前回の組み合わせの芝居がとても薄く
なんだか不完全燃焼になっちゃったので
1回だけでいいや、と思っていたのに
他の組み合わせをどーーーーしても見たくなりました。
どうせなら極力違う組み合わせで、と
しみじみキャストスケジュールを見たら
直近でほどよい組み合わせは今回なのがわかり
有給を取っちゃいました!
今日の組み合わせは熱い!!
石丸トートと瀬奈シシィの間には緊張と安寧、
2つの相反する感情が常に流れている。
反発し惹かれあい、敵でありながら同士。
対極な存在で、とてもいいバランスだ。
瀬奈シシィは前回より進化。
強いから戦ってしまい、結果苦しむ。
弱ければ、そもそも参戦せず、戦うことがないので
楽な人生が送れるのに、それができない。
私の好きなシシィだ。
「私が踊るとき」→「精神病院」の流れも納得。
苦しい戦いに勝利して、得たものはあったが
それは求めていたものでないことに気が付く。
勝利したからこそ、追いつめられるんだな。
息子を失った後悔、悲しみも深く、
だからこそ最後に解放された感が深い。
動きのひとつひとつが「シシィ」の感情と連動している。
前回見た春野シシィは、その当たり前のことができていなかった。
感情抜きで、演出家の指示通り動いている感があった。
(いまはそうじゃないらしいけど、
私が見たときはそうだった)
一幕冒頭の「パパみたいに」で
すでに涙が出てきてしまう。
深い親子愛、それは自分の家庭では育まれなかった。
それを含めた今後の運命を思うと・・・。
もちろん二幕の方でも泣いた。
「パパみたいに なれない・・・」
石丸トートはねちっこく暑苦しい。
朗々と歌い上げる声が心地よい。
マテさんを見るのが後だったら
いろいろ不満が残っただろうなあ。
それぐらい、素晴らしい歌声。
演技も前回より余裕がある。
楽しんでるなー。
手を広げる動作とか、
ハッタリ、様式美、型芝居も似合っている。
こういうキャラだったのか。
ベルばらのフェルゼンもいけるんじゃないか。
シュテファン人形を抱きしめながら
「王妃様ーーーーーっ」とセリ下がるのが
似合うんじゃあないかなー。
禅フランツも熱く、義務と愛の狭間で苦しむ。
最後の、ルキーニがナイフを受け取るのを阻もうとする
その激しさに泣ける。
どれほど妻を愛してきたのか。
「この世では、ありとあらゆる不幸が私を襲う」
だっけか。
あの言葉がとても似合う。
その情熱を愛だけに傾けるには
責任感がありすぎたんだなあ。
古川ルドは台詞が無いときの雰囲気は良いけど
声を出すと一本調子で、起伏が無さ過ぎ。
歌も音程は合っているけど無難なカラオケ歌唱で
ドラマは無い。
踊りも、なまじできるぶん、
手足が伸びきらないのが目に付くかな。
ビジュアルはいいんだけどねー。
これだけのビジュアルがあると
いろいろ期待しちゃうんだなー。
杜ゾフィーが前回よりとても良かった。
初風さんや寿さんのような貫禄がないぶん、
「女性」であることが強く感じられる。
あんな小柄な(←あくまでもイメージなんだけどね)女性が
帝国を支えてきたんだなあ、と思えてくる。
彼女こそ作られた皇太后を懸命に演じ、戦い続け、しかも負けた。
もう一人のエリザベートでもあるのでは?
