私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

支那の横暴に一矢を報いたインドネシア海軍

2005年09月23日 15時50分57秒 | 支那関連
   東シナ海の日本と支那の中間線付近の支那側海域にはあるものの「天外天石油ガス田」において、支那の政府系石油開発会社が本格的な生産を開始し、その近くにある「春暁石油ガス田」も今月中に生産を開始する可能性が出ていると言う。また今日23日の産経新聞によると、中間線の支那側に存在するまだ生産は開始されていない平湖石油ガス田の北方海域に、試掘やぐらのようなものが搬入され、新たな石油ガス田開発を進めている可能性が高いことが明らかになったとのことである。

 日本政府はガス田が中間線の日本側海域までつながっている恐れがあるとして抗議を繰り返し生産中止を求めているが、支那は中止しないばかりか、情報提供にも全く応じていない。このまま動向を監視していくだけで手をこまねいていたら、日本側海域にある資源までストローのように吸い取られてしまうであろう。

 すでに支那は海軍の駆逐艦や軍用機を石油ガス田付近に接近させ、日本を牽制しているが、日本の防空識別圏に侵入した支那の軍用機に対し、航空自衛隊の迎撃戦闘機がスクランブル発進して対処しているが、それ以上の牽制を日本はしないことを見透かしているのか支那は生産を中止する様子はない。まさに日本の資源が強奪され、権益が侵されようとしているのに、政府の弱腰はまっく情けないが、このような対応で日本の主権は守れるのであろうか。

 そのような支那の横暴に一矢を報いた出来事があったとのことで、それは19日にインドネシア海軍が、インドネシア海域で不法操業をしていた支那の漁船に対し砲撃を加え、1人が死亡し2人が負傷したという事件のことである。支那の漁船は不法操業を咎められ、同海軍の停船命令を無視し逃走を図ったことから砲撃したそうだが、これこそが主権を侵害された国家としての対処方法ではないのか。

 インドネシアの保有する海軍力は、わが国に比較すれば遥かに小さいものであろうが、主権が侵害されれば相手国が支那であろうが、どの国であろうが、断固とした措置をとるのは当然のことであり、今回のインドネシア海軍の措置は称賛に値する。かっての冷戦時代に、スウェーデン南部にある同国の軍港カールスクローナ近くの軍事立ち入り禁止区域に、ソ連潜水艦が侵入したので、同国海軍は爆雷を投下して毅然として立ち向かったことから、ソ連側は遺憾の意を表わし、潜水艦の艦長に対する事情聴取と乗り込み調査に同意したことがあったが、インドネシアは支那に、スウェーデンはソ連に一矢を報いたのに、何故日本に出来ないのか。

 人民日報によれば、支那外交部の秦剛報道官は「インドネシアは友好国であり、双方は冷静かつ自己抑制の態度で両国の漁業協力をめぐる問題に対処すべきで、ことあるごとに武力を使用すべきではないと、中国は考える。インドネシア政府が的確かつ効果的な措置を取り、海軍や他の関連部門を管理し、取り締まりの過程における武力乱用を避けるとともに、今後は類似の事件が発生をしないよう保障することを望む。」とのコメントを出しているが、自国の他国への軍事侵攻や威嚇は正当であり、他国が主権侵害に対して支那に向けて断固とした措置をとれば、すぐこのような責任を転嫁するコメントを出すのはいつもの通りである。

 日本と支那は友好条約を結んでいると言っても真の友好国同士なのか。明らかに日本の片思いではないのか。その支那に、日本の資源が強奪されつつあるのに「友好国同士ではないか。話し合おう」とずっと言い続けられ、時間稼ぎをされるだけで、日本がいくら抗議をしても、ガス田の生産を中止する気配は全くない。政府は東シナ海のガス田開発の試掘権を帝国石油に与えているのであるから、万全な体制をとって試掘させるための具体的な行動をとるべきだ。インドネシア海軍の断固とした措置は「日本よ!支那に負けるな。しかっりせよ」とのメッセージであると思う。
(2005/09/23) 

この記事は「今日のコラム」
「支那の横暴に一矢を報いたインドネシア海軍」
としてHPに掲載されていたものです。