「横川の釜めし」の販売は終了していた。仕方なく横川つながりで「横川ラーメン」を食ってみる。

うーん、こちらは特別感動するほどのものではなかった。空腹を満たすだけという感じ。ま、そんなこともあるさ。ははは。

てなわけで、今回の走行距離は730km。呆れてますか、そーですか。
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ふらふらと軽井沢へ

2006-10-22 19:34:11 | 音楽あれこれ
週末、仕事でもないのに軽井沢へ演奏会を聴きに行く。先週はじめからずっと同地で第8回国際オーボエ・コンクールが行なわれており、土曜日は審査員たちによる、いわばデモンストレーション演奏会。主催がソニー音楽芸術振興会だったため、この日の招待状がワシのところに来たという次第。カネにもならん演奏会になぜ行ったのか。まあ、そりゃあ、ストレス解消というか気分転換というべきか。何よりドライヴできるのが楽しいからではあるが…。

演奏会は午後6時からということなので、余裕を持って午後2時半頃に家を出発。大泉から高速に乗るのも癪なので、所沢インターから関越道に乗る。週末なので高速に乗るまで下道はそこそこ混んでいたが乗ってしまえばスイスイ。このぶんだと午後5時には軽井沢に到着しそうな勢い。そのため途中で時間つぶしをする。

寄ったのは碓氷軽井沢インターの手前にある横川サービスエリア。前にも書いたが、横川といえば釜めしが有名だが、この下りのサービスエリアで釜めしは販売されていない。食べたければ上りのほうへ行くしかない。

もちろん今回は釜めしを食うのが目的じゃない。従って他のもので腹を満たそうと考えた。ここはサービスエリアだから当然レストランはある。だが、ゆったり食っている時間はない。そこでファースト・フード・コーナーでめぼしいものを探す。

目に留まったのが「みそカツ丼」(650円)。カツはフツーだったが、この味噌ダレがほんのりと甘く、なかなか美味。クセになりそうなウマさだ。

腹を満たしたところで会場へ向かう。なかなかの人の入りだった。翌日、つまり本日が本選最終日なのでコンクール参加者が大勢聴きに来ていたこともあるだろう。

この場所で管楽器だけの演奏を聴くのは初めて。思ったのはこのホールは管楽器だけならなかなか良い響きがするということ。もっと言うなら、演奏者の立ち位置をあまり考慮しなくてもそこそこ響くということである。

演奏のほうはどうかというと…むむむ。同じ審査員とはいえ世界の一流と国内の著名演奏家ではレヴェルの差は歴然。第一、音の「鳴り」が全く違う。世界の一流どころはみな楽器がちゃんと鳴っているのに対し、もう一方はとにかく「ぬるい」のだ。これは肺活量の違いとかそういう問題ではもちろんない。

それにしてもこれほどまでに違うのかと改めて感じた。通常、両者の演奏を比較して聴く機会なんてあまりないもんね。その意味では良い勉強になった。来てよかった。
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豪華な名前

2006-10-20 06:23:24 | ドライブ関連
一瞬、目を疑ったわけですよ。前を走っているトラックの後部に「長島・王」とあるじゃないですか! 何ですか、これは。日本プロ野球史に名を残す二人がこんなところに…。

いやいや、よく見てみるとこれは運転手さんの名前なんですな。「長島・王」ではなく、「長島一王」となっている。ながしまかずおさんと読むのでしょうかね。それにしてもスゴイ名前じゃないですか。もしかすると、この人の父親は熱狂的なジャイアンツ・ファンだったのかも…。

とにかく証拠写真を撮らねばと、しばらくそのトラックのケツにつく。信号で停止するたびにシャッターを押すも、ストップ・ランプが光っているためうまく撮れない。そんなわけで、何とか判別できそうな写真を撮るまで、まるでキンギョのフンのようにくっついていた。ゴメンね、長島さん、決して煽っていたわけじゃないよ。

結局オリジナルでは「長島・王」がうまく写ってなかったので画像を多少明るめに加工してみたのが、これ(写真をクリックすれば何とか読めます)。

千載一遇とはこのことだなと、つくづく思った次第。
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はい、そうします

2006-10-19 05:33:08 | 脳みその日常
上野へ演奏会を聴きに行ったついでに以前から気になっていた店を探す。浅草にある小さな店だが、名称がふるっている。

「伊太利屋風居酒屋 たべるな」!!!!

