ほんとは違う2本を見る予定だったけど
寝坊をしたので予定変更。
いつのまにかナタリー・ポートマンday。
「宮廷画家ゴヤは見た」
ゴヤがなにを見たかというと、
時代の流れだった。
カルロス4世統治下のスペイン。
ロレンソ神父は、教会権威の復活のため
異端審問を強化する。
「豚肉を食べなかった」というだけで
ユダヤ教徒=反キリスト教徒=異端と決めつけ、
大富豪の娘・イネスを投獄する。
イネス、ロレンソ、両者の肖像画を描いていたゴヤは
イネスに父に仲介を頼まれる。
イネスの父は教会への多額の寄付と策略により
ロレンソの追放に成功するが、
イネスの赦免はなかった。
それから15年。
フランス革命はスペインにも飛び火した。
国王は海外へ逃亡。
王制を否定しているはずのナポレオンの兄が
スペイン国王となった。
「宮廷画家」のゴヤは、そこでも同じ地位についた。
ナポレオン軍により異端審問所も「解放」され、
イネスは外に出る。
家族はフランス革命軍により殺されていた。
彼女は記憶を頼りに、モデルを務めた家へ行く。
彼女の望みは娘に会うことだった。
ポートマンは実質3役。
よく演じ分けていた。
ロレンソ神父はたんなる悪人なのか。
時代の潮流に乗り、流されただけなのか。
ハビエル・バルデムは怪演というべきか。
見事に「時代」を表していた。
ゴヤは傍観者で記録者。
彼の絵に見られる「不気味さ」は
当時の社会そのものだったんだろうな、
と思わせるような作品でした。
ラストは後味が悪いというか、
これしかないというか。
こちらもどっしりと見応えがありました。
寝坊をしたので予定変更。
いつのまにかナタリー・ポートマンday。
「宮廷画家ゴヤは見た」
ゴヤがなにを見たかというと、
時代の流れだった。
カルロス4世統治下のスペイン。
ロレンソ神父は、教会権威の復活のため
異端審問を強化する。
「豚肉を食べなかった」というだけで
ユダヤ教徒=反キリスト教徒=異端と決めつけ、
大富豪の娘・イネスを投獄する。
イネス、ロレンソ、両者の肖像画を描いていたゴヤは
イネスに父に仲介を頼まれる。
イネスの父は教会への多額の寄付と策略により
ロレンソの追放に成功するが、
イネスの赦免はなかった。
それから15年。
フランス革命はスペインにも飛び火した。
国王は海外へ逃亡。
王制を否定しているはずのナポレオンの兄が
スペイン国王となった。
「宮廷画家」のゴヤは、そこでも同じ地位についた。
ナポレオン軍により異端審問所も「解放」され、
イネスは外に出る。
家族はフランス革命軍により殺されていた。
彼女は記憶を頼りに、モデルを務めた家へ行く。
彼女の望みは娘に会うことだった。
ポートマンは実質3役。
よく演じ分けていた。
ロレンソ神父はたんなる悪人なのか。
時代の潮流に乗り、流されただけなのか。
ハビエル・バルデムは怪演というべきか。
見事に「時代」を表していた。
ゴヤは傍観者で記録者。
彼の絵に見られる「不気味さ」は
当時の社会そのものだったんだろうな、
と思わせるような作品でした。
ラストは後味が悪いというか、
これしかないというか。
こちらもどっしりと見応えがありました。