きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ハンナのお花屋さん」(宝塚花組)

2017年10月13日 | 宝塚(花組)


あまりにも話が散漫でゴチャゴチャしていて、
どう見ていいやら。

ラブは相変わらず2番手のサブストーリーだし。
主人公をどう描きたかったんだろう。
景子ちゃんは短いエピソードの積み重ねだけで
ドラマは描けないにしても、
今回は特にダメダメだ。

「地雷ではなく花をください」なら、
デンマークの王族に連なるとか
貴族と平民の道ならぬ恋は、すっぱり切らないと。
そこが景子ちゃんのロマンだけに、
不法移民と平和の希求がやっつけになっちゃうんだな。

別箱とはいえ、2番手の扱いが酷すぎるな。
ヒロインの扱いが酷いのは本公演でも安定だけど。

チャットのなにがダメって、
映像がダメなのではなく、
ひたすら説明台詞の羅列になって、
舞台の動きも芝居も止まっちゃって、
見てると退屈しちゃうことだわ。
景子ちゃんは入れたい台詞を入れられて
満足なんだろうけどさ。

アナベルが踊ったのはジゼル一幕のバリエーション。
短縮版だけど原典どおり。
普通の人はあんまりあの曲は持っていないと思う。
クリス、マニアック。

参考
Diana Vishneva Variation Giselle


景子ちゃんの趣味だとはわかっているけど、
メチャ難しいので、
脚を痛めたダンサーに踊れとこの曲を流すクリスは鬼。

ショー部分、娘役の踊りの曲は
白鳥2幕パ・ド・ドゥのアダージオ前半。

参考
白鳥の湖 パドドゥ


男役が入ってからは、くるみ花のワルツ。

マリメッコの衣装は、うーん。


マトカは頭に残るけど、
花屋はなにがなんだかの気持ちしか残らない。
マトカ、いまになると愛しい。
ネモ教万歳!
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