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きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「幕末太陽傳/Dramatic “S”!(2回目)」(宝塚雪組)

2017年07月20日 | 宝塚(雪組)
雪組、ちぎみゆの生は今日がラスト。

ちぎちゃん、退団したら肉をたくさん食べて太って!
お花渡しはまさおかなあ。
この歌声で退団後ミュージカルは無いかな、
でもミズも歌っているしな、
などの邪念がグルグル。

楽近くなので芝居の掛け合いが
素晴らしく良くなっていた。
そこここでアドリブ的な小芝居が多く
目が足りない。
特に長州藩士の掛け合いと
みゆちゃんとヒメちゃんの間がいい。

ベルばらが「王妃とフェルゼンの不倫だから」と
上演を危惧する声が劇団内にあったというけど
この作品はそんなの軽く飛び越えているよね。
ヒロインが女郎。花魁とかではなく、女郎。
実際に何人か相手に商売しているし。
それでも宝塚として成立するマジック。
退団公演でなければなお良かったかもしれないけれど
佐平次は「男役 早霧せいな」の集大成だよね。
退団と重なるから出せる雰囲気もあるし。


ところで、、、
映画でも思ったんだけど、
佐平次が高杉に結核を伝染したんじゃなかろうか、、、


ショーは、見ている方も疲れるけど
出演者も走りどおしだよね。
全ツで人数が減っても成り立つのか。

中村Bの構成はワンパターンでも
ダンスのセンスはいいよね。
作り方はよくわからないけど、
たぶんだけど、
振付家を選んで、こんなイメージで、を伝えるところは
ショー作家のセンスの部分だよね。
特に最近のBのスーツ部分はすごくいいと思う。

緑の衣装からの退団場面は泣いちゃうわ。


次はサヨナラ中継を見ます。
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「幕末太陽傳/Dramatic “S”!(1回目)」(宝塚雪組)

2017年06月21日 | 宝塚(雪組)


群像劇すぎて、
「宝塚のサヨナラでコレはどうよ」という気はすごくするけど、
楽しいしテンポはいいし役は多いし、
なによりちぎちゃんに佐平次がすごく似合っている。
飄々として、影があって、あてがきのよう。
ラストは映画と違い希望に溢れている。
これも、あり、よね。

どの役も役者に合っていたわ。
大ちゃんは、そりゃ、これしかないよなー。

映画より落語ネタが明快だった。
これとこれをくっつけたなー、とかが、よくわかった。

映画と同じく、音楽はジャズ、タンゴなど多彩。


【主な配役】
居残り佐平次【無一文で豪遊し相模屋で居残りで働く】 早霧 せいな
女郎おそめ【相模屋で人気を争う女郎】 咲妃 みゆ

女郎こはる【相模屋の女郎】 星乃 あんり

高杉晋作【相模屋に滞在する維新派長州藩士】 望海 風斗
久坂玄瑞【維新派長州藩士】 彩凪 翔
志道聞多【維新派長州藩士】 煌羽 レオ
長嶺内蔵太【維新派長州藩士】 橘 幸
大和弥八郎【維新派長州藩士】 叶 ゆうり
白井小助【維新派長州藩士】 諏訪 さき
伊藤春輔【維新派長州藩士】 陽向 春輝
有吉熊次郎【維新派長州藩士】 眞ノ宮 るい
鬼島又兵衛【鬼の鬼島と恐れられる長州藩江戸詰見廻役】 香綾 しずる
女郎おうの【相模屋の女郎】 星南 のぞみ

相模屋楼主伝兵衛【相模屋の主人】 奏乃 はると
女房お辰【相模屋主人の妻】 梨花 ますみ
息子徳三郎【相模屋の若旦那】 彩風 咲奈
女中おひさ【長兵衛の娘。相模屋で働く】 真彩 希帆
大工長兵衛【おひさの父。相模屋に借金をしている】 真那 春人
番頭善八【相模屋の番頭】 透真 かずき

杢兵衛大尽【相模屋の常連。おそめの客】 汝鳥 伶
梵全【相模屋の常連。おそめの客】 天月 翼

仏壇屋倉造【相模屋の常連。こはるの客】 悠真 倫
倉造息子清七【相模屋の常連。倉造の息子でこはるの客】 永久輝 せあ

貸本屋金造【相模屋に出入りする貸本屋】 鳳翔 大
ガエン者権太【金造の友人】 星加 梨杏
ガエン者玄平【金造の友人】 縣 千

やり手おくま【相模屋のやりて婆】 舞咲 りん
芸者玉菊【芸者】 早花 まこ
芸者豆奴【芸者】 笙乃 茅桜
芸者音吉【芸者】 杏野 このみ
芸者市丸【芸者】 沙羅 アンナ
芸者定吉【芸者】 希良々 うみ
女郎およし【相模屋の女郎】 沙月 愛奈
女郎おかし【相模屋の女郎】 千風 カレン
女郎おうめ【相模屋の女郎】 桃花 ひな
女郎おもちゃ【相模屋の女郎】 愛 すみれ
女郎おてつ【相模屋の女郎】 白峰 ゆり
女郎おさだ【相模屋の女郎】 妃華 ゆきの
女郎おもよ【相模屋の女郎】 蒼井 美樹
女郎おつね【相模屋の女郎】 彩 みちる
若衆かね次【相模屋の若い衆】 桜路 薫
若衆喜助【相模屋の若い衆】 真地 佑果

岡っ引き平六【相模屋で不穏分子を探す】 久城 あす

気病みの新公【佐平次の連れ】 叶海 世奈
呑み込みの金坊【佐平次の連れ】 鳳華 はるな
粋がりの長次【佐平次の連れ】 ゆめ 真音


ショー。
月組ファンにはラプソとダンロマのミックス。
他組ファンも自担のB作品を思い出したことでしょう。
「あー、はいはい、いつもの中村Bね」と思っていたら、
終盤は怒涛のサヨナラ仕様という大反則。
泣いちまうじゃないか、チクショウ!

