あとがきに「その後」の粗筋が書かれていました。
早くそれを「漫画」で読みたいものです。
この文庫版の売り上げによっては続編が出るのでしょうか?
コミックス単価を上げる代わりに
雑誌掲載無しで、コミックス用描き下ろし、とか
してもらえないかなあ。
いまどきの雑誌じゃ、なかなか掲載が難しいよね。
でも、コミックスでなら読む人は多いと思うのよ。
明智作品のテーマも書かれていました。
動機は執着
愛で解決
なんか、わかる気がします。
「愛で解決」ってあたりが、
ギリギリ「少女漫画」なんですよね。
「あなたが存在していることに感動する」
その感情を、自分の存在意義とする。
何度読んでも感動します。
これは、
他人がいるから自分がいる=自分の存在意義は他人任せ、
とは違うと思います。
作者も好きな神林長平の「プリズム」に
「私がいるから あなたがいる
あなたがいるから 私がいる」
みたいな文章があったけど、
これとも違う。
二つで一つではなく、
「それほどまでに好きな人がいるという自分」じゃないかと
思っとります。
最近好きなのは、「情報を求めるアリス」の姿。
「欲望が発狂しそうにふくれあがる
なんてエキサイティング」
うまく言えないんだけど、
自我が空間に溶けていくところが
すごいのよ。
犬が花になるところ。
動く映像で見たいけど、
実際に、アニメなどで動かしちゃうと
つまらないのかも。
読み手の想像力を沸き立たせるからこそ
いいのかもな。
アリスの、自分の存在は人が作ったけど、
「私の心や願いは 神様がおつくりになった部分で
できているのでしょう?
私が何かを願うことは
神様は認めていてくださるのでしょう・・・!?」
スーパー童子たちを見て思い出したのは
この部分でした。
ここも、何度読んでも泣けるのだ。
しかし、同時収録の「たぬき屋」って・・・・・・。
よく、これが、商業誌に載ったもんだ。
「うんばば」も謎だけど、これも謎だ。
掲載した雑誌って、太っ腹。
太っ腹ついでに、「死神の惑星」の続編も
どうにかしてください。
よろしくお願いします。
あとがきによると、
明智さんは仕事場(兼ゲストハウス)を作ったとか。
(木造二階建て、6LDK)
作れるほど、文庫版が売れたのかしら???
だと嬉しいんだけどなあ。
懺悔
昔は「しにがみのわくせい」と読んでいました。