ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

駒止橋の馬

2019-10-31 08:10:29 | 橋のユニークな親柱
国道471号は金木戸川が高原川に流入する場所(岐阜県高山市上宝町)を通るのですが、そこに真っ赤な橋があります。その親柱に、なんと馬が!



橋の名前は駒止橋(こまどめはし)だそうで。





あれ? でも変だな。金木戸川なのに双六川と刻まれています。調べてみると金木戸川は双六川とも呼ばれるらしい。



柵には小鳥が4羽乗った可愛らしいデザイン。おや?待てよ?これ、どこかで見たなぁ。そうだ、確か相当前に東京の昭島駅あたりで見た記憶が…(当時の記事)。調べてみると、この柵はサンポールという会社が作った「ピコリーノ」という車止めのようです(参考サイト)。な~んだ、オリジナルじゃないんだね。



馬の像は対岸にもあります。



でも、なぜ馬をモチーフにしたんでしょうね。推測ですが、ここ高山は飛騨国と呼ばれていました。実は飛騨の「騨」は野生の馬とか葦毛の馬を意味します。また『続日本紀』には702年に飛騨国が神馬を献上したという記録が残っています。たぶん、そんなことから親柱に馬がフィーチャーされたのかもしれません。

通常、親柱のところに竣工年が刻まれていますが、探しても見当たりません。一体、いつ完成したんだろうか…と思いながら何となく地面を見ると、うはっ、こんなところに。

1992年8月ですか…宝探しだな、こりゃ。

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深い山中に浅井田ダム

2019-10-30 07:56:07 | 岐阜(ダム/堰堤)
岐阜県飛騨市にある神通川水系の浅井田(あさいだ)ダムに来ました。ここを流れるのは高原川で、前回ご紹介した新猪谷ダムの上流にこのダムはあります。やはり高原川に沿って国道が走っていますが、今回の国道は41号ではなく、471号です。

お馴染みの北陸電力の看板がお出迎え。



まず目にするのが管理所。





水利使用標識はフェンスの向こうに…。



ダム上の道は車両通行可。



下流側の景色。



貯水側の眺め。良い良い。



対岸から見る貯水側。



一方、対岸から見る下流側の景色。

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分配します…新猪谷ダム

2019-10-29 08:43:29 | 岐阜(ダム/堰堤)
岐阜県飛騨市神岡町にある神通川水系の新猪谷(しんいのたに)ダムに来ました。これは北陸電力が管理する発電用ダムで、1963年竣工。ダムが堰き止めているのは高原川ですが、この川は宝珠寺の黒松付近で宮川と合流し神通川と名を変えます。

新猪谷ダムは高原川に並行して走る国道41号沿いにあります。北陸電力のマークが目印。



まず目にするのは管理所です。





事務所脇にはお馴染みの「水利使用標識」



ここにも。よく見ると上のは富山河川国道事務所の標識で、下のは岐阜県県土整備部のものでした。ということはこのダムは富山と岐阜の両県に電力を供給しているということでしょうか。



重力コンクリート式のダムはイカツイねぇ。いろんな意味で尖ってます。



年月を感じさせるプレート。



このダムは対岸まで歩いて行くことができます。ダム上から見た下流の景色。



上流の貯水側の景色。美しいねぇ。



対岸に来ました。素人にはさっぱりわかりませんが、ダムにとっては重要な機械がたくさん。



対岸から事務所のほうを振り返ると、



事務所側のダム下。



対岸から見る下流の景色。ダム上から見たのとはまた異なる趣きがありますね。

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ザクロ、豊作!

2019-10-28 12:06:45 | 脳みその日常
家の庭のザクロの木に今年も山ほどの実がなりました。70個ほどはあったと思います。



捕獲作業を実施していたら、通りすがりの見知らぬ御婦人が、

「あら〜、今年もたくさん実がなりましたね」

と、物欲しそうな顔で話しかけてきたので、

「差し上げましょうか?」
「まぁ!いいんですか?」
「ええ、ええ、どうぞどうぞ。必要なだけ差し上げますよ」
「嬉しいわ!じゃあ遠慮なくいただこうかしら」

とはいうものの、実を持ち帰るための袋を持ち合わせていないご様子。そこでポリ袋を持ってきて1つ1つ入れることに。6つほど入れたところで、

「あと、どれくらい入れますか?」
「もう少し…」(2つ追加)
「こんなもんですか?」
「そ、そうね…」(さらに2つ追加)

結局10個入れてポリ袋が一杯になったのでストップ。その御婦人は一言お礼の言葉を述べて去っていきました。こちらとしては貰ってくれれば片付くので助かるんですが、フツーに考えて面識のない人から10個もタダでもらいますかね? まあ、せいぜい2、3個でしょう。ちょっと不思議な人ではありました。

さあて、残ったザクロ、どうしましょうかね。今週末の食事会(例会)に使ってみますか。どうなるかは、乞うご期待。
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見て見ての神一ダム

2019-10-28 08:23:08 | 富山(ダム/堰堤)
国道41号を岐阜の高山方面を走らせると左に北陸電力が管理する神通川水系の神一ダムが見えてきます。ダムへ近づくには脇道を入ります。



国道に向かって、めっちゃアピールするやん。営業上手やん。



快晴、快晴、気分がよろしい。



到着しました。「水利使用標識」がお出迎え。



ダム上は、神二ダムと同様に歩いて渡ることができます。



それにしても良い天気です。



下流側の景色。むき出しの岩がすごいですね。



対岸に来ました。





「神一堰堤」…この名称のほうがなんか貫禄があるように思いませんか?