中村Bは、構成自体はワンパターンだけど、
歌枠を使うとか、娘役をたくさん使うとか、
娘1が真ん中の場面を作るとか、
スーツ場面の踊りのセンスがいいとか、
最近は上手く作るんだよね。
大ちゃんの銀橋は、ほんと、ありがとうございます!
としか言えない。

中詰の娘役、みゆちゃんはラプソOPのまりもの衣装に上半身飾り追加で、
他の娘役はダンロマOPと使い回しなのに、
ロケットの衣装はスカート部分がレースで、
金を掛けるところを間違っていると思ったけど、
フェッテ逐次追加とか複雑な振付を見て、
初舞台仕様だと思い出しました。

咲ちゃんが3番手で抜けたかなー、と思っていたけど
翔ちゃんも華やかさがましてグイグイ来てるね。

芝居の指揮は寺嶋先生。
ショーの指揮は大八木先生。


公演デザート
「Dramatic Sweets “え?酢!”」(410円)
「サンライズ」をイメージした
さっぱりとしたデザートです。
ザクロ酢ゼリーにレモン酢ゼリー、
黄桃、甘夏ミカン、アロエを入れ、
オレンジコンフィを昇る太陽に見立てました。


なかなか美味い。
果物は甘くゼリーはさっぱり。
酢の匂いはするけど、
「酢!」というほど強烈ではなく、
まとまりが良い。
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「私立探偵ケイレブ・ハント/Greatest HITS!(2回目)」(宝塚雪組)

2016年12月25日 | 宝塚(雪組)
千秋楽公演でした。
シャンテ内も劇場内も白い服の人が多かった。

芝居はやはり眠い。
正塚としては悪くないけど、
疲れているときに見ると話の起伏の無さが辛い。

ショー。
退団者の胸の花飾りは中詰で。
トナカイちゃんたち
「徹夜でプレゼントを配って眠い」
「明日から離れ離れ」うわ〜ん(泣)
サンタ
「しみじみするな、やっと今日が来たんだ!」

ちぎちゃんのご挨拶は、
「やっと世間が私たちに追いつきました!」など。
スカステ視聴者、映画館中継に来ている人にも
呼びかけていました。
最後はみんなで「絆、絆」。

退団者の皆様おつかれさまでした。


千秋楽公演を生で見るのはいつぶりだろう。
月組ガイズ以来かな。
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「私立探偵ケイレブ・ハント/Greatest HITS!(1回目)」(宝塚雪組)

2016年12月20日 | 宝塚(雪組)


芝居。
ムラで見たときは久しぶりの正塚先生だったので
なんかいいわ~と思ったけど
年末に入る忙しい時期に見ると
ダラダラした起伏のない話が辛かった。
ちぎみゆラブラブだから、いいか~。

月城氏は2階席から見ても体格が良く、
たまきちと並ぶとバランスが良さそう。

稲葉ショーはイマイチ好みじゃないんだな。
ちぎだいのエロはホモじゃなくて鏡だったか。
紅白の戦いがわかりづらい。
宿命なのか憎しみなのか。
運命からの虹の彼方への繋がりも唐突。
彩彩が二人ともしっかりしてきたな。

みゆちゃんの「マテリアガール」も
よく声が出るようになっていた。

eプラス貸切だったので、
トナカイちゃん達が「いー」「ぷらす」「おなかいーぷらふ」のアドリブ。

終演後のちぎ挨拶では「私も会員なんです」など。

指揮は芝居、ショーとも西野先生。


公演デザート。
「Greatest MINTS」(410円)
葡萄ゼリーに巨峰を入れ、
りんごのソース、カスタードクリームを乗せ、
ホイップクリームを
バラ(品種:ケイレブ)のように飾りつけ、
いちごのフリーズドライで色づけし、
ミントを添えました。
お芝居とショー、両方をイメージしたデザートです。


芝居とショー、両方をネタにした意欲的なデザート。
しかし、さっぱりなぶどうゼリーと、
ねっとり甘いカスタードクリーム&ホイップクリームが全く合わない。
別々に食べると美味い。
二要素だと合わない。
見た目はクリスマスらしい。
いちごのフリーズドライが一瞬唐辛子に見えてビビった。


1階には恒例のクリスマスツリー。

「S」の飾りがあったんだけど、
雪組snowかな、早霧かな。
緑は雪組カラーよね。
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「私立探偵ケイレブ・ハント/Greatest HITS!」@宝塚大劇場(宝塚雪組)

2016年10月16日 | 宝塚(雪組)


芝居は「普通の正塚」と「良い正塚」の間ぐらい。
第二次世界大戦後から数年?
私立探偵となったケイレブは
スタイリストのイヴォンヌと恋仲。
あるとき映画撮影所で女優が死んだ。
彼女の死の真相とは?
ふとしたきっかけで調査を始めたケイレブは
ある真実に辿り着く。

っても、正塚先生なので、
真実もなにも、悪はマフィアだし。
で、やっぱり誘拐に失敗しているし。
でも、男はウダウダしていなし、
過去にとらわれてもいない。
日常のさりげない日々の積み重ねの物語で、
傑作ではないけれど、
原作付き大作が続いたいまのちぎちゃんには
ちょうど良いお話でした。

