きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ザ・キング」

2018年03月31日 | 映画
ほぼ詐欺師の父が頭を下げている相手を見て検事になった男。
頭が切れる彼はやがて権力の中枢で腕を振るうことになる。


韓国近代史を織り交ぜ、
「司法はここまで腐っているのか?」
からの大逆転撃は実に見応えがあった。

やり手検事としての成功を手にしていく段階は
とても爽快で、正しくはないけれど
ピカレスクロマンとしては気持ち良い、と、
かなり後半までは思っていたけれど
最後にいろんな人に焦点が合ったときは
やっぱり、正義は大事、と思いました。
いい描かれ方だった。

「犬」のあたりは
やっぱり韓国映画だねー。

部長さんは誰に似ているんだろう。
勝野洋か小澤征悦か。
人に命令するだけでなく、
ちゃんと自分の手を汚す実務家なのが良かった。
ワンコ場面もちゃんと見てたし、
飛び蹴りも華麗だし、
歌って踊りもする。

友人との関係が良かったなー。

せっかく新宿乗り換えだからシネマートにでも行くか、
という軽い気持ちで見たけど、
実に当たりの映画だったわ。
伏線の張り方や回収も上手かった。

映画での権力構造は
リアルなのかファンタジーなのか。
あれだけ利権があるなら
大統領もああなるのも仕方がないのかなあ。
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「誠の群像/SUPER VOYAGER!」@相模大野

2018年03月31日 | 宝塚(雪組)


大階段が無いのでオープニングが少々迫力不足。
池田屋の階段落ちも無し。
この辺は仕方が無いよね。

加納惣三郎の場面はすっぱりカット。
その分、土方さんとお小夜さんの心情とかが
深く描き込まれたような。

だいもんの土方はすごく合っているんだけど、
明瞭な発声による正しい音程が
こそばゆくて身悶える。

咲ちゃん2役の演じ分けが上手い。
特に山南さんの静かな信念が良かった。

翔ちゃんの勝海舟はいいねえ。
リカちゃんはネチっこくて
全く江戸っ子じゃなかったからねえ。

あやなちゃんの沖田も
お日様のような明るさが良かったわ。

真彩ちゃんは若いのに、
苦労した人妻の色気があるよね~。
だいもんと合うね~。

史実とは違う部分もあるけど
ダーイシのドリーム爆裂なので
なぜだか許してしまえるのよね。
同じドリームを見ているからね。


ショーはお披露目の再演。
人数が少ない分、迫力がある。
ロケットセンターは潤花ちゃん?
とても可愛らしい笑顔だった。

中詰アドリブは、
鳩サブレ、大仏、頼朝などの鎌倉ネタ。

人数が少なくなると
迫力が増す部分もあるよね。

野口先生が宝塚を初めて見たのは中学生の時で
「誠の群像/魅惑II」だったそうだけど、
そういえば「魅惑II」にも
「ビギンザ・ビギン」があったよね。
狙ったのかな。

カテコのご当地ジェンヌ紹介では
副組長から「神奈川の絶対王者」と紹介された
だいもんでした。


咲ちゃんのワタル化が進んでいるわ。


会場にはトップコンビの写真掲示も。
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