きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「エリザベート 2019年版(花總、井上、平方、山崎、三浦、剣)

2019年08月21日 | 宝塚版以外の「エリザベート」


エリザ2019年版My楽。
ハナちゃんは天女様が間違って人間界に生まれてしまったので、
誰とも違う孤独の中にいる。
自然と「誰とも違う存在」で、生と死の葛藤はない。
﨟たけた魂として存在している。
天界の魂は黄泉の帝王は手に入れられない。
彼女は最後天界に帰る。
そんなイメージ。
さすがに声量が落ちたかな。

ハナちゃん相手だと井上くんは若さが目立つ。
異次元の存在に横恋慕の赤い血の悪魔。
対ちゃぴだと青い血が流れているイメージだけど
対ハナちゃんだと熱量が違いすぎるのかな。
彼にまったく靡かないシシィはこれはこれでありだけど、
ちゃぴとバトる方が私は好みだな。

ちゃぴのシシィは私の理想とするところとは違うけど、
生きることを熱く願うのと死への渇望が表裏一体なので、
最終的には納得する。
自由を求める人間の魂。
彼女には血が滾る井上トートとのガチンコバトルが合う。

見てないからたぶんなんだけど、
演技を越えてエリザそのもののハナちゃんには、
冷たい青い血が流れる謎の変温動物のような
古川トートの方が合うんだろうな。

歌の相性は愛希-井上が合うかなあ。

平方くんは、歌は上手いけど歌声は軽く、
1幕ラストも若いまま。髭のルドルフだ。
2幕中盤では多少老けたときもあったけど、
経年変化は足りない。
あと、シシィへの愛以外は
基本的には冷静であるのを含ませて欲しいんだけど
(だからルドルフに対しての怒りが際立つ)、
その辺が足りないかなあ。
いつも熱血。
髭は似合う。

育三郎は本人比では濃いけど
成河さん比では無味無臭。
私には全く足りない。
小鳥ちゃんは今期初めて見た。
育三郎用の演出なのかな?

三浦くんは、繊細というより、弱い子供だった。
体型も含めて。
大人には勝てない。
大人に叱られ折れるかんじ。
死との距離感がわからないな。

ウタコさんは歌、特に高音が弱いけど、
自然体で強い。
彼女に逆らえる人はいないよね。


今期は。
  エリザはどちらかなら、ちゃぴ。
  (気品溢れるハナちゃんもいいけど、死の存在は不要に見える。
   生と死の狭間でもがき、
   自由に生きたいという強欲の塊のちゃぴの方が好き。)
  トートはどちらもあり。
  (赤い血の魔物の井上くんと、青い血の変温動物の古川くん。
   それぞれの造型を堪能しました。)
  フランツは田代くん。
  (経年変化、皇帝の義務などが上手く出ていた。)
  ルキーニは成河さん。
  (ルキーニは濃くなきゃね。)
  ルドルフは木村くんと京本くん。
  (死に惹かれる木村くんと、繊細な精神の京本くん。)
  ゾフィーは3人とも。
が、私の好みでした。


言っても仕方がないけどさー。
花總エリザには一路トートだよねー。


私はやはり、あやか様至上主義。

今回イープラス、ならぬ、
エリザベートプラス貸切でした。
「【e】プラスにElisabethをかけている」とのこと
カテコ挨拶の井上くんから説明がありました。
(スペシウム光線的なeのポーズ付き)

パネルとうちわ。





エリザベート限りのパネルを作るなら
手数料を下げて欲しいよ・・・。
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市川雷蔵作品鑑賞済みリスト

2019年08月21日 | 映画
8月23日から開催の「雷蔵祭」に備え

  「雷蔵祭」スケジュール(角川シネマ有楽町)
いままで見た雷蔵作品を確認しました。

ブログ用に記録を書き始めた2000年以降に見たのは
下記69本。

※こちらから抜き出しました。
 この15年で見た映画のタイトルリスト(50音順)(2015年01月29日)