スーツ隊のコロスとか
簡易なセットとか、
正塚先生の良い部分が上手く出ていて
ちょっとウハウハした。

ラストは、荷物だけ行っちゃった?
いや、全部手荷物にしてたかもしれないし。
むかしは今ほど厳重な警備じゃないかもしれないし。
女性には夢を諦めてほしくないから
翌日に旅立って欲しい。

ちぎちゃんはスーツが良くお似合い。
ゆうみちゃんの衣装が奇天烈テイストなのは
スタイリストという職業柄なのか。
だいもんは気のいい友人だし、
がおりはケイレブの過去をさりげなく匂わせつつ美味しいし、
ちさとちゃんはバロット系だし、
組子にいい案配に役が振り分けられている。
それぞれ深く描かずに
雰囲気だけで乗り切っているけど
これぐらいの軽さでちょうどいいよね。
見ていて、なんだかほのぼのした。


【主な配役】
ケイレブ・ハント(過去戦争を生き延びた経歴を持つ私立探偵):早霧 せいな
イヴォンヌ(スタイリストをしているケイレブの恋人):咲妃 みゆ

ジム・クリード(探偵事務所の共同経営者):望海 風斗
カズノ・ハマー(探偵事務所の共同経営者):彩風 咲奈
コートニー(探偵事務所の事務):早花 まこ
グレース(探偵事務所の元秘書):桃花 ひな
ダドリー(探偵事務所の経理):真那 春人
トレバー(探偵事務所の雑用):縣 千
レイラ(ジムの恋人):星南 のぞみ
電器屋:透真 かずき

ナイジェル(ケイレブのかつての戦友):香綾 しずる

ホレイショー(ケイレブが信頼を寄せる刑事):彩凪 翔
ライアン(ホレイショーとコンビを組む刑事):永久輝 せあ
警官:煌羽 レオ

マクシミリアン(芸能プロダクションや高級リゾートクラブを経営する実業家):月城 かなと
マクシミリアンの部下:久城 あす
ポーリーン(歌手):有沙 瞳

アデル(女優):沙月 愛奈
エリアス・ソリアーノ(メキシコ人の夫婦でアデルの父):鳳翔 大
ダナ・ソリアーノ(メキシコ人の夫婦でアデルの母):梨花 ますみ
ハリエット(アデルの友人):星乃 あんり

映画監督:奏乃 はると
アパートの管理人:舞咲 りん
レストランのマネージャー:朝風 れい
空港職員:桜路 薫
空港職員:彩 みちる



ショーは華やかで賑やか。
ちょっとメリハリに欠けるかな。
冒頭が「ソウルトレイン」だけど著作権は大丈夫?
BMBでははカットされた曲。

フィナーレ前はデュエダンでなく、普通に3人だった。
「情熱の翼」とかの系統。

中詰あたりのリフト3組、
1組が止め切れず尻餅。

彩彩は咲ちゃんが抜けたね。
しっかりした3番手だった。




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「ローマの休日」(宝塚雪組)

2016年07月09日 | 宝塚(雪組)


映画で何回も見ているのに!
よく知っている話なのに!!

別れの辺りからウルウル来て、
成長したアンにグッと来て、
編集長に言い訳するジョーが可笑しくも切なくて、
会見で涙腺が決壊しました。
二人の離れがたい、でも断ち切らねばならない、
しかし思い出はずっと心に残る、
辛くもほんワカとした気持ちがすごく伝わってきた。
知り尽くした話なのに泣くとは、
泣かされるとは思いませんでした~。

田渕先生は手堅く作っている。
動きの制約がある舞台用の翻案が上手く
話の繋ぎ方が自然。
歌とダンスを入れるセンスも良いね。
特に群舞の使い方が良い。
たくさん踊っているけど煩さはない。

ショー部分がタンゴなのはどうなのかと少し思う。
かっこ良かったけど。
話の流れ的にはデュエダンはあんな銀色ギラギラに紐ジャラジャラじゃなく
白いドレスでワルツの方がいいんじゃないか。
二人でしっかり踊る時間が長くて嬉しかったけど。


チギちゃんはさらに痩せていて少々心配なぐらいだけど、
やっぱり芝居が上手いわ。
コメディ部分の間が良い。
中身は熱血男子中学生なのに、
眉間に皺を寄せた辛そうな表情が似合うのよね。
不思議。

みゆちゃんもラブリーなプリンセス。
このコンビは並んだときの雰囲気が素敵だよね。

咲ちゃんは相棒感はいいんだけどなあ。
もうひとつ上に行くインパクトが足りないかなあ。
イロモノに当たれば脱皮できるのかなあ。
梅田の役替わりに期待。
れいこちゃんは脱皮しきっていて楽しい。
キメもバッチリ。華のある子だわ。
美容室の助手のひなたくんの
なりきり具合とダンスがすごく良かった。

実は、席が1階B列のサブセンターでA列が無く最前列でした。
舞台まで遮るものが無し!
楽しかったけど、緊張しました。
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「ドン・ジュアン」(宝塚雪組)@KAAT

2016年06月25日 | 宝塚(雪組)


1幕は黒だいもん。
だいもんがエロくて非情で素敵すぎ。
自分が捨てた女が自暴自棄になっているのを
ヘラヘラ笑って見ている酷い男が自然すぎますよ。
1幕は概ねポスターどおりです。
女を侍らせているのに、どの女も愛していない。
ふふふ。
母とのアレはトラウマではなく出発点なかんじ?

