ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

憩う場…矢那川ダム

2021-03-17 06:52:25 | 千葉(ダム/堰堤)
矢那川水系の矢那川ダムは千葉県木更津市矢那にあります。左岸の県道23号沿いには展望台があるということで、まずはこちらへ行ってみます。

展望台から見たダム上の様子です。写真右側に見えるのはたぶん管理所と思われる建物。



展望台には2つの案内板があります。ひとつはダムの概要と役割を説明するもの。



もうひとつはダムの地図のようなものです。



少し上流には何やら不思議なものが…。あとで見に行きましょう。



左岸からはクルマではダムに近づけないようだったので右岸に移動します。これが右岸から見たダム上です。



上の写真で橋のようになっているところに洪水吐の水路があります。橋から貯水側を見ると越流式の立派な洪水吐を見ることができます。増水時にはここから溢れ出て、



あちらへ流れていくようになっています。



橋を渡るとちょっとしたスペースがあり、1995年1月に「定礎」したことを示す石碑や、



1999年11月と刻まれた矢那川ダムの石碑を見ることができます。



では、ダム上を歩いてみましょう。中央付近から見た貯水側の景色です。でも時期的になのか水がありません。



一方、下流側はこんな感じ。公園のようになっていますね。



対岸(左岸)まで来ました。振り返るとこんな感じ。幅の広いダム上です。



左岸を川沿いに遡ります。すると、先ほど展望台から見た「不思議なもの」に近づくことができます。





どうやらダムへ流入する水路のようです。



そこからダム上を見るとこんな感じ。



右岸に戻り、ダムのほとりの建物へ近づいてみました。



予想通り、これが矢那川ダムの管理所でした。



確かにここはダムではあるんですが、下流に公園が整備されていたり、ダム周辺に遊歩道のようなものがあるので近隣住民の憩いの場でもあるように思われます。愛犬を散歩させる飼い主も多数見かけましたし。
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広々と心地よい…郡ダム

2021-03-16 06:59:12 | 千葉(ダム/堰堤)
千葉県君津市郡(こおり)にある小糸川水系の郡ダムに来ました。これは県道298号沿いにあるのですぐにわかります。

見えてきました。あれがそうですね。



県道沿いにダムへの入口があり、左岸のところに駐車場があります。そこには概要と諸元、そして断面図が記された案内板が待ち構えていました。これによれば郡ダムは完成が1972年12月で、工業用水確保のために築造されたとあります。



近くには「郡ダム完成記念碑」があり、



その裏にはダム築造の経緯が記されています。



左岸側には堂々たる洪水吐があり、増水すると水はここから溢れ出て、



あちらへ流れてゆきます。



これがダム上になります。右岸に向かって歩いてみましょう。



これが郡ダムの管理所なんですが、先ほどの洪水吐の内側、つまりダムの中央側にあるんですね。なので、管理所へはダム上から行くことになります。





ダム上、中央から見た貯水湖の様子。実際はもっと明るいです。



一方、下流側の景色です。



ここが対岸(右岸)のように思えるんですが、ダム上の道が緩やかにカーブしていて、



どうやらこのあたりまでがダム上のような気がします。720mはさすがに長い!



郡ダムは川を堰き止めて作られたものではなく、いわば大きな溜め池みたいなもの。なので、その形は角の取れた四角形。だからダム上が「ここからここまで」と明確でないのは仕方ないのかもしれません。でも広々としているので、ウォーキングや気分転換をするには最適の場所だと思います。
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見えん、見えん…小久保ダム

2021-03-15 07:02:49 | 千葉(ダム/堰堤)
千葉県富津市小久保(ふっつしおくぼ)に染川水系の小久保ダムというのがあるので行ってみました。しかしグーグル先生の地図ではそのダムへアクセスする道がありません。そうなると頼りになるのは国土地理院の地図です。当該の場所を見ると、ダムへの道が…ありました、ありました。



しかし、喜びも束の間。ダム横へ行く道は、ご覧の通り進むことができません。



ええい、それならば貯水側の道から行ってみましょう。でも、こちらも頑丈な鉄柵がワシの行く手を阻むのでありました。鉄柵越しにダムがちょこっと見えるのになぁ。



どうやらこのダムも水道用水用に築造されたので立ち入るのができないんでしょうね。残念!
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地味だし行けない…元名ダム

