ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

合宿、ネコ、高齢化

2008-09-29 05:36:46 | 脳みその日常
年に一度行なわれる大学の合宿に呼ばれてきました。今年の場所は江ノ島。そう、湘南の江ノ島です。ワシにしてみれば江ノ島なんてご近所みたいなもの。片道50kmほどの場所なんて散歩感覚で行ける場所ですからね。なので、こんなところで二泊三日もするのは勘弁。それにこの時期は演奏会のシーズン。いろいろ行事が重なったこともあって、出かけたのは合宿2日目の夕方からとなりました。

まあ、なんていうんでしょうか、率直なところある種のジェネレーション・ギャップを感じたわけですよ。現役で入学した学生はもう平成生まれなんですからねえ。前日にやったのかは知らんのですが、この日の飲み会では最初にそれぞれが自己紹介をすることになりました。

「大学何年の○○です。生まれたのは平成▲年の…」

もうね、うひゃーっ!ですよ。平成になったのなんて、ついこの間じゃないですか。当時官房長官だった小渕さんが「平成」と書かれた色紙(?)を前にして「新しい年号は平成になりました」などとアナウンスしていましたっけ。皆さん覚えているでしょうか。

ともかく、その頃に生まれたのが今の大学生というわけです。言うまでもありませんが、ワシなんてその時にはもうとっくの昔に成人してましたから彼らとは親子みたいなもの。彼らの「文化」や「思考パターン」を理解しようと努めるのですが、これがなかなか疲れるわけです。といって、こちらが専門の話をするにしても彼らはまだ音楽を学び始めたばかりなので、こちらの言うことはどうやらチンプンカンプンのよう。いえ、別にね、マニアックな話をしてるわけじゃないんですよ。あくまで常識の範囲内のことを話したつもりなんですけどねえ…。


そんなこんなで、飲み会が終了したのは明け方5時近く。そして朝食は午前8時から。ワシの普段の生活は昼夜逆転の完全なる夜型。飲み会終了とともに就寝となったわけですが、ワシは大して眠くない。それでもアルコールを抜こうと仮眠しますが、午前7時には目が覚めてしまいました。仕方ないので朝食までの間、江ノ島を散策。

散策したのは別の理由がありました。実はもう20年近く前にグルメの友人に連れられて江ノ島にある極ウマの海鮮料理を食べに来たことがあったのです。その場所を確認しようと思ったのですが、記憶を辿ってもその店が見つからないんですよ。うーん、どこだったんだろうなあ。廃業したのかな、それとも改築したのかなあ。

いやいや、それにしても江ノ島はネコ天国です。駐車場など、ちょっとした広い場所には必ずといってよいほどネコが丸まってます。そーっと近づいても決して逃げないんです。このあたりのネコは「人慣れ」してるんでしょうね。真ん中の写真はワシの足下にまとわりついてきたネコを撮ったものです。ワシは基本的に「イヌ派」なのでさほど嬉しくもないのですが、「ネコ派」の人であればきっと狂喜乱舞すること間違いないと思います。それくらいここにはネコ、ネコ、ネコ…なんですよ。まあ、江ノ島にネコがウジャウジャいるのは有名な話ですけどね。



ついでながら一番上の写真は今回お世話になった宿の女将さん(宿のHPはコチラ)。散歩しても思ったのですが、このあたりも高齢化が進んでいますね。宿の従業員も、近隣のお店の人も高齢者ばかり。ひっそり暮らしているという印象を受けました。
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出動要請

2008-09-15 12:46:45 | 脳みその日常
先月のある日。ふたまわり近く歳の離れた後輩から珍しく電話が…。突然のことだったので、これはまた何か相談事かなと思いつつ電話に出ました。

「もしもし、○○さん(←ワシのこと)ですか?」
「おおっ、久しぶりだねえ。どうした?突然」
「あのー、ちょっとお願いがあって…」

予感的中だな。さあて一体何の相談なんだろうか。仕事の手を休め、受話器に神経を集中しました。すると、

「実はですね、今友人の▲▲さんと大島にいるんですよぉ」
「ほう。また随分遠くから電話してきたねえ」
「これから二泊するんですけど、天気が悪くて~」
「あぁ、そういえば天気予報では天候が崩れるとか言ってたね」
「でね、お願いというのは~」(そらきた!)

