幕末、開港したての横浜にある
外国人の客を取る遊郭の岩亀楼。
病気の亀遊は、通詞の藤吉と恋仲であったが
アメリカ人に身請けされるのを嫌がり自殺する。
それを聞きつけた者が
攘夷芸者とはやしたて、
亀遊の友人の三味線芸者お園は話を膨らましていく。
トップの見せ場に、
若手男役の見せ場と、
かなりかなりヅカ仕様。
説明ソングもあるけれど、
しっかりした脚本を脚色するだけなら
原田くんは悪くないね。
もともとショー的な場面は上手いし。
ヅカでも脚色に特化してほしい。
いまも偉人伝の脚色だけどさー。
大地さんは人のいい芸者。
身持ちが堅いわけではなさそうだけど
友情には厚い。
お園の話は誇張も混じっているけど
友人の存在を消したくない、
哀しみ、心意気が伝わってきた。
亀遊のしずくちゃんは美人だけど、
やっぱり声が細いなー。
藤吉の浜中君はは関ジャニjr.なのかな?
芝居が上手いし、声も良く通る。
元ヅカ場面はマダムヴォルフのコレクションでした。
白塗り塗りで、必要な役なのかなあ、と
ちょっぴり思ったり。
未沙さんの存在感が強く、
やっぱり舞台で見たいなあ、と改めて思う。
終演後は元ヅカによるトークショー。
主に舞台化粧の話。
トークを膨らませようがない役だしなー。