ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

コント「二度見」

2009-09-22 04:51:09 | 脳みその日常
コントみたいな場面って、たまに遭遇します。

それは少し前に軽微な違反をして捕まった時のこと。いい歳をしてお恥ずかしい限りなのですが、交番で反則切符が切られることに。それ自体がコントというわけじゃありません。その場面は担当警官とのやりとりで起こりました。

この警官、ワシとは親子ほど歳の違う若造。

警官「○○さん、つまんない違反しましたねえ」
ワシ「ああ、うっかりしてましてね…」
警官「ええと、それで○○さん、お名前のほうは△△とお読みしていいんですか?」
ワシ「そうです…」
警官「やっぱり? いや~、私の父と同じ名前なんです!」
ワシ「そうなんですか」
警官「ええ、なにか懐かしい気がしたんです!」
ワシ「はあ…」

違反者に対して一所懸命に気遣う姿勢はなかなか天晴れだなと思いました。だって我々は初対面なんですよ。たぶん違反者の機嫌を損ねないようにしていたのかもしれません。もっとも、ワシはワシで違反行為を受け入れる気でいましたから、そんな気遣いはどうでもよかったんですけどね。

で、可笑しかったのは年齢を確認しようとした時でした。

警官「え~、それで、○○さん、お歳はおいくつですか?」
ワシ「××ですけど」
警官「××ですね……、えっ、えーっ! 本当ですか?」
ワシ「本当も何も。んなもん、ウソついてもしょーがないでしょ?」

う~ん、文字ではうまく伝わりませんな。要するに、それまでずっと会話をしていて警官はワシの顔を見ていたはずなんですが、ワシが年齢を言った瞬間に、目を見開いてマジマジとワシの顔をみたんです。いわゆる「二度見」ってやつですね。

そんなに驚くことかなあ。確かに実年齢に比べると若く見られることが多いんですが、何も目をひんむくほどじゃありません。いうなれば「ちょい若」ってな感じでょうか。

警官「いや~、驚きました!」

いやいや、その程度のことで驚かれても、こっちが驚きですってば。それにしても、この警官、何だか憎めないキャラでしてね。懸命に仕事をしている姿が微笑ましく思えたほどでした。そのためか、切符を渡されてその場を離れる時に「仕事、頑張ってね~」と思わず声をかけました。すると警官、「ハイ!頑張ります!」と元気よくお返事。

会社員から転職したそうですが、こういう人には国家の安全のためにぜひとも頑張って欲しいなと思いましたね。もっともワシの違反は見逃してはもらえないだろうけど…。
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勝手に宣伝

2009-09-21 04:27:19 | 脳みその日常


え~、今回はちょいと宣伝を。このブログで以前何度か登場した役者志望のI君がこの公演(詳細はコチラ)に出るそうな。もちろん本名で登場するわけじゃありません。ちゃんと芸名があります。

彼はまったくのフリーランスで、あちこちの舞台にちょくちょく出演しており、今回の舞台も外部としての出演だとか。面白そうなので観に行こうかと思ってます。

でも、上演するこの劇場、行ったことはありませんが、ウヒョーな場所にあるんですよね。その意味はわかる人にはすぐにピンとくると思いますけど…。
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おみやげ運搬車

2009-09-15 04:38:38 | 回想する脳みそ
誰だって渋滞にハマるのは好みません。むろんワシだってそうです。でも世の中にはその渋滞の実態調査をするために敢えてハマる仕事もあります。今回はそんなお話をしましょう。

少し前に旧日本道路公団関係の運転手をしていたという記事を書きましたね。その時に経験したお話です。

高速道路には利用者のために施設があります。サービス・エリア(SA)やパーキング・エリア(PA)がそうです。当時これらの施設は道路施設協会という組織が管理していました。

で、ここのエライさんは定期的に各SA・PAを視察します。ワシがたまたまヘルプで呼ばれたのは東名高速道路でした。当時関東圏において東名の管理範囲は東京インターから三ヶ日インターまでの片道250km。この間にある各SA・PAをひとつひとつ寄っていきます。

もっとも、これが通常の日ならいいんです。往復500kmそこそこの距離なんて大したことないですからね。でもワシが行ったのは年末の帰省ラッシュの時期。ええ、どう考えても渋滞に突入するのは必至でした。ヘルパーはこういう役回りなので仕方ないんですが、やっぱり心は重いですよ。

当日は早朝6時に部長の家に迎えに行き、いざ出発。案の定、道路は渋滞。その苦痛に耐えながら各SA・PAに寄ります。視察するといっても、担当部長は各レストランや土産物店に挨拶する程度です。別にクレームをつけるわけじゃありません。

面白いといってはなんですが、各施設の責任者の対応がみな同じなのには笑ってしまいましたね。彼らからすれば、

「東京からエライさんが来た! 決して粗相のないようにせねば!」

という感じなのでしょう。これらの施設は地元の業者が請け負っていますから、本部から視察が来たとなれば一大事というわけです。なので、部長に対してはとびっきりの笑顔で迎えます。部長のほうも慣れたもので、「ほうほう、そうですか、そうですか」のセリフのみ。

