モスクワ・クラシックと合同ですることが多いけど、
今回はダンチェンコ単独でガラです。ゲスト無し。
「ロシア文化フェスティバル2010」のオープニングイベントなので
冒頭に日露のお偉いさんのご挨拶有り。
日本側は駐露大使が登場。
最近モスクワでここの「白鳥」を見たら
舞台装置がすでに日本に送られていたため
現地では50年前の舞台装置を使っていたというお話が印象的。
来日公演がかなり前から決まっていたのに
ローテーションが上手く組めなかったのか
使えるから両地でやっちゃえと思ったのか。
人気演目だろうしね。
ガラは、舞台に置くセットは無し。
演目によってはスクリーンに背景を投射。
(たぶん)劇場のオケ付き。
指揮者は二人。
正直、音は「?」と思うときがあったけど
両者とも、ダンサーとの息は合っていた。
ダンサーへの愛情も感じられ、
この音込みで、ひとつの団体なんだな、と思った。
1部
「パキータ」音楽=ミンクス 振付=プティパ 改訂=Mラブロフスキー
マリーヤ・セメニャチェンコ
セミョーン・チュージン、ドミトリー・ハムジン、セルゲイ・クジミン
マリヤ・クラマレンコ、アンナ・ヴォロンコーワ、
アンナ・ハムジナ、エリカ・ミキルチチェワ
国立モスクワ音楽劇場バレエ団コールド・バレエ
指揮:アントン・グリニシャン
マールイを見慣れていると、ちょっと地味に感じる。
群舞、女性ソリストとも。
ステパノワ、コシェレワ、エフセーエワ、ミリツェワのラインが
鉄壁過ぎなんだよね。
男性陣は良い。
チュージンの背中に「期待の若手」と書かれた
デカイ看板が見える。
まだ粗い部分はあるけれど
細かい技も軽々と決め、
ポジティブで若々しくて、いいじゃないか、と思う。
お付きの男性の背の高い方(ハムジン)が
好みのど真ん中。
今日しか見られないのが哀しい。
約30分の上演の後、休憩。
時間配分的には悪いんだけど、
演目的にはここで切るしかないんだろうなあ。
2部
「石の花」より 音楽=プロコフィエフ 振付=グリゴローヴィチ
国立モスクワ音楽劇場バレエ団コールド・バレエ
指揮:フェリックス・コロボフ
群舞のみなんだけど、大迫力!
「ペトルーシュカ」のロシアの街の皆さんが
「バヤデルカ」の「太鼓の踊り」のテンションで踊っている、
と言えばいいのでしょうか。
これぞ、ロシア!
素晴らしい!!
「グラン・パ・クラシック」音楽=オペール 振付=グゾフスキー
金子扶生、ゲオルギー・スミレフスキ
指揮:アントン・グリニシャン
金子さんは、音楽にふわっと乗った踊り。
それでいて、決めるところは、力み無くぴしっと決める。
可愛い中に力強さがあって、見ていて気持ちいい。
スミレフスキは、さすがの存在感。
この作品を踊るのにふさわしい。
長い手足が綺麗なライン。
「ジゼル」音楽=アダン 振付改訂=レガート 1990:改訂上演
ナターリヤ・レドフスカヤ、セミョーン・チュージン
指揮:アントン・グリニシャン
レドフスカヤは、身体が良く動くなあ。
すでにベテランの域のハズなのに
(マラーホフやラトマンスキーと同じ年齢だと思う)
普通の若手並みに、軽やかな動き。
ジャンプも高く音が無く、まさに精霊。
チュージンは王子系も合う。
ジークフリートが見たかったなあ。
「ロマンス」音楽=スヴィリドフ 振付=ブリャンツェフ
イリーナ・ベラヴィナ、ロマン・マレンコ
指揮:フェリックス・コロボフ
プログラムを読んでないので、勝手に話を作るけど。
恋人を失った女が、在りし日を思い出しているのかな。
恋人が消えていくときの、女の悲痛な気持ちが伝わってきた。
「ゼンツァーノの花祭り」音楽=E・ヘルステッド 振付=ブルノンヴィル
カリーナ・イスマカーエワ、奥村康祐
指揮:アントン・グリニシャン
可愛いカップルだった。
二人とも、特に奥村さんの足捌きが良かった。
ブルノンヴィルは、これぐらいやってくれなきゃね。
と、昨夏を思い出し・・・。
奥村さんは、もうちょっと育ったら(体格が変わったら)
ここまで軽く踊れるのかなあ。。。
「悲しみの鳥」音楽=ラベル 振付=ゴレイゾフスキー
マリーヤ・セメニャチェンコ
ピアノ:アンナ・マリシェワ
うーん。
「瀕死の白鳥」を踊ってくれる方が嬉しいなあ。。。
オペラ「ファウスト」より「ワルプルギスの夜」抜粋 音楽=グノー 振付演出=Mラブロフスキー
ナターリヤ・レドフスカヤ、ミハイル・プーホフ、ドミトリー・ハムジン
指揮:フェリックス・コロボフ
群舞付き。
こういう群舞が付くんだ!
