退院祝いの例会

遅くなりましたが、先週末、老父が退院。たまたまその日は例会でもあったので、退院祝いを兼ねることとなりました。で、作ったおかずの全景がこちら。



ひと月半ぶりの料理で腕を振るいました。ですが、あまり考える時間がなかったので、作ったのは得意料理ばかり。まずはモツの煮込み。今回は牛スジも入れてみましたが、これが大正解。



ひじきです。油揚げがいい味を出してます。キクラゲの食感もよし！



エビ団子です。マヨネーズとレモン汁と砂糖を混ぜたもので合えてます。ビールに合う合う。



そして今回初めて作ったのは「さんまのショウガ煮」。これ、口に入れた瞬間はサバの味噌煮みたいですが、噛むにつれてさんまになっていきます。



老父はメンバーに祝われて幸せ者。これからもみんな元気だといいなぁ。

ワシは悪くない！（笑）

少し前、ある外タレの演奏会の解説を頼まれました。依頼された曲目の解説を書き、しばらくした頃、マネジメントから

「すみません、曲目の一部が変更になりました。追加で書いてもらえますか？」

とのメール。こんなことは外タレにはよくあることなので、驚きません。チョチョイと書いて、サクッと返信。

さて、演奏会当日。スケジュールが空いていたので聴きに行くことに。ここで耳を疑う「事件」が…。

なんと、その外タレ、変更した曲の冒頭をカットして演奏したのです。もうちょっと詳しく説明しましょう。変更後の曲は２曲あって、どちらの曲も冒頭は同じ始まり方をします。そのため解説では曲の特徴のひとつとしてそのことに触れました。

ところが、当の外タレ、２曲のうちの片方の曲の冒頭をカットしたのです。なぜカットしたのか、理由はわかりません。弱ったのは変更した２曲の演奏後でした。ワシの後ろで聴いていた夫婦（と思しき男女）の会話、

「ねえ、いまの２つの曲、どういうこと？」
「え、なになに？」
「だってさ、解説には『両曲とも冒頭は同一の始まり方をする』って書いてあるのに２つの曲の始まり方は全然違ったじゃん。冒頭ってどの部分を言うの？」
「ああ、そういえば違ったね。この解説、違うんじゃないの？」

いやいやいやいや、そうじゃないんですよ、お客さん。コイツ（注：演奏家のこと）が勝手に省略して演奏したんですよ！！！

心の中で、最低３回はそう叫んでました。

でも、その曲を聴いたことのない人なら、よもや演奏家がそんなことをするはずはないと思うでしょうね。「いま聴いた演奏が楽譜通りの正しい演奏だろう」と。

まあ、終わったことは仕方ない。困った奴だなと諦めることにしました。

しかし、「ドラマ」はまだ終わりませんでした。なんと彼奴は他の演奏曲の演奏順まで変えてきたのです。これには言葉を失いました。「えっ、そんなこと、する？…」と。

有名な曲ならば、「あれれ、順番が違うじゃん」ってわかるでしょうが、この時演奏したのはあまり知られていない曲。プログラムには演奏する順番もきちんと記されています。それをステージ上で急に変更するとどうなるか…。まあ、聴いている人が気づかなければ何も問題はないんですけどね。

久しぶりにハラハラドキドキしながら聴いた演奏会のお話でした。あ～、精神衛生上よくないな。

夏と秋の狭間を聴く

東京はどうやら先ほど台風19号が通過したようです。風雨ともにまだ多少残っていますが、ひと安心といったところ。皆さんの地域では大丈夫でしたか？

ところで、いま外の様子を見ようと窓を開けたのですが、驚いたことにセミが鳴き始めています。10月も中旬になってですよ！思わず「ややっ、幻聴か？」と自分の耳を疑いました。

これに触発されたかのように鈴虫やコオロギも歌い始めました。これはもう夢の、いや異例ともいえる競演です。

台風一過の後、気温が上昇するのはよくあること。セミが登場したのはきっと夏と勘違いしたのでしょう。でもすぐに気温が下降すればセミの歌声も消えることと思います。

地上でのセミの生涯はただでさえ短いのに、「勘違い」ゆえにさらに短いものとなるのかも。まさか来年の夏に備えて再び土の中に戻る？ いや～、そんなことはないだろうな。成虫になっちゃってるし…。

それにしても、ほんの一瞬でしたが、夏の終わりと秋の始まりの、まさしくその瞬間に立ち会えたように思えてちょっと感慨深いものがありました。

なんちゃってミント・アイス

この３年半もの間、毎週帰省して老父に料理を作っていたのが入院によって中断。なんでしょうね、無性に何かを作りたくなりました。でも実家の冷蔵庫には何もありません。

で、結局作ったのはデザート。ミント・リキュールを入れた「ミント・アイスクリーム」です。リキュールなので軽く温めてから使います（アルコールを飛ばすため）。気をつけなければならないのは長く温めないこと。ミントの香りが飛んでしまうので。

本当なら青い着色料と細かく砕いたチョコレートがあればチョコミント・アイスになるんですが、今回はないので省略。だけど、うまかったよ～。

ありがたい…

先週、老父の手術が無事完了。特に問題はなく、今のところ経過は順調のようです。関係した医師および病院の皆様には、ただただ感謝。今後もよろしくお願いします。

予想外だったのは「うたの教室」で教えている生徒さんたちからクラスごとにお見舞いとお手紙を頂戴したこと。お手紙といってもワシ宛ではなく、一度も会ったことのない親父宛です。たとえば、

「お父様へ　早く良くなってください」
「お父上さまへ　１日も早くお元気になりますように！」

などなど。

いや～、嬉しいじゃありませんか。コメントは各自ほんの一言ですが、どのコメントにも優しさが溢れています。ワシは本当に素晴らしい生徒さんたちに恵まれたなあと、ちょっと感動。次回病院へ行く際、この手紙を持参して親父に見せようと思います。