きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「白鳥の湖 ~大いなる愛の讃歌~」サレンコ&タマズラカル/東京シティ・バレエ団

2018年03月03日 | バレエ・ダンス


チケット販売直前に
「パリ・オペのミリアムが白鳥」という情報が流れ
それならば!とチケットを買ったのに
販売直後ぐらいに理由無く
「ミリアム降板サレンコが白鳥」になって。
詐欺じゃん?とも思ったけど
東バ以外の全幕白鳥も見たいので行ってきました。


一幕ワルツは男性水色、
女性ピンク&緑色、トロワは橙、
ワルツと乾杯は同じメンバー。
家庭教師と道化がいる。

二幕は身の上話マイム、二重円、縦列。
オーソドックス版で、いいね。

三幕は、道化たちの踊り、花嫁候補の踊り、
ロットバルト&オディール登場、手下スペイン、
チャルダッシュ、ナポリ、マズルカ。
(この3つは招待客、not手下)

オーソドックスな流れで
オチはどうなるかと思ったら、
四幕前奏にブルメイステル版、
その後にいつもの版の音楽が来て、
幕が開いたら「いつもの?」と思ってたら、
オデット登場後に
チャイパドアダージオか来てとってもビックリ!
二人の気持ちが通い合う踊りで
ハッピーエンドへの布石になっていました。

ラストは人間に戻る。
サレンコはいつ着替えたんだろう。
オデットだけでなく、
白鳥ちゃんたちに混じり人間の女性が入り、
他の白鳥ちゃんたちも戻れる結末。


サレンコ白鳥は盤石だけど、魅力には欠ける。
タマズラカルは時々マラーホフを思い出す佇まい。
王子ヴァリはチャイパドじゃない方。
32回転前半にトリプルが3回ぐらいあったような。

ロットバルトは翼ありで踊るパターン。

大きい白鳥の真ん中の人が美しい踊り。


シティ・バレエ全幕は初めて見たけど
女性も男性もスタイルが良く
見た目のバランスが揃っていた。
技術も申し分なく。

藤田嗣治の美術は叙情的で美しかった。
ロビーに元絵?の掲示あり。







ミリアムの白鳥が見られなかったのは残念だけど
観たこと自体は大満足でした。


【配役等】
オデット / オディール:ヤーナ・サレンコ
ジークフリード王子:ディヌ・タマズラカル

ロートバルト:李 悦
王妃:高木 糸子
道化:玉浦 誠
ボルフガング:青田 しげる
パ・ド・トロワ:清水 愛恵、平田 沙織、内村 和真

三羽の白鳥:清水 愛恵、平田 沙織、植田 穂乃香
四羽の白鳥:
 佐合萌香、松本 佳織、飯塚 絵莉、新里 茉利絵

花嫁候補:
 坂本 麻実、清水 愛恵、森 絵里、
 大内 麻莉、小林 あおい、榎本 文

スペイン:
 土肥 靖子、平田 沙織、春野 雅彦、濱本 泰然
チャルダッシュ:岡 博美、髙井 将伍
ナポリ:佐合 萌香、沖田 貴士
マズルカ:
 若林 美和、若生 加世子、友利 知可子、渡邉 優
 浅井 永希、内村 和真、福田 建太、吉岡 真輝人


芸術監督:安達悦子
演出・振付:石田種生 (プティパ・イワノフ版による)
演出(再演):金井利久

指揮:大野和士
演奏:東京都交響楽団

美術:藤田嗣治
美術製作:堀尾幸男
照明:足立恒
衣裳:小栗菜代子
衣裳製作:工房いーち
大道具製作:東宝舞台
舞台監督:森岡肇
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「ブリューゲル展」

2018年03月03日 | 美術館・博物館(各種原画展含む)


4代150年の画家一族の作品展。

家業としての工房を継続する苦労を感じつつも、
一族共通の精密な描き込み具合と、
それぞれの画風の違いなど、
楽しむ部分が盛りだくさん。

他の画家との分業、共同制作にふむふむ。

最後の部屋は花畑だった!
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「空海」

2018年03月03日 | 映画


黒猫物語だった。
ニャンコ可愛いよ、ニャンコ。

角川に夢枕獏にチェン・カイコーを混ぜたらこうなるね、
って納得ではある。

字幕の方が雰囲気が出て良かったんじゃないかな。


染谷くんの演技力の無駄遣いのような気もするけど、
まあ、いいか。
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「麦秋」(午前十時の映画祭8)

2018年03月03日 | 映画


婚期を逃しかけている娘とその家族。
とりたててドラマがあるわけではないけど
日常の積み重ねにも変化がある。

娘が結婚を決めたのも昔から彼が好きだったのではなく、
亡き兄と繋がり、自分の家族とも繋がっていられると
かんじたのではなかろうか。
新しい生活も、育った家族も、どちらも大事。

戦後6年とは思えぬぐらい復興した東京。
接待族用の寿司屋もある。
繁栄を取り戻しても、でも、拭えない痛みは残っている。

原節子の天真爛漫な笑顔が美しい。
お茶漬けを食べる姿は、むしろ豪快。

私の若い頃にも「クリスマスケーキ」という言葉があったくらいだから、
あの時代の20代後半は東京でも風当たりは強かっただろうな。

女が女優のブロマイドを持っていれば変態、
40歳過ぎて独り身の男は、とかが、
終映後の但書の部分なのかな。

専務、仕事しろ。
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