こちらも大迫力!
レドフスカヤが、コケティッシュに、アクロバティックに踊ります。
男性陣もはじけてました。
楽しかった。
むかし、チェルノ、ザバブーリン、ガリムーリンで
踊っていたような、、、、、、
と思って自分の記録を見たら、どうも2001年のことらしい。
もうそんなにたつんだなあ。
「ドン・キホーテ」音楽=ミンクス 振付演出=ゴールスキー
ナターリヤ・ソーモワ、ゲオルギー・スミレフスキ、
セミョーン・チュージン、セルゲイ・クジミン
ガラ用で。
キトリは1人だけど、バジルは3人。
(フィーリンはどこに出るつもりだったんだろう)
ソーモワは、うーん、それなりにー。
もうちょい華やかさが欲しいかなあ。
男性陣はどれも良い。
ヴァリエーションも二人付き。
最初の子が途中ですべったけど、
うまく持ち直していた。
カーテンコールにはフィーリンも登場。
ちょっと、ぽっちゃりしたかな。
無理して踊らなくてもいいよ、と思いました。
楽しい公演でした。
全幕もどれか見たかったけど
スケジュールが合わず。残念。
今回はダンチェンコ単独でガラです。ゲスト無し。
「ロシア文化フェスティバル2010」のオープニングイベントなので
冒頭に日露のお偉いさんのご挨拶有り。
日本側は駐露大使が登場。
最近モスクワでここの「白鳥」を見たら
舞台装置がすでに日本に送られていたため
現地では50年前の舞台装置を使っていたというお話が印象的。
来日公演がかなり前から決まっていたのに
ローテーションが上手く組めなかったのか
使えるから両地でやっちゃえと思ったのか。
人気演目だろうしね。
ガラは、舞台に置くセットは無し。
演目によってはスクリーンに背景を投射。
(たぶん)劇場のオケ付き。
指揮者は二人。
正直、音は「?」と思うときがあったけど
両者とも、ダンサーとの息は合っていた。
ダンサーへの愛情も感じられ、
この音込みで、ひとつの団体なんだな、と思った。
1部
「パキータ」音楽=ミンクス 振付=プティパ 改訂=Mラブロフスキー
マリーヤ・セメニャチェンコ
セミョーン・チュージン、ドミトリー・ハムジン、セルゲイ・クジミン
マリヤ・クラマレンコ、アンナ・ヴォロンコーワ、
アンナ・ハムジナ、エリカ・ミキルチチェワ
国立モスクワ音楽劇場バレエ団コールド・バレエ
指揮:アントン・グリニシャン
マールイを見慣れていると、ちょっと地味に感じる。
群舞、女性ソリストとも。
ステパノワ、コシェレワ、エフセーエワ、ミリツェワのラインが
鉄壁過ぎなんだよね。
男性陣は良い。
チュージンの背中に「期待の若手」と書かれた
デカイ看板が見える。
まだ粗い部分はあるけれど
細かい技も軽々と決め、
ポジティブで若々しくて、いいじゃないか、と思う。
お付きの男性の背の高い方(ハムジン)が
好みのど真ん中。
今日しか見られないのが哀しい。
約30分の上演の後、休憩。
時間配分的には悪いんだけど、
演目的にはここで切るしかないんだろうなあ。
2部
「石の花」より 音楽=プロコフィエフ 振付=グリゴローヴィチ
国立モスクワ音楽劇場バレエ団コールド・バレエ
指揮:フェリックス・コロボフ
群舞のみなんだけど、大迫力!
