ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

看板が欲しい…セトノ沢ダム

2020-02-29 07:56:21 | 静岡(ダム/堰堤)
前回の門桁ダム(堰堤)は気田川を堰き止めて建設されたのですが、その下流を見ていたら…



ん? 何か右のほうに見えますね。そちらを見ると…。



あれれ、あそこにもダムらしきものがあるじゃぁあ〜りませんか!早速行ってみましょう。

県道389号の道をそのまま行くとダム横になります。でもフェンスがあってダム上を歩くことはできません。



上流側から見たダム。対岸にある建物が管理所なんでしょうかね。



上流はこんな感じ。写真中央の白く見えるのが県道389号です。



実はこのダムらしきもの、名称を示す看板はありません。あとで調べてみると、これは「セトノ沢ダム」(浜松市天竜区水窪町山住)と言うらしい。ダムが堰き止めているのが「セトノ沢」で、その水が気田川に流入するようです。
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どっちかなぁ…門桁ダム(堰堤)

2020-02-28 08:27:13 | 静岡(ダム/堰堤)
豊岡堰堤からさらに気田(けた)川に沿って県道389号を北上します。ワインディング好きなワシですが、流石に飽きてきました。そんな時にダムらしきものが出現!



こうなると急にテンションが上がります。

目にしたものは、どうやら天竜川水系の門桁(かどげた)ダムのようです(浜松市天竜区水窪[みさくぼ]町山住)。



ダムに近づきました。狭い道に加え、落石にも注意せんといかんのかい!



ダム上を通る県道389号。



ダム横です。ん〜、ダムというより堰堤じゃないかなあ、規模からして。



上流側から見たダム。



対岸の水量調整室のような建物の壁に掲げられた水利使用標識。



さあ! 落石に気をつけよう!
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マリンブルーがお洒落…豊岡堰堤

2020-02-27 07:24:53 | 静岡(ダム/堰堤)
前回の気田(けた)堰堤から県道389号を気田川に沿ってさらに北上します。いつ対向車が来るかもしれない細い道。1秒たりとも気が抜けません。6〜7kmほど進んだあたりでしょうか、突然こんな景色が目に飛び込んできました(ちょっとズームしてますが)。



これは見逃すわけにはいきません。安全な場所にクルマを止め、徒歩で近づいてみることにしました。すると、こんな看板が。



天竜川水系の豊岡ダムらしい(浜松市天竜区水窪(みさくぼ)町山住)。

結構ナイスなアングルなのに、枯れ木が邪魔! う〜む。



下流はこんな感じです。



ダム横に来ました。写真ではダム上に行けそうですが、行けません。フェンスの鉄壁のガードに阻まれているからです。



上流側から見たダム。マリンブルーの鉄骨が印象的です。



上流の景色です。何ともいえない水の色!



装置の規模からすると、これはダムというより堰堤と思われます。
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細い県道よりも細い脇道に…気田堰堤

2020-02-26 08:16:24 | 静岡(ダム/堰堤)
国道362号から県道389号を北上してみました。この県道は初めて通りましたが、いや〜、道幅は狭いわ、小刻みなカーブは多いわ、なかなかファンキーな体験です。

この県道は気田(けた)川に沿っていますが、しばらく走っていると脇にこんな看板が。



「気田ダム管理所」

いやいやいやいや、違う違う違う。ここが管理所なわけない。フェンスの向こうは発電所ですぜ!

でも意味もなく看板があるとも思えません。近くを探しましたが、やっぱりない。しばし考えます。

そうだ、発電所がここにあるということは、もしダムがあるのならここよりも上流にあるはず。普通、発電所とダムの位置関係は決まっているからです。ならば、川に沿って上流に進んでみよう。

100m近く先に行くと、「読み」は的中。天竜川水系の気田ダム(浜松市天竜区春野町豊岡)が現れました。



水利使用標識。あれれ、「気田えん堤」と書かれています。ダムなの?堰堤なの?どっちやねん! たぶん定義からすれば堰堤が正解だと思いますが。



堰堤横に来ましたが、立ち入ることはできません。



やや上流側から見た堰堤。



ここにも「気田ダム管理所」の看板。でも、肝心の管理所はどこ?



