きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「スタンド・バイ・ミー」(午前十時の映画祭 赤の50本)

2011年05月21日 | 映画
田舎町の子供4人が「死体捜し」の旅に出る。


大人になる手前の子供達。
大人になってからだと、
なんであんなことに興味を持ったのか、とか
いろいろ思うけど
当時はかけがえのない宝物だった。
そんな宝物が詰まったような物語。

大人達の目をかすめ、
秘密基地で過ごす夏の日々。
「20世紀少年」と比べると
アメリカの子供って、ませてるねー。

閉塞的な田舎町で。
子供の時代が終わるのがわかっている。
でも、自分がなるであろう「大人」が
どうなのかもわかっているのが切ない。

そこから抜け出たクリス。
どれほど苦労したのか、
どれほどの苦難があったのか。
それを乗り越え、大人になった彼は、
つまらない喧嘩に巻き込まれ死ぬ。

せっかく・・・、と思いつつも、
彼が子供の頃から持っていた
真っ直ぐな気性は
大人になっても損なわれなかったんだな、と思う。

リバー・フェニックスの身体は
「大人になりかけた」少年の身体。
「子供っぽさを残した大人」はよく見るけど
逆は、あまり無い。
貴重な一瞬だったんだろうなあ。
それが、思春期手前の「12歳」を
よく表している。
人生の、ほんのわずかの、期間。
2度と来ない時間。


クリスの生涯が
リバー自身と重なるね。
大人になっても、
禿げたとしても腹が出たとしても
いい役者になったと思うんだー。


あー。
関係ないけど。
菜食主義の彼が麻薬を・・・って話で、
「彼が常用していたのは葉っぱ系だから
 筋は通っている!」って話があったなあ。
実際のところはよくわからんけど。
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