そんなふうに思ったのは東宝エリザでは初めてだ。
台詞がないときの威圧感や演技も素晴らしく、
元トップの底力を見た。
高音も前より出ている、というか
上手く処理できるようになったというか。
今回のメンバーだと芝居も良く噛み合っていて
いろんな面で納得できる。
充実した、良い舞台でした。
ここまでくればトリプルの残りも・・・
と思うけど、もうお金がないんだなー。
オケがちょっとなあ・・・
「パパみたいに」のところは
花組のチター並みにリズムがボロボロ。
シシィが刺されたあとの
「エリーザベーーーート」の金管も
やっぱり外してた。
もうなんともならないのかなあ。。。
今回はトークショー付き。
髭フランツ、バートイシュルのシシィ、ルドルフの親子3人。
場慣れしているあさこちゃん、可笑しすぎる禅さん、緊張の古川くん。
場内からの質問で。
あさこちゃんへ。
「登場人物でなりたい人は」
答えはマックス。
自由だから。
自由でいるために苦労はあったは思うけど。
「パパみたいになりたい」
禅ちゃんへ。
「ハプニングとかは?」
まさに昨日、戴冠式で。
エリザベートに場所を譲るために後ずさったらバランスを崩し、
頭の王冠がずれた。
倒れなくてホッとしたら
馬車のところで鬘の隙間から脂汗が吹き出した。
二筋(両脇から一筋ずつ)タラーーーっと流れた。
それを見た春野さんが笑いを堪えるのが大変みたいだった。
古川くんへ。
「今回のルドルフ3人は髪の色が違うけど
古川さんが金髪に決まったのは?」
衣装合わせの時に、すでに決まっていたみたい。
(衣装さんから「貴方が明るい髪になりそう」と言われた)
ずっと髪を染めているので痛んでくる。
瀬奈「だいじょうぶ?お母さん、心配」
石川「まだ(毛髪の)予備軍があるからいいじゃないか」
3人へ。
袖から見るツボは?
禅さんは最後のダンス。
各トートの個性の違いが出て面白い。
あとの2人は「撃たれるツェップス」。
退場のとき、父母が客席に手を振りながら捌けているのに
息子は(緊張のためか)さっさと袖に入ったので、
母が「ゆうちゃん、ゆうちゃん」と呼び、
舞台に戻してました。
さらに今回は。
セディナのお弁当+お土産付きプラン。
お弁当。
無難な幕の内。
好き嫌いが多い私には嬉しい内容。
お土産は京都の蜂蜜屋「ミール・ミィ」の詰め合わせ。
普段買わないので嬉しいお土産だったけど
重かった。。。
なんだか不完全燃焼になっちゃったので
1回だけでいいや、と思っていたのに
他の組み合わせをどーーーーしても見たくなりました。
どうせなら極力違う組み合わせで、と
しみじみキャストスケジュールを見たら
直近でほどよい組み合わせは今回なのがわかり
有給を取っちゃいました!
今日の組み合わせは熱い!!
石丸トートと瀬奈シシィの間には緊張と安寧、
2つの相反する感情が常に流れている。
反発し惹かれあい、敵でありながら同士。
対極な存在で、とてもいいバランスだ。
瀬奈シシィは前回より進化。
強いから戦ってしまい、結果苦しむ。
弱ければ、そもそも参戦せず、戦うことがないので
楽な人生が送れるのに、それができない。
私の好きなシシィだ。
「私が踊るとき」→「精神病院」の流れも納得。
苦しい戦いに勝利して、得たものはあったが
それは求めていたものでないことに気が付く。
勝利したからこそ、追いつめられるんだな。
息子を失った後悔、悲しみも深く、
だからこそ最後に解放された感が深い。
動きのひとつひとつが「シシィ」の感情と連動している。
前回見た春野シシィは、その当たり前のことができていなかった。
感情抜きで、演出家の指示通り動いている感があった。
(いまはそうじゃないらしいけど、
私が見たときはそうだった)
一幕冒頭の「パパみたいに」で
すでに涙が出てきてしまう。
深い親子愛、それは自分の家庭では育まれなかった。
それを含めた今後の運命を思うと・・・。
もちろん二幕の方でも泣いた。
「パパみたいに なれない・・・」
石丸トートはねちっこく暑苦しい。