近寄れませんでしたが、たぶん下の写真真ん中あたりにあるクリーム色の建物だと思います。



水の色を見ると、ああ上流に来ているんだなとしみじみ思います。
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睨まれながら渡る…宮川橋

2020-02-25 07:24:25 | 橋のユニークな親柱
前回の春野文化センターの天狗を見てから、再び国道362号を北上しようとしたら…

すぐ近くを流れる気田(けた)川に架かる宮川橋(みやがわはし)の親柱にも天狗様が!



1991年3月完成だそうです。



対岸にも同じパターン。





「顔だけ天狗」と「二頭身天狗」なんですが、顔だけのほうは迫力があるんですけど、身体がついちゃうと何となく可愛らしい天狗ちゃんに見えてくるから不思議。
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春野の天狗

2020-02-24 08:01:24 | ドライブ関連
浜松市天竜区春野町宮川の国道362号を走っていたら、沿道の春野文化センターに巨大な天狗が出現! 



この天狗面の高さは実に8m。そして幅が6mで、鼻の長さは4mだそうな(参考)。

説明文によると、近くの秋葉山(あきはやま)には天狗が住んでいて、春野の人々に幸福をもたらしてくれる霊神として親しまれてきたそうです。いわゆる天狗信仰ですな。



近くには春野を紹介する案内板がド〜ンとありました。



文化センター入口には何やら胸像が…。



岡本弘之(1920-1993)なる人物です。彼は、旧春野町気多村議、春野町議、静岡県議、静岡県議会議長を務め、地方自治の進展に貢献するとともに地場産業の発展に寄与。そして1983年に浜松市の名誉市民として顕彰されています(参考)。





文化センター横には白井鐵造記念館があります。白井鐵造(1900-1983)は春野町出身の演出家で、宝塚歌劇団の理事長も務めた人物として有名。1982年には浜松市名誉市民として顕彰されました。



豆知識ですが、宝塚歌劇団といえば《すみれの花咲く頃》がテーマソングのように知られていますね。実はこの曲はオリジナルではありません。原曲は1928年にベルリン・コミッシェ・オーパーで上演されたレヴュー《なんと驚いた - 1000人の女》の劇中歌《再び白いライラックが咲いたら》。作詞はフリッツ・ロッター(1900-1984)で、作曲はフランツ・デーレ(1883-1965)。フランスでは《白いリラが咲く時》という題名で知られています。

この曲を白井は当時レヴューの本場のパリで知り、レヴューの修行を終えた1930年に帰国。そして同年宝塚歌劇団で上演された《パリ・ゼット》の劇中歌として日本語の歌詞を付けて使用しました。以後この曲は同歌劇団のテーマソングのように親しまれるようになったということです。
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90年代との再会

2020-02-23 07:47:23 | 脳みその日常
1990年代半ば、携帯電話は今ほど普及していませんでした。ワシが携帯を持ったのは1997年。それまで連絡といえば家の固定電話しかなかった時代です。

なぜこんなことを書いたのか。90年代前半に時々遊んでいた仲間がいたのですが、彼らとの連絡手段は専ら固定電話でした。時間は流れ、住む場所も変わり、いつしか連絡も途絶えるようになります。

先日「そういえば彼らは今どうしているのかな…」と思い出すことがありました。でも、先に書いたように連絡先がわかりません。まあ、仕方ないか…。

そう思っていた矢先、携帯に電話が。もちろん登録していない番号からなので電話に出ることはありません。以前何度か未登録の電話に出て不愉快な思いをしたことがあるからです。

しかし、今回の電話はしつこく、何度もかかってきました。だからといってすぐ出ることはしません。とりあえずショート・メールを送ってみることにしました。

「どちら様でしょうか?」

すると、しばらくして

「〇〇です。お久しぶりですね」と返信が!

