きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「パイレーツ・オブ・カリビアン4 生命の泉」

2011年05月21日 | 映画
2D版を見ました。

1はTDLのアトラクションとの関連づけも上手く、
話展開も「いかにもディズニー」で面白かった。
2と3は、よくわからん話で
3でチョウ・ユンファを無駄遣いしたことしか記憶にない。
それを思えば、4は普通に冒険活劇映画。
1~3を見て無くてもわかるかも。
初心者にも優しい作品では。

成り行きで冒険に出て、
いろんな苦難を乗り越え、
宝を手に入れるが、
それは消える。
そして、別れの時が来る。
セオリー通り。
ジャックを描き込みすぎなかったから
筋が通ったかな。

ペネロペ・クルスがワイルドでセクシー。
海賊さん達も男臭くて良いです。


巷では「人魚が恐い」って声もあるようですが
「人魚の森」を読んでいれば無問題。


いつものように、エンドロールの後に
ワンシーンあります。
最後まで席を立たないでね!
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「スタンド・バイ・ミー」(午前十時の映画祭 赤の50本)

2011年05月21日 | 映画
田舎町の子供4人が「死体捜し」の旅に出る。


大人になる手前の子供達。
大人になってからだと、
なんであんなことに興味を持ったのか、とか
いろいろ思うけど
当時はかけがえのない宝物だった。
そんな宝物が詰まったような物語。

大人達の目をかすめ、
秘密基地で過ごす夏の日々。
「20世紀少年」と比べると
アメリカの子供って、ませてるねー。

閉塞的な田舎町で。
子供の時代が終わるのがわかっている。
でも、自分がなるであろう「大人」が
どうなのかもわかっているのが切ない。

そこから抜け出たクリス。
どれほど苦労したのか、
どれほどの苦難があったのか。
それを乗り越え、大人になった彼は、
つまらない喧嘩に巻き込まれ死ぬ。

せっかく・・・、と思いつつも、
彼が子供の頃から持っていた
真っ直ぐな気性は
大人になっても損なわれなかったんだな、と思う。

リバー・フェニックスの身体は
「大人になりかけた」少年の身体。
「子供っぽさを残した大人」はよく見るけど
逆は、あまり無い。
貴重な一瞬だったんだろうなあ。
それが、思春期手前の「12歳」を
よく表している。
人生の、ほんのわずかの、期間。
2度と来ない時間。


クリスの生涯が
リバー自身と重なるね。
大人になっても、
禿げたとしても腹が出たとしても
いい役者になったと思うんだー。


あー。
関係ないけど。
菜食主義の彼が麻薬を・・・って話で、
「彼が常用していたのは葉っぱ系だから
 筋は通っている!」って話があったなあ。
実際のところはよくわからんけど。
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「眠れる森の美女」ロホ&マッケイ/英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団

2011年05月21日 | バレエ・ダンス
ロホのオーロラがとっても良かった!
スターの貫禄と輝きがあり、
技術面は超安定。
難しいバランスも、簡単に軽やかに踊る。
それでいて、優雅で可愛い!
キラキラ感もある。
オーロラはニーナがベストだったけど
ロホはそれに次ぐかも。
ガラなどで見るときは、
肩のラインとか、厚めの胸板が違和感だけど
今日は全然気にならなかった!

幸福感漂う彼女の踊りを見ると
これぞ、バレエ!って思う。

王子はイアン・マッケイ。
前回の野獣もフランツもマッケイだった。
今回もマッケイ。
仕方がないね。
女性ダンサーで選ぶから。
彼の王子は、端正というより、
勇敢な騎士、かな。
中盤、ちょっとスタミナ切れかな?と思ったけど
最期は力強くゴール。

リラは全幕通してドレス。
マイムのみで踊りません。
リラの踊りは6人目の妖精が入ります。
カラボスもドレスを着た美女。
女装の男性カラボスもいいけど、
美女対決も迫力があっていいですよねー。
特に、マリオン・テイトが良かったです。

ソリストで印象に残ったのは
レティシア・ロ・サルドとキャロル=アン・ミラーかな。
しっかりした踊りでした。


この版は、「オーロラの目覚め」の後に
パ・ド・ドゥが入ります。
曲はマールイ「眠り」のパノラマ前に入るアレ。
マールイの「眠り」が見たくなったよー!

