ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

明けの富士

2006-09-30 08:57:33 | 脳みその日常
今年の合宿は河口湖。
ワシは昨日深夜に到着。
そしてすぐに飲み会に参加。
気付けばあっという間に朝。
画像は朝6時半頃に宿から撮った富士山。

さあ、今日もアルコール漬けだ(笑)
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袖ヶ浦海浜公園

2006-09-25 05:28:22 | ドライブ関連
少し前にネズミー島に突撃したが、今回はもう少し先の内房へ。とりあえず京葉道路の蘇我インターで降りてR16を左折する。そして片側二車線のまっすぐな道路をどんどん進む。

このあたりの海沿いは大手企業の化学工場がまさに防波堤のように並んでいる。そのため道路は海に近いところを通っているのに海を見ることはほとんどできない。まあ、深夜だからどっちにしても真っ暗なんだけど…。

それでも海の近くに何かないかなと走っていたら、あった。袖ヶ浦海浜公園である。R16を東京方面から行くと袖ヶ浦の手前である長浦を過ぎたところに「袖ヶ浦海浜公園」の表示があるので、それを右折する。そこから4キロほどのところが目的地だ。

  


午前1時半頃に到着。上記のサイトをご覧になればお分かりのように駐車スペースはかなりある。しかも無料なので時間を気にせずゆっくり散策できる。敷地は広いのでどれが入り口なのか知らないが、とりあえずアーチ形のものがあったのでこれを入り口に認定しよう(笑)

当然ではあるが、この時間は真っ暗。公園内には街灯が多少あるけれど、心臓が弱い人と度胸のない奴はたぶんコワくて入場できないと思う。でもここに何があるのかという興味のほうが勝り、ワシは勇者のごとく闇の中を進んだ。

しばらく歩くと、突然サイロのような円筒形の物体が出現。高さはビルの4階ほどあるだろうか。これは要するに展望台である。らせん階段を上ったところに現われるのは美しい東京湾の眺め。

もちろん昼間なら最高だろうが今は深夜。確かに夜景を楽しむこともできる。しかし暗い階段をひとりで上る恐怖のほうがどう考えても強い。その強さといったら、もう千代の富士か朝青龍レベル。いや、双葉山と大鵬レベルかもしれん…。とにかくその階段を上ったはいいが、また下りなければならない。《魔笛》における試練ですよ!これは!そんなわけで夜景を楽しむ余裕すらなく、恐怖でシビレっぱなし。

イヤな汗を流しながら展望台を下りてきたら、向こうの闇から突然オンナの笑い声が…。どうやらカップルで来たらしく、イチャイチャしているところだったらしい。真夜中のデートですか、そーですか。それは構わんのだが、ワシにとってはタイミングが悪すぎ。恐怖からようやく解放されてホッとしたと思いきや、突然「キャハハ!」ですぜ。ノドまでこみあげた心臓が気管で詰まりそうになったじゃないですか!

くだらない冗談はともかくとして、この公園にはほかに風力発電をする風車がある。プロペラの親父みたいなデカイ三枚羽がブンブン音を立てながら回っているのだ。出ている音はたぶん発電する際の音なのだろうが、それにしてもシーンと静まり返ったなかでこのブンブン音は違う意味でコワい。風の強さによって音の高さが刻々と変化するので、それだけ聴いているとまるで生きているかのよう。ひぃぃぃぃぃ。

本日の走行距離、230km。
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臨機応変のレッスン

2006-09-21 05:11:31 | 音楽あれこれ
例の「歌い方教室」は集団レッスンなのだが、このところなぜか個人レッスンまで担当させられている。その個人レッスンは歌ではなくコードネームによるピアノ伴奏法だったり、オペラ・アリアのリズム練習など、もう何でもアリのレッスンだ。個人レッスンの希望者ももちろんアマチュアの方。ただし、本人が自分の弱点を克服したいという強い希望があるので、レッスンはそれを補う意味で行なっている。

すべての生徒さんに共通なのは驚くほどリズム感が悪いこと。それは専門教育を受けていないのだから仕方がない。仮に楽譜が読めても拍子の感覚がないので長い音価の音符が出てくると、その時点でアウト。ワシにしてみれば、なぜ拍子を数えながら演奏できないのか不思議でならないが、できない人は本当にできないのだ。できないからといって責めるのは酷というもの。