朗々と歌い上げる声が心地よい。
マテさんを見るのが後だったら
いろいろ不満が残っただろうなあ。
それぐらい、素晴らしい歌声。
演技も前回より余裕がある。
楽しんでるなー。
手を広げる動作とか、
ハッタリ、様式美、型芝居も似合っている。
こういうキャラだったのか。
ベルばらのフェルゼンもいけるんじゃないか。
シュテファン人形を抱きしめながら
「王妃様ーーーーーっ」とセリ下がるのが
似合うんじゃあないかなー。
禅フランツも熱く、義務と愛の狭間で苦しむ。
最後の、ルキーニがナイフを受け取るのを阻もうとする
その激しさに泣ける。
どれほど妻を愛してきたのか。
「この世では、ありとあらゆる不幸が私を襲う」
だっけか。
あの言葉がとても似合う。
その情熱を愛だけに傾けるには
責任感がありすぎたんだなあ。
古川ルドは台詞が無いときの雰囲気は良いけど
声を出すと一本調子で、起伏が無さ過ぎ。
歌も音程は合っているけど無難なカラオケ歌唱で
ドラマは無い。
踊りも、なまじできるぶん、
手足が伸びきらないのが目に付くかな。
ビジュアルはいいんだけどねー。
これだけのビジュアルがあると
いろいろ期待しちゃうんだなー。
杜ゾフィーが前回よりとても良かった。
初風さんや寿さんのような貫禄がないぶん、
「女性」であることが強く感じられる。
あんな小柄な(←あくまでもイメージなんだけどね)女性が
帝国を支えてきたんだなあ、と思えてくる。
彼女こそ作られた皇太后を懸命に演じ、戦い続け、しかも負けた。
もう一人のエリザベートでもあるのでは?
そんなふうに思ったのは東宝エリザでは初めてだ。
台詞がないときの威圧感や演技も素晴らしく、
元トップの底力を見た。
高音も前より出ている、というか
上手く処理できるようになったというか。
今回のメンバーだと芝居も良く噛み合っていて
いろんな面で納得できる。
充実した、良い舞台でした。
ここまでくればトリプルの残りも・・・
と思うけど、もうお金がないんだなー。
オケがちょっとなあ・・・
「パパみたいに」のところは
花組のチター並みにリズムがボロボロ。
シシィが刺されたあとの
「エリーザベーーーート」の金管も
やっぱり外してた。
もうなんともならないのかなあ。。。
今回はトークショー付き。
髭フランツ、バートイシュルのシシィ、ルドルフの親子3人。
場慣れしているあさこちゃん、可笑しすぎる禅さん、緊張の古川くん。
場内からの質問で。
あさこちゃんへ。
「登場人物でなりたい人は」
答えはマックス。
自由だから。
自由でいるために苦労はあったは思うけど。
「パパみたいになりたい」
禅ちゃんへ。
「ハプニングとかは?」
まさに昨日、戴冠式で。
エリザベートに場所を譲るために後ずさったらバランスを崩し、
頭の王冠がずれた。
倒れなくてホッとしたら
馬車のところで鬘の隙間から脂汗が吹き出した。
二筋(両脇から一筋ずつ)タラーーーっと流れた。
それを見た春野さんが笑いを堪えるのが大変みたいだった。
古川くんへ。
「今回のルドルフ3人は髪の色が違うけど
古川さんが金髪に決まったのは?」
衣装合わせの時に、すでに決まっていたみたい。
(衣装さんから「貴方が明るい髪になりそう」と言われた)
ずっと髪を染めているので痛んでくる。
瀬奈「だいじょうぶ?お母さん、心配」
石川「まだ(毛髪の)予備軍があるからいいじゃないか」
3人へ。
袖から見るツボは?
禅さんは最後のダンス。
各トートの個性の違いが出て面白い。
あとの2人は「撃たれるツェップス」。
退場のとき、父母が客席に手を振りながら捌けているのに
息子は(緊張のためか)さっさと袖に入ったので、
母が「ゆうちゃん、ゆうちゃん」と呼び、
舞台に戻してました。
さらに今回は。
セディナのお弁当+お土産付きプラン。
お弁当。
無難な幕の内。
好き嫌いが多い私には嬉しい内容。
お土産は京都の蜂蜜屋「ミール・ミィ」の詰め合わせ。
普段買わないので嬉しいお土産だったけど
重かった。。。