2021-03-14 06:58:14 | 千葉(ダム/堰堤)
前回の鋸山ダムのすぐ西側にあるのが小磯川水系の元名ダム(千葉県安房郡鋸南町元名)です。

これがダム上なんですが、注意していないと近くの道路からもこれがダムとは気づかないと思います。それほどまでに地味。



ここがダムへの入口のようですが、ご覧の通り「関係者以外立入禁止」だそうで。





警察に通報されたら面倒なので、これにて終了!
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写りたい方はどうぞ…鋸山ダム

2021-03-13 07:06:25 | 千葉(ダム/堰堤)
今回は千葉県安房郡鋸南町元名(あわぐんきょなんまちもとな)にある元名川水系の鋸山(のこぎりやま)ダムを訪ねてみようと思います。場所は館山道の鋸南保田インターを降りて県道34号を海方向に行きます。そして国道127号を東京方面へ行き、元名川沿いの道を遡って行くと到着します。

おっ、あれですな。ダム横まではもうすぐです。



ダムまであとわずかというところで、このような「関所」が! 尤もワシのクルマは大型車じゃないので問題ないのですが、この幅では行けそうにありません。そこで、ここからは歩いて行きます。



ダム横に来ました。ところが「関係者以外立入禁止」だそうで。とほほ。



監視カメラがしっかり設置されています。



悔しいので、カメラに向かってピース・サインしときました。(なにしてんねん)
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石碑が設置されるそうな…海老敷第二堰

2021-03-12 06:54:11 | 千葉(ダム/堰堤)
今回訪れるのは千葉県南房総市海老敷にある平久里川水系の海老敷第二堰です。前回の広田堰は諏訪神社の東側の道を登りましたが、こちらは同神社の西側の道を登っていきます。

その道を登って行くと堰の右岸に到着します。



これがダム上ならぬ堰上。対岸のほうで何やら工事をしていますが気にしません。



右岸側から見た貯水湖の様子。この時はほとんど水がありませんでした。



堰の上を進み、中央から見た貯水湖の様子です。



下流側はこんな感じ。



対岸(左岸)に来ました。ここには新たに洪水吐が作られたらしく、まだ新品同様。増水時にはここから溢れ出て、



この水路を通って流れてゆきます。



堰の上で工事をしていた人に「何の工事をしているんですか?」と訊ねたところ、石碑を設置しているとのこと。それがどんなものなのかはわかりませんでした。次回行く機会があれば確認したいと思います。
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変わった形の…広田堰(海老敷第一堰)

2021-03-11 07:02:04 | 千葉(ダム/堰堤)
千葉県南房総市海老敷広田にある平久里川(へぐりがわ)水系の広田堰(海老敷第一堰)へ向かいます。場所は前回の山間堰の北北西の方角にあり比較的近いところにあります。でもアクセスするには諏訪神社横の細い道を行かないと着きません。

到着しました。これが当該の場所です。一般的な堰の構造と少し違います。左岸側(写真では右側)のスペースが広く取られているんです。



これが堰の上、いわゆるダム上に相当します。でも、ご覧の通り、堰の中央から先に行くことはできません。



この地図で山間堰との位置関係がわかると思います。この図に記されている三芳村(みよしむら)は1953年5月1日から2006年3月19日まで存在した村の名前で、今は南房総市の一地域になっています。



堰上の中央には立入禁止の看板。なので、そこから先の右岸へ行くことはできません。



堰上、中央から見た貯水側の様子です。



一方、下流側はこんな感じ。よく見ると土砂崩れがあった模様。木がだいぶ倒れています。



実は、この場所へ来る途中の道も土砂崩れの影響と思われる跡があちこちに見られました。





訪れた時期が土砂崩れの直後だったら、きっと通行できなかったことでしょう。ラッキーといえばラッキーですが、1日も早い全面復旧を願うばかりです。
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急勾配の先に…山間堰

