私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

あたご側に回避義務はないとする元当直士官の無罪は当然

2011年05月11日 23時05分23秒 | 偏向マスコミ

当直2士官に無罪判決=「回避義務ない」と判断-イージス艦衝突事故・横浜地裁

 千葉県房総半島沖で2008年2月、海上自衛隊のイージス艦「あたご」と衝突した漁船「清徳丸」の父子が死亡した事故で、業務上過失致死と業務上過失往来危険の罪に問われた元あたご当直士官2人の判決公判が11日、横浜地裁であった。  秋山敬裁判長は、検察側航跡図の信用性を否定した上で「あたご側に回避義務はない」として、元水雷長の長岩友久(37)、元航海長の後瀉桂太郎(38)両被告に無罪(求刑禁錮2年)の判決を言い渡した。

 公判は清徳丸の航跡をめぐり、検察側と弁護側が対立したが、検察側航跡図について正確性を欠くと指摘。「清徳丸が検察側主張の航跡通り航行していたとは言えない」などとした。さらに地裁独自で清徳丸の位置、航跡を特定し、清徳丸が事故直前に2回右転し危険を生じさせたとした。

 その上で「衝突の危険を生じさせた清徳丸が回避義務を負っていた」と判断。長岩被告が直前まで周囲の状況を十分注視していなかったことや、後瀉被告は誤った情報の申し送りをしたことを認めたものの、「あたご側に回避義務はないから、両被告が注意義務を負っていたとは認められない」と結論付けた。  検察側は、僚船の全地球測位システム(GPS)データや船長らの話から清徳丸の航跡図を作製。海上衝突予防法に基づき、清徳丸を右方向に見るあたご側に回避義務があったと主張していた。

 弁護側は最終弁論で、検察側が主張する航跡は「つくられた航跡」と否定。独自に鑑定を実施し、「清徳丸が予想不可能な航行をしなければ、あたごの後方を安全に通過した。両被告に過失はない」と反論していた。
(2011/05/11-13:38 時事通信)

(引用終了)


 今や政権与党となった民主党だが、一昨年の衆院選で民主党を大勝させて政権交代を実現させたのは偏向マスコミであると思っている国民も多いであろう。民主党には政権担当能力がないことは元代表の小沢被告も認めていたにも関わらず、偏向マスコミによる民主党を持ち上げる報道放送に騙され支持してしまった国民は、今頃になって「民主党はダメだ」と批判してもはじまらないし、偏向マスコミが、日本をおかしくしている元凶であり、信用できないとの認識を持っていれさえすれば、民主党を支持することはなかったのではあるまいか。

 なぜ偏向マスコミが信用できないのかと言うと、明らかに偏っていることや、誤報や捏造を繰り返し、それを批判されても、反省するそぶりを示すだけであり、要するに、一旦報道放送すれば、それが誤りでも、何とか事実にしてしまう訳で、そのような偏向マスコミを信用すれば日本がおかしくなるだけだと言えるだろう、

 私が偏向マスコミを徹底的に批判している理由の一つに、悪意に満ちた報道放送姿勢と印象操作により、国民の自衛隊を貶めていることであり、国家国民を命をかけて守っている自衛隊の皆様を何でも悪者にしようとし、それが使命だと思っている訳で、偏向マスコミが自衛隊に対して敬意や感謝の意を示してこなかったのはその証左である。

 自衛隊関連の事故があると、偏向マスコミが原因不明なうちから自衛隊側に責任があるとの報道放送を繰り返すのはいつものことであり、その例として、昭和46年7月30日、岩手県岩手郡雫石町付近上空で発生した全日空機と自衛隊機の衝突事故では、事故発生から10年以上経ってから、全日空機に搭乗していた乗客が撮影した8ミリフィルムに、航空路を正常に飛行していれば撮影できるはずのない田沢湖が写っていたことから、全日空機が自衛隊の訓練空域に入り込んでいたことが判明したのである。

