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ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

揖保川の頭首工(5)…北村頭首工

2024-12-28 06:57:20 | 兵庫(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は兵庫県たつの市新宮町井野原(しんぐうちょう いのはら)にある揖保川水系の北村頭首工を目指します。アクセスは前回記事にした吉島頭首工から直線距離にして3.4km下流に行ったところにあり、県道26号沿いにある「兵庫県西播磨文化会館」の案内板のところの二又を揖保川沿いの道を進んでいくと到着します。

右岸から見た北村頭首工の様子。

本体に貼られているプレート。完成は平成18年(2006年)12月。

右岸、上流側から見るとこんな感じ。

右岸側には水路があり、

この取水口が水路につながっています。

その付近から見た揖保川の上流方向の景色。

管理橋横から見た様子。ご覧の通り、施錠されていて進むことはできません。

扉に貼られている水利使用標識。


北村頭首工は、上流にある吉島頭首工と同じく昭和45年8月21日に来襲した台風10号により氾濫したことから災害復旧事業によって昭和48年(1973年)に竣工。ところが竣工後に予想を上回る土砂が堆積し鋼製起伏ゲートが機能しない恐れがあることが判明。そのままでは洪水時に破堤しかねないことから平成11年から同18年にかけて改修工事を行ない現在の形になったようです。なお、頭首工名の「北村」はここの地区名に由来します。(参考

へぇ〜。
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揖保川の頭首工(4)…吉島統合頭首工

2024-12-27 14:36:48 | 兵庫(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は兵庫県たつの市新宮町吉島(しんぐうちょう よしま)にある揖保川水系の吉島統合頭首工を目指します。アクセスは前回記事にした戸原頭首工から直線距離にして約5.0km下流にあり、県道26号を揖保川に沿って下っていくと到着します。

右岸から見た吉島頭首工の様子。

頭首工本体に貼られている水利使用標識。かんがいを目的とし、吉島土地改良区が管理しています。

その隣には二つの銘板が貼られています。ひとつは「新宮用水吉島頭首工」(1972年竣功)、もうひとつは「吉島統合頭首工改修記念」(1995年完成)と記されたもの。ここからわかるのは当初の名称は新宮用水吉島頭首工であり、現在目にしているのは改修されたものであるということですね。



右岸、頭首工の横から見た魚道。

下流側から見るとこんな感じ。

上の写真奥に見えるのが灌漑用の取水塔で、下の写真はそのための取水口になります。

揖保川の上流方向の景色。

下流方向はこんな感じ。

別の場所に貼られている新宮用水吉島頭首工に関する銘板。これによれば、昭和45年8月21日に来襲した台風10号により揖保川水系全域が氾濫。その際、吉島井堰と井野原井堰が流失したためこの場所に新たに両井堰を統合する頭首工築造が決定。昭和46年晩秋に工事着手、翌47年(1972年)初夏に完成したと書かれています。


ほぅほぅ。
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揖保川の頭首工(3)…戸原頭首工

2024-12-25 06:58:20 | 兵庫(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は兵庫県宍粟市山崎町野(しそうし やまさきちょう の)にある揖保川水系の戸原頭首工を目指します。ここは前回記事にした荒井頭首工から直線距離にして約2.5km下流にあり、アクセスは中国自動車道の山崎インターチェンジを降りて姫路方面へ出で、国道29号を南下してすぐの「山崎インター南」信号を右折。県道26号に入ります。そしてアイフィットネスのある交差点を左折し、突き当たりを右折して揖保川沿いを進んでいくと目的地に到着します。

で、これが戸原頭首工のようなんですが、撮ったのはこの一枚のみ。改めて地図を見ると左岸の下流側から行けそうな道があったんですが、その時は気づかず…。


築造の経緯について調べてみると、昭和39年に来襲した台風により当時山崎町にあった3つの頭首工(川戸頭首工、宇原上頭首工、宇原下頭首工)が流失したため、これらを統合する形で昭和42年(1967年)に県営災害復旧事業によって完成したそうな(参考)。なお、頭首工名の「戸原」はここを管理する戸原土地改良区(昭和40年8月28日設立)に由来するもので、その「戸原」は営農する3つの地区(川戸、宇原、下宇原)から一文字ずつとって命名されたそうです(参考)。