だからまずしなければならないのはリズム感覚を習得すること。ただ、受験生ならばソルフェージュのような無味乾燥の課題をどんどんこなせば何の問題もない。しかしウチの生徒さんたちにその方法は向かない。何より楽しく音楽をしたいと考える人たちだから。そうなると飽きさせない方法でリズム感を養う方法を考えるしかない。これは簡単なようで意外に難しい。じゃあ、どうしたらよいか。

今ワシが試しているのは生徒さんの興味に合わせる方法。つまり生徒さんのニーズに合った教え方をするのだ。上にも書いたようにコードネームを使って伴奏してみたいという方にはコードネームの意味と原理をごくごく簡単に教え、同時に拍子感を養うような伴奏の練習をさせる。

また趣味でオペラを歌っている方には現在練習されている曲を教材として使用する。曲のなかに登場するいろいろなリズムを歌うのではなく、ひたすらリズムを音読させるのだ。好きでこの曲を選んでいるので歌わなくても興味を失うことはない。さらに旋律だけでなく伴奏のリズムも音読する練習も行なう。こうすることで否応無しにリズムを意識するようになる。そうなると実際に歌った時に伴奏においてけぼりにされることも減る。

要するに個人レッスンの場合はまさにケース・バイ・ケース。だからあらかじめ準備するなんてことはできないし、やってもムダ。すべては臨機応変に対処するしかない。瞬時にその生徒さんの弱点を見抜ければ、あとはそこの「穴」を埋めていけば良い。そうした穴埋め作業をするだけでも随分上達するものなのだ。
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学ぶチャンス

2006-09-20 04:08:40 | 脳みその日常
先週、一昨日と連続して演奏会でS先生に会う。偶然といえば偶然だが、「やあやあ」といういつものフレーズをこうも頻繁に耳にすると何か学生の頃に戻った錯覚すら覚える。実際には遠い昔の話なのだが…。

一昨日は演奏会後「茶でも飲もうか」ということになり、お宅にお送りするついでに近くのファミレスで話し込む。実はこういう時こそ学ぶことが多い。もちろんゼミでの難しい話なんてここではしない。かなり俗っぽい内容ではある。

しかし逆に言えば、そういう時にこそ先生のホンネがわかったりするし、授業では決して明かされない「裏話」なんかも知ることができるのだ。ワシが長年にわたってOBとして合宿に参加する理由もそこにある。

OBにしても学生にしても、そうした「集い」に参加しない者は多い。参加したくても参加できない人もいるだろう。だが、そういう機会はしょっちゅうあるわけじゃない。年に数回あるかないかだ。話す内容はともかくとしても、貴重な機会であることは間違いない。

先生方にしても、話し相手になってくれる人に対しては心を開くもの。勉強のことや仕事上のことを気軽に相談されるのは彼らにとっては実は嬉しいのである。ところが何の相談もなく勝手に論文を仕上げたり、トンデモナイ原稿を平気で書いたりされるのを見るにつけ、「なぜひとこと相談してくれなかったのか」と残念に思うそうな。

だからといって何から何まで相談する必要はない。何事にも程度というものはある。重要なポイントだけ「これはどんなもんでしょうか」と尋ねるだけで良いのだ。何もゴマをすることはない。

近年は大人であっても歳ばかり食ってロクな人間でない奴も多い。しかし少なくとも彼らは専門家としては我々よりもはるかに経験があり、辛酸もなめてきているはず。そんな先達が身近にいるにもかかわらず相談しないのはあまりにもったいない。相談をしなくとも定期的にコミュニケーションをとるだけでもその都度学ぶことは多いのだ。

先達、先輩というのは良い意味でどんどん利用すべきなのである。それは相手だって「利用される」ことを歓迎しているんだよ。それができるかできないかで、その後の人生も大きく変わってゆくんだけどねえ。
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余裕を見せたらミューズは逃げる

2006-09-17 04:58:56 | 音楽あれこれ
先週は仕事と関係なく5つの演奏会を聴く。さすがに週5日も聴くと耳が疲れる。しかし、それもマネジメントとの「しがらみ」があるので仕方がない。ホント思うのは、くだらない「しがらみ」とは無縁の生活をしたいなということ。そうはいうものの、ワシはフリーで活動しているからまだ自由なのかもしれないが。

