きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「エリザベート 2012年版」(瀬奈、石丸、石川、杜、古川、加藤)

2012年06月08日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
前回の組み合わせの芝居がとても薄く
なんだか不完全燃焼になっちゃったので
1回だけでいいや、と思っていたのに
他の組み合わせをどーーーーしても見たくなりました。
どうせなら極力違う組み合わせで、と
しみじみキャストスケジュールを見たら
直近でほどよい組み合わせは今回なのがわかり
有給を取っちゃいました!

今日の組み合わせは熱い!!
石丸トートと瀬奈シシィの間には緊張と安寧、
2つの相反する感情が常に流れている。
反発し惹かれあい、敵でありながら同士。
対極な存在で、とてもいいバランスだ。

瀬奈シシィは前回より進化。
強いから戦ってしまい、結果苦しむ。
弱ければ、そもそも参戦せず、戦うことがないので
楽な人生が送れるのに、それができない。
私の好きなシシィだ。
「私が踊るとき」→「精神病院」の流れも納得。
苦しい戦いに勝利して、得たものはあったが
それは求めていたものでないことに気が付く。
勝利したからこそ、追いつめられるんだな。
息子を失った後悔、悲しみも深く、
だからこそ最後に解放された感が深い。

動きのひとつひとつが「シシィ」の感情と連動している。
前回見た春野シシィは、その当たり前のことができていなかった。
感情抜きで、演出家の指示通り動いている感があった。
(いまはそうじゃないらしいけど、
 私が見たときはそうだった)

一幕冒頭の「パパみたいに」で
すでに涙が出てきてしまう。
深い親子愛、それは自分の家庭では育まれなかった。
それを含めた今後の運命を思うと・・・。
もちろん二幕の方でも泣いた。
「パパみたいに なれない・・・」

石丸トートはねちっこく暑苦しい。
朗々と歌い上げる声が心地よい。
マテさんを見るのが後だったら
いろいろ不満が残っただろうなあ。
それぐらい、素晴らしい歌声。
演技も前回より余裕がある。
楽しんでるなー。
手を広げる動作とか、
ハッタリ、様式美、型芝居も似合っている。
こういうキャラだったのか。
ベルばらのフェルゼンもいけるんじゃないか。
シュテファン人形を抱きしめながら
「王妃様ーーーーーっ」とセリ下がるのが
似合うんじゃあないかなー。

禅フランツも熱く、義務と愛の狭間で苦しむ。
最後の、ルキーニがナイフを受け取るのを阻もうとする
その激しさに泣ける。
どれほど妻を愛してきたのか。
「この世では、ありとあらゆる不幸が私を襲う」
だっけか。
あの言葉がとても似合う。
その情熱を愛だけに傾けるには
責任感がありすぎたんだなあ。

古川ルドは台詞が無いときの雰囲気は良いけど
声を出すと一本調子で、起伏が無さ過ぎ。
歌も音程は合っているけど無難なカラオケ歌唱で
ドラマは無い。
踊りも、なまじできるぶん、
手足が伸びきらないのが目に付くかな。
ビジュアルはいいんだけどねー。
これだけのビジュアルがあると
いろいろ期待しちゃうんだなー。

杜ゾフィーが前回よりとても良かった。
初風さんや寿さんのような貫禄がないぶん、
「女性」であることが強く感じられる。
あんな小柄な(←あくまでもイメージなんだけどね)女性が
帝国を支えてきたんだなあ、と思えてくる。
彼女こそ作られた皇太后を懸命に演じ、戦い続け、しかも負けた。
もう一人のエリザベートでもあるのでは?
そんなふうに思ったのは東宝エリザでは初めてだ。
台詞がないときの威圧感や演技も素晴らしく、
元トップの底力を見た。
高音も前より出ている、というか
上手く処理できるようになったというか。

今回のメンバーだと芝居も良く噛み合っていて
いろんな面で納得できる。
充実した、良い舞台でした。

ここまでくればトリプルの残りも・・・
と思うけど、もうお金がないんだなー。


オケがちょっとなあ・・・
「パパみたいに」のところは
花組のチター並みにリズムがボロボロ。
シシィが刺されたあとの
「エリーザベーーーート」の金管も
やっぱり外してた。
もうなんともならないのかなあ。。。