なんと、連絡の途絶えていた90年代の友人Tさんからでした。もちろん、すぐにこちらから電話をかけましたよ。

なぜワシの番号がわかったのか。聞けば、Tさんが当時のワシの友人で今も親交のあるNさんと先日会った際、たまたまワシの話になったのだとか。そしてTさんはNさんからワシの携帯の番号を聞いたのだそうです。

いうまでもなくTさんとは20年以上会っていません。にもかかわらず電話で会話を始めるや全く違和感がないのには驚きでした。頻繁に顔を合わせていた90年代の頃の話でいきなり盛り上がる盛り上がる。互いに容姿は老けただろうに、感覚はあの頃のままなんですから。

いや〜、人との繋がりって不思議なものだなとつくづく思います。どれほど音信不通であっても縁がある人とは再び会うようにできているんでしょうなぁ。

運命は面白い。
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バランスが…三郷橋

2020-02-22 08:09:04 | 橋のユニークな親柱
先にご紹介した身代島橋から県道399号を200mほど南下したところにあるのが太田川水系の三郷橋(さんごうはし)です。ここは既にこ説明したように太田川が「Ω」状にカーブしていて、再掲しますが下の地図だと上にあるのが身代島橋で、下方にあるのが三郷橋になります。こうして見ると両方の橋はすぐ近くにあることがわかりますね。



で、この橋も一見普通のどこにでもありそうなフォルムです。



ところが、親柱の存在感が凄い。



橋の長さは、たった44mちょっとしかないのに…。



親柱のデカさよ。あ、1993年3月竣工だそうで。



対岸のデザインも同じです。





橋のスケールと親柱のバランスがちょっとチグハグな感じがします。
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バイパスはお任せ!…吉川頭首工

2020-02-21 08:18:40 | 静岡(ダム/堰堤)
前回の身代島橋(みたいじまはし)の親柱を見終えてから、ふと太田川(吉川)の上流を見ると「何か」が見えました。これは行ってみるしかあるまい。歩いて細道を川沿いに進むと…。

見えてきました。



小さな堰堤?





いいえ、太田川水系の吉川頭首工でした。



上流側から見ると、こんな感じ。



上流奥にはゲート操作室。







でも、なぜここに頭首工があるんでしょうか。

地図を見て判明しました。下の写真をご覧ください。この先の下流では水路が「Ω」のような急カーブになっていて川が決壊しやすくなっていますね。そこでカーブの前に頭首工を作り、その少し上流側から「Ω」のカーブが過ぎた辺りへ水が流れるようなバイパスを通しています。国土地理院の地図はスゴイね。こんな水路まで出てる。



普通の地図なら見えない水路も載っているのに、吉川頭首工はありません。かわいそうに…吉川ちゃん。もちろんグーグル先生の地図にもありませんよ。
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身代島橋の謎

2020-02-20 08:13:52 | 橋のユニークな親柱
静岡県周智郡森町問詰(といづめ)を通る県道399号沿いには森町体験の里「アクティ森」というのがあるんですが、近くを流れる太田川に架かっているのが身代島橋(みたいじまはし)です。この橋の親柱も実にユニーク。





1994年3月完成だそうで。



対岸の親柱も同じデザイン。





そのデザインを良く見ると、右三つ巴(みぎみつどもえ)の紋が見えますね。これはよく神社の神紋として使われています。

調べてみるとこの辺りでは、ちょっと遠いですが周智郡森町一宮にある「小國(おくに)神社」の神紋がそれです。もっと近くだと同郡森町大鳥居に「八幡宮」があります。八幡大社の神紋がやはり右三つ巴なので、身代島橋の紋はこの八幡宮に関係しているのではないかと推測されます。

親柱ひとつにしても色々な意味が込められているのかもしれませんね。
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文明優位?…吉川橋

2020-02-19 07:54:24 | 橋のユニークな親柱
周智郡森町亀久保付近の県道399号は吉川(太田川?)を横断しますが、そこに架かる橋が「吉川橋(よしかわはし)」と言います。橋そのものはどこにでもありがちなフォルムなんですが、



四隅にある親柱の形が実にユニーク。



1995年3月完成だそうです。



対岸のも同じデザイン。



この形は何を意味するのでしょうか…。



勝手な推測ですが、丸太の上に道路が覆い被さっているので、近代文明は自然の上に成り立っている…みたいな意味?
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大展望台からどうぞ…太田川ダム

