ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

笑うしかない暑気払い

2007-08-29 04:46:19 | 脳みその日常
昨日は「ロマン派シリーズ第2回」の講義の日。社会と音楽の関係について話す。新参者3名。受講者総数20名。うーん、なかなか人が集まらんな…。

講義の後、暑気払いの飲み会に突入。会場は近所の安くてうまい礒料理の店。参加者10名のうち、飲み会から参加したのは2名。彼らはかつて講座が夜の時間だった頃に受講されていた方々。飲み会だけの参加であるが、わざわざ顔を出してくれるのはこちらとしては大歓迎。旧交を温めるみたいなもの。

受講者はほとんどが高齢者。そのせいもあるのか、酒が入ると豹変する人多し。飲み会の前には「先生を囲んでの暑気払い」だったはずが、アルコール後、確かに囲まれることは囲まれるのだが、その意味は変わっている。もうね、ワシを肴にしてイジくって呑んでるワケよ。

またアルコールで舌が滑らかになるどころか、呂律が回らなくなる人も。さらにアルコールで脳みそが溶けちゃうのか知らないが、論理が飛躍しまくるのは当たり前。同じ日本人なのに何を言っているのか、さっぱりわからなくなる。ここはどこですか? 日本ですか、そーですか。

ワシはクルマで行っているので、もちろん呑まない。ひたすらウーロン茶を浴びる。グラスが空になりかけの頃、ちょっと目を離したスキにそのグラスにはビールが注がれていたりする…。こらこら!

なんとオチャメな受講者たちだろうか。ワシは呑まんと言っとろーが! ワシで遊ぶなっちゅーねん! ヘラヘラ笑っとるその顔に悪意はないので憎むこともできず。ホント、愛くるしいことこの上ない高齢受講者たちだ。
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マイ・ブーム

2007-08-23 07:03:31 | 脳みその日常
ここ一ヶ月ほどハマっているのはガムを噛むこと。半ば依存症といってよいほど常にクチャクチャ噛んでいる。もうね、ほとんどビョーキですよ。

ガムといっても外国のスポーツ選手が噛むようなフーセン・ガムではない。少し前から注目されているキシリトール入りってやつ。メーカーや味もさまざまで、飽きることはない。スーパーやコンビニでこのボトル入りのがあり、安売りの際にまとめ買いをするとお得。

なぜガムを噛むようになったのか。直接の理由は長年常用しているタバコがリニューアルされてからウマくなくなったことだ。といって銘柄を変えるのも面倒臭いし、禁煙なんぞするつもりもサラサラない。

そんな時、ガムを噛むことは脳を刺激するといった情報をテレビか何かでたまたま見た。確かに運転中の眠気防止にガムは有効だし、リラックス効果もある。ガイジンのスポーツ選手がクチャクチャ噛んでいるのは、まさにそのためだろう。

シュガーレス・ガムを選んだのは虫歯にならないため。でもさ、キシリトール入りのやつって、いわゆるトクホ(特定保健用食品)なんだねえ。知らんかったわ。

ガム常用者が注意すべきは寝タバコならぬ「寝ガム」である。仰向けになって読書しながらクチャクチャするのは全く問題ない。危ないのは横向きになって寝ガムすること。

口をしっかり閉じない状態というのは実に不安定なもの。この時、下あごを支えているのは、こめかみの下の蝶番(ちょうつがい)だけ。顎関節症(がくかんせつしょう)という病気があるが、これは要するに蝶番が不具合な状態にあること。口を開閉する際にカクカクと音がしたり、重症になると開閉すら困難になるそうな。

横向きでの寝ガムが危険なのは何かの拍子に蝶番の部分に力が加わってしまうこと。不要な力はだいたい口を開いた状態で起こる。体勢をちょっと変えたり、寝返りを打ったりするまさにその瞬間、寝ガムの恐怖がアナタを襲うのだ。

グキッ!!

一瞬である。ほんの一瞬に恐怖は訪れる。でも、これはね、痛いよ。本当にアゴがどうかなったのかと真剣に悩むほどさ。ええ、経験者だから言えるんですが…。
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ブルーは夏空だけでいい

2007-08-20 15:13:34 | ドライブ関連
こうクソ暑い日が続くと仕事なんざ手につかん! そうなると夜な夜なドライヴして気を紛らせる。ま、年がら年中徘徊しているので、暑さが理由にならんのは百も承知なんだがね。

それにしても暑さは思考を鈍らせる。家を出発して数分したところにある交差点にさしかかった時、突然交差する道路から乗用車が突っ込んで来た。もちろんこちら側が青信号。相手は完全に信号無視である。危うく出会い頭の事故になるところだった。幸い、こちらが急停車して事故を回避できたからよかったものの、相手の運転手、きっとボーッとしていたんだろうな。はぁ、あぶない、あぶない。