2幕は白だいもんでした。
「愛に目覚めやがって」と、ちょっぴり舌打ちする私でしたが、
己の傲慢さによる過去の罪に押し潰されて苦しむ姿は
とても美味しゅうございました。

個人的には純愛に目覚めない方がいいんだけど、
ヅカじゃそうもいかんか。

だいもんは台詞も歌もクリアなので
ドン・ジュアンがどういう人物かが
すごくわかりやすい。

まー、なんだね、
好き勝手やらせてきたじゅんこパパが悪いんじゃねーか。

遠目だとエルヴィラもマリアも似ているんだけど、
それがジュアンの好みか。
みちるちゃんがスターブーツだよ。

Wヒロインはどちらも良かった。
みちるちゃんは少年役が上手かったけど娘役ではどうか?と思ったけど、
しっかりヒロイン芝居ができていた。
二人とも、娘1候補の資質はあると思う。
トップになる人との相性がどうなるか、ってかんじかな。

咲ちゃんが歌も芝居も良い。
歌に気持ちが上手く乗っている。
ひとこちゃんも美しい。

咲ちゃんは当人比ではすごく良かったんだけど、
う~んと、ファンの方には申し訳ないんだけど、
私のなかではかなり「もりえちゃん枠」だなあ。
技術的には拙い部分はあっても
ひとこちゃんの方が目を惹くんだなあ。
咲ちゃん、一発逆転的な波が来てほしいなあ。

3階端席でしたが、
KARIちゃんの臍はしっかりガン見しました!

がおりはビジュアルに対し声が若すぎるけど
佇まいや動きは人間離れした雰囲気で良かった。

歌枠専科だけど、
美穂さんの背中、肩甲骨周りがすっきりしてて美しいな。

元ネタありとはいえ、「ドン・ジュアン」は、
少なくとも今年前半の中ではピカイチのレベル。
主演の力量高く、アテガキも上手く、出演者の個性を活かし、
セットの作りも群舞(コロス)の入れ方も上手い。
財布も時間も厳しかたけど見て良かった!
生田くんは小劇場だと舞台美術と群舞のセンスの良さが際立つね。

海外ミュージカルらしく曲もすごくいい。
だいもんの代表作になるね。

3階脇席は舞台の1/3が見えないけど、
それでも、生に立ち会えて良かったよ!
この濃い空気は映像では味わえないよね。


だいもんエロいな、ウハハハハーっ!な幸せ一杯の私ですが、
だいもんをチェックしはじめたのは桃娘でした。
みつるにナニされてたなー。
こんな色悪になるとはねー。


【主な配役】
ドン・ジュアン:望海 風斗
マリア:彩 みちる
エルヴィラ:有沙 瞳

ドン・カルロ:彩風 咲奈
ラファエル:永久輝 せあ

騎士団長/亡霊:香綾 しずる
騎士団長の娘:笙乃 茅桜

ドン・ルイ:英真 なおき
ドン・ジュアンの母:白峰 ゆり
少年ドン・ジュアン:野々花 ひまり

フェルナンド/アンダルシアの美女:煌羽 レオ
スガナレル:天月 翼
ホセ:叶 ゆうり
マルセロ:縣 千

イザベル:美穂 圭子
ファニータ:舞咲 りん
パロマ:早花 まこ
タマラ:妃華 ゆきの
サンドラ:桜庭 舞

セビリア市長:橘 幸
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「るろうに剣心」宝塚雪組(2回目)

2016年05月05日 | 宝塚(雪組)




ちぎちゃんはさすがにお疲れかな。
4月前半で見たときより殺陣のキレがちょい悪い?かも?
見るたびに細くなっている気がする。

ゆうみちゃんの声(喉)は戻らず。
今回の役は低い声でも合うからあんまり違和感がないけど(むしろ良い)
アン王女までに戻ると良いね。

だいもんの歌声は蜘蛛のなんたらよりも甘美だよ。

凪は完全に突き抜けたわ。

洋行帰りの井上卿のダンスは素晴らしくお上手で
皆さんのお手本になるのも納得です。
イケコはさやかさんを踊らせるから偉い。


だいもん セリ下がりアドリブ

  旅行は はんつう、はんつうこう、阪急交通社で〜

2回目に噛んだとき、己の頬を叩く。

終演後のちぎちゃんのご挨拶はそれを受け

  はん きゅう こうつうしゃ さま

と区切りながらしっかり発音。
東京だけで3回も貸切してくださいました、とのこと。

本日は1階20列目超下手でしたので
客席降りして撤収する方々が真後ろの通路を通りました
。蒼紫様もいらっしゃいました。
上手通路を一直線に駆け抜けると思っていたのでとても嬉しい!
プチガルニエの制服組さんが「すいません」と謝りながら通過しました。
皆様が通った後は良い香りが残りました。
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「るろうに剣心」宝塚雪組(1回目)

2016年04月07日 | 宝塚(雪組)


実は原作未読です。

人気長編コミックをイケコが演出。
銀英は
「そうじゃないだろう!
 2時間半にまとめるには
 そうするしかないんだろうけど、
 それにしても、そうじゃないだろう!!」
ってとこがありまして。
(ラインハルトは戦争が無い世界など願ってはいないはず~)
今回は原作未読でありながらも
イケコがまたなんか違うポイントを突いてくるんじゃないかと心配でした。

しかし、
しかし!蓋を開けたら!
いつものイケコのアレ
 ・過去に愛する人を失った超人が出てきて
 ・世界征服を企む悪がいて
 ・マッドサイエンティストがいて
 ・若手4人組のロック部隊がいて
 ・せっかく好きな人を薬で眠らせたのに手は出さなくて
 ・盆が回りまくって
 ・敵がなんだかいきなり消失して
 ・超人はヒロインによって心の平安を取り戻して
 ・1幕の終わりは階段で
 ・2幕の終わりはスモークで
アヤシイ機械が出てこないだけだったよ!
海外ミュージカルの演出が続いたから
やりたいことを詰め込んだのかな。
いつものアレを作りたかったのかな。
原作を読んだ人は「OK!」らしいので
四方八方丸く収まったかんじかな?
私はいろんなところで幻影が見えたよ。
ブライアンとかミカエルとかアギラールとか。
プチ・ガルニエ捜索中に石室を発見するんじゃないかと思ったよ!!