もうね、すごいわけですよ。何がすごいって、まず伊太利「屋」ですから…。外国の名前や地名を漢字にする場合、たいていは決まった表記があるわけですよ。たとえばアメリカなら亜米利加、ロンドンなら倫敦ってな具合に。こうした表記を決めたのはおそらく明治時代のエラーイ先生たちだったのでしょう。その例に倣えばイタリアは伊太利亜と書くのがフツーなのだ(漢字表記は「伊太利」とされることもある)。

ところがこの店は「伊太利屋」なわけですよ。なんでだろーなーと少し考える。ほぅ、なるほど、ここのオーナーはイタリアではなくイタリ「ヤ」と思ったんだろうね。だから伊太利亜ではなく伊太利「屋」なんだろうな。あくまで想像だけど…。

それ以上にキョーレツなのは食べ物を扱う店なのに店名が「たべるな」ですよ!飲食をしに来たら、食うな!ってどーゆーことよ。今それなりに知られているギャグを引用すれば、「ちょっと!、ちょっとちょっと!」(ザ・たっち)ってなところか。

実はこの店名には、ちゃんと理由がある。ひらがなで書くと「食べるな!」というイメージであるが、イタリア語表記だと「Taverna」となる。これは俗語で居酒屋とか軽食堂という意味。ま、アルファベットを厳密にカナ表記するなら「タヴェルナ」なのだろうが、そこはまあNHKが相変わらずヴィヴァルディをビバルディと表記するようなもの。許してあげようぢゃないか。

でもさ、考えてみれば店名が居酒屋という意味なのにサブタイトルにも居酒屋とあるのはどうも解せん。まるで「頭痛が痛い」と同じく畳句ではないか!いやいや、待てよ。似たようなパターンがあるぢゃないか。たとえばエーザイの「ザーネクリーム」がそう。何も疑わなければ「へぇ~、そういう名前の商品なのかぁ」と思ってしまう。

しかしですよ、よくよく見てみればザーネ(Sahne)ってのはドイツ語でクリームの意味。つまり意味だけで言えばザーネクリームは「クリーム・クリーム」ということ。なんだかなー、うっかりキャンディ・キャンディなどという昔のアニメを思い出してしまったではないか!(笑)ま、そんなこんなで、大手企業の商品にすら畳句になっているものがあるんだから、これも許してあげよう。

最後に、些細なことだが「たべるな」の「な」の文字の一部が申し訳なさそうにめくれている点に注目。いいねえ、細かいことにこだわらない下町の気質って感じでさ。ちなみに看板では店名がひらがなだが、のれんには「汰鐘奈」とある(鐘…これをベルと読ませるとはまた強者だな)。

で、実際にここで食べたのかって? いえいえ、たべるなと言うんだから、もちろん食べませんでしたよ(笑)でも、ネットで検索してみたらここのご主人はイタリアで修行されたらしく、ピザの生地やパスタは手打ちなんだとか。よしよし、そのうち突撃して「たべるな」と言われようと食べてやる。
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なんというか、まあ…

2006-10-14 04:45:39 | 脳みその日常
世田谷区のとある駅近くにあるスナックの看板。いや、その、こう、なんていうのか、言い訳がましいところが微塵も感じられないところに好感がもてる。とにかく潔いの一言。ちなみに現在アルバイトを募集中とか。別のところに張り紙があった。応募してみますかい?(笑)

念のためネットでそこを調べてみたら、中にいる従業員は見目麗しい方が多いという報告があった。ほらほら、そこのあーた、行きたくなったでしょ?
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根気よくリズムを教えること

2006-10-13 04:30:59 | 音楽あれこれ
一般の人に歌を教えるうえで最も難しいのはリズムではないかと最近思うようになった。一見簡単に見えるシンコペーションや三連符なのに、それがなかなか理解できないのである。特に三連符の場合、強拍上に音がないケース、つまり3つある音の最初が前の音からタイでつながっている、もしくはそこが休符になっていると、もうお手挙げ状態。