 この雫石衝突事故で偏向マスコミによる自衛隊叩きは凄まじかったが、昭和63年7月23日、横須賀港沖において、海上自衛隊の潜水艦「なだしお」と遊漁船「第一富士丸」の衝突事故でも繰り返され、第一富士丸の乗客30名が死亡したが、偏向マスコミは、救助された第一富士丸の女性乗員の「海に投げ出され波間に浮かぶ乗客たちを潜水艦の乗組員は助けてくれず、次々に沈んでいった」との証言を裏を取らず、そのまま垂れ流し、その後の調べで、それが嘘であり誤報であることが判明したにも関わらす、偏向マスコミは訂正も謝罪もしなかった。

 横須賀港沖における衝突事故は「第一富士丸」の左転が主原因であると思われるが、「第一富士丸」の船長が乗客へのサービスとして潜水艦「なだしお」の方に敢えて接近したからであり、減速をして「なだしお」をやり過ごせば良かった訳で、そこには軍艦には敬意を払うという当然のことをしようとする気がなく、また、むやみに接近しないという同じく当然のことをしなかったからであろう。

 車を運転していて、事故を避けるために、防衛運転に心がけるようにしているが、例えば、いくら信号が青だからと言っても、定期便トラックが多い深夜の国道交差点を横断する際には、赤信号を無視して来る車があるのではと予想し、安全を確認することが大事であり、衝突した後に「青だ。赤だ」と言っても仕方ないし、それは、いくら自分の方に非なくともトラックと衝突すれば死亡する可能性が高いからである。

 偏向マスコミによる自衛隊叩きは平成20年2月19日、千葉県房総半島沖で発生した海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」との衝突事故でもみられ、その記憶は新しい。亡くなられた「清徳丸」の父子は気の毒だが、わずか7トンの「清徳丸」の方が簡単に回避出来る筈であり、なぜそれをしなかったのかと事故当時から疑問に思っていた。だが、海上衝突予防法を持ち出して7000トンのイージス艦の方に回避義務はあるとして叩いた訳であり、大型船が小型船のために一々回避行動を取ることの方が遥かに危険であって、また小型船は大型船には接近せず、早めに回避することは法律以前の問題だとして、海で働く男たちの常識になっているのではなかろうか。

 報道によれば、業務上過失致死と業務上過失往来危険の罪に問われた元あたご当直士官であった元水雷長の長岩友久(37)、元航海長の後瀉桂太郎(38)両被告に対する判決公判が11日、横浜地裁であり、秋山敬裁判長は両被告に無罪(求刑禁錮2年)の判決を言い渡したそうである。

 時事通信に掲載されている航跡図を見ても、「清徳丸」が「あたご」に異常接近した後に、右転して回避行動を取ったものの衝突しているのは、小型船は大型船には接近しないとの常識に反しているとしか思えず、これは当時から言われていることだが、「清徳丸」は自動操縦にして、前を見てしなかったのではなかろうか。

 判決では検察側の航跡図について正確性を欠くと指摘されたそうであり、目の前に「あたご」を視認している「清徳丸」が、わざわざ「あたご」の進路方向に舵を切っているのは不可解であり、衝突を回避する気があれば、左転するか、減速すれば良かったのであって、この検察側の主張でも「清徳丸」が「あたご」との衝突コースに乗って行ったとしか思えない。

 まだ元あたご当直士官の無罪が確定した訳ではないが、凄まじい自衛隊叩きをしてきた偏向マスコミは、この無罪判決をどう報道するか楽しみにしており、また「あたご」に責任があるとのコメントをしていたいわゆる有識者は何と弁明するつもりか。あたご側に回避義務はないとして、元当直士官の無罪は当然だと思っており、事故当時のネットの意見も「清徳丸」の方に責任があるとするものが多かった気がするが、偏向マスコミはまたもや間違った報道をしたことになり、今回の件で、偏向マスコミは嘘ばかりで信用できないと思う方が増えることになれば幸いである。
(2011/05/11)、  