話の展開はスピーディ。
舞台の中の歴史の流れも、
あっというま。
説明台詞が多いけど、そんなにうるさくない。
世界観と人物を1幕で説明し、
2幕でイケコオリジナルワールド炸裂なかんじ。
場面転換、群舞の入れ方などは、やっぱり上手い。
曲がね~。
ガトリング砲とか悪即斬とか
ネタ曲はインパクトが強烈なんだけど
主題歌やラブソング系が耳に残らない。

ちぎちゃんの剣心は修羅の経験があってこその
真っ直ぐでピュアな人。
殺陣も迫力があり、
人斬りの過去を持ちながらも不殺を願うのが
すごく説得力があった。
みゆちゃんの薫は健気で強気なヒロイン。
喉を痛めているそうで擦れ気味の声。
歌のキーも変更しているとか。
しかしこの低い声は役に合っている気がするよ!可愛いよ!
だいもんは色悪ですごくのびのびと演じている印象。
台詞も歌も明瞭で、いろんな面でオアシス。

咲ちゃん斎藤の開襟はエロいね~。
そこばっかり見ちゃうよ。
必殺剣の構えの時、
腰の位置が低く長い手を真っ直ぐ伸ばしているので
実にカッコイイ。
凪翔は武田は新境地ではなかろうか。
最初は誰だかわからなかったよ。
(歌ったらいつもの凪翔だった)
思い切った芝居の度胸の良さが素晴らしい。

そして!
今回は!
れいこの蒼紫!
きゃー!
ひゃー!
かっこよすぎてクラクラしちゃうよ。
スタイルの良さも有り、
コスプレが似合いすぎている。
2次元をそのまま3次元化。
華やかさも増し、
出てくるだけで目が吸い寄せられる。
すごいね。急成長だわ。
「期待の若手」から一気に番手確定。
彩彩に肉薄してるね。

大ちゃんの左之助もスタイルの良さから
漫画衣装もすごく自然に見える。

そしてハッチさん山県卿の軍服は鉄壁で
2役のさやかさんは芸達者。

弥彦役のみちるちゃんは
まだ若い娘役さんなんだね。
イケコ作品だからオーディションがあったのかな。
こちらも芝居がすごく上手かった。
若い子がどんどん育っているんだねえ。

剣心の影は誰なのかな。
素晴らしい身体能力だった。
(追記:ひとこちゃんらしい?)

ショー部分ではきんぐとせしこに餞け場面あり。
嬉しかったよ、ありがとうイケコ!


ハッチさんが階段を降りず袖から登場。
大丈夫かしら。
心配。


本日の夜の回はeプラス貸切。
ガトリング砲のセリ下がりのところはアドリブコーナーなのかな。
「エービーシーデー eプラス」だったよ。
終演後に語挨拶有り。
ちぎちゃんはeプラス会員だってさ!
トップスターにも残念ながらメールが届くんだろうなあ。


指揮はソルティでした。


公演デザート。
「るろうに剣心」宝塚雪組 2016-04-07
「文明開化ろうる」(410円)
抹茶プリンに
黒糖蒸しロールケーキを乗せ、
小倉あん、
ホイップクリームをトッピングした
和洋折衷の『♪文明開化の味がする』
デザートです。


美味しいけど、無難すぎる。
美味しいけどさ。
「和物なら抹茶&餡」はそろそろどうなんか。
そろそろ抹茶が来るかな、
と読めるローテーションもどうなんか。
いっそベリーづくしで赤べこなんたらとかにするとかさあ。
駄洒落も具材もキレがない。
美味しいけど。


今回の雪組は「イケコのいつものアレ」だったけど
次回の大劇場公演は正塚のスーツ物だから
「ハリーのいつものアレ」になるのかな。
独裁軍事政権下でタンゴでマフィアの誘拐失敗。
んで、カップをガチャリとするウェイトレス。
せっかくの2.5次で掴んだ新規層は寝ちゃうだろうなあ。
すまんです。
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「哀しみのコルドバ/La Esmeralda」宝塚雪組@相模大野

2015年12月12日 | 宝塚(雪組)


ヤンさん版もまとぶん版もビセントの決闘で寝てしまったんだけど今回もだった。
なにかあるのか、あの時間帯に。

オープニングのちぎちゃんの歌にウヒャーと思ったけど
すぐに体内チャンネルを合わせられたわ。
なぎしょうが歌い継いだのは辛かったけど。
あんりちゃんのソプラノ歌唱もヒドイ。頑張れ!

髭のだいもんがセクスィーでウハウハよ!
エリオとの対比もいいよ!
黒マントが似合うんだよ!

セリが回らないのもあり
ラストは唐突感があるよね。
会場でも「これで終わり?」「2幕は続きから?」
という声が聞こえました。
死んだのもわかりにくいかなあ。
ちぎちゃんは一直線タイプだけど
案外「死」から遠いタイプなのね。
ゆうみちゃんは、若いかなあ。
アンフェリータの方が合うんだよね。
仕方が無いけど。

曲はいま聴いても名曲揃いだわ。


ショー。
やはりサイトーは馬鹿だ。
馬鹿だから可愛いんだ。

トリデンテ?中詰の後の3人の繋ぎはご当地アドリブ?
3人で「じゃん」を語尾に付けまくっていたけど、
それは横浜の言葉では?相模大野でも使うの?
簡単な振付指導あり。3人が引っ込むまで客席も踊りました。

カテコのご当地ジェンヌ紹介は
相模原のあゆみちゃんと横浜のだいもん。
組長紹介、当人「ただいま!」、ちぎの掛け声、の流れ。
ちぎの挨拶は相模原の皆さん、
相模原に集まってくださった皆さんと、
出演者で、
熱い時間が作れて幸せでした、的な。
東京の方が近いけど、ぜひ本拠地にも!

