きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「黄金のアデーレ 名画の帰還」

2015年11月28日 | 映画
過去パートと法廷パートのバランスが悪いかなあ。
過去パートの家族愛には泣けたし、
ナチ統治下のオーストリアのユダヤ人の状況は辛かったけど、
出国から米国定住までをもう少し詳しく知りたかった。

法廷パートはいきなり新事実発見で話が進みすぎ。
もうちょっと法廷パートを描きこんでも良かったんじゃないかな。

最近の「史実に基づいた」話はエピソードの紹介で終わることが多いな。
こういうことがあったんです、なら
テレビ特番の再現ドラマでいいわけで。
映画にするなら、娯楽性を加味しつつ、
伝えたいエピソードをもっと強く描かないと。
wikiを読んで「なるほど」と思うレベルで終わっちゃダメよね。

まあ、各国が諸々を懺悔をするタイミングなんだろうけど。

弁護士の正義感の目覚めが己の血筋の再確認なのも安易だよなあ。
それが真実であっても、
もうちょっと上手い見せ方があるんじゃないか。

「ミケランジェロ・プロジェクト」の
アナザーストーリーみたいなかんじだね。

ヘレン・ミレンの魅力で乗り切ったね。

あ、あと、おば様が美しかった!
肖像画から抜け出たようだった。
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