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昼間に通りたい…おおさわの石仏の森

2019-10-27 08:33:00 | ドライブ関連
神二ダムの迫力に驚きつつ、再び神通川沿いの道を遡って行くと…

ん?なに?なに?なに?…石像だらけ。



さすがにこれだけあったら不気味ですよ。どこかに全身白塗りした人が紛れ込んでいてもわかりません。それが突然動いたら怖いだろうなぁ。ホラーやん。



どうやらここは「おおさわの石仏の森」という名所のようです。「おおさわ」とは何かと調べてみると「おおざわ」ではなく、地名の「大沢野(おおさわの)」が正解でした。2005年4月の市町村合併まで、このあたりは大沢野町だったそうで、現在は富山市に併合されています。てっきり大沢さんという人が作った石仏の森かと思いましたよ。



深夜に通らないで良かったぁ…。ホント、心臓に悪いわ。
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迫力の神二ダム

2019-10-26 08:13:29 | 富山(ダム/堰堤)
富山県の神通川沿いを走っていると…



おお〜、なんすか、なんすか、これは。





地図で調べてみると神二(じんに)ダムらしい。北陸電力が1953年に富山市岩稲を流れる神通川に建設した発電用ダムです。管理所のプレートで確認しました。



ここはダム上の通路を渡って対岸へ行くことができます。



上流側の景色。



洪水吐ゲートに付けられたプレート。



対岸へ来ました。





対岸から見ても、やっぱり迫力がすごい!



対岸にあるこの看板は神通川と並行して走る国道41号に向かって建てられています。アピール、するする。



対岸から見た下流の景色。



和むわぁ。
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亡き若者が見守る熊野川ダム

2019-10-25 19:59:36 | 富山(ダム/堰堤)
神通川水系の熊野川ダムは富山県土木部が手がけた8番目のダムで、洪水調節、利水、発電の役割を担っています。1984年竣工。

到着しました。なかなか大きいダムです。



ダム名の書かれた石かな…と思いきやダム建造に使われた原石かい!



案内図と概要。





管理事務所がお出迎え。





定礎は1983年6月。



やっとダム名の登場。



では、ダム上を進んでみます。



取水ゲートのプレート。



おなじみの「水利使用標識」



上流の貯水側。



下流側の景色。



対岸に来ました。面白いことに小さな砂防ダムがあります。



階段があるので展望台に行ってみます。



その途中にはダム建設の最中に亡くなった27歳の若者の慰霊碑が。



やはり展望台というだけあって、眺めは最高。

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地域のために…横江頭首工

2019-10-25 08:39:03 | 富山(ダム/堰堤)
前回の小俣ダムを見終えて県道67号に戻り、常願寺川沿いに下って行くと何やら見えてきました。



あれっ、ここにもヘーベル君たちがいる(詳しくはコチラをご覧ください)。懐かしさのあまり立ち寄ってみることにしました。

横江頭首工(よこえとうしゅこう)だそうな。









富山県の常願寺川は急流河川として知られ、昔から洪水などの「悪さ」をしてきました。そこで洪水防止の策として1956年に作られたのが横江頭首工です。その後2009年3月までに改良され、現在の姿になっています。

それにしても頭首工とはまたイカツイ名称ですね。これは河川や湖沼から水を取り入れる農業水利施設の総称をいう用語ですが、たぶんこの名称になったのは英語の「head works」に由来するのでしょう。でも堰やダムを意味する「weir」を訳しておけばこんなイカツイ名称にならなかったのにね。そうすれば横江堰で、スマートじゃん。まあ、いいですけど。

対岸には立派な管理事務所があります。





取水する一連の流れを見てみましょう。上流の水は取水ゲートに流れ込み、



レールみたいな沈砂池で砂を取り除き、



このゲートから農業用水として用水路へ流れていきます。



ゲートの脇には「水利使用標識」。なんか久しぶりに見た気がします。



取水ゲートへ行かない水はそのまま常願寺川の下流へ流れていきます。



最後にヘーベル君のご尊顔を眺めてみましょう。



う〜ん、やっぱり上のリンク先でご紹介した拾ケ堰のほうが男前だなぁ。こちらはハイパー・ヘーベル君かな。

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峻厳なイメージの小俣ダム

2019-10-24 19:54:07 | 富山(ダム/堰堤)
富山県富山市才覚地にある常願寺水系の小俣ダムに来ました。このダムは上流の小口川(おぐちがわ)ダムから流れてきた水を堰き止めているもので、水はその後、常願寺川へと流れていきます。

