きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ラストレター」

2020年01月21日 | 映画
予告に騙された。
中年男のドリームかと思ったら、
忘れえぬ青春の煌めきだった。
ヤバイぐらいボロボロ泣いちゃった。

冴えない中年の福山くんも
クズ男のトヨエツも
クズ男にお似合いの疲れた女の中山美穂も良かったけど、
青春の輝きそのものの広瀬すずちゃんが良かった。

もしもあのとき、などの積み重ねなんだなあ、人生は。
娘が糧にしてきたこと、
糧にせざるを得なかったことを思うと辛いけど、
繋がって良かったね。

ラストレターがね、そう来たか、と。
母から娘への気持ちが込められていた。
言い訳でも説明でもなく。
母は自分が一番大切な気持ちを、
娘に残したんだよね。

クズ男が、彼女が選んだのは自分だ、
お前は彼女の人生に関わらなかったと
小説家に言っていたけど、
そうではなかったんだよ。

手書きの文字で繋がる心、そして時。
それを映像で見せたのは上手かった。

ゆるいテンポだけど
ダレる場面は無かった。

庵野監督とか、役者で無い人が出ていたけど
クリエイターの輝きを入れたかったのかなあ。
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