きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「イヴ・サンローラン」

2011年05月01日 | 映画
最近幾つか公開、あるいは舞台化されたシャネルとは違い
こちらは、「ファッション業界の裏を描く」のではなく、
イヴ・サンローランの公私のパートナーだったピエール・ベルジェが
漫然と彼について語り、
その合間を、まったりとした映像と音楽で埋めた作品です。
フランス映画のまったり感とオチ無しは
ドキュメンタリーでも同じ、
というのを知った上で、
半分寝ながら見て、ちょうどイイぐらいかも。
1,000円なら元が取れるんじゃないかな。

彼の服は、ちょうど昨日の「昼顔」で
ドヌーヴが着ているのを見ました。
ああいうラインの服は、見るのは好き。

若くして成功して、名声と富を獲得して、
パートナーから友情と愛情を注がれても、
業界のトップを走るクリエーターは
孤独なんだなあ。

彼の若かりし頃の写真、映像(動画)が
ふんだんに見られるのは魅力。
成功への一代記、ではなく
過去への旅を体験するつもりで見ると納得、かな。

なにかしらの物語を期待すると辛いかも。
私のお隣の席の人は、15分ぐらいたったところで
出て行って戻りませんでした。
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「編笠権八」(大雷蔵祭FINAL)

2011年05月01日 | 映画
気ままに暮らす剣士・志賀原権八郎は
ふとしたことから姫路藩の藩士達から恨みを買い
闘争中に誤って人を斬ってしまい、江戸から去る。

斬られた男の娘二人は
父の門弟と共に仇討ちの旅に出る。

偽名を使って旅をしている権八郎は
姉妹のうち、妹と知り合う。
自分が仇の身とは知らず、
妹に秘剣の技を教える。

ついに二人が真実を知るときが来た。


仇討ちもので、
よくあるパターンではありますが
二人の純情な気持ちが美しいです。

ヒロインの近藤美恵子が可憐。
雷蔵も、ちょいとひねくれてはいるけど
真っ直ぐな気持ちの持ち主。
雷蔵の方が化粧がケバい。
目元は女性陣より描き込んでいるかも。

最後は爽やかに終わりました。
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