前にも書いたかもしれないけど、
東京で雪組を見たとき宝塚にあまり来ていなさそうな男性が
連れの女性に歌詞が聞き取れなかったときいうのが聞こえたんだけど、
東京劇場2階は音響が悪くて音は割れるし、
サイトーショーは歌詞が聞き取れる仕様の譜割りじゃないし、
聞き取れても意味は繋がらないのよね。
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「星逢一夜/La Esmeralda(ラ エスメラルダ)」宝塚雪組(2回目)

2015年10月08日 | 宝塚(雪組)
芝居。
前回ちょびっと意識を失ったところもバッチリ見た。
好き合っているのに結ばれない切なさがグッとくる。
ウエクミが描きたいところがきちんと伝わってきて
作りが上手いな~と感心する。
周囲は号泣の嵐でした。

ちぎちゃん殿にだんだん気品と風格が備わっていくところ、
だいもんがほんのわずかな台詞なのに一家の大黒柱の貫禄がでたこと、
ゆうみちゃんの人妻の色気、
どれも見事に、過ぎた、あるいは積み重ねた「年月」を表していた。

ただやっぱり子供時代が長いかなあ。
組子の役も子供が多いし。

身分の溝は越えられるものではないからこその悲劇なので、
越えようと悶える時間が無駄なのはわかるんだけどね。
景子ちゃんよりはウエクミの方が私のツボに近いな。


ショー。
「チクショウ、サイトー、お前馬鹿だろう、でも好きだよ、チクショウ!」
ここまでがワンセット。


OPの後の繋ぎの銀橋、キングなのかな?
マイクが入らなかった!
ドキドキしたけど、
歌はまったく聞こえなかったけど、
本人は慌ててることなく歌い切って渡り切りました。
音楽が切れて引っ込む寸前に
「アモーレ!」と叫んだ生声は客席に響き拍手喝采!

ジョセフィン・ベーカーは退団のさらさちゃんだったのね。
大迫力の踊り&ボディでした。

ちぎはまた痩せたかな?
身体が少し萎んだ印象。
テンションはメチャ高いけどね。

だいもんが壊れ気味だった。
壊れていたというより、はっちゃけていた、か。
フリーダム感満載だった。
水の精のだいもんの衣装はみりおナーガか?


せしこもすっかり女になったなあ、
と思ったけど、
いやいや、元から全員女だ!
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「星逢一夜/La Esmeralda(ラ エスメラルダ)」宝塚雪組(1回目)

2015年09月13日 | 宝塚(雪組)



芝居はウエクミ大劇デビュー作。
役の数が足りない気はするけれど、
群舞の処理など、大舞台&大人数は使いこなせていると思う。

不幸でも不倫でもない人妻ヒロインをめぐる男2人の図は
ヅカらしくないかもだけど、
煮え切らないけどイライラせず、私は好き。

子供時代が長いのと、
大人になってからの葛藤の描き込みが少ないのが
ちょっと残念かなあ。
身分違いだから絶対一緒になれないのはみんなわかっているし、
将軍の姪が正室だと側室なんて無理なんだろうけど
源太が都合良くものわかり良すぎな気がする。
ここでもうちょい嫉妬メラメラだと、さらに私の好みだけど
それだと全ツと被っちゃうか-。

少年時代のチギちゃんは男の子にしか見えないよ!


サイトーショーは相変わらず、
衣装もセットもフォーメーションも目に煩い。
サイトーのハイテンションとチギちゃんの謎テンションはベストマッチ。
チギちゃんの歌の歌詞があまり聞き取れないけど、
どうせサイトーだから聞き取れても意味はないだろうな。
でも好きだよ、サイトーショー。

進行役の動物がいないのがかえって不満。
可愛い子ちゃん達を見せてくれよー!
生徒の使い方は上手いと思う。
他組担に
 「今の銀橋を通ったのは?」
 「後ろでソロを踊っているのは?」
 「この場面のあの人は誰?」と、
すごく気になるように配置している。
しかしプログラムを見ても全く解答がわからん。
それがサイトークオリティ。

じゅんこさんをショーで見ることができて嬉しかった!

指揮、芝居は西野先生、ショーは清川先生。

シャンシャンが目玉に見えました


公演デザート
「星逢一夜/La Esmeralda(ラ エスメラルダ)」
「三日月藩ナコッタ(みかづきパンナコッタ)」
ブルベリーソースをたっぷりかけたソースに
アラザンをトッピングし、満天の星空をイメージしました。
さらに白玉と黄桃で、三日月藩の家紋を表現しました。
三日月藩ナコッタ(みかづきパンナコッタ)で、
見て、食べて、作品の世界観をお楽しみ下さい。


やはり白玉以外はベストマッチ。
白玉さえ無ければ!
なぜ入れる!
和物で白玉を必須にするなら、
前回は洋風でまとめて、
餡を今回の白玉と絡めれば良かったのに!、
白玉自体は美味いんだよ。
しかし、ここじゃないだろう!
家紋を白い玉で表すなら
ホイップクリームでいいじゃんかー。
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「星影の人/ファンシー・ガイ!」宝塚雪組@博多座

2015年05月17日 | 宝塚(雪組)
ちぎみゆは好きだし
みつるの土方さんは見たかったけど
遠征が続いて時間がないし、
ショーの「ファンシーガイ」は
自分的には駄作なんで
行かなくてもいいか、と思っていたのですが
5月14日になんとなく早起きして
7時からのスカステニュースを見てたら
博多座終演後のレポ(?インタビュー?)が流れて
あ~、新選組は見たいな~、みつるも見たいな~、
ショーではみつるの場面があるみたいだし~、
と思ってTwitterで呟いたら
ショーは手直しされてかなり印象が変わっています、別物です、
とお知らせいただいたので、
俄然、行きたくなってしまいました。

調べてみたら、
端の席ならちけぴで取れるし、
成田発着のLCCなら安いし、
往路早朝便なんて6000円弱で
都内のネカフェに泊まって高速バスで成田に出ても
1万円かからないし、
なんとなりそう。

ということで博多座!