2021-03-10 06:54:22 | 千葉(ダム/堰堤)
今回は千葉県南房総市山名にある平久里川水系の山間堰へ行ってみます。アクセスは説明するのが難しいのですが、百姓屋敷レストラン「じろえむ」を目指して行けば大丈夫と思います。

細い道を進んだ先に…おおっ、これですな。



堰の上はこんな感じです。歩いて進んでみましょう。



何かが書いてあったのでしょうが、もはや解読不能。



山名土地改良区が管理している堰だそうです。



堰の中央から見た貯水側の景色。



一方、下流側はこんな感じです。



洪水吐は対岸(左岸)側にあり、増水するとここから溢れ出て、



この水路を通って流れてゆきます。



そこに嵌め込まれているプレート。2007年2月竣工とありますね。堰自体は比較的新しいものなのでしょうか。



対岸から振り返るとこんな感じです。向こうに見えるワシのクルマの傾き方に注目。なかなかの傾斜です。



ま、あまり訪れる人はいない場所なのかもしれませんね。
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地名から由来が…丹生堰

2021-03-09 06:54:32 | 千葉(ダム/堰堤)
今回は千葉県南房総市富浦町丹生(とみうらちょうにゅう)にある岡本川水系の丹生堰を訪れてみます。場所は館山自動車道の富浦トンネルのすぐ近くですが、もちろん高速道路から行くことはできません。館山道に並行して走る道から入っていきます。

【丹生の由来】
ところで、丹生とはまた珍しい地名なのでその由来を調べてみました。丹(に)は建築物に塗られる朱色のような塗料のことで、古代では貴重なものとされていたようです。この丹を採取して都へ送る役割を果たしていたのが丹生氏と呼ばれる氏族でした。この場所が丹生なのはおそらく丹生氏と関係があると思われます。ここで産出される砂に丹が含まれているのを丹生氏が見いだし、採取したのでしょうね。

丹を含む砂(朱砂)が産出されるためにはまずその場所の土壌に硫黄が含まれている必要があります。その地下に水銀があった場合ガス状になって地上に噴き出します。その際地表で水銀と硫黄が化学反応を起こし土や岩が赤く染まって朱砂が出来上がるというわけ。これを熱して蒸留すると丹と水銀が精製され、丹は上に書いたように塗料として、また水銀は仏像などのメッキとして使われたそうです。(参考

それはさておき、館山道に並行して走る道の脇道を入るとこんな風に丹生堰が現われます。



堰の横(左岸)まで登ってきました。その様子がこちら。



堰の上に鎮座した小さな石碑。「丹生川上之池」と刻まれています。



その裏側です。細かい字で書かれていて、しかも苔むしていて読みにくい。かろうじて1940年8月31日竣工であることが判別できました。



堰の上、中央から見た下流側の様子です。写真中央を横切っているのが館山自動車道で、富浦トンネルの入口が見えます。



一方、貯水側の景色はこんな感じ。



対岸(右岸)に来ました。振り返るとこんな感じです。



洪水吐は、この対岸の端にあります。写真ではわかりにくいですが越流式になっていて、写真右側の水が増えると写真左側に見える細い水路へ流れるようになっています。



そして、このトンネルのようなところから下流へ向かう構造になっています。



そういえば、以前岐阜県高山市にある丹生川ダムを訪れたことがありましたが、名称からするとおそらくここでも朱砂が産出されたのではないでしょうか。地名からその歴史が学べるって面白いですよね。
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水道用ダムだけどオープン…作名ダム

2021-03-08 06:50:05 | 千葉(ダム/堰堤)
千葉県館山市作名(たてやましさくな)にある汐入川(しおいりがわ)水系の作名ダムを訪ねます。アクセスは国道410号から県道188号へ入ってすぐのところにある館山市立豊房小学校付近の道から登っていきます。汐入川という川は調べてみると全国に複数存在し、兵庫県姫路市、岡山県倉敷市、愛媛県宇和島市、福岡県遠賀郡岡垣町、長崎県佐世保市にあるんですね。

