きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」

2018年03月13日 | 映画


たんなる男を巡るエロにはならず、
共同体vs闖入者の緊張感が最後まで続いた。
慈愛の心からマジックマッシュルームまでの気持ちを
キッドマンは繊細に表現してたし、
キルスティンのたやすく脱げる心の鎧も、
若いお嬢ちゃんたちの眩しさも、
コリン君の髭も良かった。

ミステリー的な部分を期待すると肩透かしかもだけど、
この監督に求めるのは美的センスだから!
現代の機械で洗ったような汚れのない衣装に
「リアリティが無い!」など言うな。
光と陰、色、奥行き、などを堪能すべき映画なのよ。
ほんと、美しい。
絵と音楽とキャスティングがカチッとはまっている。

あんな小さな女の子でも、
男が輪に入れば化学反応を起こすんだな。
コメント
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