「赤い手裏剣」(大雷蔵祭)
「編笠権八」(大雷蔵祭FINAL)
「ある殺し屋」
「ある殺し屋の鍵」
「命を賭ける男」(大雷蔵祭)
「いろは囃子」(雷蔵祭「初恋」)
「歌行燈」(大雷蔵祭)
「江戸へ百七十里」
「炎上」(大雷蔵祭@新文芸座)
「大江山酒呑童子」(大雷蔵祭)
「大阪物語」(大雷蔵祭)
「おけさ唄えば」(雷蔵祭「初恋」)
「お嬢吉三」
「鬼火駕籠」(雷蔵祭「初恋」)
「婦系図」
「かげろう絵図」(大雷蔵祭)
「かげろう侍」(大雷蔵祭 新文芸坐セレクション)
「影を斬る」(大雷蔵祭アンコール上映)
「切られ与三郎」(大雷蔵祭)
「沓掛時次郎」(大雷蔵祭)
「剣」(大雷蔵祭@新文芸座)
「喧嘩鴛鴦」(雷蔵祭「初恋」)
「剣鬼」(大雷蔵祭@新文芸座)
「源氏物語 浮舟」(大雷蔵祭)
「鯉名の銀平」(大雷蔵祭)
「好色一代男」(大雷蔵祭FINAL)
「忍びの者」(大雷蔵祭)
「続忍びの者」(大雷蔵祭)
「忍びの者 霧隠才蔵」(大雷蔵祭)
「忍びの者 続霧隠才蔵」(大雷蔵祭)
「新・源氏物語」
「新・平家物語」
「朱雀門」(大雷蔵祭アンコール上映)
「大殺陣 雄呂血」(雷蔵祭「初恋」)
「旅は気まぐれ風まかせ」(雷蔵祭「初恋」)
「手討」(大雷蔵祭アンコール上映)
「ニ十九人の喧嘩状」(雷蔵祭「初恋」)
「濡れ髪剣法」(大雷蔵祭 新文芸坐セレクション)
「濡れ髪三度笠」(大雷蔵祭 新文芸坐セレクション)
「濡れ髪牡丹」
「眠狂四郎 女妖剣」(大雷蔵祭 新文芸坐セレクション)
「眠狂四郎 炎情剣」
「眠狂四郎 魔性剣」(大雷蔵祭)
「眠狂四郎無頼控 魔性の肌」(大雷蔵祭)
「眠狂四郎 女地獄」(雷蔵祭「初恋」アンコール上映)
「眠狂四郎 人肌蜘蛛」(大雷蔵祭 新文芸坐セレクション)
「眠狂四郎 悪女狩り」
「破戒」(大雷蔵祭@新文芸座)
「薄桜記」
「初春狸御殿」
「華岡清洲の妻」(大雷蔵祭)
「花の白虎隊」(雷蔵祭「初恋」)
「花の渡り鳥」(大雷蔵祭FINAL)
「人肌孔雀」(大雷蔵祭)
「人肌牡丹」(大雷蔵祭)
「蛇姫様」
「弁天小僧」
「ぼんち」
「桃太郎侍」(大雷蔵祭 新文芸坐セレクション)
「遊太郎巷談」(雷蔵祭「初恋」)
「雪之丞変化」
「陽気な殿様」
「妖僧」(大雷蔵祭)
「陸軍中野学校」(大雷蔵祭FINAL)
「陸軍中野学校 雲一号指令」(大雷蔵祭)
「陸軍中野学校 竜三号指令」(大雷蔵祭)
「陸軍中野学校 密命」(大雷蔵祭)
「陸軍中野学校 開戦前夜」(大雷蔵祭)
「若き日の信長」(大雷蔵祭)

これ以前に確実に見ているのは下記6本。
眠狂四郎殺法帖
眠狂四郎勝負
眠狂四郎円月斬り
眠狂四郎多情剣
眠狂四郎無頼剣
花くらべ狸道中
※95年(たぶん)の武蔵野館での雷蔵祭で
 狂四郎シリーズをコンプした記憶。
 狸道中はDVDを購入しました。

計75本です。
今年の雷蔵祭で追加できるかな。
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