ダムの全景です。



脇道を降りて行くとダムの見張所があります。



北陸電力のダムなんですね。



ズームにしてみましたが、プレートの字が読めません…



いや〜、歴史を感じさせる痛み具合です。



上流の景色です。発電所のようなものが見えます。



下流の景色。



対岸から見張所のほうを見ると、こんな感じ。



ダム上は車両も通行できますが道幅が狭いので気をつけてください。1962年竣工のダムなのであまり見所はありませんが、かっこよく言うと峻厳なイメージのあるダムという感じです。

この上流には小口川ダムや有峰ダムなどがありますが、そこへ行くための林道は生意気にも有料(1900円)。アホか。カネ取るんかい! そんな理由で行くのを断念。
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ダム下の迫力…白岩川ダム

2019-10-24 08:03:33 | 富山(ダム/堰堤)
白岩川(しらいわがわ)ダムは富山県土木部が手がけた5番目のダムで、1974年竣工。場所は富山市中新川郡立山町で、県道67号を走り、下の石碑が見えて来たら到着です。 



管理事務所です。





ダム上は立入禁止なので貯水側と下流側を脇から撮影しました。







道路を少し上流側へ進むと、





程良いアングルのポイントがありました。





そして、ダム下に行ってみるとマイナス・イオンが飛んできそうなポイントが。





なかなか迫力があります。
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たっぷり見学…上市川第二ダム

2019-10-23 20:02:36 | 富山(ダム/堰堤)
富山市中新川郡上市にある上市川第二ダムは富山県土木部が手がけた9番目のダムで、1985年竣工。

ダムに近づいてきました。なかなか大きなダムです。



到着です。



貯水湖の名称は早乙女湖。なんか素敵やん。



ダム上です。クルマで進むことができます。



ダム下の景色。



早乙女湖。



対岸に来ると見晴台のようなものがあります。



この見取図で説明すると、ワシは右下の道から「現在地」に来ました。



見晴台から見える景色。おお、ビューリホー!





見晴台の横には千石橋(せんごくはし)があり、貯水された水はそこから下流へ向かいます。









つまり、この水が



千石橋の下を流れて



この水路を通り、



下流へ流れてゆくのです…(しつこい?)



管理棟は千石橋を渡ったところにあります。





そのほか、諸々の案内板。





見応えのあるダムでした。
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ベテランの味?…上市川ダム

2019-10-23 07:52:00 | 富山(ダム/堰堤)
富山市中新川郡上市にある上市川(かみいちがわ)水系の上市川ダムに向かっています。ここは富山県土木部が手がけた2番目のダムで、1964年8月竣工。洪水調節と発電を目的としたダムとして知られています。

まあ、それはともかく、カーナビに任せて向かっているとなかなかの細道を案内されてしまいました。そして広い道のある管理事務所側でないほうからアクセスという始末。

見えてきました、あれですね。



素晴らしい眺めです。



で、ダムへ近づこうとしたら、なんと狭いトンネルが! 恐る恐る進み、出たところがダム上。もうね、スリルとサスペンスの世界ですってば。



ダム下の景色です。



対岸にある管理事務所。





年月を感じさせるプレート。





ここに墨を塗ってその上から和紙を乗せてバレンで擦りたい気分。拓本かっ!



先ほど通ってきたトンネルです。ね、狭そうでしょ?



別の角度から。



意外だったのは展望する場所があったことです。管理事務所前の階段を登ると…



そして、ナイスなビューポイント。いいねぇ。

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昭和的な?…角川ダム

2019-10-22 20:14:50 | 富山(ダム/堰堤)
富山県魚津市にある角川(かどかわ)ダムに向かいます。これは富山県土木部が管理する7番目のダムで、1978年10月竣工。洪水調節と河川環境の保全のために作られたものです。

見えてきました。あれです。



墓碑銘みたいですが…







まあフツーはこういう案内板なんですがね。



ダム上に来ました。歩いてみます(車両通行不可)。



下流側の景色



上流の貯水側の景色



対岸に来ました。振り返ると…



水はこのゲートを通り、



下流のこちらへ流れていきます。



管理事務所は少し下流側にあります。このパターン、よくありますね。



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新人の尾山砂防堰堤

2019-10-22 08:30:29 | 富山(ダム/堰堤)
布施川ダムを見終えて、県道125号を日本海方面に向かって走っていると、日吉社という神社を過ぎたあたりで目の端に何かが見えました。

「ん?霊園か?」

気になったので近づいてみると、なんと砂防堰堤。早速調査開始です。



なんだか、とても初々しい感じです。



プレートを見て、納得。この片貝川水系寺谷敷谷川の「尾山砂防堰堤」は今年1月に竣工したばかり。砂防堰堤界(そんな世界があるか知りませんが)からすれば赤ん坊みたいなもの。



幸いにも、まだ「仕事」はしていないようですが、来るべき時が来たら活躍してね。



堰堤の上はこんな感じ。



いうまでもありませんが、この砂防堰堤はまだグーグル先生の地図には載っていません。なんせまだ若葉マークなんだもんね。
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