きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「テルマエ・ロマエ」

2012年05月02日 | 映画
原作未読だけど面白かったよ!
後半はオリジナルなんだろうな、ってのは
原作を知らなくてもわかったよ。
でも、ああでもしないと
2時間1本の作品にはならないから仕方がないね。

イタリア人のエキストラに混じっても
まったく浮かない阿部ちゃんが凄すぎ。
溶け込み方が自然すぎる。
演技も素晴らしかったよ!!!
市川さんも北村さんも宍戸さんも
とても濃くて楽しゅうございました。
北村さん、外人のねーちゃんとイチャイチャしても
実に絵になってエロいわなー。

阿部ちゃんの尻が映るたび
毎回かすかなどよめきが起こりました。

上戸彩ちゃんがローマに行ったときに
「バイリンガル」と表示されたのには笑ったわ。

映画って楽しいな~~。
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「女ドラゴンと怒りの未亡人軍団」

2012年05月02日 | 映画
中国版のラジー賞を取った作品。
タイトルから、メチャクチャ笑える映画だと
思って行ったんけど
これが全然ダメだった。
脚本、演出、方向性、アクションの見せ方など
すべてにおいて星0.5ぐらいの
たんなる駄作だった。

戦で夫を失った未亡人達も軍に加わり
蛮族との戦いに赴く。
だけど、ヒロインの夫が実は生きていたり、
ヒロインの息子が元帥だけど
馬鹿すぎてヒロインが指揮権を奪っちゃって
それが朝廷軍の中でゴタゴタになるんだけど
義か実かの討論が無駄に長い。

なにより、話を引っ張るのが
バカ息子のアホな行動なので
ヒロインがいくら頑張っても
あんな息子に育てたアンタが・・・
と思っちゃう。

単純に女武者のチャンバラを主軸にすれば
もっと荒唐無稽系になったんじゃないかなあ。

なんだか、台詞も、恋バナも、バカ息子のアホ振りも
すべてにおいて感覚が古いんだな。
40年前ぐらいの感覚の人が作っているんじゃないかな。
ネタ自体は古くからあるみたいだから
企画そのものは悪くないと思うんだな。
ほんと、残念だ。

セシリア・チャンも復活したかったんだろうけど。
仕事選びを間違えたな。
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「裏切りのサーカス」

2012年05月02日 | 映画
冷戦まっただ中の70年代の英国諜報部。
ソ連のWスパイの「もぐら」と
それに指示を出す「カーラ」の存在が明らかになった。
仲間のうち、誰が裏切り者なのか。
上司の失敗の巻き添えで退職させられた元スパイが
真実を探る。

ってかんじかな。
追わなきゃいけない話が複数出てきて
すごくこんがらがる。
ポヤなんとかっていうソ連人は
なんだっけかな??とかとか。
こういう映画にしては説明台詞がないので
少ない台詞と役者の演技で
謎を紐解かなければいけないので
とっても頭がつかれる。
話のテンポも独特なので
どこにどうテンションを持っていけばいいのか
よくわからない。

それにしては、2時間サスペンス並みに
配役だけで黒幕がわかっちゃうのが残念。

さりげなくゲイ・カップルに別れがでてくる。
私のようにアンテナがあれば引っ掛かるけど
そうじゃない人は見落とすかな?
エゲレス人はこれが基本なのかー?
と思っていたら、最後の伏線になっていた。
こんなふうに、見落としていたかもしれない伏線が
たくさんありそうな気がする。
もう一度見た方がいいのかな。

ま、結局は、もぐら叩きをしていた人が
もぐらを利用し敵を破滅させ
ついでに自分の王国も作っちゃったと。
ゲイリー、老けたなあ、と思ったけど
やっぱり腹の底が黒かったわ!

アナログ時代の情報戦が面白かった。
盗聴、暗号の打電、情報の攪乱、拷問。
旧スパイ大作戦に出てきた機器も
あんなかんじだったな。
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「孤島の王」

2012年05月02日 | 映画
かつてノルウェーに実在した
不良少年用の更正施設が舞台。
お話は1900年代前半ぐらい?
孤島に建てられた施設は
キリスト教の理念に基づいて設立されているみたい。
今でいう公益法人のような形?
理事達がいて、理事達の選任のも元に院長がいて
院長がその下の職員を雇用しているのかな。
刑務所に送るほどでもない罪の少年達を
キリスト教の教えによって更正させるのが目的みたい。
そこを出る(卒院)には理事達の許可がいる。

船員だった少年が、おそらく戦場で暴力沙汰をおこし
この島に送られてくる。
反抗心に溢れる彼は、脱走を計画する。
6年この島にいて、そろそろ卒院の少年は
彼が騒ぎを起こさないで欲しいと願う。
そんなとき寮長の虐待が問題になり・・・

島の空気が映画館の中まで届くようだった。
寒い。凍てつく大気。
雪がちらつく中、あの服装って私なら死ぬわ。
ごくごく一部の職員以外は
「善意」に基づいて行動しているため
暴力行為が日常的というわけでは全くない。
それなのに、なんともいえない閉塞感があり、
少年達が勤労にいそしんでいるだけなのに
見ているこちらもジワジワ追いつめられていく。

ついにはその気持ちが爆発する。
やったれーーっ!!と喝采の気持ちが沸くけど
しょせんは子供の行動なんだよね。

そして、くだんの船員と卒院間近の少年は
手に手を取って・・・

絶望と希望が入り混じる。
そのものずばりの暴力場面は殆ど無い。
緊張感・緊迫感が常にあり
最後までぐいぐい引きつけられた。
陰鬱だけど良作。
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