きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「オリエント急行殺人事件」

2017年12月16日 | 映画
認めないー!
というほどの怒りはないけど、
予告で見たとおりの「違うよな」感は拭えず。
武田鉄矢が坂本龍馬を演じたかったように、
ケネス・ブラナーも、外見が全く違っても、
ポワロを演じたかったんだろう。
仕方がないよね。

ただ、ビジュアルはともかく、
灰色の脳細胞が伝わってこなかったのは残念。
アクションがあったせいもあり、
無駄に熱血なんだけど、
彼ならではの新ポワロにはならず、
中途半端感満載。
仕方がないけどねー。

英国人から見ての「勿体ぶった」かんじがねー。
ないんだよねー。
英国人なんだよねー。

キャストはハマっていたけど、
う~ん、やっぱり、バーグマンを求めちゃいかんしなー。

ポルーニンは必要だったのか?

74年版は列車内は豪華だし、
乗客もセレブで別世界に思ったけど、
今回はそれほどには見えないのは、
私が大人になったせいかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベジャールの「くるみ割り人形」(1日目)

2017年12月16日 | バレエ・ダンス


秋元さんはかなり古典寄りだけど踊りはキレキレ。
宮川くん、猫。
岡崎くん、少年。
天使たちは先輩ほどのインパクトは無い。
妖精、色っぽい。

1幕終盤、渡辺さんの踊りに対し、
しつこい勘違い的なブラボー連呼が入り
雰囲気台無しになりかけたけど、
飯田キューピーが全部持って行った。


「ロシアはもうない」に、いろいろ思う。
いまは「ソ連はもうない」なんだよね。

2幕はやっぱり楽しい。

黒燕尾服の男Sは奈良さんだよね。
妖精で、すーちゃんとあいあいが対でこんな役だったよね
と思いつつオペラグラスで見たらすーちゃんがいてビックリ。
すーちゃんと奈良さんが似てるのよ。

水香ちゃんは少しふっくらした?
特に下半身が。ちえちゃんの影響はなくなったみたい。

退団の渡辺さんは、
うーん、吉岡さんほどの母性がなく、
ラストも死が別つ、から遠かったな。


【配役等】
ビム:岡崎隼也
母:渡辺理恵
猫のフェリックス:宮川新大
M ...:秋元康臣
妹のクロード、プチ・ファウスト:沖香菜子
メフィスト:高橋慈生
光の天使:ブラウリオ・アルバレス、岡﨑 司
妖精:奈良春夏、伝田陽美
マジック・キューピー:飯田宗孝

スペイン 闘牛士:杉山優一、吉田 蓮、海田一成
中国 バトン:中川美雪
アラブ:柿崎佑奈
ソ連:伝田陽美-井福俊太郎
フェリックスと仲間たち(フェリックス):宮川新大
パリ:川島麻実子-岸本秀雄
グラン・パ・ド・ドゥ:上野水香-柄本 弾


◆上演時間◆
第1幕  14:00~14:55
休憩      20分
第2幕  15:15~16:10
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「夜叉」(午前十時の映画祭8)

2017年12月16日 | 映画
「酒場の女のために、15年連れ添った女房と子供3人を捨てる」
という男のロマンは理解できんなあ。

と怒りさえ感じたけど、
田中裕子の位置を男にしたら
自分的には腑に落ちる話になった。。
捨て切れない過去、胸に燻る残り火が燃えた、と。
どちらにせよ、ファンタジーだけど。
私も萌えた。

男の自分勝手な理屈に
かなりイライラしながら見てたけど、
女の耳を噛む健さんがとてつもなくエロくて、
諸問題はどうでも良くなったよ。

タイトルの「夜叉」は
男が背中にしょった過去。

だけではない、というラスト。
田中裕子の笑顔の凄みにしびれつつ、
女に押しつけるなよ-、と思う。
女が夜叉だから仕方がない、
って言い訳は腹立たしいね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする