きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「グランドホテル/カルーセル輪舞曲(ロンド)」(Cパターン)(宝塚月組)

2017年03月19日 | 宝塚(月組)


芝居の役替わりはCパターン。
ありラファエラの信念が、
真っ直ぐに強すぎて不気味の域まで到達していた。
これはこれでよし。
あーさエリックも
袋小路な世界に差し込む息子誕生報告になっていて良かった。
役替わり二人ともムラ前半で見た時より深みが増していた。

くらげフラムがいじらしいというか、なんというか。
自分はできる、と思っていたけど、できなかった。
閉塞感、抜け出したい、そんな気持ちに裏打ちされて、
もがいていたんだなあ。
台詞も歌も聴きやすい声だ。

エリザベッタが「死のボレロ」というのが
理屈ではわかっても違和感だったけど、
恋=死でもあり、恋によって死に至った男爵は、
袋小路のような、
あるいは吹き溜まりのような人生から、
脱出できたんだな、と、今日は実感した。
死に損ねた・生き残ってしまった旧世界の人が
ようやく新世界に行けたような?

フラムシェンの靴を脱がせるみつるが
超エロかったよ!!


ショー。
実は、今日の席は1階1列のSS席。
ショーの間はずっとドキドキでした。
銀橋にジェンヌが来た時はどうしていいかわからんね。
群舞後列は見えにくいかと思ったけど、
さすがSS席、前後が重なって見えることはあまりなく、
いたるところでスミスが良く見えたよ!
幸せでした!
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「細雪」@明治座

2017年03月19日 | 紫吹淳(リカちゃん)


初日開けぐらいにもチケットを取っていたけど
いろいろあって行けませんでした。
今日がMY初日。
でしたが、家族の用事の対応で
見たのは一幕、三幕だけ。


明治座ならではのゆったりした芝居運びが
作品に合っていました。
本家の頑な長女、マイペースな三女、新しい時代を生きる四女。
現在の状況を一番把握している次女が翻弄されて気の毒。

舞台はとても華やかだった。
反発することもあるけど、姉妹は姉妹。
お互いを思い合う姿に自然に涙。

水野真紀が上手かったな。

一幕終わりの着物の虫干しには客席からため息。
美しかった。
その客席も春らしい色合いのお着物の方が多く眼福。

リカちゃんは、おっとりマイペースが口調だけでなく、
動きからしてそんなかんじ。
ゆったり動く。
でもトロいのとは違う。
着物の動きも滑らか。
受動的な人こそ、したたか、の片鱗も密やかに表現。

雪子さんのお見合いは二幕だったみたい。
三幕では結婚が決まっていました。

芝居を見ているときはおっとりしたお嬢様だったリカちゃんですが、
カテコで4人並ぶと肩幅がすごかっだです。
えりたんはゴツさは感じないけど背筋がキリリでまだ男。

余談だけど、雪子さんから見て、
義兄と姪と将来の旦那様が
「王様と私」の共演者なのね。

お昼は豪華に「月替わり膳」


幕間にはおやつ!明治座観劇のお約束!


幟を裏から。

リカちゃんと葛山さんが同じ空間にいました。
クウガを見ていたときには全く考えもしなかったことでした
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