それはともかく、先週聴いた演奏会のなかで面白いことに気づく。ある独奏会での話。ごくフツーな表現を使えば、この演奏会は集中力に欠けるものだった。仕事で聴いているのでもないのに、ついその原因はどこにあるのかと考えてしまう。習性とは恐ろしいものだ。

しばらくして、あることに気づいた。この奏者、演奏中にしばしば周囲を見るクセがある。まあ、それは別に珍しいことじゃない。多くの演奏家にもそれは見られることだ。

ところが、この奏者に限って言えば周囲を見る瞬間に音楽から魂が抜けてしまうのである。こんな表現はヘンだなと思うけれど、あの瞬間を表すのに他の言葉はどうしても思いつかない。ヨソを見ずに音楽に対峙している時はなかなかイイ音を出すし、説得力もある。なのにフッと周りに視線をやった瞬間、音はヘタり、ガタガタになってしまう。

その現象がひとつの曲のなかで何度も出てくる。これでは聴いているほうも集中できないし、演奏で説得されることがないのも当然。この人、本来は良いものをもっているんだろうが、なぜ自らの才能を放棄するようなことをするのか。ミューズの神は泣いてますぜ。

思うに、原因は自意識過剰なところがあるせいなのだろう。「自分はこの作品を余裕で演奏してますよ。ほら、よそ見もできるでしょ?」ってな雰囲気が伝わってくる。周囲を見る視線は音の響きを確認しているというのではない。いかにも余裕ぶっこいてますって感じ。

そういう邪念をもった瞬間にミューズは逃げるもの。前に書いたことがあるかもしれないが、ダメな演奏家であればあるほど音楽以外のところに気が回るのだ。たとえばステージ上での歩き方や立ち居振る舞いがやたらにステキだったりする。

でも、実際に演奏を始めるとほとんどはダメダメ。これは一体どういうことなのか? 私見によれば、彼らは自分の演奏に自信がないので、せめて演奏以外の部分だけでも立派に見せようとする心理が働くのに違いない。だから立ち居振る舞いは妙に立派になる。つまりそれらの行動は意識的に行なわれている証拠なのだ。このことを知っていれば、初めて聴く演奏家の場合も、その立ち居振る舞いを見れば音を聴かずともその実力は大体わかる。

逆に優れた演奏家は演奏以外のことなんてどーでもよいという態度。ぶっきらぼうにノシノシ歩いて出てくる奴がいるかと思えば、自信なさげにヨタヨタ出てくる奴もいる。ステージに注目しているほうからすると、「大丈夫か? こいつ」と思えるような奴ほど驚くような演奏をするから面白い。

たぶん彼らにしてみれば、立ち居振る舞いのことなんて眼中にないのだろう。彼らの頭にあるのは、ただ演奏のことだけ。颯爽とカッコよく登場するなんて、これっぽっちも意識にないはず。

人前に出る商売だから、彼らがナルシストであるのは当たり前。それは職業上不可欠である。ナルシズムを感じるのは自らの芸術に対してであれば何も問題はない。しかし、そこで無意味なナルシズム、すなわち「見られている自分に酔う」という邪念を抱いた瞬間、ミューズは非情にも彼らを見放すのだ。それが演奏中であってもなくても…。
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迷惑メール対策

2006-09-13 15:15:40 | 脳みその日常
急に涼しく、いや寒くなってきました。みなさん、体調を崩さぬようくれぐれもご注意下さい。

さて、今日はケータイにおける迷惑メールの対処法を。ただしこれはドコモのキャリアでの話なので他のキャリアでどうなるかは知らない。あしからず。

通常、迷惑メールから逃れる方法はまず2つの選択肢が考えられる。ひとつはアドレスを変更すること。これが一番てっとり早い。しかし変更したことをいちいち友人に連絡するのは面倒くさい。それに、迷惑メールのせいで、なぜワシが逃げなければならんのかと思うと無性に腹が立つ。だからもうひとつの方法、すなわちアドレスを変えないで何とかならないかを考えてみた。

さて、迷惑メールには大別して2つの種類ある。ひとつは送信元が明確である場合。これを拒否するのは簡単だ。当該のアドレスを拒否リストに登録すればよいだけのこと。しかしドコモの設定では拒否できるアドレスは最大40しかない。もし40以上のアドレスから送信された場合、この方法では完全に対処できない。お手上げだ。

