きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「The Lost Glory ―美しき幻影― /パッショネイト宝塚!(2回目)」宝塚星組

2014年09月30日 | 宝塚(星組)
芝居は皆さん理事とガチンコ対決でどこもかしこも迫力増し。
船上でディアナを見ることができないヨロヨロのマーティン氏を堪能。

芝居としてはなかなか良いし、
役者の使い方も上手いけど、
宝塚じゃないよな。
理事チエだからこういう作りにしても
一方的に糾弾されるヒロインが哀れだ。
景子ちゃんは女性が描けないのかもな。

結局のところ、オットーがイヴァーノに肩入れする理由がわからなかったな。
理事だから「そういう人」で納得できるけど
移民の後輩だからなのかな。
それなら「そろそろ引退する。あとは頼む」
と言っても良かったんじゃないかな。
重役達は説き伏せる気でいたんだし。
なんか一言あればなあ。
「お前を一番信頼している」とかさ。
それにカーティスが対外的(コネ的)にも
新会社の社長就任は理にかなっていると思うんだ。
そんなこともわからないイヴァーノなのか。
わかりつつもどす黒い感情が生まれる、ぐらいまで
振り切って欲しい気もする。

あと、どうでもいいけど、
「イヴァーノ・リッチ」って耳で聞くと
ロシア人の父称みたい。
イワーノヴィッチみたいな。

まこっちゃんは雰囲気、方向性だけでなく、
顔立ちもみっちゃんに似ているかも。化粧も。

土井ちゃんの踊りが素晴らしすぎるわ。
堪能。


ショー。
ベニ船長のアドリブ。
「俺たちちょうど一週間後に運動会があるんだ。
 鍛えられたこの肉体美で優勝を狙うぞ!」
「イェーイッ!」
舞台も客席も大歓声&拍手。
盛り上がる左右の組子達をを見て、
「長くなるから袖の中でやろうね。」
ってかんじ。

サザクロとアパショとリオブラボーとノバボサを混ぜたようなショーなんだよね。
面白いけど、もうちょい作家の個性を感じたいなあ。

中詰の娘役の黒いドレスってボレルーだっけか?
その後ろは絢爛のロケット衣装にヒラヒラ追加だよね。
ほんと、衣装部さんの本気には毎回頭が下がるよ。
コメント
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