名優の名舞台、記念すべき上演1000回で
終了したはずだった。
しかし名優は1001回目をやると宣言。
助手から初めて舞台監督を務める若者、
制作、衣装、美術、さまざまな人が
名優に振り回される。
果たして、幕は開くのか。
役者だけでは舞台は成り立たないし、
幕が降りた後でも仕事は続く。
舞台と制作スタッフに対する深い愛は伝わってくるが、
それにしても二幕が冗長。
群像劇にしても少々まとまりに欠けた。
ダーイシならもっと上手く料理できそう。
哀川さんの生の「ソイヤッ!」は嬉しかった。
ゆーひの女役に見覚えを感じたが、
アレだよ!フローレンス!
今さんが素晴らしく芸達者だった。
中川あっきーも
流暢な台詞回しに説得力ある芝居に
感情がこもった歌、とすべてが良かった。
橋本じゅんさん、青木さやかをはじめ
出演者はみな役に合っていた。
それだけに、長すぎる話の盛り上がりポイントが
狙い通りになっていないのが勿体ない。