2020-02-18 08:12:16 | 静岡(ダム/堰堤)
太田川水系の太田川ダムに来ました。場所は周智郡森町を走る県道399号の脇道に入ったところにあります。

見えてきました。



ダム横の壁面には階段があり、登っていくと大展望台があるようです。





ただし、時間制限があるらしい。



とりあえず階段の半分くらいまで登ってみました。



これが管理所です。





その裏手には…。



貯水湖は「かわせみ湖」だそうです。





定礎は2006年10月。



そこから見たダム。



では、ダム上を歩いてみましょう。



竣工は2009年7月なんですね。



かわせみ湖の景色。



ダムの真下。



下流の遠景はこんな感じ。



対岸へ来ました。下流側から見たダム。



対岸、かわせみ湖側から見たダム。



ゆったり時間を過ごせるダムです。
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原野谷ダムなんですけどぉ〜

2020-02-17 08:08:23 | 静岡(ダム/堰堤)
掛川市丹間(たんま)にある太田川水系の原野谷(はらのや)ダムに来ました。場所は掛川市内から県道39号(掛川川根線)を北上し、掛川市森林組合の先の脇道を入ってすぐです。

ダムネットでは「原野谷川ダム」と堂々と記載されていますが、下の写真を見れば明らかなように「原野谷ダム」が正解。また、ダムネットでは竣工年を1970年としていますが、この碑では1969年3月竣工となっています。なぜ訂正しないんでしょうね。



貯水側から見たダム。訪れた日にはダム上で工事をしていました。ダム上にいる警備員がメッチャ睨んでこちらを見てるし…。



これは管理室。ダム横にあります。





管理室から見たダム。警備員、まだ見てるやん。



ダム上です。対岸で工事をしているのでそこまでは行けませんが、中央付近まで進んでみましょう。警備員の視線がとても痛いですが、気にしません。



ダムの真下です。



下流の遠景はこんな感じ。



一方、貯水側の真下です。細かい枝などが相当溜まっています。



その上流はこんな感じ。



調べてみると、このダムはどうやら農地防災のためのダムのようです。だからひっそりした印象があるのかもしれません。
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フツーの池…西大谷池

2020-02-16 18:22:43 | 静岡(ダム/堰堤)
掛川市横須賀にある弁財天川水系の西大谷池(にしおおやいけ)に来ました。場所は県道409号沿いにあります。ここは率直に言って単なる池です。見所も大してありません。

池の端には排水路があります。増水するとここから溢れ出て、



ここを通り、



あちらへ流れていきます。



貯水側から見たダム(?)上の様子。



ダム上の中央部から見た貯水池。太公望が釣竿を垂らしてほったらかし。



下流の景色。



対岸へ来ました。振り返ると。



対岸の貯水池側に建物がありますが、何も表示がありません。見張所?



たまにはこのような期待外れのケースもあります。ドンマイ、ワシ!
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奥姫橋のぬぼ〜

2020-02-16 08:25:21 | 橋のユニークな親柱
太田川水系の逆川(さかがわ)は掛川市仁藤の南を流れる川です。ところで皆さん、掛川の地名の由来をご存知でしょうか。実はこの逆川が関係しているそうなんですよ。

逆川は蛇行の多い川で、これが原因で何度も水害が発生。その際堤防が決壊する(欠ける)ことから「(堤防が)欠ける川 → 掛川」という地名が誕生したそうです。

まぁ、そんな豆知識はさておき、この逆川を横切る県道37号にかかる橋は奥姫橋(おくひめはし)といいます。ちょっと見、どこにもありそうな橋です。



奥ゆかしいのは橋の名前などを示すプレートが親柱でなく路面に近いところにあることです。親柱につけて目立たせたらいいのにねえ。





1987年1月竣工だそうで。



で、肝心の親柱なんですが、こんなのが橋の四隅に「ぬぼ〜」っとあるんです。



誰が作ったんでしょうか。なんと前衛的な!
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