  写真:「あたご」と「清徳丸」の衝突の状況


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4 コメント

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Unknown (ピカドン)
2011-05-12 02:45:04
こんばんは、
法はモラルとか制約など様々な解釈をされますが、状況判断により判断基準に差が出る訳で、この度の判決は正しく状況を判断した結果だと思います。
法律では衝突の危険がある場合は双方が協力して回避行動をとることになっていますが、漁船側に回避の意思が全く無かったか、全く見張りを怠っていて危険を検地したときに慌てて至近距離での挙動不審と思える操船になってしまったかなど、もう一方には回避義務の有無以前の問題で7,000tもあるあたごに限らず回避など不可能です。
ぶつかった…のではなくぶつけられたとの判断がこの度の判決だと思います。
マスゴミは何がなんでも自衛隊を悪者にしたいのでしょうが、これが自衛隊の艦船ではなく、ましてや同サイズの船同士なら、当時の扱いは全く違っていたのは明らかです。
そもそもこの件は最初から被告と原告が逆だと思ってます。

Unknown (金沢市25歳)
2011-05-12 21:17:45
あの騒ぎは一体何だったんでしょうか。
特に悪質な報道では当時の政権叩きにも利用されたと記憶しています。犯罪者にされた隊員の人生に対しても報道被害は大きかったと思います。
検察は一体何を考えていたのでしょうか?

>。「清徳丸が検察側主張の航跡通り航行していたとは言えない」などとした。さらに地裁独自で清徳丸の位置、航跡を特定し、清徳丸が事故直前に2回右転し危険を生じさせたとした。

これは、漁船は自らイージス艦へ衝突する進路を取ったということが裁判により証明されたということですね。マスコミが騒ぎ立てなければ故人の名誉が汚される事もなかったのではないでしょうか。
Unknown (forest(管理人))
2011-05-12 22:11:39
>ピカドンさん

「あたご」の事故で、検察側主張の清徳丸の航跡を見ると、あえて衝突するような方向に進んでいるとしか思えず、この航跡であったならば、「あたご」はどう回避したら良かったのかと言いたくなります。

「清徳丸」は直前まで回避の意思が全くなく、「あたご」が回避すると思っていたか、あるいは居眠りをしていて直前になってようやく気がついたのでしょうが、「あたご」は進路を変えないと判断して、左転するか機関停止で回避すべきところ、「あたご」の進路上に船を向けのは自殺行為だとも言えます。

「あたご」は被害者だと言って良いくらいで、これも護衛艦だから偏向マスコミは叩いたのでしょうが、もし支那や韓国の貨物船であったならば、2日たてば報道されなくなるでしょう。

「清徳丸」の父子が死亡したから原告となり「あたご」が被告となったのでしょうが、衝突の原因からすれば「清徳丸」を被告とするべきでしょう。だが死亡していることから、最初から起訴もされず裁判にもならなかったでしょうね。
Unknown (forest(管理人))
2011-05-14 20:50:26
>金沢市25歳さん

コメントありがとうございます。清徳丸の航跡から想像すると、「あたご」に接近するまで、寝ていたか、他のことをしていて前を見ていなかった。直前になって気がついたが、大型船の前をぎりぎりで横切ると、大漁になるとの漁師
の間で語られているジンクスを行おうとして、あえて右転して、「あたご」の前に出た後に強引に横切ろうとしたが、目測を誤って衝突したと言うわけです。

偏向マスコミには自衛隊を擁護しないとの決まりがあるらしく、事故があると必ず凄まじい批判をすることになっているのでしょうかね。「なだしお」の事故の時は山下艦長の子どもが通学する学校まで、押しかけたそうですから、そこまで報道する必要があるとは思えません。

今回の判決で、清徳丸が敢えて衝突コースに進んで行ったと認定された訳ですが、海難審判とは反対の判決となったことで、海難審判を担当している者の思想を知りたいものです。

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