パ・ド・ドゥが増えてるのに
15分の休憩2回込み3時間で終わるのは、
基本的に群舞がないから。
サクサク進むのはいいけど、
もうちょっと「古典」の醍醐味を堪能したかったなあ。

招待客の確認のしかたとか
4人の王子の登場の仕方とか
妙にリアルになるところは
いかにも、ピーター・ライト。
「他愛ないお伽話」に理性的な筋を通そうとするのは
熊川君もそうだよね。
英国気質なのかな。


美術は、写真でイメージしたより
単調だったな。


ロホのバランスキープに合わせて
指揮者が音を出していました。
凄いわ!
オケもそれに応えて
素敵な音で公演を盛り上げてくれました。


招待客、狼じゃない方の被り物は
美女と野獣かな。
女性の髪に薔薇が入っていたし。


配役等
オーロラ姫:タマラ・ロホ
フロリムンド王子:イアン・マッケイ

カラボス:マリオン・テイト
リラの精:アンドレア・トレディニック

国王フロレスタン二十四世:ジョナサン・ペイン
王妃:ヴィクトリア・マール
カタラビュット(式典長):デヴィッド・モース

-- プロローグ --
美しさの精:ジェンナ・ロバーツ
お付きの騎士:ジョセフ・ケイリー
誇らしさの精:アンブラ・ヴァッロ
お付きの騎士:マティアス・ディングマン
謙虚さの精:レティシア・ロ・サルド
お付きの騎士:ジョナサン・カグイオア
歌の精:ジャオ・レイ
お付きの騎士:クリストファー・ロジャース=ウィルソン
激しさの精:キャロル=アン・ミラー
お付きの騎士:ヴァレンティン・オロヴィヤンニコフ
喜びの精:サマラ・ダウンズ
お付きの騎士:タイロン・シングルトン
カラボスのお付きの騎士:
 ジェームズ・バートン、益子 倭、
 ショーン・マクラフリン、ナサナエル・スケルトン、
 オリヴァー・ティル、ルイス・ターナー
リラの精のお付き:
 ジェンナ・キャロル、ローラ・ダベンポート、
 淵上礼奈、ジェード・ヒューゼン、
 アビゲイル・プルーダムズ、ローラ・パーキス

-- 第1幕 --
4人の王子:
 ロバート・パーカー、ジェイミー・ボンド、
 ドミニク・アントヌッチ、タイロン・シングルトン
オーロラ姫の友人:
 ジェンナ・キャロル、ローラ・ダベンポート、
 淵上礼奈、ジェード・ヒューゼン、
 アビゲイル・プルーダムズ、ローラ・パーキス、
 ジェード・ヒューゼン、ニッキ・モファット、ローラ・パーキス
ガーランド:
 アランチャ・バゼルガ、サマラ・ダウンズ、
 セリーヌ・ギッテンス、レティシア・ロ・サルド、
 カリー・ロバーツ、ジェンナ・ロバーツ、
 ジョナサン・カグイオア、ファーガス・キャンベル、
 ロバート・グラヴノー、ヴァレンティン・オロヴィヤンニコフ、
 クリストファー・ロジャース=ウィルソン、トム・ロジャース

-- 第2幕 --
伯爵夫人: イヴェット・ナイト
王子の側近:ロリー・マッケイ

-- 第3幕 --
パ・ド・カトル:
 レティシア・ロ・サルド、ローラ・パーキス、
 マティアス・ディングマン、オリヴァー・ティル
長靴をはいた猫と白い猫:ロバート・グラヴノー、カリー・ロバーツ
青い鳥:アレクサンダー・キャンベル
フロリナ王女:ナターシャ・オートレッド
赤ずきん:アランチャ・バゼルガ
狼:ロリー・マッケイ
グラン・パ・ド・ドゥ:タマラ・ロホ、イアン・マッケイ

指揮:ポール・マーフィー
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団

音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:マリウス・プティパ、ピーター・ライト
演出:ピーター・ライト
衣裳・装置:フィリップ・プラウズ
照明:マーク・ジョナサン


ロビーでは、タイターニアの衣装(マリオン・テイト着用)が
展示されていました。




小さかった!
カラボスで見る彼女は、決して小さくないのに!!
この衣装はオークションにかけられていて
入札もできます。
売上げは東日本大震災の義援金になるそうです。


いま書いているときに、ふと思ったんだけど
オーロラがもらう祝福ってたくさんあるよね。
ここの版を統合すると、
美しく、誇り高く(気高く?)、
謙虚で、歌が上手くて、
(気性が?)激しく、喜びに満ちあふれる、
そんな女性になるのか。
リラやカラボスの祝福が強く的確に実現されたことを思うと、
オーロラってば、スーパーウーマンになるよねえ・・・
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