― 第1部 ―
「ライモンダ」
振付:マリウス・プティパ
音楽:アレクサンドル・グラズノフ
マリーヤ・アレクサンドロワ(ボリショイ・バレエ)
ヴラディスラフ・ラントラートフ(ボリショイ・バレエ)
さすが!の一言。
お家芸をきっちり決める。
通常なら第4部でカテコ2回のこれを
最初にとは、なんたる贅沢。
これぞバレフェス。
「アミ」
振付:マルセロ・ゴメス
音楽:フレデリック・ショパン
マルセロ・ゴメス(ドレスデン・バレエ)
アレクサンドル・リアブコ(ハンブルク・バレエ団)
バレフェスならではのコンビだけど、
振付自体はなんというか、
ゴメスの得意な動きを組み合わせなだけなような。
「ア・ダイアローグ」
振付:ロマン・ノヴィツキー
音楽:ニーナ・シモン
マッケンジー・ブラウン(シュツットガルト・バレエ団)
ガブリエル・フィゲレド(シュツットガルト・バレエ団)
シナーマンの曲だ!
轟さんの歌声が脳裏に!
動きも面白かった。
「ジュエルズ」より"ダイヤモンド"
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
永久メイ(マリインスキー・バレエ)
キム・キミン(マリインスキー・バレエ)
これには若いんじゃ、という思い込みを
払拭する永久さんの風格。
素晴らしい。
キムのサポートも優雅。
ダイヤモンドの煌めきペアでした。
「バクチⅢ」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:インドの伝統音楽
大橋真理(モーリス・ベジャール・バレエ団)
アレッサンドロ・カヴァッロ(モーリス・ベジャール・バレエ団)
東京バレエ団
寺院のレリーフから抜け出てきたよう。
東バも含め神々しかった。
「海賊」
振付:マリウス・プティパ
音楽:リッカルド・ドリゴ
マリアネラ・ヌニュス(英国ロイヤル・バレエ団)
ワディム・ムンタギロフ(英国ロイヤル・バレエ団)
ドンキより動きが良く息も合っている。
ヌニェスのヴァリはあんまり聞かない曲。
― 第2部 ―
「ソナチネ」
振付:ジョージ・バランシン
音楽:モーリス・ラヴェル
オニール八菜(パリ・オペラ座バレエ団)
ジェルマン・ルーヴェ(パリ・オペラ座バレエ団)
音に合わせて踊る、のではなく、
音そのものを視覚化するような踊り。
これぞバランシン。
眠くならないのはピアニストの演奏が良いから?
「ロミオとジュリエット」より第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
サラ・ラム(英国ロイヤル・バレエ団)
ウィリアム・ブレイスウェル(英国ロイヤル・バレエ団)
英国ロイヤル組のマクミラン。
拝む。
恋に落ちたばかりの初々しさ。
簡易なバルコニーは上手側。
そうでなくては。
「マーラー交響曲第3番」
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:グスタフ・マーラー
菅井円加(ハンブルク・バレエ団)
アサクサンドル・トルーシュ(ハンブルク・バレエ団)
菅井さん、Aプロとほぼ同じ衣装。
Aプロより短いけど、
もっと違うテイストの方が。
「マノン」より第1幕の寝室のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ジュール・マスネ
ヤスミン・ナグディ(英国ロイヤル・バレエ団)
リース・クラーク(英国ロイヤル・バレエ団)
ナグディがコケティッシュ。
ふたりともほどほど官能的で良い。
「ニーベルングの指環」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:リヒャルト・ワーグナー
ディアナ・ヴィシニョーワ(マリインスキー・バレエ)
ジル・ロマン
まさかまた見られるとは。
神話だ。
― 第3部 ―
「ル・パルク」
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
アレッサンドラ・フェリ
ロベルト・ボッレ
本人達はそういう意図ではないかもだけど、
還暦越えの女性が肉欲に忠実になってもいいし、
若くない男性が彼女を求めても良い。
正統ではないが不正解ではない。
納得。
フェリの表現力は衰えず。
リフトも綺麗に反っている。
「うたかたの恋」より第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン
音楽:フランツ・リスト
編曲:ジョン・ランチベリー
エリサ・バデネス(シュツットガルト・バレエ団)
フリーデマン・フォーゲル(シュツットガルト・バレエ団)
ルドルフの部屋を訪ねるマリー。
狂騒的な2人に宿る死の影。
フォーゲルくん、髭が似合う。
「欲望」
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:アレクサンドル・スクリャービン
シルヴィア・アッツォーニ(ハンブルク・バレエ団)
アレクサンドル・リアブコ(ハンブルク・バレエ団)
アッツォーニもかなり衣装被りだし
演目も被り気味。
悪くはないけど、
Aプロとは違うテイストが見たかったな。
「オネーギン」より第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
編曲:クルト=ハインツ・シュトルツェ
ドロテ・ジルベール(パリ・オペラ座バレエ団)
ユーゴ・マルシャン(パリ・オペラ座バレエ団)
実にドラマティック。
全幕のラストに入り込む。
クランコの物語を踊りに落とし込む上手さも改めて感服。
ドロテが素晴らしい。
マルシャンはあまり髭が似合わない。
「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス
菅井円加(ハンブルク・バレエ団)
ダニール・シムキン
ケレン味たっぷり!
バレフェスのドンキはこれですよ。
たくさん回ってもピタッと正面で止まるシムキン凄い。
菅井さんダブル連発。
カテコは女性ダンサー名字のアルファベット逆順。
リアブコとラントラートフが並ぶのは仕方がない状況。
Bプロの方が好みだった。
見入った分、体力大消耗。
KOSEの美容液試供品は遅めに入ると貰えないみたい。
指揮: ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ: 滝澤志野(「アミ」、「ソナチネ」、「ル・パルク」、「欲望」)
◆上演時間◆
第1部 14:00~15:20
休憩 20分
第2部 15:40~16:40
休憩 20分
第3部 17:00~17:55