まったく、しょーがねえな。これだから夏の道路は困るわい。そんなことを思っていたら、今度はこちらがボーッとするハメに。

ある道路を走っていたら、前方にノロノロと流すクルマが…。だいたいこういう場合、ワシは別の道に逃げることにしている。多少遠回りになったとしてもイライラしてストレスを溜めるよりはマシ。そこで次の交差点を何気なく右折。ホント、なーんも考えずに右折した。

すると、その先にはオマーリさんが。おぅおぅ、熱帯夜のなか、大変だなあ。なんか事件でもあったんかいな…。そう思っていたら、オマーリさん、ワシに停止を促す。

「お疲れさんです。なんか事件ですか?」
「いや、アンタだよ」
「んん?」
「さっきのところ、右折して来たよね?」
「ああ、あの交差点ね。ええ」
「あそこ、右折禁止なんだよね」
「うへっ、マジッすか? あちゃー」
「ちょっとクルマを降りて来てくれる?」

その交差点に行き、標識があるか確認。確かに右折禁止の標識がある。誰がどう見ても右折禁止だ。反論のしようがない。

「ね? ここに右折禁止の標識、あるよね?」
「へい、仰る通りで」
「じゃあ、書類書くから免許証を出して…」
「ほーい」

いやー、それにしても格好悪すぎである。右折禁止の標識を見落とすとは! うーん、情けない!

だからといってゴネたりはしない。ワシが完全に悪いんだから。非があるのなら潔く謝る。こんなのは当たり前のこと。

でも、反則金が7,000円とはな…。いや、それよりも何よりも悔しいのは、また次の免許の更新でゴールドでないことが確定したこと。この調子だとワシの免許は永遠にブルーなままだな…。あひゃひゃ。

みなさん、熱帯夜の運転は要注意ですぜ!
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ようこそ!ペルセウス座流星群!

2007-08-13 09:21:22 | ドライブ関連
昨日の夜半から今朝方にかけてピークを迎えたペルセウス座流星群。皆さん、ご覧になりましたか? 今回は天候にも恵まれ、大小さまざまな流星を堪能することが出来ましたぜ。

見える確率が高そうだし、せっかく見るならと思い立って山梨県の清里までクルマを飛ばす。到着したのは午後11時。R141から脇に入ったところで、なおかつ街灯のないところを見つけてクルマを停める。そしてトランクからレジャー・シートを取り出す。寝転がって空を眺めるためだ。

そもそも流星群には俗世間で行なわれる花火大会と違い開始の合図などない。いつ流れるかはお星様の気分次第。だからこちらとしてはペルセウス座のある北東の夜空をひたすら見つめるのみ。

ここ数年、天候不良のため有名どころの流星群は見られずじまい。しかし今回はバッチリ見えた。気づけば、あっという間に2時間が経過。寝転がっていたから首に痛みもなく快適な観測状態。いやー、ラクチン、ラクチン。

ちょうどその頃、うっすらと雲が出てきたので観測終了! 惜しむらくは流星の写真が撮れなかったこと。まあ、そりゃ仕方ないわな。でもね、フツーの流星に混じって、まるで隕石かと思えるようなデカイやつがヒューッと流れた時には、ホント、おったまげたよ。想定外、想定外。

写真がまったくないのも申しわけないので、清里に行く途中でみつけたものをアップしておこう。

これはR141沿いにある道の駅「にらさき」入り口付近の歩道橋。まるでタイム・トンネルのよう。これを入って行くと、出口は当然国道の反対側。そこには「ゆ~ぷる にらさき」という温泉施設がある。建物の全景はさながら透明なラグビーボール。もちろんこんな時間に営業はしていない。

この施設、いつ出来たんだろうな。R141はしばしば通っているが、これは初めて見た。それとも今まで単にワシが気づかなかっただけなのかも…。
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不思議な縁

2007-08-12 06:20:58 | 回想する脳みそ
今月の6日、作曲家の松村禎三さんが肺炎のため亡くなった。享年78歳だったそうな(参考記事)。その作品を聴いたことはあっても、本人と面識はなかった。しかしワシにとって松村さんは「特別な人」なのである。

さかのぼることウン十年前、まだワシが田舎に住んでいた頃、行きつけの床屋があった。当時ワシを担当していたのは店主の息子。息子といってもその人はワシよりは10歳ぐらい年長のニイチャンだった。だから現在はもうジイサンといってよいほどの年齢だろう。

