私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

またも北朝鮮の空手形に騙された6カ国協議

2005年09月19日 15時31分38秒 | 北朝鮮関連
   北京で開催されていた第4回6カ国協議は19日、初の共同声明を採択し、北朝鮮は①核兵器と核計画の放棄、②核不拡散条約(NPT)復帰、③国際原子力機関(IAEA)の査察の受け入れを表明したとのことであり、これに対し参加各国は、北朝鮮による核の平和利用の権利を尊重し、軽水炉型原発の提供を適当な時期に議論することで合意したと報道されている。

 また共同声明には、米国が北朝鮮を攻撃する意思がないことや、朝鮮半島に核兵器を持ち込まないことも確認したとのことであるが、これでは北朝鮮の核開発問題が先送りされただけで、6カ国協議は成功とは言えない。

 北朝鮮が「核兵器と核計画を放棄する」と言っても期日も決めておらないばかりか、その放棄に関わる費用は誰が負担するのか。また軽水炉建設に関わる費用についても、わが国に更なる負担を要求されるであろうから、北朝鮮が譲歩したかのようの印象を受けるが、このようないい加減な共同声明で、北朝鮮をようやく信頼出来る国になったと思う事は大きな誤りである。

 今まで北朝鮮に何度裏切られてきたかを学ぶことなく、「核兵器と核計画を放棄する」と言ったからとしても、それを額面通り信じて、軽水炉建設に関わる費用を負担したり、経済援助をするとしたら、いつのまにか共同声明など反古にされしまうであろう。

 わが国との関係は、「平壌宣言に基づいて過去の歴史を清算し、懸案を処理することを通じて国交正常化を目指すことで合意した。」とのことだが、「懸案」には日本人拉致問題が含まれるとの政府見解だそうであるが、北朝鮮は同様な見解を持っているかは不明であり、戦後補償問題が懸案であると思っているかも知れない。なんせ特定アジア諸国は、わが国に因縁をつけてカネを引くことを国是としているのであるから、そのような北朝鮮に誠意や善意を求めても無理な話である。

 北朝鮮は「拉致は既に解決した問題」と言っているが、それに納得する日本人はほとんどいないだろうし、もし北朝鮮が拉致被害者を全員帰国させたとしても、即「日朝国交正常化」を求める国民は社民党、共産党、反日サヨク以外にどれ位いるであろうか。まして国交正常化とは北朝鮮から莫大な補償を要求されることであり、日韓条約で、韓国には北朝鮮の分まで補償しているだから、どうしても欲しければ北朝鮮は韓国が横取りした補償金を貰えば良い。

 北朝鮮との約束などあてにはならず、また反古にされることは目に見えている。大陸と半島には関わって日本は過去に大きな痛手を被った。夜間の衛星写真をみると首都平壌付近が僅かに光っているだけで、それ以外は真っ黒な土地が広がっている凍土の国など、放置しておけば崩壊するだろう。悪魔のテロ国家北朝鮮と、その世界最悪の独裁者の延命に「核兵器と核計画を放棄する」との空手形に騙され、手を貸すことはあってはならない。
(2005/09/19) 

この記事は「今日のコラム」
「またも北朝鮮の空手形に騙された6カ国協議」
としてHPに掲載されていたものです。