ならばそんなリズムの曲を教えなければいいじゃないかと思うだろう。できればワシもそうしたい。しかしこの教室は生徒さんたちが楽しみながら歌を覚えるというのが主旨。取り上げる曲は老齢の生徒さんたちの歌いたい曲が最優先されるのである。

ある意味で知らないことは恐ろしい。いい曲だなと思っても実際歌うのが難しい曲はたくさんある。でも生徒さんはそんなことはおかまいなし。「この曲が歌いたいんですけど…」と容赦ない提案をしてくる。その楽譜を見るとリズムがめちゃくちゃ難しかったりする。本人が歌いたいというのにダメですとはなかなかいえない。そこがツライところだ。

ツライといえばリズム感を養うためのソルフェージュ教材を導入しにくいこと。なぜ導入できないかというと、それらの教材は彼らにとっては自分の歌と無関係のものと思っているから。すなわち興味のないものに楽しみは見いだせない。だからある種無味乾燥な教材は苦痛だという理屈である。ここが受験生などを教えるのとは決定的に違う点だ。

ならば対策はどうするか。結局は根気強く「穴埋め」をしていくしかない。うまく歌えないリズムが出てきたらその都度そこだけを取り出して反復練習させる。それを繰り返していけば最終的にちゃんと歌えるようになるハズ。

注意しなければならないのは、彼らが歌いたい曲だからといってそのリズム練習を厳しくしてはいけないこと。できるだけ早くそれを習得するにはバシバシ教えるのが早道だが、相手はあくまで趣味で楽しく歌いたいと思っている人たち。苦痛だなと思わせてはいけないのである。

じゃあ、どうするかというと、ほれ、そこは、まあ軽妙なジョークを織り交ぜながら進めて行くのですよ。そして少しでも上手くできたら即座に褒める。「よっしゃ、よっしゃ、今のいいですね!」とか「そうです!そうです!そんな感じです!」とか。もちろん、褒めちぎるのはよくない。おだてていると思われたら次第に信用されなくなるからね。

何回繰り返してもできないことはある。そうなると生徒さんは自分の不甲斐なさでヘコんでくる。でも、だからといってこちらの判定基準を甘くしてはいけない。あくまで設定した目標は変えず、励ましながらレッスンを続けていくのがよい。実際にはそのあたりの「さじ加減」が本当に難しいのだが。

でも、ひとつだけ確かなことがある。こちらが一所懸命取り組めば相手にその熱意は通じるということ。苦手なリズムを一緒にマスターしましょうねという気持ちで接することが相手の頑張る心に火をつけるのかもしれない。それでいいんじゃないだろうか。
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オペラは演技力で決まる

2006-10-12 05:22:24 | 音楽あれこれ
ワシの仕事をする時間は基本的に深夜から明け方にかけてである。このパターンは昔から変わらない。なぜこの時間帯なのか。答えは至って簡単。どこからも邪魔されないからである。つまらん営業の電話もかかってこないし、みんな寝ている時間だから。

シーンと静まり返ったなかでの仕事は本当に捗る。音がしないと寂しいという人もいるが、集中して仕事をするにはもってこい。ただし、この時期は季節モノのBGMが否応なしに鳴っている。そう、虫の声だ。

確か去年の秋にも虫の声のことを書いた気がする。その時は複数の虫がミニマル・ミュージックのように鳴いているという内容だった(2005年9月16日のブログ参照)。今年はどうかというと、昨年の「喧噪」はなく、もっぱらツヅレサセコオロギのリサイタル。もう二週間近くは鳴き続けているだろうか。

これがまた美声で、よく通る声。虫にしておくにはもったいないほど。たぶん前世はベルカントで歌いまくったオペラ歌手だったんじゃないか。でも前世が人間で現世が虫となると神秘学的な見地でいえば格下げ。そうか、コイツ、前世で放蕩三昧の人生を送ったんだな…そのツケが現在に。おぉ、おぉ、気の毒に…。ぬぁんて妄想をしとったわけですよ。

前置きはこれぐらいにしよう(笑)実はこのところオペラ関連の仕事をしている。オペラ関連といっても舞台の仕事じゃない。企画内容がオペラなのだ。詳細はまだ発表できないが、運命の悪戯というべきかとにかく好きでもないオペラの仕事に携わっているのである。