ほほぅ。
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揖保川の頭首工(2)…荒井頭首工

2024-12-24 06:51:31 | 兵庫(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は兵庫県宍粟市山崎町庄能(しそうし やまさきちょう しょうのう)にある揖保川水系の荒井頭首工を目指します。ここは前回記事にした河東(かわひがし)統合頭首工から直線距離にして4.4kmほど下流にあり、アクセスは国道29号の「しそう農協前」信号を東方向へ曲がり、河東大橋の手前を入っていくと到着します。ただし、その手前の道はクルマでは入れないので付近の空き地に駐車するしかありません。

河東大橋から見た荒井頭首工の様子。

揖保川右岸沿いの細道を歩き、現場に到着しました。こんな感じです。

頭首工の脇に貼られている水利使用標識。これを見ると、この頭首工はかんがいを目的とするだけでなく、宍粟市の上水道用水に使用されていることがわかりますね。なお、頭首工名の「荒井」はこれを管理している荒井土地改良区に由来するもののようです。

揖保川右岸、上流側から見た頭首工の様子。

頭首工で取水された水はこの水路を通って揖保川右岸の山崎町の田畑へ供給されるようです。ただし、水道用水の水路についてはわかりませんでした。


この頭首工は一体いつ築造されたのでしょうか。ネットで検索してみましたが詳細はわからず…。とほほ。
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揖保川の頭首工(1)…河東統合頭首工

2024-12-23 06:59:36 | 兵庫(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回から兵庫県を流れる揖保川(いぼがわ)に築造されている頭首工を上流から順に下っていきます。最初に目指すのは宍粟市山崎町野々上(しそうし やまさきちょう ののうえ)にある河東(かわひがし)統合頭首工です。アクセスは国道29号の「田井」信号のT字路を入り、県道537号を進んで揖保川に架かる野田橋を渡ったところを入っていくと到着します。

到着しました。これのようです。

左岸の頭首工の横から見た様子。管理橋へ進むことはできません。

頭首工本体に貼られている水利使用標識。頭首工名は管理している土地改良区の名称に由来するもののようです。

左岸側には下流から遡ってくるお魚さんたちのための魚道があり、

下流側から見ると、こんな構造になっています。

上の写真の中央に見えるのが取水設備で、これが取水口。ここから取水した水は左岸側の田畑に供給されているようです。

その付近から見た揖保川の上流方向の景色。

頭首工の近影。

そこから下流方向を見るとこんな感じ。写真中央に見えるのが野田橋です。


さてさて、この頭首工はいつ設置されたんでしょうね。調べてみると昭和45年(1970年)に来襲した台風により当時山崎町にあった須賀沢井堰、野々上頭首工、岸田頭首工が流失したため新たに設置されたのが河東統合頭首工のようです。「統合」とあるのはそれらを統合したことによるのでしょうね(参考)。ただ、正確な設置時期は不明です。
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医療従事者を招いての食事会(第7回)

2024-12-14 06:58:58 | 脳みその料理
どーも、ワシです。1年ぶりにワシ以外の医療従事者を招いて食事会をしました。今回のゲストは看護師のN君が新妻を連れての参戦。もっとも、我々が「奥さんを連れてこいよ」と打診したのが今回の食事会に繋がりました。その奥さんも看護師で、別の病院に勤務しています。

というわけで、ワシが用意したアテがこちら。

もやしのナムル、モツ煮、だし巻き、鶏の唐揚げ、ポテトサラダ、キュウリの梅肉入り浅漬け、そしてクリームコロッケ。

飲み会でモツ煮を出したのは今シーズン初めて。3時間煮込んでモツは柔らか!長ネギと大根はメンバーMの畑で採れたもの。

先日、アップしたカニクリームコロッケに使用したトマトソースが残っていたので今回はカニ抜きのクリームコロッケとなりました。ここだけ洋食メニュー。

あとは、まあ従来通りのラインナップ。


N君の奥さんは飾り気のない気さくな女性。驚いたのはその食べっぷり。このようなメニューだと女性は食べきれないようですが、彼女はなんとモツ煮をお代わりする強者。いや、ワシはがっつり食べる人は好きですね。お世辞なのかもしれませんが、どの料理も「おいしい、おいしいです」と連呼してくれて作った本人にしてみれば満足そのもの。

医療の話は多少はしましたが、あとはもっぱら関係ない笑い話ばかりで、気づけば午前様。閉会となりました。

美味し、楽し。
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ベシャメルを味わう!…カニクリームコロッケ