もうひとつの迷惑メールの種類は送信元が巧みにわからないようにしてあるケース。実は最近その手のメールが頻繁に届くようになった。それも1日に20通ほど。ワシは50ほどのサイトに登録しているので、たぶんそのあたりから情報が漏洩したものと思われる。ただ、どこから漏れたのかはわからない。頭に来るが、こればかりはどうしようもないのである。

この悪質メールで厄介なのはアカウントが10ケタほどの乱数になっていて、毎回違うこと。これでは拒否リストに登録しても意味がない。おまけにそのドメインが「@.jp」というワケのわからんもので送信されてくる。そこで試しに拒否リストに「.jp」という形でドメインのみの登録をしてみたが、このリストは完全なアドレスでないと拒否できない仕組みになっている。従って効果なし。

そこで発想を変えて特定のアドレスからしか受信できない方法を考えてみた。先にも書いたようにワシが登録しているサイトは50ほどある。これらをシャットアウトするわけにはいかない。それに加え、友人らのアドレスも受信できるようにするにはどうすればよいか。

拒否リストと同様、ドコモの設定では登録アドレスも40しかない。これをすべて登録することは物理的に不可能。さてさて、困ったぞ。しばし悩む。

ドコモの受信/拒否設定のステップ3の「受信設定」で登録リストでは後方一致のドメインでの登録が可能だったよな…。ということは…なるほど! おぉ! これはなんとかなるぞ。というわけでワシの考案した方法をご紹介。

いくら40以上のサイトに登録しているとしても、後方一致で考えれば大概のドメインは最後が「●.jp」(●はアルファベットか数字)のはず。そこで登録可能な40項目のうち、アルファベットの26文字(a~z)と数字の10文字(0~9)を入れたものを登録する。つまり、

「a.jp」「b.jp」…「z.jp」、そして「0.jp」…「9.jp」

こうすれば登録項目は36となる。あとの4つは「.com」とか「.net」などを任意で登録すればよい。

注意すべきはドコモの受信/拒否設定のステップ1の項目の中で「インターネット」欄のチェックを「外す」ことと、ステップ2で「なりすましメール」の項目を「拒否する」にする点だ。こうすればパソコンから大量に送られてくる「なりすましメール」をカットすることができる。ステップ4の「拒否設定」は何もしなくてよい。

もしケータイ・キャリアからの迷惑メールであれば、アドレスは明確だろうからステップ4の「拒否設定」にその都度登録すればよい。

この設定をしたら、翌日から深夜に大量に送信されていたメールがパタっと止まった。同じように迷惑しておられる方がいたら、ぜひ実践してみることをオススメしたい。とりあえずは幸せになれますぜ。え、そんなこと既に知ってる? あ、そう。
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犬吠埼灯台と銚子漁港

2006-09-11 05:56:53 | ドライブ関連
あー、最近、千葉県方面へ行ってないな。というわけで、気象予報でもお馴染みの犬吠埼へ行ってみる。別に理由はない。何となく思いついたから。

首都高から京葉道路を経て、東関東自動車道(東関道)の富里インターでおりる。そしてR296を銚子方面へ行く。すると今度はR126にぶちあたるので、それを左折。道なりにドンドコドンドコ行く。

そこそこ行ったところで「犬吠埼方面」の道路標示が見えてくるが、それを右折してしまうと確か有料道路につながってしまうのでその次の「犬吠埼方面」を右折する(帰宅後に確認したらもう有料ではないようだ)。どちらの道をセレクトしても犬吠埼に辿り着くことはできるのでご安心を。

さてさて、到着しましたよ、犬吠埼灯台。灯台そのものはライトアップされていないので、ヘッポコなケータイのカメラでは写らない。代わりにコチラのサイトでお楽しみ下され。ちなみに、このサイトのほかのページでは犬吠埼からみたライヴ映像を見ることができるようだ。

せっかくここまで来て、銚子漁港に寄らない手はない。いや、別に寄らなくてもいいんだが、まあ、その、勢いってやつで。えへへ。

犬吠埼を北上すること4キロほどのところに銚子漁港はある。到着したのは午前2時過ぎだから、まだひっそりと静まり返っている。そんななかで接岸した漁船に何かを積み込もうとしている漁師さんを発見! これは話しかけるいいチャンスだ。早速突撃インタビューを試みる。

