両陛下、自衛隊機で宮城県入り 初の東北被災地訪問
2011年4月27日12時12分
天皇、皇后両陛下は27日午前、空路、宮城県入りした。東日本大震災の後、両陛下は関東の避難所などの慰問を続けているが、甚大な被害を受けた東北地方に入ったのは初めて。午後には、津波で壊滅的な被害を受けた南三陸町の被災現場を視察。同町や仙台市の避難所を慰問する。
両陛下はこの日、東京の羽田空港から自衛隊機で東松島市の航空自衛隊松島基地に到着。村井嘉浩・同県知事らの出迎えを受け、基地内で県内の被災状況の説明を受けた。この席で、羽毛田信吾・宮内庁長官を通じて義援金が同知事に手渡された。
この日は日帰りの予定で、今後も5月2日に岩手県、11日には福島県を訪問する予定だ。
(朝日新聞)
(引用終了)
かっての大戦の後に、昭和天皇は、戦災孤児や戦没者の遺族など、また復興に汗を流す国民を励まそうと全国をご巡幸された。GHQは敗戦国の元首となれば国民から罵声を浴びせられたり、石でも投げられて、すぐに中止になるだろうと思っていたそうだが、その予想に反して、どこへ行っても、歓迎の人波と「天皇陛下万歳」の大歓声が上がったそうで、戦後の驚異的な復興は、昭和天皇の全国ご巡幸によって、力強い勇気をいただいた多くの国民の努力の賜物だと思っている。
日本の尊厳は、天皇皇后両陛下をはじめとする皇族方がおられるから保たれているのであり、もし、日本に皇室がなければ、民度も低く、世界から尊敬されることもない極東の島国に成り果てていたであろう。
今上陛下は、戦没者の追悼や、台風や地震などによる被災地をご訪問される機会が多いようで、喜びも悲しみも国民と共にされる両陛下のお姿に涙禁じ得ず、国民から見放された政治が行われていたとしても、両陛下に癒され、有り難い存在であることを改めて認識された方も多いのではあるまいか。
両陛下は東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による未曾有の大被害に心を痛めておられるようで、その被災地を積極的に訪問され、いまだに避難生活を続けている被災者をお見舞いされており、余震や放射能が怖いとして被災地からなるべく遠ざかりたい政治家が多いのに、その危険を顧みず両陛下は訪問されているのである、
報道によれば、両陛下は宮城県は27日、津波で壊滅的な被害を受けた南三陸町の被災現場をご視察されたほか、同町や仙台市の避難所を慰問されたそうであり、被災者の中には感極まって涙を流しておられた方もいたようで、また余震が少なくなってきたのは両陛下の被災地へのご巡幸が始まったからではなかろうか。
5月11日には福島県を訪問する予定とのことで、福島第一原発事故の影響により、放射能汚染の恐れもあるだろうから、宮内庁としては反対であったとしても、喜びも悲しみも国民と共にされる天皇陛下の強い希望があったからであろうし、無能な政治家が何人被災地に行ったとしても、被災者にとっては何の励みにもならないが、天皇皇后両陛下の被災地訪問ほど国民の心を癒すものはないだろう。
(2011/04/27)
写真:宮城県下の避難所を慰問された天皇皇后両陛下
コメントありがとうございます。天皇、皇后両陛下が今回の大地震による被災地をご訪問されるのは、関係者をねぎらい復興に向けての道筋を付けることと、被災者を少しでも励まそうとするもので、両陛下は「私が被災地に行くことで何かの役に立つなら」との思いがあるからでしょう。
テレビの報道などで、被災地をご訪問される両陛下のご様子に、普段は皇室んは関心のない方でも、何故か判らないが、こみ上げるものがあったのではないでしょうか。
両陛下のお姿に日本人であれば、涙するのは自然のことで、両陛下がおられるかぎり、日本は必ず復興すると信じています。
仰る通りでしょうね。天皇皇后両陛下の被災地・被災者ご訪問は、国民とともにという両陛下のお気持ちが伝わってきます。
どれ程、被災者の人々が励まされたことでしょう。
民主党政権・政治指導者が腑抜けのために、両陛下のご心情も如何ばかりかと・・・。
コメントありがとうございます。4月28日から30日まで産経新聞に「祈り 両陛下と東日本大震災」との記事が掲載されていましたが、両膝を床につけて被災者一人一人の言葉をかけられた両陛下が避難所を後にする際に「ありがとうございました」との声と、大きな拍手が起こったそうです。政治家が行っても何の慰めにもなりませんし、罵声を浴びるだけですからね。
両陛下がおられる限り、日本は必ず復興すると確信した国民も多いのではないでしょうか。