
ルパンだった。
本当にルパンだった。
二次元の再現じゃなくてルパンだった。
宝塚だけどルパンだった。
オープニングだけで泣けた。
山田さん時代のルパンが好きな人は胸キュンだと思う。
小柳ちゃんは原作を上手く料理したな、と思う。
銭形警部の別行動がちょっと納得できないけど。
何語を喋っているかは問わないけど、
フランスが舞台なのに歌詞に英単語が混じりすぎなのが気になるな。
めぐりあいでも思ったけど。
あと、アクションシーンがもっさりしすぎで、
スピード感皆無なのが超残念。
ヅカ慣れしていると、
・立ち上がるシトワイヤン
・独房のアントワネット
・革命委員
に、良い意味での既視感があって
アイコン化で話を掘り下げなくても時代背景がわかり、
話をサクサク勧めるための簡略化に役立っていたけど
初ヅカの人はどうなんかなあ。
わかったのかなあ。
ネタ的には、高貴な方を、庶民が下町に連れて行き
ひとときの時間を楽しむけど、やがて別れる、という
超ベタなお話だけど、ルパンの世界観はバッチリ入っていました。
チギちゃんは、オシャレでスケベで頭の回転が良い
猿顔でないけれど、ルパンだった。
みゆちゃんはアントワネットの衣装が良く似合っていた。
カリオストロ伯爵は意外な造型だったなあ。
ともみんの銭形警部は完璧。
咲奈はスタイルと身のこなしが良いので次元のシルエットがドンピシャ。
なぎしょーがもう少し低い声だといいかなあ。
せしこの胸元を凝視。
ロアンのきんぐがエロかった。
芝居の指揮は御崎先生。
スピード感ありテンション高くて良かった。
数々の曲を生演奏で聴けて感動した。
三木ショーは単調でひたすら眠い。
曲単位では好きなんだけど、繋がりがメチャ悪い。
真ん中がシナトラソングで終盤はシャンソン。
その中に唐突にぶち込まれる「Time To Say Goodbye」。
ともみん用にしても、謎すぎる。
いっそいつものジャズだけにしておけばいいのに。
だいもんがどの位置になるかと思ったら、
番手がどうのより、
ちぎちゃんの補佐をともみんからだいもんへ申し送りをしているようだった。
「頼んだぜ!」「お任せください!」みたいなかんじ。
男役ってどうしてこうもナチュラルにホモなんだろう。
そのためか、ちぎみゆ場面がどえらく少なく大不満。
タコ足ドレスが多用されると、
ああ、三木先生だなあ、って思うね。
ショーの指揮は清川先生でした。
イープラス貸切でご挨拶付きでした。
開演前は組長、終演後はちぎちゃん。
ちぎちゃんは相変わらず謎なテンションでした。
ロビーには恒例のお雛様。

公演デザート。
「フあんシー・パイ」
ショー『ファンシー・ガイ』をイメージした
春らしく、ファンシーなデザートです。
いちごムースに、いちごソース、フルーツグラノラ、
小倉あん、ミルフィーユパイ、ホイップを乗せ、
ファンシーなさくらんぼをそえて・・・。

う~ん、悪いわけではないけど、
餡は無くてもいいんじゃないかなあ。
無理やり入れる餡は不発率が高い気がする。
いちごムースじゃ無くて桜ムースなら、もっと合ったかなあ。
でも、次回が和物なんだから今回は和風じゃなくていいんじゃないかなあ。
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