「あのー、すみません」
「ん? なに?」
「この船では何を獲るんですかね?」
「サンマだよ、サンマ」
「へぇー!」

サンマ漁船なんてテレビでしか見たことがなかったので、わけもなく感動。

「で、今回はかなり獲れました?」
「いんや、明日、出漁なんだよ」
「そうすか、そりゃーお疲れさまですねえ」

会話しながらも、ワシは甲板の様子に目がキラキラ。すると漁師さん、

「そんな珍しいモンじゃないだろ?」
「いやー、これがサンマ漁船かと、ちょっと感動しましてね」
「そうか? でもまあ、喜んでもらえて、こっちも嬉しいわ」
「いやいや、こちらこそ、貴重なものを見せていただき、ありがとさんです」

しばらく談笑していたら、意気投合してしまった。もちろん初対面なのに。

「漁から帰ってきたばかりなら、アンタにいくらでもサンマを食わしてやれるんだけどなあ」
「きっと鮮度が違うんでしょうねえ」
「おーともよ! 刺身なんか最高さぁ!」
「うまそーですね」
「んじゃ、今度ウチの船に乗ってみるか?」
「い、いや、それはちょっと…」

そんなこんなで意外な出会いだった。たぶん、この人とは二度と会うことはないだろう。だが、たわいもない会話によって、ワシは心の中に何か温かいものが流れたのを感じた。

良い気分で東京に戻ってきたら、都内はドシャブリ。なんなんだ、この天気は。なお、今回の走行距離は310km。
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そんなことを言われても困るのだ

2006-09-09 04:27:41 | ドライブ関連
府中市白糸台付近を軽く流していたら、突然こんなものが目に飛び込んできた。



「家に帰ってもメシないぞ(笑)」

いや、なんで見ず知らずの他人からそんなことを断定されねばならんのだ? 大きなお世話だっつーの! しかも言い放ったあとに笑ってるし…。

で、一体これは何かというと、とあるパン屋のウィンドウに貼られてあったもの。なるほど、つまりはこういうことらしい。「帰宅してもメシはないんだぞ。 だからここ(店)でパンを買っていけ!」と。

ほうほう、なかなかナイスな宣伝文句じゃないか。ま、それはいいんだけど、ワシが通りかかった午前2時半には灯りこそ点いていたものの、こんな時間に店はもちろん開いていない。そんな時にこの文言を見て、もし本当に家にメシがないことに気づいたら、それを見た人はとてもじゃないが笑えない。シャレにならん。

「うわっ、やべっ、そういやあ、メシないじゃん…ひぇーっ」

狼狽するのは火を見るよりも明らか。でも、世の中、うまくできてるもんだなと感心する。というのも、このパン屋の斜め前にはちゃんと24時間営業のコンビニがあったりするから。万一うろたえたとしてもコンビニで買い物をすればよい。それにしても偶然とはいえ見事に辻褄が合うよな? うんうん、面白い。

そのフレーズを見たことが潜在意識のなかに残っていたのかどうかは知らない。しかし、帰宅する前にワシも24時間営業のスーパーでしっかりと買い物をしていた。うひゃ、これも単なる偶然? いやはや、宣伝文句は侮れんな。お、おそるべし!
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奇妙なヒッチハイカーズ

2006-09-08 19:22:53 | ドライブ関連
愛おしい「相棒」が無事車検から戻ってきた。「おい、調子はどうだい?」とばかりに、さっそく試運転。今回の車検ではタイミング・ベルト交換という予想外の出費。まあ、距離も走っているのだからそれも仕方がない。走行中に万一タイミング・ベルトが切れたら、それこそエンジンは焼き付いてしまう。つまりジ・エンドというわけだ。そう考えれば今回の出費は安心料みたいなもの。物事は常にプラス思考でいくに限る。

相変わらずエンジンは絶好調。加速フィールもそのまま。「いいぞ、いいぞ、ナイスじゃないか!」そんなことを思いながら走っていると小田原近くまで来ていた。うんうん、やはり乗り心地の良いクルマだとアッという間だ。さすがに代車だとそうはいかない。ま、すべて自己満足の世界なんだけどさ。

で、いつまでも深夜にウロウロしているわけにもいかず、帰りは厚木から東名に乗って試運転。乗ってすぐにノドが乾いたので海老名サービスエリアに寄る。時は午前2時半。一服しながらしばし寛いでいると運転席の窓をノックする音が…。