さて、みなさん、ここで問題です。この後輩どもはワシに何をお願いしようとしたのでしょうか。自他ともに悩み引受人を自負しているワシはいろいろな悩みのパターンを即座に想定しつつ次の言葉を待っていました。

確かコイツには彼氏がいたよな? 今友人と観光旅行に来てるとすればその彼氏に振られての傷心旅行か? 旅行に来たものの、彼のことが諦めきれず関係を修復するにはどうすればいいのかという相談なのか? いや、待てよ、相談というのは仕事のことかもしれんな。コイツは性格がおとなしいから職場の雰囲気に溶け込めないでいるのかもしれんな…などなど。

ところがワシの思い描いたものはコイツの次の言葉で見事に打ち砕かれたのです。

「えーと、これから大島に来ませんか?」
「はぁ?」
「だーかーらー、今から大島に来てくださいよ」

最初は直接話がしたいから大島まで来て欲しいという意味かと思いました。まあ、もし悩みが深刻で緊急を要するのであれば出かける準備をするのはやぶさかではありません。でも彼女らはそういう意味でワシを呼んだのではなかったのです。

ワシに来て欲しい理由。それはもう苦笑せざるを得ないものでした。つまり、せっかく伊豆大島まで来たのに悪天候。となるとホテルでじっとしてるしかない。それじゃ、面白くない。そうだ! ○○さん(←ワシのこと)を呼ぼう!

あのね、ワシ、確かに人を楽しませることは得意ですけどね、なんでコイツらの遊び相手としてはるばる海を渡って行かにゃならんのですか! うーん、完全に遊ばれとります。いや、コイツらがまだ学生なら「アホか、こら!」と笑って済ませることもできるでしょう。でもねえ、コイツら一応社会人ですよ。脳みそが子供のまま止まっているとしか思えません。怒るどころか呆れて、もうね、意味もなく笑うしかありませんでした。

そんなわけで、今回「出動」することはなかったのですが、これには地理的要因も関係しています。大島へ行くには飛行機か船しかありません。それも東京からの出発時間が限られています。思い立ったら即行動のワシにしてみればこんな面倒臭いことはないのです。だから今回は行かずに済んだのですが、もしこれがクルマで行ける場所であったらと思うと…。うーん、たぶん駆けつけただろうなあ。

おー、あぶない、あぶない(苦笑)
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美の山とツバメの巣

2008-09-06 05:01:27 | ドライブ関連
さてさて、秩父方面の夜景スポットを探しに行ってきました。秩父にはこれまで何度も訪れ、当ブログでもいくつかご紹介しています。たとえばココとかコノあたり(笑) もちろんまだまだナイスな場所はあるだろう。いーや、あるに違いない。そう思って、ほかにどこかないかなと探検に行ったわけです。

…なんていうのは、まあ後づけの理由でしてね。たまたま関越道の花園インターで下りたのでR140を秩父方面に向かっただけのことです。しばらく走っていると「皆野町役場入口」だったかな、とにかくそんな名称の信号のところに「美の山入り口」という看板があるのを発見したわけです。

「おおっ、なんとシェーンベルク!」(意味不明と思われる方はコチラを参照ください)

野生の勘というのでしょうか、何かが閃きました。「ここには何かあるぞ!」と。いえいえ決して宝探しをするのでもありませんし、オバケが出るわけでもありません。要するにここに行けば夜景が見られるかもしれないと直感したのです。

で、吸い寄せられるように美の山への道を登って行きました。しばらく行くと、おおっ、何やらそれらしきものが…。



ここか? ここなのか? でも、直感したような景色は見えません。そこでナビを見てみると、もう少し先に「美の山公園」というのがあるようです。うーん、こっちかもしれんな。気を取り直して公園のほうに行ってみました。



うへっ、標高は583mもあるんかい! いやはや、なかなか驚きです。で、肝心の夜景はというと、まあこんな感じです。些かモヤがかかっていて見にくいですが、実際はもっとビューリホーです。



