きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「スイス・アーミー・マン」

2017年10月09日 | 映画
キテレツで可笑しくて哲学的だった。
生きるとは、家族とは、愛とは、
などを深く掘り下げているような、
そうでもないような。

言葉遊びにならない哲学問答は深いのに
全てを吹き飛ばす屁の力がすごい。

ラドクリフがすごく便利な身体だった。
無人島に一体必須。

メニーの声は、ハンクの内なる声。
と、言い切るにはすごく微妙で、
どこまでが現実で、
どこまでが幻想か、
はっきりしないのが、いい。

メニーの旅立ちは、
流し雛のように、ハンクのいろんなものを
流してくれたとも思うし、
メニーが自由になった、とも思うし。

独特な話のテンポも心地よい。

これも、人にはすすめないけど
自分的にはすごく面白かった。


「スイス・アーミー・マン」と
「オン・ザ・ミルキー・ロード」は
いかにもシャンテらしいわ。
ヒューマントラストでなく、ル・シネマでなく、
カリテでもなく、シャンテ。
どでかいビルにシネコンができても、
シャンテはこの路線を貫いて欲しいわ。
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