為せば成る。

芝居。
ちぎちゃんは弟キャラが似合うわ。
ミズは
「真夏の太陽のように
 生命力がギラギラしているような男が死病」
という世の不条理に泣けたけど、
ちぎは死の影をはらんだ暖かさで、その強さに泣ける。
総司の辛い胸の内にジンと来た。
みつるの土方と並んでもバランスが良い。

みゆちゃんの玉勇は、ちょい肉食系。
でも総司がのほほんとしているし
周りの女に好かれまくっているから
これぐらいの押しがないと前には進まないよね。
「今」を大事にしなければならない、
明日がわからない時代だからね。
最後の言葉が本当に安堵に満ち溢れていて。
だからこそ泣けるんだなあ。

みつるの土方さんは
基本は鬼だけど総司には甘いんだな~。
敵と狙う女が惚れても仕方なし!

彩彩が二人とも大人の芝居ができるようになったね。
総司より年上でも違和感無し。
キングはエロ封印。


大休憩で聞こえてきた感想。
「いつ死ぬかと思ったら、結局死ななかったね」
確かに玉勇さんが倒れたときに、
「そっちか!」の空気少々があったような。
柴田先生って、実は死亡で終了が多い?


そして、ショー。
だいぶ変わった。
ラテンに挟まれたシナトラが相変わらず不明にしても、
ちぎみゆ場面の追加がいくつかあり、
冗長だったシナトラ歌い継ぎを刈り込み、
どうしてこれを大劇場でできなかったのか、と。
前半の改訂タンゴが特に良かった。
ミキティはだいもん二番手就任&ともみんサヨナラを
意識し過ぎたのかなあ。
それよりもちぎみゆ大劇場お披露目が重要だよ!
オープニングのみゆちゃんの衣装を
ちぎちゃんとお揃いの黒にしただけで
かなり印象が変わりました。
なぜ最初からこれを(以下ループ)

雪組事情はよくわからないんだけど。
みつるは専科なので単独2番手には入れられなくて、
彩彩と分け合うにしても、
基本の序列は彩彩>みつるで、
ちぎ0番の時は左右が彩彩で、
弾き出されたみつるが
時々若手ダンサー枠にしれっと入って
雪組に同化しているのがメチャ楽しい。
月組に例えるなら、としゆり辺りに入っているかんじ。
赤坂&梅芸に人員を取られたので
黙々とダンサー枠を埋めているっていうのかな。
最前列ではなく二列目中央の位置は
嘆くべきかもしれないんだけど、
楽しさの方が上回る。
いや、もしかすると、そこが正しい位置なのかもしれないんだけど。
ピンで真ん中で場面開けは堂々としているんだけどね。

なにが言いたいかというと、
みつる可愛いよみつる
ってことです。
来て良かった!

彩彩は、どちらかというと翔を上げてきているような、
たんに学年順のような。
どうなるんだろうね。
咲奈は歌が上手くなった。
翔もいろんな面で成長したけど、
咲奈と対で踊ると稼働範囲の狭さが目に付く。

大ちゃんが芝居もショーの歌も良かった。
もともと顔立ちは美しかったけど、存在感が増した。
ケロ路線に行けるかな?

博多座ショーで目に入ったのは、
みつると対のKARIちゃん(?)
華やかで歌もダンスも上手いね。

みつるとみゆちゃんが並んでいて、
両方女性なんだよなあ、と思うと、
なんだか不思議な気持ちになった。

今回は福岡出身者はいないのかな。
ご当地ジェンヌ紹介が無いね。

と、いうことで。
みつる可愛いよ、みつる。
次に黒燕尾服が見られるのはいつのことか。
専科は辛いのう。

キヨタガでも芝チェでも博多遠征をしなかった私が
博多座に行っちゃったのは
愛情がみつる>キヨミチだからではなく、
宝塚の上演時間が日帰りマチソワができる仕様だからです。
定時運行のヅカは劇場2階席でも
通路際の席なら終演5分後の地下鉄に乗車可能。
(*慣れていればです。初めての方は真似をしないように)
18時35分終演でも、
19時35分福岡空港発の飛行機に乗れちゃうんですよ。
でも次はしっかり事前に予定を立てて
余裕のある移動をしたいです。

なにはともあれ、幸せでした!!