各責任者の共通の対応はほかにもあります。視察を終えてクルマに乗り込む前に彼らは必ず「おみやげ」を持たせてくれるのです。もちろん部長にですよ。

これがひとつふたつならいいんですが、港北PAから始まって浜名湖SAまで片道だけで14もあるわけです。先にも書きましたが、我々は往復するんですから結局28の施設に寄るんですよ。寄るたびに「おみやげ」をもらうわけです。

ご想像の通り、行程が終わりに近づくにつれてクルマのトランクは「おみやげ」で満載になります。あの時は確かトランクに収納しきれず助手席にも積み上げた記憶が…。え? 後部座席には置かないのかって? 置けないですよ。だって部長が横になってるんですから。

こうしてひとまわりしてくると、乗用車はさながら貨物車みたいになります。なんかね、まるで悪代官が商人から上納金をまんまとせしめてきたような感じです。

それにしても、こんなに「おみやげ」をもらっても困るのにね。まあ、すべては協会連中の胃袋に収納されたのでしょうけど。

ちなみに、この時東京へ到着したのは深夜の24時でした。そしてどこかの施設のまんじゅうをもらった記憶があります。今もこんなこと、してるんでしょうかねえ。
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フェイント病院

2009-09-14 04:41:30 | ドライブ関連


え~、久しぶり更新であります。何だか知りませんが、気づけば時間だけが過ぎておりました。

さて、本題です。上の写真は三鷹市のとある動物病院の入り口に飾られているフィギュア。なんとも可愛らしいペンギンの親子でしょ?

そうするとこの病院名は「ペンギン動物病院」とかかなとフツーは思うじゃないですか。そう思うのが自然ですよね。たぶんそうに違いありません。いや、そうに決まってる!

ところが、なぜか違うんですよ。



な、なぜライオンなんですか! つながりがサッパリわからないんですけど…。
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秋の夜の楽しみ

2009-09-04 04:26:45 | 脳みその日常
東京の夜はまさに秋まっただ中。スズムシやらコオロギの大合唱です。それぞれが好き勝手に鳴いています。それはまるでバリ島のケチャ(演奏例:音が出ます)とかガムラン(演奏例:音が出ます)を彷彿させますね。

また、虫の声の合唱スタイルはミニマル・ミュージックにも似ています。たとえばスティーヴ・ライヒの作品などを聴いてみてください(演奏例:「試聴する」をクリックすると聴けます)。

もちろん虫の連中は本能のままに鳴いているので、その合唱に様式があるわけじゃありません。生真面目に延々と鳴き続ける奴もいれば、気まぐれに参加する奴もいます。そこが面白いんですよね。何が起きるんだろうというワクワク感があって。

そんな奴らの「演奏」を楽しめるのも今の季節ならではですね。
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ローリー出陣前

2009-09-03 04:36:23 | ドライブ関連


これは横浜の生麦から大黒大橋へ向かう途中にある石油精製所のターミナル。塀越しに撮ったため中の様子がうまく写ってません。ご勘弁を。

写っているのは石油を運搬するタンクローリー君たち。ここで石油を満載してどこへ向かうのでしょうか。

それにしても、このあたりは「テロ警戒」とかの文字が書かれていて物騒この上ありません。本当ならもっと良いアングルの写真が撮れたのですが、その場所だとセンサー・ライトが作動し怪しまれてしまうので、格子付きのこのアングルになってしまいました。もっとも、その会社にしてみればワシは十分に怪しいわけですが…。
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「虎」は幻想

2009-09-02 05:27:42 | 脳みその日常
今回の選挙の結果はさておき、図らずも露呈したのは敗北に追い込まれた大物議員たちの狼狽ぶりでした。当事者にしてみれば深刻な問題なのでしょうが、映像を見ているこちらとしては苦笑することしきりです。

選挙以前の態度は不遜そのもので大物ぶりを示していたのに対し、敗北するや否や全くの別人物。オロオロする者もいれば、負け惜しみを言い始める輩も。なんたる「小物」でしょうか。

こういうのを目の当たりにすると、権力を振りかざす者であるほど弱い人間であることがわかりますね。「こんなはずじゃなかった…」そりゃ、そうでしょうよ。権力の中に安住していれば民意なんて理解できないのですから賛同されなかったのは当然です。

政治家ってのはそもそも民意を敏感に捉え、それを政治に反映させるのが仕事のはずです。ところが大物になればなるほど初心を忘れてしまう。それどころか私利私欲に走る傾向にあります。これじゃあ、有権者から背を向けられるのは時間の問題。

「虎の威を借る」ということわざがありますが、「虎」は自分じゃありません。いくら偉そうな態度をしたって、中身は別なんです。そのことをコイツらはすっかり忘れていたというわけですね。

権力・権威に頼ったって、そんなのは所詮幻にすぎません。仮にそれに依存するにしても大事なのはその人の中身がどうであるかということ。

人間は窮地に陥った時に本当の自分が出るといいますが、今回の選挙ではそれがモロに出てしまいました。これを他人事として笑うのは簡単です。しかし程度の差はあれ、これは我々にも起こりうること。ひとつの戒めにしたいものですね。
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