何でもそうだが、嫌いなことはヤル気が起きないものだ。でも仕事でも遊びでも楽しんでやるのがワシのポリシー。だから発想の転換をして面白く仕事ができないか考えてみた。

今回のシリーズでワシが頼まれた仕事は演奏が省略されていないかのチェックと字幕の確認。それにアーティスト・プロフィールを書くこと。演奏のチェックはスコアを目で追っていくだけの作業なので簡単だが非常に疲れる。これはまあ、やるしかないので我慢、我慢。プロフィールの執筆も事典類や資料を見ながら書けばいいので機械的にやればよい。

最も面倒くさいのは字幕の確認。歌唱言語の意味と日本語の字幕がかけ離れていないかを考えながら進めていかねばならない。こういうチェックを怠ると、商品として世に出た時にクレームが殺到するのは火を見るよりも明らか。だから神経を使う。あー、まるで苦行そのもの。

そんな苦しいことは何としても避けたい。でも仕事だからテキトーにやるわけにもいかない。で、どうするか。チェック作業はするが、音量を完全にオフにするのである。そうすることでまず音楽をシャットアウトすることができる。これだけでも脳みそに入って来る情報はかなり減少するので疲れも少ない。

それでもチェック作業は続くが、ここで楽しめる要素を発見。すなわち歌手たちの「演技」を観察するのである。ボリュームをオフにしているのでいくらうまく歌っていてもこちらにはわからない。この段階でそんなことはどうでもよい。むしろ彼らの表情の変化を見るのがとても興味深いのだ。ストーリーは頭に入っているので、その場面場面で彼らがどのような表情をし、どのような演技をするか。それ「だけ」を見るのが面白いのである。

すでにいくつかのオペラを「観察」したが、共通しているのは一流の歌手といわれる人々は一流の演技者でもあるということ。オペラ通の人からすればそんなことは当たり前だと笑われるかもしれない。しかし今回の仕事でそれを確信したのは大きな収穫だった。

歌ってのはさ、上手に歌えりゃいいってもんじゃないんだよ。歌うと同時に身体でのエクスプレッションが重要なのだ。そう考えると顔面の凹凸の少ない東洋人はハンディありすぎだね。表情の変化があまりにも乏しいんだもんな。いや、変化をつけようにもつけにくいというほうが正しいわな。そこへいくと西洋人は恵まれている。オーバー・アクションをしても嫌みに見えないし、そういう演技が却って効果的だったりするわけだし。まあ、オペラはそもそも西洋文化なのだから西洋人が上手に演じるのは当然といえば当然なんだけどさ。

うはっ、結論が何だかシロート臭くなってしまったわい(苦笑)
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厚木飛行場へ行ってみた

2006-10-09 04:36:05 | ドライブ関連
ややこしい原稿が終わったので気分転換にドライブ。最初は目的もなく出発したが、足は何となく海老名のほうへ向かう。そういえばこのあたりに飛行場があったよな。ちょいと寄り道してみようか。

飛行場の周囲の道は何度も通ったことがあるので特に珍しくも何ともないが、思い出す限り正門を見た記憶はない。ならば探してみよう。というわけで広い敷地の回りを正門を求めて走る。

あった! これが正門である。しかしここは海上自衛隊の管轄のせいか、入り口付近には四六時中門番が見張っている。本当なら正門全体の写真を撮りたかったが撮影した瞬間に門番がダッシュで突進して来る雰囲気ムンムン。たたでさえ撮影したのが午前3時近くなのだから向こうにしてみればワシはどう考えても不審者。というわけで、やむを得ず正門の左側にある看板を撮った。

ヒヤヒヤしながらの撮影だったためか飛行場を後にしたら急に空腹感が襲ってきた。そうか、原稿で頭が一杯だったから丸一日何も食べてなかったんだよな。そこで帰る途中にある東神トラック・ステーションで腹ごしらえをするかと立ち寄る。ところが営業をしているはずなのに係の者は誰もいない。まあ、どうしてもここで食べなくてもいいんだからと自らに言い聞かせ泣く泣く帰宅。