ワシは昔からそうなのだが、床屋や美容室といったところでは上辺の世間話をしない。親しくなれば相手が仕事中であってもかなりつっこんだ話をする傾向にある。相手は迷惑なのかもしれないが、波長が合う人とはディープな内容であってもかなり盛り上がる。

たまたまそのニイチャンとも波長が合ったのだろう。彼は口数が少ないタイプだったが、ワシとは打ち解けて話してくれた。そんななか、たまたまワシがピアノを習っている話をした時のこと。ニイチャン、突然思い出したように

「あのさ、松村禎三っていう作曲家、知ってる?」と訊いてきた。もちろんクソガキであるワシが知るはずもない。いや、正確に言えばその名前は本などで見たことはあった。だから初耳ではない。しかしどんな作品なのかなんてもちろん知らない。せめて三善か武満クラスならばまだ知っていたろう。とにかく、クソガキにその名前はマニアックすぎたのである。

「うーん、名前ぐらいかなあ、知ってるって言っても」
「そうかぁ…」
「でも、なぜその人のことを?」

当時ニイチャンは東京で理容師の修行を終えて帰って来たばかりだった。東京時代は修行中の身とはいえ酒が好きで、新宿(だったと思う)の行きつけの店に通っていたそうな。で、そこで、やはり常連の松村氏と知り合いになり、酒を酌み交わすほどの仲になったのだそうである。田舎に引っ込んでからもニイチャンはたびたび上京したそうだが、馴染みの店に行くと松村氏がいて、そのたびに膝を突き合わせて酒を飲んでいたらしい。

その話を聞いた当時は「へぇ、そんな有名人と知り合いなんですねえ」という程度の感想しかもたなかった。しかしワシがこの業界で仕事をしている今、改めて「縁」とは不思議なものだなと思う。松村氏とは直接面識はなかったにせよ、氏はいわば知り合いの知り合いなのだから。そんなことなら生前の松村氏に会っておけば良かったなと、ちょっと後悔。

それにしても、ニイチャン、まだ元気でいるんだろうか。次に帰省した折、店に行ってみるかな。でもあそこにはとんでもない悪妻がいるのだ。ブサイクなのは目をつむるとしても問題は腕の悪さ。ニイチャンが忙しい時、この嫁がワシの担当だったのだが、当時、何度コイツに耳を切られそうになったことか…。

「あらー、ごめんねー。ついウッカリしちゃってー(棒読み)」…って、コラ! ワシをゴッホにする気か!

激怒したこと数知れず。

今度行ったら確実にゴッホになるかもしれんな…ひぃぃぃぃぃ
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おさらい会、後日談

2007-08-11 05:27:53 | 脳みその日常
今週は例の「おさらい会」以来、初めてのレッスンだった。生徒さんには「皆さん、頑張りましたね。ありがとうございます!」と労いと感謝の言葉を述べる。いや、本当に生徒さんは本番でうまく歌ったからね。お世辞でも何でもない。

レッスンが終わった後、オーナーがこっそり「秘話」を教えてくれた。生徒さんのうちの数人は本番直前まで本当にダメダメな状態で、本人も半ば諦めかけていたそうな。「だめよ、ぜんぜんうまく歌えないわー」と。ワシも内心は「ちょっとキビシイかなあ」とも思っていた。

で、その歌えないある人は帰宅してから独りで復習をしていたらしい。すると、それを聴いていた娘さんが「お母さん、ぜんぜんダメじゃん!」と即座にダメ出し。そしてすぐに「さあ!これからカラオケに行くわよ!」と強引に母親を連れ出し、店で特訓をしたのだとか。どうりで本番でうまく歌えたわけだ。

別の人の話。この人は普段は教室でしか歌を歌わないらしい。それは前から知っていた。でもさすがに数日後に本番があると自覚したからなのか、オーナーに自分の歌う曲のカラオケ・ヴァージョンを録音してもらって、ひたすら繰り返し聴いたり歌ったりしたらしい。もちろんその人も努力の甲斐あって、練習の時より本番の方が断然良かった。

うまく歌えなくて悩んでいた人はパターンは違うけれど、それぞれに練習を積んで本番に臨んでいたことを知る。いやー、皆さん、人知れず努力してたんだねえ。やればできるという証拠だな。と同時にワシ自身の指導力のなさを痛感。もっと何らかの方法で教えてあげたら人知れず苦労せんでもよかったのだから。反省、反省。

まあ終わったことは終わったこと。後悔しても始まらない。今回のことを次に活かせばいいのだから。

そういえば本番当日、生徒さんのなかにまるで林家パー子のように写真を撮りまくる人がいた(もちろんピンクのドレスではなかったけれど)。で、その人が撮った写真を見せてもらった。興味深かったのは全員の表情が生き生きしていたこと。そう、皆さん、いい顔をして歌っていたのだ。