その道を登って行くとダムの右岸に到着します。これが「ご尊顔」。



ダム横に来ました。そこには四郎左ェ門武男なる人物が平成22年(2010年)に植樹したサクラ、ソテツ、スイセン、アジサイがあります。この石碑、文字が赤で、ちょっと不気味な感じですが、なぜこのようにしたんでしょうか。墓碑銘では存命している人の文字を赤くすることがありますが、石碑建立当時90歳だった四郎左ェ門さんがまだ存命していたからなんですかね。それとも単に目立たせようと思っただけなんですかね。



その奥にあるのが「作名ダム建設記念碑」。裏側には概要が刻まれており、1976年8月竣工とあります。





ダム本体に嵌め込まれた「作名ダム」のプレート。



そして横には諸元が記されたプレート。上水道用水を貯水するためのダムなんですね。



これがダム上です。進んでみることにしましょう。



ダム上、中央から見た24.5m下の様子。



下流側の遠景です。なんか色褪せちゃってますなあ。



これが貯水側の景色です。館山市の水がめなんですね。



ダム上の欄干のあちこちに嵌め込まれたプレート。何かが書かれていたのでしょうが、今では錆びちゃって判読不能。気になる〜。



対岸(左岸)から振り返るとこんな感じ。あれ?右岸の山腹には貯水タンク?があるんですね。たぶんこれがすぐ下流にある作名浄水場に繋がっているんだと思います。





実は本当の対岸はここ。上の写真の場所から急に曲がっていたんです。築造上、そうせざるを得なかったんでしょうね。



千葉県のダムは水道用水確保のためのものがとても多く、そのほとんどは水質の安全確保のために立ち入ることができません。でも作名ダムは例外。オープンにしているので見学者からするとありがたい限りです。
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クネクネ行ったのに…白浜ダム

2021-03-07 06:51:25 | 千葉(ダム/堰堤)
千葉県館山市畑(たてやましはた)にある房総半島最南に位置する長尾川水系の白浜ダムへ行ってみました。アクセスは房総フラワーラインから長尾川に沿うように遡って行くと到着します。

【館山の由来】
ところで、館山の由来が気になったので調べてみました。現在城山(しろやま)公園になっている高台の場所(館山市館山)は古くから領主の館が建っていたことから館山と呼ばれるようになったそうです。

館山が町の名称になったのは戦国時代のこと。現在の南房総市富浦町にあった岡本城の城主、里見義頼(1543-1587)は現在の館山の場所が陸上、海上の要衝として相応しく、安房国を治める上では最適の場所と考え、すでにあった城を改築する構想を立てます。そして港を整備するなど周辺の環境を整えているうちに義頼は病死。後を継いだのが長男の義康(1573-1603)で、館山城の築城は1588年から開始され1591年夏に完成しました。この頃から館山という名称は城の名称だけでなく、周辺地域全体の名称になったそうな。(参考

さて、クネクネした細い道を登って行った先に白浜ダムがありました。ダムの入口にはこんな看板。1966年8月に完成したとあります。



上水道専用のダムなので魚釣りはできません。



ところが、水の安全を考慮してなのか、それ以上先に進むことは許されませんでした…。



奥のほうにダムがなんとなく見えるので余計に悔しい。ま、仕方ありませんけどね。
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もはや記念物?…八丁堰

2021-03-06 06:58:54 | 千葉(ダム/堰堤)
千葉県鴨川市八丁を通る国道410号沿いにあるのが加茂川水系の八丁堰(せき)。漫然と走っていると、たぶん通り過ぎてしまうと思います。

これが国道から見た「勇姿」。



貯水側から見るとこんな感じです。



八丁堰の目印となるのは、この石碑。「溜池設置記念」と刻まれています。



石碑の裏側です。年月が経っているので読むのにひと苦労。1933年11月24日竣工だそうです。ちなみに奥に見えているのが国道410号。



これが堰堤上なんですが、立ち入ったら警察に通報するぞと書かれていたので、これにて終了。



今から約90年近く前に作られた、いわば記念物ですな。
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滝はどこに?…滝の堰

2021-03-05 06:54:36 | 千葉(ダム/堰堤)
今回からまた千葉県のダム(堰堤)を訪ねます。まず向かったのは鴨川市上小原(かみこばら)にある加茂川水系の滝の堰。上小原堰とも呼ばれるようです。アクセスは県道34号沿いにある鴨川警察主基駐在所付近から南下し、昭和院方面に行くとあります。

