チケット販売直前に
「パリ・オペのミリアムが白鳥」という情報が流れ
それならば!とチケットを買ったのに
販売直後ぐらいに理由無く
「ミリアム降板サレンコが白鳥」になって。
詐欺じゃん?とも思ったけど
東バ以外の全幕白鳥も見たいので行ってきました。
一幕ワルツは男性水色、
女性ピンク&緑色、トロワは橙、
ワルツと乾杯は同じメンバー。
家庭教師と道化がいる。
二幕は身の上話マイム、二重円、縦列。
オーソドックス版で、いいね。
三幕は、道化たちの踊り、花嫁候補の踊り、
ロットバルト&オディール登場、手下スペイン、
チャルダッシュ、ナポリ、マズルカ。
(この3つは招待客、not手下)
オーソドックスな流れで
オチはどうなるかと思ったら、
四幕前奏にブルメイステル版、
その後にいつもの版の音楽が来て、
幕が開いたら「いつもの?」と思ってたら、
オデット登場後に
チャイパドアダージオか来てとってもビックリ!
二人の気持ちが通い合う踊りで
ハッピーエンドへの布石になっていました。
ラストは人間に戻る。
サレンコはいつ着替えたんだろう。
オデットだけでなく、
白鳥ちゃんたちに混じり人間の女性が入り、
他の白鳥ちゃんたちも戻れる結末。
サレンコ白鳥は盤石だけど、魅力には欠ける。
タマズラカルは時々マラーホフを思い出す佇まい。
王子ヴァリはチャイパドじゃない方。
32回転前半にトリプルが3回ぐらいあったような。
ロットバルトは翼ありで踊るパターン。
大きい白鳥の真ん中の人が美しい踊り。
シティ・バレエ全幕は初めて見たけど
女性も男性もスタイルが良く
見た目のバランスが揃っていた。
技術も申し分なく。
藤田嗣治の美術は叙情的で美しかった。
ロビーに元絵?の掲示あり。
ミリアムの白鳥が見られなかったのは残念だけど
観たこと自体は大満足でした。
【配役等】
オデット / オディール:ヤーナ・サレンコ
ジークフリード王子:ディヌ・タマズラカル
ロートバルト:李 悦
王妃:高木 糸子
道化:玉浦 誠
ボルフガング:青田 しげる
パ・ド・トロワ:清水 愛恵、平田 沙織、内村 和真
三羽の白鳥:清水 愛恵、平田 沙織、植田 穂乃香
四羽の白鳥:
佐合萌香、松本 佳織、飯塚 絵莉、新里 茉利絵
花嫁候補:
坂本 麻実、清水 愛恵、森 絵里、
大内 麻莉、小林 あおい、榎本 文
スペイン:
土肥 靖子、平田 沙織、春野 雅彦、濱本 泰然
チャルダッシュ:岡 博美、髙井 将伍
ナポリ:佐合 萌香、沖田 貴士
マズルカ:
若林 美和、若生 加世子、友利 知可子、渡邉 優
浅井 永希、内村 和真、福田 建太、吉岡 真輝人
芸術監督:安達悦子
演出・振付:石田種生 (プティパ・イワノフ版による)
演出(再演):金井利久
指揮:大野和士
演奏:東京都交響楽団
美術:藤田嗣治
美術製作:堀尾幸男
照明:足立恒
衣裳:小栗菜代子
衣裳製作:工房いーち
大道具製作:東宝舞台
舞台監督:森岡肇