きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「アイランド」

2005年08月21日 | 映画
 予告を観たときは、なんて、まあ、いまさらなネタを・・・と思いました。ジャンル自体は好きなので、観に行くかどうか凄く迷ったのですが、悪役がショーン・ビーンだったのを思い出し、頑張って行きましたわ。
 まあ、クローン・ネタです。オリジナル(発注者)の万が一に備えて作られたクローンが自我に目覚めちゃう話です。ええ、本当に、いまさら。前半の「絵」は良かったです。50年ぐらいの前の人が考えた、「完璧に管理されている未来」を「絵」にしてありました。どこか懐かしい。ただ、そのあとの
カーチェイスは
おなかいっぱい

途中で飽きた。初っ端の「管理社会」が終わったら、とにかく逃げる話。「カーチェイスの味付けだったな『クローン・ネタ』」ってカンジかしら。なんでこんなにカーチェイスが好きなんだ、アメリカ人。謎だ。こんな映像を作るより、とっとと話を進めてくれよ、といつも思うわ。まあ、わかっていたので、この辺は半分寝ながら観てましたわよ。
 主演二人。ユアンは好きでも嫌いでもない。ヨハンソンは「真珠の耳飾りの少女」が良かったので現代劇はどうかしら、と思っていたけど、そんなに魅力を感じなかったなあ。残念。ショーンは、もう、「体、張ってます」ってなカンジっす。頑張っています。「ナショナル・トレジャー」では、ウットリするぐらい外見はとても格好良かったのですが(役は「おマヌケさん」だったけど)、こちらはそんな要素皆無。しかも、やっぱり間抜けな悪役。寂しい、と思うより、役を選り好みしない姿勢を尊敬しちゃったりして。間違っている?そして、ひそかなツボは、脱走クローンに真実を告げ、あっさり殺される科学者(?)この人のビジュアルがね、
ショボい正塚
ってカンジなのさ。(参考→ このページの中程に正塚晴彦先生画像アリ)なんなんでしょーーー。髪型のせいかしら。
 この後はどうなるんでしょうね。解放された人、300人はいると思うのよ。一企業が隠すには多すぎそう。一人の独立した人間として暮らすのか、臓器提供者に戻るのか、はたまた殺されるのか。「外」に出て終わりじゃあ、ねえ。この辺、もっと未来を暗示するように終わって欲しかったなあ。

 まあ、そもそもね。クローンが発注者と同じ外見になるのはありえないんだけどね。身長体重等は遺伝だけでなく後天的な要素も作用するからさ。臓器移植用なら慎重に外見までそっくりにする必要はないんだし。髪の毛の長さまで、現在の発注者と同じにするなんて、コストはかかりすぎだよね。
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