2024-12-10 03:01:44 | 脳みその料理
どーも、ワシです。この記事のカテゴリーは「脳みその料理」なのですが、最近はデザートばかりで料理の記事がありませんでした。そこで、今回はカニクリームコロッケを載せようと思います。まあ、以前、例会などで作ったことがありますが、突発的にベシャメルソースが食べたくなったので、それならばカニクリームコロッケを作ろうと思った次第。

ただ、ベシャメルソースだけでは芸がないのでマッシュルームと玉ねぎ、そしてカニも投入。そうして完成したのがこちら。


コロッケの下には特製のトマトソースを敷いて見栄えと味をよくしました。まあ、なんにせよ、うま〜。
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完成まで半世紀余り!…安威川ダム

2024-12-06 17:11:35 | 大阪(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は大阪府茨木市生保(いばらきし しょうぼ)にある淀川水系安威川(あいがわ)の安威川ダムを目指します。ここは2022年に大阪の各ダムを訪問した際にはまだ完成していなかったので、いわば再訪問という感じになりました。アクセスは国道171号の「西河原西」信号を亀岡方面へ行き、県道46号をしばらく走っていくと「安威川ダム管理所」の看板があるのでそのT字路を入っていくと到着します。

【茨木の由来】(参考
ところで、茨木の由来を調べてみました。もともとはイバラの木を切って、それを使用して屋根を葺いたことに由来し、「茨切」から「茨木」になり現在に至るそうな。ほぉ〜

…というわけで、ダムの左岸にやってきました。左岸側に洪水吐がある立派なダムです。

左岸、ダム横にある周辺マップ。

左岸側にあるこの建物が安威川ダム管理所。

左岸、ダム横から見たダム上。歩いてみましょう。

安威川ダムから見える景色だそうです。

安威川ダムは昭和42年に発生した死傷者61名を出した北摂豪雨災害をきっかけに安威川流域の洪水対策として築造計画が立案。ダム本体工事に着手したのは平成26年3月で、ダム管理運用開始が令和5年(2023年)9月だそうです。形式は中央コア型ロックフィルダムで、高さは76.5m、長さは337.5m。

左岸側にある洪水吐の様子。かなりの迫力があります。増水すると水はここから溢れ出て、

この水路を通って下流へ向かいます。

管理所からダムはこんな風に見えます。

ダム上のあちこちに写真付きの設備の説明があります。


「天端道路」とは当ブログでいうところのダム上のこと。

ダム上の両サイドには鎖のガードがありますが、その鎖はダムの規模の割に細いです。

上の写真の左上にある箱はなんでしょうね。近づいてみると「街路灯」と記されています。

街路灯?どういうことなのか下部を見ると写真中央上の筒状の中が光って間接照明のようになっているようです。ほぉ、そういうことですか。

ダム上、中央から見た貯水側の景色。

一方、下流方向の遠景。確かに遠くにあべのハルカスが見えます。

対岸(右岸)に来ました。振り返るとこんな感じ。

右岸の、いわゆる親柱のところには令和6年3月竣工と記されています。

右岸、下流側から見たダムの様子。

右岸のダム横からは階段で下へ降りることができるようです。もっともその時間は制限されていますが。

ダム築造により水没した場所の写真。

右岸にあるこれはなんだろうか。と思いきや「監査廊」というプレートが貼られていました。


右岸、貯水側から見たダムの様子。

ダム上のあちこちに設置されているこれはなんでしょうね。

近づいてみると赤外線センサーらしい。ダムの中へ侵入する奴を見張る役目かな?


ダムの築造計画の立案から完成までずいぶん時間がかかっている印象がありますが、一番上のリンク先に説明があるように平成21年8月31日の大阪府戦略本部会議において水資源開発の見直しが行なわれ、その計画は中断されてしまいます。その後、平成23年9月13日の大阪府河川整備委員会で計画は妥当と判断。翌年6月11日、計画は「継続」となり、本体工事に着手した経緯があるようですね。まあ、これだけのダムを作るんですからその間にはいろいろな問題が起こったりもするでしょうし、築造には時間がかかるんでしょうね。
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しばらくは楽しめます

2024-12-03 16:47:52 | 脳みその料理
どーも、ワシです。今日は時間があったのでシュークリームとブッセを作りました。これらは玉子ふたつあればできちゃうのでコストパフォーマンス最高!(もちろんそれ以外の材料は除きますが)




うまうま〜。
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