今回はトークショー付き。
髭フランツ、バートイシュルのシシィ、ルドルフの親子3人。
場慣れしているあさこちゃん、可笑しすぎる禅さん、緊張の古川くん。
場内からの質問で。
あさこちゃんへ。
「登場人物でなりたい人は」
答えはマックス。
自由だから。
自由でいるために苦労はあったは思うけど。
「パパみたいになりたい」
禅ちゃんへ。
「ハプニングとかは?」
まさに昨日、戴冠式で。
エリザベートに場所を譲るために後ずさったらバランスを崩し、
頭の王冠がずれた。
倒れなくてホッとしたら
馬車のところで鬘の隙間から脂汗が吹き出した。
二筋(両脇から一筋ずつ)タラーーーっと流れた。
それを見た春野さんが笑いを堪えるのが大変みたいだった。
古川くんへ。
「今回のルドルフ3人は髪の色が違うけど
 古川さんが金髪に決まったのは?」
衣装合わせの時に、すでに決まっていたみたい。
(衣装さんから「貴方が明るい髪になりそう」と言われた)
ずっと髪を染めているので痛んでくる。
瀬奈「だいじょうぶ?お母さん、心配」
石川「まだ(毛髪の)予備軍があるからいいじゃないか」
3人へ。
袖から見るツボは?
禅さんは最後のダンス。
各トートの個性の違いが出て面白い。
あとの2人は「撃たれるツェップス」。

退場のとき、父母が客席に手を振りながら捌けているのに
息子は(緊張のためか)さっさと袖に入ったので、
母が「ゆうちゃん、ゆうちゃん」と呼び、
舞台に戻してました。


さらに今回は。
セディナのお弁当+お土産付きプラン。
お弁当。

無難な幕の内。
好き嫌いが多い私には嬉しい内容。

お土産は京都の蜂蜜屋「ミール・ミィ」の詰め合わせ。

普段買わないので嬉しいお土産だったけど
重かった。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京スカイツリー

2012年06月08日 | 旅行(お散歩・遠征含む)
本日最初の予定は帝劇13時半公演。
その前になにか入れられないかなー、
と考えていたら
東京スカイツリーの日時指定券が
追加販売されるとニュースでやってました。
運良く8時半の回が取れましたので
行ってきちゃいましたよ!!!

どこにあるかいまいちわかっていなかったけど
意外に近かった。
お約束の角度で。


個人受付の入場は4階になります。
ちょうど8時半頃に入場待機列到着。
入場券引換サクサク進みます。


350Mの「展望デッキ」に行くエレベータは4機。
内装も全部違うそうです。
行きは秋のモチーフ。金色。稲穂のイメージなのかな?


50秒で到着したら、
すかさずその上「天望回廊」に行くための
チケット売場に並びます。
プラス1000円かかるけど
行けるときに行っておかなきゃ!
最後尾の札は60分待ちと出てたけど
実質的には30分ぐらいかな?
9時過ぎには上がれました。

少々曇だけど、街並みは見えます。


奥の緑は、たぶん上野。


国技館方面。


テッペンペンからの注意


もっと晴れていれば山も見えるのかなあ。


天望回廊到着エレベータ出口(445M)からは
ゆるやかな上り坂になっています。
歩いているうちに一番高いソラカラポイント(450M)に到着します。


なんとなく2往復ぐらいしちゃって
堪能してから下がります。
エレベータ奥から見上げた風景。


展望デッキは、さっきより地上が近いけど
見晴らしはこっちの方が良いかも。



街並みもこっちの方が良く見えるかな。

ガラス板から下を見る。

床がガラスなの。
下が見えるの。
ちょっと恐かった。

イートインのカフェで甘いモノ。
「テッペンペンサンデー」750円。

カステラっぽい生地の上に黒蜜掛けのソフトクリーム。
抹茶わらび餅、煮豆、寒天??などが入っています。

充分楽しんだので下がります。
帰りのエレベータ。
係のお姉さんの指示で振り分けられましたが
乗る予定なのが「秋」だと聞いたので
別なエレベータにしてもらいました。
今度は「冬」でした。


帰りは5階に到着。

土産物屋さんもありますが、混んでます。
ソラマチに行ける4階に下がります。
4階のオブジェ。


ソラマチの中でアランジを探す。
中はものすごーーーく広いけど
一店舗自体は狭めかなあ。
無事発見できたので、迷った末
ハガキ、ステッカー類を買う。


バスに乗るために1階へ。
面白そうな展示があったけど

時間がないので通り過ぎる。
1階にもお土産屋がありました。
団体バスターミナル横ぐらいで
時間が良かったのか、わりと空いていたので
姪達への小さい土産を買いました。

バスで浅草寺へ。
雷門




浅草寺

凶が出るのがわかっているから
おみくじは引かないよ!

五重塔


その辺のお庭






お寺を出て。
タワーとアレの間で記念写真。



どんどん人が溜まるから
選べるのなら朝の早い回に行く方がお得かも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする