きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「オネーギンEvgeny Onegin -あるダンディの肖像-」宝塚雪組

2010年10月20日 | 宝塚(雪組)
轟理事主演。

バレエを見ているので粗筋がわかるので
見ていて楽。
景子ちゃんなので、基本小説やオペラではなく、
ノイマイヤー版のバレエだと思う。(独断)
それを宝塚化して、景子ちゃん視点だとこうなるんだ、と
面白く見ました。
私は、オネーギンはもっと冷酷で身勝手で良いと思うんだけど
景子ちゃんだと、これくらい「王子様」にしたいんだなあ、とかとか。

革命云々はいらんと思うけど、
若手を使ったり、軍服でアクセントを出すのは
宝塚としては必要だろうなあ。

理事主演のせいか、
バウ&青年館とは思えないほど
金がかかってそうな衣装が多い。
特に理事。
生地からして違うよなあ。
みみちゃんの青いドレスも新調だろうし
目の保養。

宝塚らしい部分を加味したとはいえ
やっぱオネーギンなので
一人の女性に真実の愛を捧げる男ではなく。
女性は、実質トリプルヒロイン。
バウだからできる技だよね。
こーゆーの好きだ。

リサちゃんの女優は妖艶。
1幕と2幕の差が良かった。
若い情熱があったからこそ、大人になったんだよね。
女優としても成功してそうだし。

あんなちゃんのクールな美貌も良い。
自分の国や一家(←たぶん)を破滅させた革命は憎くても
時代が動いていくことは受け止めている聡明な女性。
髪型も独特だったなー。
似合っていたけど。

さらさちゃんのオリガも良かった。
田舎者の婚約者も大事だけど
都会人にはまた別な魅力がある。
男にちやほやされることって
それまでになかったんだろうなあ。
その後、幸せになったようで良かったよ。

逆に、みみちゃんのタチヤーナは
バレエを見てると、描き込むが足りないなー。
みみちゃんが悪いのではなく。
ヒロインを描き込む、って
景子ちゃん、苦手だよね。
もっと頑張って欲しいなあ。
バウだからヒロインの比重はこれくらいでもいいけれど、
意識してこの程度にしたとは
ちょっと思えないんだなー。
1幕ももっと田舎者でもいいと思うんだけどなー。

キタロウは「ある革命思想家」。
君をモデルにした小説を書いている、と言えば
誰だかすぐわかるがなー。
熱血で、髪の毛クリクリでした。
華がある、かな?
レンスキーは、ひろみちゃん。
純朴だけど退屈そうなところが良く出てました。

専科からは美穂姐さんと一樹さん。
作品に厚みを持たせてくれます。

とにかく、あれだ、
髭の理事
これだけでも見る価値あるわ~。
し・あ・わ・せ!
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まとぶん退団

2010年10月20日 | 宝塚(専科、スケジュール、雑談等)
まとぶんの退団が発表されました。


2010/10/20

花組トップスター・真飛 聖 退団会見のお知らせ
花組トップスター・真飛 聖が、2011年4月24日の東京宝塚劇場花組公演『愛のプレリュード』『Le Paradis!!(ル パラディ)-聖なる時間(とき)-』の千秋楽をもって退団することとなり、2010年10月21日に記者会見を行います。

なお、会見の模様は当ホームページでもお知らせ致します。

(宝塚歌劇団公式HPより)


任期的にも年齢的にも作品数的にも
まあ、妥当だし。
カレンダー掲載月の法則って
やっぱ、あるんだねえ。


次期は誰になるんでしょ?
組内の壮くんが上がるか、
年齢が高い蘭とむが入るか。
最近は年齢順じゃなくて
組内から繰り上がりの方が多い?
その方がいいんだけどなー。
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