こちらはボーッとしていたので突然のノックに驚く。いや、本当に驚いた。しかし、そこはほれ、至って冷静沈着なワシのこと。何事もなかったかのように窓を開ける。

目の前にいたのは年齢が二十歳前後の一組の男女。野郎のほうは相撲部屋に楽勝で合格しそうなほどのオデブちゃん。こんな奴の張り手を食らったら確実に吹っ飛びそうだ。そいつがおもむろに、

「あのー、すみません。東京方面に乗せていってもらえませんか?」

うわっ、珍しいな。こんなところでヒッチハイカーに遭遇するとは…。それにしてもコイツ、上下の前歯がない! あるのは上下四本の犬歯から奥の歯だけ。正直思ったね。間違いなくコイツ、ドラキュラだな…と。深夜のシチュエーションを考えれば誰でもそう思うだろう。でも、ドラキュラにしては太り過ぎだけどな。それにマントもなかったし。

そんなモンスターと一緒にいた女のほうはというと、茶髪ではあったがすらりと長身の美人。まあ夜中だから美人に見えたのかもしれない。いずれにしてもこの野獣と一緒に行動していることがどうしても頭の中で結びつかない。なんなんだ、この関係は。

時間も時間だし、まったく知らない二人を迂闊に後部座席に乗せたらどうなるか。ホトケのようなワシであるが、さすがに「じゃあ、乗れよ」とは言えず、

「ごめんな、悪いけど無理だわ」
「そうですか…。どうもすみませんでした」

男はそう言うと次なるターゲットを探して暗闇に消えていった。そして女も軽くワシに会釈したあと、小走りに奴を追っていた。うーん、ますます怪しい。なんだ?アイツら。

彼らが見えなくなってから、タバコをもう1本燻らしながら考えてみる。奴らは見た目は確かに怪しい。しかし事情も聞かず単に疑うのもどうなんだろう。もし、しばらくして再び姿が見えたら話だけでも聞いてみようか…。それによって再考してもいいよな?

そう決めてから15分ほど留まっていたが、結局彼らを再び目にすることはなかった。ターゲットが見つかったのか? それならそれでよかったと思うべきなのかもしれない。ただ、ワシの心のなかには釈然としないモヤモヤが残ったままで、ある意味で自分を恥じたのだった。
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かわいい子にはまだまだ働いてもらう

2006-09-05 04:40:54 | 脳みその日常
さきほどコオロギの声を聴いた。この辺りも、ようやく秋になったかと安心。いや、そんな季節のことはどうでもよい。

昨日の午前中は突発的なトラブルに見舞われる。七年間連れ添った愛機 iMac がウンともスンとも言わなくなったのだ。これはさすがに寿命か? まあ、日々の激務のなかで多くの同士たちは志半ばで討ち死にしていく。Win機の平均寿命は2~3年といわれる。それを思えば君はよく頑張った。感動した。あとはゆっくり眠ってくれ。通夜と告別式はまかせろ。盛大にやってやるからな…。

などと妄想している場合じゃない。さっそくトラブル・シューティングに取りかかる。そもそもメカのマシントラブルには2つの種類がある。致命的でどうにもならないトラブルとそうでないものの2つだ。前者であれば涙の別れということになるが、後者の場合トラブルの原因を突き止め、しかるべき処置を講ずれば無事生還となる。さて、今回はどちらなのか。ささ、旦那方、張った、張った。丁か半か…。では、はいります。

どうやら今回はメインのHDを認識しないことが原因だった。じゃあ、サブで認識すればいいと思うだろうが、旧型のiMacの場合、それはできない。この機種はHDの先頭から8GBまでを起動ディスクとして認識するように作られている。従ってHDのパーテーションはまず8GBで区切らなければならんというお約束がある。つまり今回のトラブルは、区切ってあった第1のパーテーションの部分が理由は不明だが認識されなかったのが原因というわけだ。

HDが認識されないのだから一昨日までのデータをバックアップすることはできない。すなわち、それらのデータとは残念ながらオサラバすることになる。まあ、それは仕方がないこと。ほとんどのデータはすでにバックアップしてあったので良かったが、一週間以内に作業したデータとは涙の別れとなった。

