きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「真夏の夜の夢」「マルグリットとアルマン」

2005年04月29日 | バレエ・ダンス
今年はアシュトン生誕100周年。ってことは、アシュトンってよっちゃんより10歳年上?なんてことは、ともかく。今年は各国でアシュトン作品が上演されています。アシュトン作品は、少々古めかしくはあるけれど、わかりやすいところは好きです。

「真夏の夜の夢」東京バレエ団。
 東バ初演です。アシュトン作品は、そんなに違和感はない。逆に言うと、達成感も少ないような。友佳理さんが良かったです。彼女は人外モノは合うなあ。ロバにウットリ・・・をうまい具合に笑いに持って行っていました。木村さんは、「妖精の王」といえども、どこから見ても婿養子。妖精にそんな制度があるかどうかはわからんが。でも、作品的にはそれでもいいような気がします。もうちょっと押し出し、というか威厳があれば、なお良かったかも。パックの古川さんは、素晴らしいっっ!跳ぶ、とかの技術も良いのですが、「パック」としての「間」も良いですわ。ボトムの平野さんもバッチグーーーー。ロバちゃん、カワイイイイイイ。2つのカップルも適役。ハーミアの小出さんはチャーミングだし、晴雄くんのライサンダー、似合いすぎ。ちょっとおマヌケな雰囲気をよく出していました。ヘレナの井脇さんも、日記によるとかなり苦労されていたようですが、ちゃんと「演技」が「音」に合っていましたよ。ピンクのドレスがちょっと・・・でしたが。高岸さんのデミトリアスも合わせ、4人の追いつ追われつは、とっても楽しかったです。

「マルグリットとアルマン」
前回見たときは「マーゴの気品」の面影があったのですが、今回はまったくの「シルヴィ・ギエム」。潤いナッシング。結局、コレになっちゃうのかあ。踊り慣れたニコラ君が相手だと、なお筋肉系になっちゃうのかしら。こうなるのなら「古典的な物語」は必要ないんじゃないかな?コンテンポラリーで筋肉を見せる方がいいんじゃない?

私は東バが好きだから行ったけどさ。これでS席1万8千円は高いと思うな(私はそんな高い席は座れないけど)。ギエムファンに金を払わせて、東バのレパートリーを充実させた気がします。基本的に、両者は関係ないのにね。
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