きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

土曜日の美味しいもの

2012年06月16日 | 美味しいもの
新国立劇場で当日券を買った後、
次の下北沢14時開演までの間に
気になっていた井の頭沿線のお店に行きました。
千葉県民はこういう機会にまとめて行かないと!

まずは「白髭のシュークリーム工房
高井戸駅から徒歩10分ぐらいのお店。
トトロのシュークリームが売られています。


オールシーズン商品のチョコクリーム(帽子)と
季節商品の苺クリーム(花)を買いました。


ツーショットで。


皮は厚め。
顔や飾りのチョコと食べた後、
耳から囓って、結局は身体を割いて食べるしかない。
私はチョコクリームの方が好み。
意外と濃厚だった。

食べる場所が思いつかなかったので
井の頭公園で食べました。
雨が止んでいる時間帯で良かったわ。


続いては井の頭公園前にある焼鳥屋の
いせや公園店
汚いうちに店内に入っておこうと思いまして。
一人だけど、行っちゃった。
昼から青リンゴサワーなんか飲んじゃった!
シュウマイとか

焼き鳥とか



お腹一杯なんだけど、
もうひとつ食べたいものがありました。
昨日フィンランド大使館のフィンたんがRTした、
moiのシナモンロール。

モチモチ!シナモンの香りが濃厚。
見た目よりボリュームがありました。


どれも美味しかった!
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「サロメ」(宮本亜門演出@新国立劇場)

2012年06月16日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
若い女の子の「サロメ」はスズカツ版のトラウマがあるので
行こうかどうかすごく迷っていたのですが
多部ちゃんの評判がとても良いので
頑張ってZ席(当日販売の安い席)を取って見に行きました。

宮本版では、サロメは若い女の子。
妖艶でも官能的でもありません。
若いゆえに、潔癖。
無垢ゆえに、残酷。
稚拙ゆえに、正直。
スズカツ版もこの系統だったけど
役者の演技力が格段に違うので、
こういうサロメもありだよね、と思いました。
男性演出家はオリジナルとなると
こういう女の子を作りたがるものだ、
というのを考慮しても
くっきりとひとつの型を作り上げていました。

肉欲以前の、どちらかというと所有欲に近い感情で
ヨカナーンの首を欲するけれど
彼の目が彼女を見ることが無くなり
彼の口が彼女の名を呼ぶことが無くなった後に、
初めて彼への愛があったことがわかる、
ってかんじかしら。
手に入らなくなったからこそ
その欲から、さらに逃れられなくなった。
それとも、永遠に手に入らない男を欲するのが
なによりの快楽だと気が付いたのかも。

多部ちゃんはそういうサロメにぴったりだった。
子供の我が儘とも違う、
女性になる前の危うい年齢だからこその不安定さが
よく出ていた。
「子供のように」であって、「子供」ではない、
そのバランスがとても良かった。
声もよく出ているし、中劇場に対応した動きも良かった。
若いTV女優が舞台に出ると、
けっきょくはキーキー叫ぶだけになりがちだけど
彼女の台詞にはしっかり感情が伴っていました。


サロメは妖艶でないけれど
そのぶん、ヨカナーンとヘロディアスは妖艶でした。
ヨカナーンは成河さん。
声と佇まいと雰囲気がとても美しい人で
(顔自体は私の席からではよくわかりませんでした)
彼を見た少女が舞い上がっちゃうのがよくわかります。
そういった部分が表に出ているわけではないのに
滲み出てくる「なにか」があります。
麻美さんのヘロディアスは、
立っているだけでも「淫婦」。
男の人生を狂わせる女だった。
奥田さんのヘロデも深かった。
直接的な言葉や態度はあまりないのに
視線が雄弁でとてもエロかった。
そういう人なのに、ヨカナーンの言葉に
真実を嗅ぎ取っているふうでもあった。

少女の物語だけではなく、
その後に「神」の話がある。
いまから当時の話を見ると
ヨカナーンの預言は正しいのを知っているけど
そうでない彼等には、
本当に神のことを語っているのかが論争になる。
目に見えないものを信じるのか。
決着はつかないものだよね。


客席前方を取り払い、
2階建ての舞台になっていた。
1階はヨカナーンのいる牢獄。
2階は白を基調とした、現代のパーティ会場のようなかんじ。
1階床には水が張られていた。


迫力のある舞台でした。
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「ラブストーリー ~don't let me down~」国産第一号

2012年06月16日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
ひろしと花恵には悩みがあった。
息子のことだ。
心配した担任も家に来た。

花恵の弟にも悩みがあった。
ソープ嬢に入れあげて闇金から
多額の金を借り、首が回らなくなったのだ。
さらにそのソープ嬢にも秘密があり・・・

バラバラな話が平行線ではなく
最後にまとまった。
シュールな世界なのかと思ったら
変態達の純愛だった。
痛い愛ではあったけど。

最初の方で連発される下ネタ語まで
伏線だとは思わなかった。

途中で家系図を作らなきゃならなったし
クスリ関係もちょっと曖昧だったけど
それは枝葉みたいなもんで。

お互いしか求めない、
お互いしかいない世界のみが必要、
自分の命の限界は自分が決める。
その終わり方さえも。

というのは、有り、だとは思う。
でも、子供に対して無責任すぎるかなあ、とも思う。
息子さえ放り出せちゃう愛なのか。
息子へさえ愛情を向かわせたくないのか。
どちらかなのかな。

とにかく!!!!!
わかさんの最後の衣装にビビッたよ!
女優の役者魂、凄すぎる・・・。

【配役】
ひろし:清田正浩
花恵:わかまどか
先生:渡辺一樹
川岸哲郎:市岡拓
飯塚:阿部翔平
アヤミ:石幡友美
湯浅:オクイシュージ
声:佐藤ドミンゴ
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