その道を行くと堰の右岸に辿り着きます。いわゆるダム上はこんな感じ。



【主基の由来】
堰内への立入禁止看板は珍しくないのですが、注目したのはその下に書かれてある「主基第三土地改良区」の文字。主基は「すき」と読みます。名称の由来は大嘗祭(だいじょうさい)と関係があります。大嘗祭では稲が供えられるのですが、どの水田から供されるかは亀卜(きぼく)という占いで決められます。これを斎田点定の儀(さいでんてんていのぎ)と言います。大嘗祭の祭祀は同じ所作が二度繰り返されるので斎田も二か所選定され、一方は悠紀(ゆき)、もう一方が主基と呼ばれます。この地が主基と呼ばれるのは明治天皇が即位した際に行われた大嘗祭(1871年)の主基斎田だったことにちなむものなのですね。天皇が新たに即位するごとに大嘗祭が行われるのでその都度斎田点定の儀も行われます。悠紀、主基という地名が全国あちこちにあるのはそういうわけです。なお、ここの主基斎田跡は主基斎田址公園として整備されているようです。(その地図はコチラ



滝の堰に話を戻します。ここの洪水吐は他とはちょっと違い、右岸からダム上の半分までが洪水吐になっています。





堰堤の右岸側から見た様子。



では、堰堤の上に行ってみます。中央から見た貯水側の景色です。



下流側はこんな感じ。



対岸(左岸)に来ました。振り返るとこんな景色です。



上小原堰と呼ばれるのはここの地名に由来するものなのでしょうが、なぜ滝の堰と言うんでしょうね。そのあたりを説明する案内板がないので、ちょっと消化不良。まあ、観光地じゃないから仕方ないのかもしれませんけどね。
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騒動に遭遇…小向ダム

2021-02-21 06:59:43 | 千葉(ダム/堰堤)
千葉県南房総市和田町小向(わだちょうこむかい)にある三原川水系の小向ダムに来ました。アクセスは県道186号沿いにあるので容易に見つけられます。

まずは県道から見た「ご尊顔」をどうぞ。



やはり、県道から見たダム上の景色です。



そして貯水側から見たダムの様子です。



たぶん、何もなければフツーにダム上に行けたのでしょうが、訪れた日には何やら慌しい雰囲気。ヘルメットを被った大勢の職員らしき人たちがゾロゾロ。どうやらこの時、小向ダムの貯水率は30パーセント程度に渇水していて、ここを水源とする下流の丸山、和田、千倉の各地域では断水の恐れが生じていたようです。

このため千葉県内の水道事業体から給水車が派遣され、同地区で水道使用量の多い施設へ給水が行われていたとのこと。幸い、1月28日時点で貯水率が84パーセントに戻ったため渇水は解消されたそうな。(参考

そんな状況だったのでダムに近づくのを遠慮しました。ですが、県道からダムへの入口のところにある「小向ダム」と刻まれた石碑だけは撮らせていただきましたよ。これによれば、やはり水道用水確保を目的としたダムで、着工は1974年4月2日、竣工は1976年3月25日とあります。



石碑の近くにいろんなものが置いてあるのは職員さんたちのものと思われますが、幾分騒然とした雰囲気はここから感じ取れるでしょうか。でも、まあ渇水が解消してよかったですね。
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見に来ただけなのに…山田ダム

2021-02-20 06:54:02 | 千葉(ダム/堰堤)
千葉県南房総市和田町中三原にある温石川(おんじゃくがわ)水系の山田ダムへ行ってみました。「山田溜池」とも呼ばれるようですが、グーグル先生の地図では「山田ダム」となっています。アクセスは県道296号から入っていきます。

細い農道を進んで行くと、これのようです。



…が、ダムへ通ずる道は立入禁止であり、万事休す。「薬莢(やっきょう)を持ち帰って、ください」とな! この文章の読点(、)が不自然なのはさておき、薬莢って銃のでしょ? 何とも物騒な…。



過去に以下のような行為があったのでしょうね。こんなことをするからワシのような訪問者もとばっちりを受けてダムを見学できないんです!



ぷんぷん。
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