本日の走行距離は170km。それにしてもウォーター・ポンプを交換したことで何だか加速が良くなった気がするぞ。うひゃひゃ。

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体調不良

2006-10-08 05:40:52 | 脳みその日常
先月車検が終わったばかりだというのに合宿の少し前からエンジンに異音が生じていた。その状況を整備工場の社長に話すと異音の元はウォーター・ポンプではないかという。タイミング・ベルトを交換する時に異音が出ていればウォーター・ポンプも同時に交換するが、その時には音がしていなかったのでベルトだけ交換したのだとか。

ところがタイミング・ベルトの張力は古いものと新しいものとでは違う。この張力の差によってタイミング・ベルトにシンクロしているウォーター・ポンプに異常が出たらしい。ただ、異音が出たからといって即座に交換しなくてもエンジンに支障はないのでそのまま合宿に出かけたのだ。それでもアイドリング時にキュルキュルとうるさい。まあ、近いうちに交換したほうがいいなとは思っていた。

そんななか、別のトラブルが発生する。後部座席右のパワー・ウィンドウの具合もおかしくなった。あひゃー、これはきっとレギュレーターがイカレたに違いない。いずれにしてもこりゃすぐに修理してもらわねばなるまい。というわけで三日前に愛車は「入院」となった。

その翌日社長から電話。異音は確かにウォーター・ポンプからのもので、これは交換しなければならない。一方パワー・ウィンドウのほうはレギュレーターの交換のみというわけにはいかないとのこと。つまりそれを動かしているモーターもアッセンブリーで交換になるらしい。近年この手のトラブルでは部品のアッセンブリーは珍しくない。昔なら単品で部品交換ができたのになあ。このアッセンプリー部品だけでナント18,000円!シャレにならん。他方ウォーター・ポンプのほうは6,900円。「入院費」は高くついた。それでも安全・快適に乗れるなら安い買い物。そう、何事もプラス思考なのである。

ちなみに国産車のレギュレーターはプーリーを経由してワイヤーで動かす仕組みになっているが、実はこのプーリーはどの車種でもプラスチックでできている。今回のトラブルはまさにこのプーリーが割れたところにあった。素人目に見てもプラスチックでなく、もっと丈夫な材料にすればいいのにと思うがそうはいかないらしい。何かここに部品で儲けようというメーカーの思惑が感じられなくもない。まったく…。

愛車が入院している時、気候のせいかこちらまで体調がおかしくなった。さすがの超合金の身体もたまには異常を来すのである。たぶんこれは世の中でいうところの風邪というやつ。風邪の原因は未だに解明されていないが、東洋医学的にみれば風邪とは体内の「気の流れ」がおかしくなると起きるらしい。だとすれば気の流れを正常に戻せばよい。何もクスリを飲まなくても風邪についての対策はいくらでもある。そもそもワシの身体は超合金なのだから気のベクトルを変えるだけで元に戻るというわけだ。

それにしても一体この頑強さは何なんだろう。我ながら驚く。そういえば合宿で筋肉痛になるぐらい歩いたにもかかわらず未だに痛みの症状は出ていない。どうなってるんだ?筋肉がないのか? んなこたーないよな(笑)そんなこんなで愛車の不調とワシの体調不良は見事にシンクロする始末。うーん、まさに相思相愛か。
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バイアスのかかった演奏会

2006-10-05 03:47:43 | 音楽あれこれ
演奏会を企画する際、主催者はそこに何らかの意図を込めるもの。それが時代に即応していたり演奏する意味のあるものならばやる価値はある。ところが先日聴いたある演奏会のように、一見興味深い内容のように思わせて実は思想的にバイアスのかかったものもあるからタチが悪い。

当初ワシは面白そうな内容だなと期待していた。どこに興味があったのかというと、あるジャンルの音楽を歴史的に古いものから順に演奏して紹介するというコンセプトだ。へぇ~、一夜にしてそのジャンルを俯瞰できるのか。ならば聴いてみようということで出かけたわけである。

しかし実際に聴いてみてガッカリ。いや、落胆したというよりその演奏会の企画はどこか不自然なのだ。前述のように確かに古い作品順に演奏されてはいた。だが問題なのは企画する側にとって都合の良いもの「だけ」をチョイスしていたことにある。