「ペトルーシュカ」のロシアの街の皆さんが
「バヤデルカ」の「太鼓の踊り」のテンションで踊っている、
と言えばいいのでしょうか。
これぞ、ロシア!
素晴らしい!!
「グラン・パ・クラシック」音楽=オペール 振付=グゾフスキー
金子扶生、ゲオルギー・スミレフスキ
指揮:アントン・グリニシャン
金子さんは、音楽にふわっと乗った踊り。
それでいて、決めるところは、力み無くぴしっと決める。
可愛い中に力強さがあって、見ていて気持ちいい。
スミレフスキは、さすがの存在感。
この作品を踊るのにふさわしい。
長い手足が綺麗なライン。
「ジゼル」音楽=アダン 振付改訂=レガート 1990:改訂上演
ナターリヤ・レドフスカヤ、セミョーン・チュージン
指揮:アントン・グリニシャン
レドフスカヤは、身体が良く動くなあ。
すでにベテランの域のハズなのに
(マラーホフやラトマンスキーと同じ年齢だと思う)
普通の若手並みに、軽やかな動き。
ジャンプも高く音が無く、まさに精霊。
チュージンは王子系も合う。
ジークフリートが見たかったなあ。
「ロマンス」音楽=スヴィリドフ 振付=ブリャンツェフ
イリーナ・ベラヴィナ、ロマン・マレンコ
指揮:フェリックス・コロボフ
プログラムを読んでないので、勝手に話を作るけど。
恋人を失った女が、在りし日を思い出しているのかな。
恋人が消えていくときの、女の悲痛な気持ちが伝わってきた。
「ゼンツァーノの花祭り」音楽=E・ヘルステッド 振付=ブルノンヴィル
カリーナ・イスマカーエワ、奥村康祐
指揮:アントン・グリニシャン
可愛いカップルだった。
二人とも、特に奥村さんの足捌きが良かった。
ブルノンヴィルは、これぐらいやってくれなきゃね。
と、昨夏を思い出し・・・。
奥村さんは、もうちょっと育ったら(体格が変わったら)
ここまで軽く踊れるのかなあ。。。
「悲しみの鳥」音楽=ラベル 振付=ゴレイゾフスキー
マリーヤ・セメニャチェンコ
ピアノ:アンナ・マリシェワ
うーん。
「瀕死の白鳥」を踊ってくれる方が嬉しいなあ。。。
オペラ「ファウスト」より「ワルプルギスの夜」抜粋 音楽=グノー 振付演出=Mラブロフスキー
ナターリヤ・レドフスカヤ、ミハイル・プーホフ、ドミトリー・ハムジン
指揮:フェリックス・コロボフ
群舞付き。
こういう群舞が付くんだ!
こちらも大迫力!
レドフスカヤが、コケティッシュに、アクロバティックに踊ります。
男性陣もはじけてました。
楽しかった。
むかし、チェルノ、ザバブーリン、ガリムーリンで
踊っていたような、、、、、、
と思って自分の記録を見たら、どうも2001年のことらしい。
もうそんなにたつんだなあ。
「ドン・キホーテ」音楽=ミンクス 振付演出=ゴールスキー
ナターリヤ・ソーモワ、ゲオルギー・スミレフスキ、
セミョーン・チュージン、セルゲイ・クジミン
ガラ用で。
キトリは1人だけど、バジルは3人。
(フィーリンはどこに出るつもりだったんだろう)
ソーモワは、うーん、それなりにー。
もうちょい華やかさが欲しいかなあ。
男性陣はどれも良い。
ヴァリエーションも二人付き。
最初の子が途中ですべったけど、
うまく持ち直していた。
カーテンコールにはフィーリンも登場。
ちょっと、ぽっちゃりしたかな。
無理して踊らなくてもいいよ、と思いました。
楽しい公演でした。
全幕もどれか見たかったけど
スケジュールが合わず。残念。