(見たのは市川なんだけど、
新宿に行ったついでにバルト9展示の衣装を撮影しました。
始まって10分ぐらいでオチが読める単純な簡単な話。
夢を語るのはいいけど、
主人公のような人が実際に身近にいたら
鬱陶しくてイライラしそう。
スーツアクターは俳優ではない、
子供向け番組はまともな俳優が出演するもんじゃない、
という考えてはリアルだとしても、
もうちょいなんとかならんかな。
なんだか、スーツアクターを下に見ているのは
なによりこの映画の製作陣じゃないかと思った。
黒谷友香の役の造型は陳腐過ぎだし、彼女の演技もわざとらしい。
全体的にも福士くんの某演技が浮かないってのはなんなんだ。
殺陣が形になるまで3年とか言ってるのに
あっという間に一人前になったり、都合よすぎ。
なにより、無茶振りな監督が4分半をワンカットと言っているのに、
実際は編集バリバリな映像なのが腹立たしい。
せめてワンカットに見えるように作れなかったかなあ。
その殺陣も冗長なだけで途中で飽きた。
結局のところ、「顔出しの役が成功」ってことは、
「スーツアクターは俳優より下」って話になっちゃっているんだよね。
スーツアクターより俳優の方が階級が上、と。
このオチはなんとかならんかったかね。
スーツアクターが顔出し云々と言っているわりには
芝居の勉強をしていないのも気になった。
以前はわからないけれど、
最近の特撮は人間役(というのかな)が変身した後も
引き続きその人が中に入っているように
スーツアクターさんは細かい芝居をしているんだよね。
そういうところをもっとクローズアップして見せても良かったんじゃないのかな。
日本ではアクション映画は作れない、
だからアクション俳優をめざす役者はスーツアクターになるしかない、ってのもな。
こんなに脚本で映画を作っちゃうぐらい
全体のレベルが低いんだから仕方ないじゃん。ね。
唯一、加藤雅也の芝居は良かった。
役はなんだけど。