写真を見ていて何だか嬉しくなった。そして冗談半分に「皆さん、この写真を遺影にしましょうね」と言って失笑を買ったのは言うまでもない。でも本当にイイ表情をしていたんだってば。

もうひとつ暴露してしまおう。当日、場を盛り上げるために敢えてワシはスヌーピーのぬいぐるみを抱っこしていた。どう考えてもキモイ図である。するとカメラマンのパー子さん、しっかりそれを撮影してやがった。その写真を見た生徒さんたち、口々に「わぁ、先生、カワイイ!」

いやいやいや、アイドルならいざ知らず、こんなオッサンをつかまえて「カワイイ!」とか言わんでも…。そうか、これは「遺影発言」の仕返しだったのかもしれんな。まあ、いいけどさ。
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困惑するパンフ

2007-08-08 05:02:03 | 脳みその日常
例年8月はヒマヒマなのに今年はやたらとバタバタしている。昨日も「うへっ!」な原稿依頼があった。仕事が来るのはありがたい。感謝しなければと思う。でも、そろそろ駆け込み寺的な面倒な依頼はカンベンだなと思ったり…。まあ無理だろうけど。

そんななか、とある演奏会に出かけた。配布されたパンフレットを何気なく読んでいたら思わず悶絶しそうになる。



写真を見ておわかりのように、指揮者「チョン・ミョンフン」の表記がなぜか「チョン?ミョン?フン氏」になっている。なにこれ、どーゆーことよ。なぜ疑問形なんだよ!

ここで妄想的編集経緯…
編集者A氏「この人名はこれでいいのかな?」
編集者B氏「うーん、どうなんだろう…わかんないなあ」
編集者A氏「そうだ!いいこと思いついたぞ!」
編集者B氏「え、なになに?」
編集者A氏「今の我々の気持ちを活字にするのさ」
編集者B氏「え、どーゆーこと?」
編集者A氏「わかんないかなあ。つまりね、単語の合間に『?』を挟むのさ」
編集者B氏「ほぅ…なるほど…」
編集者A氏「そうすれば、読み手が『あぁ、編集者は困ったんだな』ってわかるでしょ?」
編集者B氏「いいね、それ!うんうん、それで行こう!」

…てなワケは絶対にない!

実際のところ、おそらく文字化けしたままを印刷したのに違いない。いやいや、それにしても編集者(のような人)は校正をしなかったんだろうか。いくらその編集者が固有名詞を知らなかったとしても、これはシャレにならん。明らかなチェック・ミスである。同じページにはほかにも同じ間違いがあったからね。

とにかく久々に腹筋が痛くなりましたよ。ええ、演奏中にね。思い出し笑いはツライ…。
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昼?夜?

2007-08-04 00:52:46 | 脳みその日常
現在ちょっと大きな仕事に奮闘中。本当はとっくに終わっていなければならないのだが、なかなか捗らず苦戦を強いられている。いかんなあ、自分に厳しくならねば…。

そんなわけで、ここ最近の生活リズムはムチャクチャ。目が覚めたとき、今が昼間なのか夜なのか迷うこと、しばし。ははは、焦ってるのがバレバレだな。我ながら情けない。

で、ここ3日ほどプライヴェートのメール・チェックを怠っていたら、写真のようなありさま。うひゃー、思わずめまいが…。油断大敵である。

いやいや、何とかせねば…。よーし、頑張っちゃうゾー。

お目汚し、失礼しました。
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新シリーズは始まったけれど…

2007-08-01 05:38:41 | 音楽あれこれ
昨日はいつもの講座。今回から6回シリーズで「ロマン派音楽を多角的に見直す」の始まり。こういうタイトルなら受講者倍増かと密かに期待していた。我々が普段耳にしているのはロマン派の作品が多いからね。

かなり「食いつく」かと思いきや、開場してみれば今ひとつの出足。受講しようと思う人たちは一体何に興味があるんだろうか。さっぱり読めない。といってマニアックなテーマを提示してもダメだし。なんだかなあ…(阿藤快ふう)

聞くところによれば、近年ワシがやっているような音楽講座はどこも閑古鳥が鳴いているそうな。よほど知名度がある講師の場合は別である。どこで講義しても「追っかけ」というかある種のストーカーみたいな受講者がいるそうで、話の内容がいかにつまらないものであっても毎回200~300人は集まるんだと。そうか、そういう受講者はアイドルの追っかけよろしく、目の前でお目当ての講師の「動く」のが見たいのかもしれない。

まあ羨んでも意味がない。ワシはワシの道を行くしかないのだから。わっはっはっ。
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