彼らにとって都合の良いものとは何か。どうやらそれはナショナリズムを称揚することのようだった。そもそもチョイスされた作品はすべて様々な意味で日本人の琴線に触れそうなものだったのだから。もっと平たく言えば、お涙頂戴的な旋律やテーマを用いた曲ばかりが並べられていたといっても過言ではない。

果たしてこうした選曲が適切と言えるのか。演奏会のコンセプトからすると、あたかもそれらの作品がそのジャンルの主流であるかのような雰囲気を醸し出していた。作曲順に並べたら、そりゃあ音楽史に疎い人なら誰だってそう思うわな。正直、ワシもうっかりワナにハマるところだったし。でも、実際にこれらの作品は決して主流だったわけじゃない。むしろ本流は別のところにある。

ところがそれについて、演奏会のなかでは一切触れられることはなかった。なぜ触れなかったのか。答えは簡単である。本流の説明をすることはこの演奏会にとって都合が悪いからにほかならない。もうその点だけみてもバイアスがかけられていることがわかる。都合の悪いことには触れないなんて、思想統制もいいとこ。

苦笑させられたのは進行役のジャーナリストが某音大卒の別のジャーナリストを紹介する際、「この方はこのジャンルがご専門で、造詣が深いですから」と抜かしていたこと。おいおい、違うだろ。そいつの専門はモーツァルトだったはずだぞ。紹介されたほうも専門のことについては一切否定せず。どうなってるんだ?一事が万事その調子。

恐ろしいのは、この演奏会が見事なまでに評価されていること。少なくともこの演奏会を取り上げたブログをざっと見た感じではどれも「素晴らしかった」と書かれている。無論バイアス云々などと書いたものはひとつもない。もっとも、それらを書いたのは専門家ではないのだから仕方ないではないかと言われるかもしれない。ごもっともである。

しかしワシがここで恐ろしいと思うのは一般の愛好家が何も知らずに「素晴らしい」と評価した点である。実態を知らぬままこの演奏会に感動するのは個人の勝手ではあるが、冷静に考えれば既に企画する側の術中にハマっている何よりの証拠でもある。そのコンセプトがバランスのとれた適切なものであれば何も問題はない。でも、そうでなく、日本的な要素を用いることで聴衆の共感を得て何とかナショナリズムの方向へもっていこうとする主催者側の意図に恐怖を感じたのだった。仮にそこまでではないにせよ、少なくとも主催する側は偏りのない企画を立てるべきではないか。

音楽は抽象的であるがゆえに、いや抽象的であるからこそ政治や思想に利用されやすい。それはナチスがヴァーグナーの音楽を利用したという過去の事実が証明している。能天気に音楽を楽しんでいると、知らぬうちにあらぬ方向へ洗脳されてしまいますぜ。ご注意あれ!
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合宿を振り返る

2006-10-04 14:39:12 | 脳みその日常
今年の合宿は例年よりも約1ヶ月遅い時期に行なわれた。こりゃ、かなり寒いかもしれんなと思ったが、そこそこの天候にも恵まれ心地よい秋空を堪能。

合宿第2日目
前回のブログに書いた通り、初日の飲み会についてはお開きになったのが午前6時半。午前8時半には目が覚める。二時間サイクルで目覚めるのはワシのパターンなので何の苦痛も無い。朝食後みんなで外出。ただしS先生だけは居残り。仕事をするからと言っていたが、実際に仕事をしたのかは誰も知らない。

外出の最初の目的地は西湖の畔にある「こうもり穴」。入り口ではケバいオネーチャンが「ヘルメットを被ってください!」と半ば投げやりな言い方で入場者ひとりひとりにヘルメットを手渡していた。もう少しソフトな言い方があるだろ!と思ったが、まあそんなことに腹を立てても仕方がない。華麗にスルーする。

穴の奥にコウモリがいるというこの場所、もちろんコウモリと触れ合うなんてことはできないし、できたとしてもお断りだ。そんなところだから穴は狭い狭い。なるほどヘルメット着用の意味がようやく理解できた。それにしても日頃の運動不足はこうした中腰になる時に如実に現われる。もうね、太ももがすぐにプルプル状態ですから。