おまけ。
シナトラで踊るといえばバリシニコフ
Baryshnikov dances Sinatra and more ballet Sinatra Suits , full version
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「ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―/ファンシー・ガイ!(2回目)」宝塚雪組

2015年03月10日 | 宝塚(雪組)
雪組ルパン2回め。
ラストの捕物はやっぱり迫力とスピード不足だけど、
でも、やっぱりルパンだった。

アドリブも大爆発。
今日のお題は小芝居からの「止めてよ~」でした。
まず、宝石商(ホタテ??)がふり、
時間を越えるとき、ルパンが舞台袖に引っ込みつつ
「止めて~」の圧力。
皆さんからの視線を受け
「ああ、わかったよ~、俺が行けばいいんだろう~」
的なかんじで、だいもんが止めに行く。
遊ばれるだいもんが可愛い。
甦った伯爵は、参上、からの退場-。
って止めてよ~。のアドリブ返しをしました。

銀英と違って原作アレンジの自由度が高いから、
ファンの方も納得だろうな。
善人前提で歴史を無理矢理変えないところがいいよね。
ジャンヌ達の悪巧みも肯定し、
なにも知らない少女のようなマリーにチクリと言い、
カリオストロ伯爵の心に眠るロマンを汲み取る。
シニカルな部分があるのがすごくルパンらしい。
初ヅカっぽい人も多いけど、
客席の暖かさがいつもより3割増しな気がする。
宝塚版「ルパン三世」がルパンファン(兼ヅカファン含む)に
受け入れられているように思いました。

なんて屁理屈はどうでもよく!
とにかく、冒頭が鳥肌もの。
感涙!!
来たよ来た来た、ルパンだよ~っ!!
って、すごくゾクゾクしちゃんだわよ!

ちぎちゃんのルパンもいいけど、
ともみんの銭形がいたからこそ、
「宝塚版ルパン三世」は成立したんだよね。
ともみんがアニメの世界観を違和感なく作っていた。
あそこまで振り切って、
なおかつ「絵」になるのは難しいよね。
よく演じてくれたわ!


ショーは単調で繋がりが悪くて眠い。
最初はいいな~、と思うんだけど
だんだんテンションが下がっていくんだよね。

博多ではだいもんの枠にみつるかと漠然と思っていたけど、
そこは歌枠だよな~。無理だよな~。
似たような比重のともみん枠に
彩彩のどちらかを上げて使うのも厳しいよね。
と、なると2枠を3人で分担?
それを確かめに博多座へ行くべき?


ともみんを見るのは今日が最後。
稀有なキャラクターだった。
本人やファンがそれを望んでいたかはわからないけど。
手足が長くダンスも上手かった。
寂しいなあ。


余談。
ショーでシナトラの曲が使われていたので
ミーシャ&サープの作品を思い出しました。
「バリシニコフ、シナトラを踊る」
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これが頭にあるから余計に不満に思うのかも。
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「ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―/ファンシー・ガイ!(1回目)」宝塚雪組

2015年02月26日 | 宝塚(雪組)

ルパンだった。
本当にルパンだった。
二次元の再現じゃなくてルパンだった。
宝塚だけどルパンだった。
オープニングだけで泣けた。
山田さん時代のルパンが好きな人は胸キュンだと思う。

小柳ちゃんは原作を上手く料理したな、と思う。
銭形警部の別行動がちょっと納得できないけど。
何語を喋っているかは問わないけど、
フランスが舞台なのに歌詞に英単語が混じりすぎなのが気になるな。
めぐりあいでも思ったけど。

あと、アクションシーンがもっさりしすぎで、
スピード感皆無なのが超残念。

ヅカ慣れしていると、
 ・立ち上がるシトワイヤン
 ・独房のアントワネット
 ・革命委員
に、良い意味での既視感があって
アイコン化で話を掘り下げなくても時代背景がわかり、
話をサクサク勧めるための簡略化に役立っていたけど
初ヅカの人はどうなんかなあ。
わかったのかなあ。

ネタ的には、高貴な方を、庶民が下町に連れて行き
ひとときの時間を楽しむけど、やがて別れる、という
超ベタなお話だけど、ルパンの世界観はバッチリ入っていました。

チギちゃんは、オシャレでスケベで頭の回転が良い
猿顔でないけれど、ルパンだった。
みゆちゃんはアントワネットの衣装が良く似合っていた。

カリオストロ伯爵は意外な造型だったなあ。

ともみんの銭形警部は完璧。
咲奈はスタイルと身のこなしが良いので次元のシルエットがドンピシャ。
なぎしょーがもう少し低い声だといいかなあ。
せしこの胸元を凝視。
ロアンのきんぐがエロかった。

芝居の指揮は御崎先生。
スピード感ありテンション高くて良かった。
数々の曲を生演奏で聴けて感動した。


三木ショーは単調でひたすら眠い。
曲単位では好きなんだけど、繋がりがメチャ悪い。
真ん中がシナトラソングで終盤はシャンソン。
その中に唐突にぶち込まれる「Time To Say Goodbye」。
ともみん用にしても、謎すぎる。
いっそいつものジャズだけにしておけばいいのに。

だいもんがどの位置になるかと思ったら、
番手がどうのより、
ちぎちゃんの補佐をともみんからだいもんへ申し送りをしているようだった。
「頼んだぜ!」「お任せください!」みたいなかんじ。
男役ってどうしてこうもナチュラルにホモなんだろう。

そのためか、ちぎみゆ場面がどえらく少なく大不満。

タコ足ドレスが多用されると、
ああ、三木先生だなあ、って思うね。

ショーの指揮は清川先生でした。

イープラス貸切でご挨拶付きでした。
開演前は組長、終演後はちぎちゃん。
ちぎちゃんは相変わらず謎なテンションでした。


ロビーには恒例のお雛様。



公演デザート。
「フあんシー・パイ」
ショー『ファンシー・ガイ』をイメージした
春らしく、ファンシーなデザートです。
いちごムースに、いちごソース、フルーツグラノラ、
小倉あん、ミルフィーユパイ、ホイップを乗せ、
ファンシーなさくらんぼをそえて・・・。


う~ん、悪いわけではないけど、
餡は無くてもいいんじゃないかなあ。
無理やり入れる餡は不発率が高い気がする。
いちごムースじゃ無くて桜ムースなら、もっと合ったかなあ。
でも、次回が和物なんだから今回は和風じゃなくていいんじゃないかなあ。
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