さて、マシンが生還することがわかれば、あとは作業に取りかかるのみ。まず本体のHDが立ち上がらないのでCD-ROMを起動ディスクにして強制的に立ち上げる。そのあとはHDを認識させるためにパーテーションを新たに区切り直す。最後はOSをインストールするだけ。書けば何てことはないが、ほぼ元の状態に戻すまでに丸一日を要した。それまでに使っていたさまざまなアプリケーションなどもいちいち思い出してはインストールしなければならないからである。

原稿の締め切りが迫っている時にこうしたトラブルに遭遇すると本当に焦る。でも、アタフタしていては何も進まない。とりあえず何をしなければならないのかを考え、サクサクとこなすしかないのだ。

ここまで書いて、ふとこんなことを前にも書いたなと思い出し、過去のブログを見たら直近では今年の1月14日に類似するトラブルが発生していたことを知る。愛機ではあるが、もうご老体。しかし、まだ動ける限り「旅をさせる」わけにはいかない(笑)
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軽井沢国際音楽祭2006

2006-09-02 06:35:00 | 音楽あれこれ
昨日は時間があったので「軽井沢国際音楽祭 2006」へ出かけた。ヒマだったとはいえ、自宅を出発したのは午後4時半。この日の開演は午後8時から。関越に乗ったのが午後6時過ぎ。うーむ、間に合わないか…。仕方がない、飛ばすしかないな。というわけで時間短縮のため碓氷軽井沢インターまで時速150~160km/hで向かった。

幸いにもと言うべきか、碓氷軽井沢インターには午後7時過ぎに到着。やれやれ。しかしそこから会場となる軽井沢大賀ホールまではまだ10kmもある。油断は禁物だ。ここからは高速道路ではないが、再び気を引き締めてアクセルをふかす。

途中、霧が出ていたがカッ飛んだこともあり、会場周辺には午後7時20分過ぎに辿り着く。やればできるじゃないか!などと、自己満足に浸りつつ軽い食事をとる。

このホールには初めて来た。二階の立ち見席を含めるとキャパは800。その割にステージが広く、オーケストラも乗れるほどだ。つまり空間としてはゆったりしているのだが、まるでペンタゴンのような構造(屋根の基本的な骨格が五角形)なので響きをうまく調節しないと音が拡散してしまう危険も孕んでいる。

当夜はチェロとピアノによる編成。楽器のセッティング位置のせいなのか、まずピアノの音が最初に耳に飛び込んで来た。もちろんステージ上でピアノはチェロの後方にある。だから理屈から言えば通常はチェロがバーンと聞こえてくるはず。なのにチェロの音はピアノの音の後方で響くという不思議な現象に。

これは音量の問題ではない。楽器から発せられた音がどこにこもり、どのように対流するかという実に難しい問題なのである。会場がワイドな構造であるのは良いが、響きのバランスなどを調節するのは本当に難しいんだろうな。そのことを会場にいた後輩のT君に言うと、「ホント、そうなんですよね」。うーん、やっぱりそうか。そうだよなあ。

もちろん演奏そのものは素晴らしかった。こんな質の高い演奏なのに客の入りがイマイチなのは本当にもったいない。来年の課題はズバリ集客の問題をどのようにクリアするかだろうな。話によれば、ほかのプログラムではかなりお客が集まったとのこと。なるほど、演奏会というのはまさに「ナマモノ」なのだ。開けてみなくちゃ判らないというスリルに満ちあふれている。ま、来年に期待しよう。

そんなこんなで終演後すぐにクルマに飛び乗り、東京へ戻る。ただし同じ道で帰るのはつまらない。よし、久しぶりに碓氷峠の旧道にチャレンジだ!

ワクワクしながら峠に突っ込むと、これがまたスゲー霧。うへへへ、前が見えねー。それでも危険を顧みず果敢にコーナーを攻める。自分なりにかなりハイスピードで攻めていたが、気づけば後ろから猛烈に追いかけてくる奴を発見。先に行かせようと思ったが、退避できるような直線はない。この旧道はコーナーに次ぐコーナーの連続なのだ。

仕方ないので、さらにアクセルを踏み込む。もうね、タイヤは悲鳴を上げまくるわ、ボディーはロールし始めるわで、下手をするとタコ踊り状態。うーむ、サスが相当ヘタっているのは明らか。でも根性で峠を乗り切り、後続の追撃をかわした。いいトシをしたオッサンが何やってんだか…。我ながら呆れる。

内容、盛り沢山のひとときだった(笑)
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