穴から無事生還すると出口のところにある土産物屋の奥にウマそうなソフトクリームを発見。すぐに近くにいた1年生たちを招集。もちろんご馳走してやるためである。例年1年生には何かしらご馳走することにしているので、ちょうど良い機会だと思ったのだ。

彼らと「うまいねえ」と言いながら食べていると、そこへ2年生たちが「においを嗅ぎ付けて」やってきた。「えー、いいなー」とか抜かしやがる。これは1年生だけの特権なのだと説明すると、2年生たちは「えー、去年私たちは先輩からご馳走されてませんよ!」。え? そうだっけ? うーん、確かにそう言われればそうだったかもしれんな。しかし、オマエら、よくもそんな去年のことを覚えてやがるな…。まあ、しゃーない。1年遅れのご馳走をしてやることにする。食い物の恨みは恐ろしい。

予定よりも時間が早かったので、そのあと急遽「鳴沢氷穴」に向かう。ここはヘルメットを着用する必要はないが、穴の中の高低差があるので太ももプルプル状態は変わらず。これだけでもう1年分の筋肉運動をした気分。

氷穴探検で時間をつぶすことにより、ようやく予定の時間に戻る。次の目的地は紅葉台にある展望台だ。実は鳴沢氷穴とこの展望台は6年前の合宿の時にも訪れていた。だからワシにとっては何の新鮮味もない。R139から脇へ入る道は未だに舗装されておらず、おまけに穴ボコだらけ。だからライン取りを誤ると落輪したりクルマの下っ腹を擦ってしまう危険を孕んだとんでもない道。

緊張しながら坂を上ってゆくと、目の前にはうらぶれた展望台が現われる。展望台といっても、そこは単に時代遅れのドライブインの屋上に見晴し台を作っただけのもの。驚くのはこんな場所にも芸能人が来店していたことだ。店の壁にはしっかりその写真が飾ってあったりする。150円を払って屋上に上るが、景色はガスっておりイマイチ。…ったく。

再び緊張しながら坂を下りて下界に戻る。その頃ちょうど昼飯時。河口湖付近のほうとう屋でS先生と到着したばかりのN先生と合流し飯を食う。派手な店だが味は……。そのあと付近にある河口湖UKAIオルゴールの森を訪れ、品のない自動オルガンの演奏を楽しむ(泣)

日が暮れるころOGのIさんが到着。そして夕食はバーベキューで、たらふく呑み食う。さらに食休みもそこそこに湖岸で地味な花火大会をする。もちろん「火付け役」はワシだ。普段喫煙者は親の仇とばかりに嫌われるが、この時ばかりは人気絶頂のアイドルのような扱い。いや、単にワシがライターを持っていただけの話なのだが…。

季節外れの花火を楽しんでから、OGのAさんは翌日仕事のためアディオース。その後、宿から徒歩で15分ほどのところにある野天風呂の天水に行く。時間はもう午後9時近く。営業時間が午後10時までなので、そそくさと入湯。そういえば、このサイトにwebを見た人のための入浴割引券があったけど、幹事はそれを使ったのかな。まあ、いいけど。

暗い道を歩いて宿に戻る。そして2日目の飲み会が開始。日にちが変わろうとする頃、OGのNさんがフランスから帰国した足で到着。それも電車とタクシーを乗り継いで…。いやー、何たるエネルギー! 恐れ入谷の何とやら。

飲み会では近年のアトラクションとしては恒例になっているビンゴ・ゲームが行なわれた。気合い十分で臨んだものの、三回もやったにもかかわらず一度としてビンゴにならず(泣)そして結局散会したのは午前5時半。もちろん夜が明ける前にS先生とコッソリとボートに乗って湖上をプカプカしてたなんて大きな声では言えない。二人とも酔っていたから、まかり間違えば《琵琶湖周航の歌》になりかねなかったわけだし…。

合宿第3日目
最終日は午前9時頃に朝食。そして片付けをして宿を後にする。当初予定では土産物屋まで全員で行って学生たちはバスで帰ることになっていたが、全員がクルマに乗れることから結局予約していたバスをキャンセルし、中央道で東京へ戻った。いやー、幹事さん、お疲れさんでしたねえ。
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