ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

冬のドラマ

2011-12-12 04:44:14 | ドライブ関連
先週の金曜日、所用でR254を下りました。家を夜明け前に出発。やけに寒いなと思っていたら埼玉県の東松山付近を走行中に「みぞれ」が…。まあそうだろうな、寒いもんねえ。

そして群馬県の下仁田を通過したあたりです。ふと山を見ると冠雪。これがまた山に粉砂糖を適度にまぶしたようで「美味しそう」! 画像をクリックするとその美味しさがよりわかると思います(笑)



R254の難所といえば、その先の内山峠。たぶんここはもう路面に雪があるだろうな…。予想通りトンネル手前から雪の絨毯。路肩ではチェーンを巻いているクルマがちらほら。さすがにこの状態で写真を撮ることはできません。

で、トンネルを抜けてから少し走りやすい状態になったところでパチリ。良い子は真似しちゃいけませんよ。ここは下り坂なので、たとえスタッドレス・タイヤを履いていても油断は禁物。スピードは出してもせいぜい40Km/h。一瞬の油断が事故につながります。



いやはや楽しいな、いや、大変な時に来ちゃったな。そう思いながらドライヴは続きます。さすがに佐久市の市内まで降りてくると、雪はほとんどなし。なんだ、さっきのところが雪のピークだったのか。やれやれ。

ところが今回のドラマにはまだ続きが…。そこからR152(通称「大門街道」)の峠を越えようとした時です。もう少しで峠の頂上というところで行く手に不穏な光景が!

な、な、なんとトレーラーの腹に乗用車が刺さってる…。それらが道を塞いでいて先に行けない。あちゃー、困ったな。どうするか…。

ここでワシは油断しました。凍結している雪の坂道で、うっかり停止してしまったのです。これは迂闊でした。さすがのスタッドレス・タイヤもこうなると言うことをきいてくれません。タイヤは空転するのみ。もう停止しているのが精一杯の状態。サイドブレーキを引いていても、下手をすると斜面を滑っていきそう。

こんな時に写真なんて撮る余裕はありません。どちらにしても先へは進めないのでUターンを決意。そしてクルマが滑らないよう慎重に向きを変えました。

これでなんとか…と思ったのも束の間、坂の下から後方のトラックのドライバーが駆け寄ってきました。

「ダメダメ! 下のほうでも事故やってて、行けねーぜ!」
「うへっ、マジっすか?」
「おぅ、たぶんもうすぐ警察が来るから、もう少し待ってなよ」
「あちゃー」

う~む、退路まで塞がれちゃ、どうにもならんな。しゃーない、動向を見守るしかないな。腹をくくるか…。

1時間ほど過ぎた頃、警察が到着。現場では警官たちが雪に足を取られながら融雪剤を散布。話によると、当初行く方向では、さらに多重衝突事故が発生したらしく通行止めにしたそうな。そうか、どちらにしても先へは進めないのか。

そんなわけで、先に後方の事故の処理を行ない、峠越えをしようとした車両をUターンさせることに。いったんは長期戦を覚悟していたので、正直拍子抜け。でも、迅速な作業をしていただいたおかげで遭難せずに済みました。

長野県警のおまわりさん、ありがとう!
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