ちなみに「美の山」は「みのやま」と読み、もともとある「簑山」が元のようです。ということは冒頭でワシが「シェーンベルク!」と狂喜乱舞したのは全くの的外れだったわけでして…。あー、恥ずかしい。

下山してR140に戻り、最寄りの「道の駅ちちぶ」でちょいと休憩。運転しているとなぜか甘いものが欲しくなるものです。そこで自販機にあるチョコミントのアイスを購入。あとで気づいたのですが、2年半近く前にここを訪れた時も同じ何とアイスを買っていたのでした(参照記事)。好みというのは変わらんものですねえ。

チョコミント、あぁチョコミント、チョコミント…(高木東六もどき)

すみません、若い人にこれはピンと来ないでしょうね。ええ、別にいいんですよ、こんなこと知らなくても。それよりも、思わず笑ってしまったのは次の警告です。



これは売店入り口ドアの上に貼付けてあるものです。深夜の撮影では特にノイズが写り込んでしまい、いくら明るくてもうまく撮れないことがあります。何度もチャレンジしたのですが、ワシのケータイではこれが限界。で、何て書いてあるのかというと…

「ツバメさん
 ここに巣はできないよ」

ほほぅ、このあたりのツバメは文字が読めるとな! 確かに巣はありませんからねえ。いや、それよりも微笑ましいのはツバメが読める読めないはともかく、わざわざこうした警告を書いて教えてあげていることです。売店の人は間違いなく迷惑を被っているのでしょう。でもこの文面には何か温かい気持ちが出ていると思いませんか。日本語が微妙におかしいのはご愛嬌ですが…。
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滑走路のような…

2008-09-02 00:45:01 | 夜景スポット
この2ヶ月というもの、「出費の神」がワシに取り憑きました。クルマはオシャカになるわ、ケータイはイカれるわ…。もう散々な状態でしてね。壊れてしまっては仕方がありません。当然それぞれを新たに購入という運びになります。で、快適な生活になったのはいいのですが、これはもちろん予想外の出費。イイ歳をして借金生活ですよ…。とほほ。

というわけで、しばらくの間は倹約を強いられることになったのですが、ドライヴを止めるわけにはいきません。なぜって、これこそワシの唯一のストレス解消法だからです。

「じゃあ、家で音楽でも聴けばいいじゃん。そのほうが倹約できるでしょ?」

いやいや、それは違うんですよ。確かに家から出なければ出費は抑えられます。ごもっともな意見だと思います。でもね、音楽を聴くことを仕事にしていますとね、音楽を楽しんで聴くということができなくなるのですよ。

「イカン、イカン、今はリラックスするために聴かなくちゃ」

なんて思ってもですね、耳が言うことを聴いてくれません。職業病というのでしょうか、音楽が聴こえた瞬間、無意識のうちに「仕事用の耳」になってしまうのです。ストレス解消どころか余計にストレスが溜まってしまうわけです。だから演奏家もそうだと思いますが、仕事以外の時間にはできるだけ音楽から離れるのが一番のストレス解消法なんです。ワシの場合はたまたまそれがドライヴというわけで…。

前置きが長くなりました。そんなわけで、新しいケータイのカメラを試すことも兼ねて郊外に行きました。向かったのは八王子みなみ野。ここはJR横浜線が通っています。なぜここに行ったのかというと、R16からこの街に向かう直線道路がまるで滑走路のように見えるからです。特に夜は。

この景色はなかなか神秘的でしてね。実際目にすると「うぉぉぉぉぉ!」と思うわけですが、以前のケータイのカメラではその雰囲気すら伝えられませんでした。いや、夜間なのでほとんど写らないといったほうが正しいのですが。

ところが今度買い替えたケータイのカメラの画素数は520万画素もあるそうで、「ほう、これならあの景色も写るかもしれんな」と思ったわけです。で、撮った結果が右上の写真です。どうでしょうねえ、まあまあ雰囲気は出ていると思いますが。

ついでなので、八王子みなみ野駅も撮影してみました。



撮影したのは午前1時過ぎ。周囲には誰もいません。付近を通るクルマもほとんどなし。ただ、撮影中、チャリで巡回するオマーリさんが2名ワシを「怪しいな、コイツ」というような目で見ながら通り過ぎて行きましたけど(苦笑)
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