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きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「エスコバル 楽園の掟」

2016年03月12日 | 映画




大自然に憧れコロンビアに来た兄弟。
弟は現地の女性と恋仲になる。
彼女の叔父は国会議員で街の有力者。
しかしその叔父の資金源は麻薬など。
いろんな駆け引きのすえ政府に投降することとなり、
前日に資金を各地に隠すことにし、
件の弟もその手伝いをすることになる。

映画としての見せ方はイマイチなところもあるけど、
途中からの緊迫感にピリピリ。
鬼ごっこは苦手なのに~、と、
ドキドキしながら見てました。

追う者、追われる者が入れ替わる。
天国からあっという間に地獄へ。
落差が激しい。
日本に生まれて良かった。
あんなに簡単に人を殺す世界の方が多いんだよなあ。

ベニチオ・デル・トロはすっかり太った。
チェの時は阿久津さんだったのに、
今回は太った古谷一行でした。
(共通項は鼻の穴?)
しかしながら、善い人に見えながら
いろんな事柄には冷酷に対応し、
その方策を立てるための先読みも鋭く、
方々への対策も万全で、
麻薬王と呼ばれるのも才能がいるんだなあ。
ベニチオはそういうカリスマ性に満ちていた。
彼の一言で軍も動いちゃうのも納得。

麻薬王に振り回されちゃう弟は
「ハンガー・ゲーム」の彼で、
やっぱり顔が四角くかった。

姪の彼氏を「実の息子のようだ」と言うのも、
命懸けで働く駒を作ったってことかな。
血縁のような忠誠を持った駒を作り、
血縁じゃないから切り捨てられる。
きっとそこまで考えて動いているんだよなあ。

原題はロストパラダイスで、
その方が内容には合っているんだけど、
日本で「失楽園」といえば
渡辺淳一の方を思い出す人もいるだろうからなあ。
仕方がないかな。
TV版は古谷一行だし。
繋がり過ぎちゃうよね。

東京での上映館が少ないせいか、
シネマサンシャインなのにわりと入っていました。
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